バージョン 6.3.3
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プロファイルパラメータの概要

このドキュメントでは、NATPARM パラメータファイル(または代替パラメータファイル)で設定可能なプロファイルパラメータについて説明します。

Profile parameters

パラメータファイルのノードを展開すると、次のパラメータグループのノードが表示されます。

使用可能なすべてのプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照するか、このセクションで示すリンクに従ってください。


データベースマネージメント(Database Management)

このパラメータグループには、次のカテゴリがあります。

グローバルコンフィグレーションファイルの「データベース管理システムの割り当て」も参照してください。

一般パラメータ(General Parameters)

次のパラメータは、サポートされているデータベース管理システムに適用されます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
データベース更新(Database updating) DBUPD
END/BACKOUT TRANSACTION ステートメントの実行(Execution of END/BACKOUT TRANSACTION) ET
プログラム終了時の ET(ET at end of program) ETEOP

Adabas 設定(Adabas Specific)

Natural と Adabas を併用する場合、次のパラメータをチェックし、必要に応じて特定の要件に合うようにデフォルト値を調整します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
Adabas ユーザー ID(Adabas user identification) ETID
データベース応答待ち時間 LDB
マルチフェッチ(Multifetch) MFSET
FIND ステートメントで ISN が見つからない場合はプログラム終了(Terminate when no ISN found with FIND statement) RCFIND
GET ステートメントで ISN が見つからない場合はプログラム終了(Terminate when no ISN found with GET statement) RCGET
レコードホールド処理(Record hold processing) WH
Adabas オープン/クローズ処理(Adabas OPEN/CLOSE processing) OPRB

アドミニストレータ DBMS 指定(Administrator DBMS Assignment)

次のパラメータは、管理者特有のデータベース管理システム設定を割り当てるために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
アドミニストレータ論理ファイル(Administrator logical files) LFILE
XA データベースリスト(XA database list) XADB
ファイル番号の変換(Translation of file number) TF

ユーザー DBMS 指定(User DBMS Assignment)

次のパラメータは、ユーザー特有のデータベース管理システム設定を割り当てるために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
ユーザーデータベース ID(User database ID) UDB
トランザクションデータのデータベース(Database for transaction data) ETDB
ユーザー論理ファイル(User logical files) LFILE

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Natural 実行コンフィグレーション(Natural Execution Configuration)

このパラメータグループには、次のカテゴリがあります。

バッチモード(Batch Mode)

Natural のバッチモードの動作を制御するパラメータを、下のページに示します。

オペレーション』ドキュメントの「バッチモードでの Natural」も参照してください。

チャンネル(Channels)

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
入力データファイル名(Input data file name) CMOBJIN
入力データコードページ(Input data code page) CPOBJIN
入力コマンドファイル名(Input commands file name) CMSYNIN
入力コマンドコードページ(Input commands code page) CPSYNIN
出力ファイル名(Output file name) CMPRINT
出力コードページ(Output code page) CPPRINT
Natural ログ(Natural log) NATLOG
エラー処理の有効化(Enable error processing) CC

表現

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
出力様式(Similar output) BMSIM
入力データの表示(Display input data) ECHO
セッション終了メッセージの表示(Display session-end message) ENDMSG
トレーリングブランクの表示(Display trailing blanks) BMBLANK
制御文字の表示(Display control characters) BMCONTROL
処理時間の表示(Display process time) BMTIME
ウィンドウタイトルの表示(Display window title) BMTITLE
Natural バージョンの表示(Display Natural version) BMVERSION

フレーム文字(Frame Characters)

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
フレーム文字(Frame characters) BMFRAME

バッファサイズ(Buffer Sizes)

Natural では、プログラムとデータを保存するために、いくつかのバッファエリアが使用されます。 最大限のバッファ効率を実現するため、このエリアサイズの調整が必要になる場合があります。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
ソートプログラム用ストレージ(Storage for sort program) SORTSIZE
ソースエリアサイズ(Source area size) SSIZE
ワークエリアサイズ(Work area size) USIZE
SAG エディタバッファプールサイズ EDTBPSIZE
SAG エディタ論理ファイル(SAG editor logical files) EDTLFILES

ローカルコンフィグレーションファイルの「バッファプール割り当て」も参照してください。

文字割り当て(Character Assignments)

次のパラメータを使用して、デフォルトの文字割り当てを変更できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
端末コマンド文字(Terminal command character) CF
キー文字のクリア(Clear key character) CLEAR
小数点文字(Decimal character) DC
フィラー文字(Filler character) FC
ヘルプ文字(Help character) HI
INPUT 割り当て文字(Input assign character) IA
INPUT 区切り文字(Input delimiter character) ID
1000 単位セパレータ文字(Thousand separator character) THSEPCH

デフォルトの文字を別の文字に置き換えるよう定義すると、その文字はデータとして使用できなくなります。

コマンド実行(Command Execution)

次のパラメータを使用して、コマンドの実行を制御できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
コマンドモードの有効化(Enable command mode) CM
端末コマンド %% および % の有効化(Enable terminal command %% and %) ESCAPE
Natural システムコマンドの使用制限(Disable Natural commands) NC
ダイナミック再カタログ(Dynamic recataloging) RECAT

日付表現(Date Representation)

次のパラメータを使用して、日付表現を制御できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
出力の日付フォーマット(Date format in output) DFOUT
STACK の日付フォーマット(Date format in STACK) DFSTACK
レポートタイトルの日付フォーマット(Date format in report titles) DFTITLE
日付フォーマット(Date format) DTFORM
最大年数(Maximum year) MAXYEAR
スライディングウィンドウ(Year sliding window) YSLW

デバイス/レポート割り当て(Device/Report Assignments)

このパラメータは、画面やプリンタの設定や、レポート割り当てを変更するために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
デフォルトの出力レポート番号の上書き MAINPR
デバイス 下記の「デバイス割り当て」を参照してください。
レポート 下記の「レポート割り当て」を参照してください。

プロファイルパラメータ CMPRTnn(バッチモードでの追加レポートに使用)も参照してください。

デバイス割り当て

設定可能な論理デバイス(VIDEO および論理プリンタ LPT1LPT31)のスクロールできるリストが、[デバイス]グループに示されます。これらは例えば、DEFINE PRINTER ステートメントで使用されます。 次の情報は変更できます。

メソッド

この列のボタンには、対応する出力デバイスで使用される出力方法が表示されます。 ボタンを選択すると出力方法を切り替えることができます。

出力方法 説明
TTY Natural プログラムによるテキスト出力が原則的に変更されない状態でスプーラに転送される、未加工の出力方法です。 どのプリンタコマンドも、Natural プログラムによりデータとして出力されるか、TTY プリンタプロファイルでスタティックに定義されている必要があります。 Windows プリンタドライバは使用されません。
GUI Natural プログラムからの出力が指定されたプリンタに関連する Windows プリンタドライバを通過する、Windows 環境下の出力方法です。 TTY と違い、プリンタコマンドはプリンタドライバによって自動的に挿入されるため、プリンタコマンドに関する知識は必要ありません。
クローズモード(Close mode)

論理プリンタごとに異なるクローズモードを選択できます。 ドロップダウンリストボックスで指定できる値は次のとおりです。

クローズモード 説明
AUTO プリンタは、プログラムの終了時または呼び出されたメソッド実行の終了時に、自動的にクローズします。 これはデフォルト設定です。
ユーザー(User) プリンタのクローズはユーザーが制御します。 次のいずれかの条件に一致した場合に、プリンタはクローズします。
  • CLOSE PRINTER ステートメントが実行された。

  • DEFINE PRINTER ステートメントが実行された。

  • セッションが終了した。

次のプログラム例は、ユーザーの制御によるプリンタのクローズを示したものです。 クローズモードは、最初にパラメータファイルで設定する必要があります。

DEFINE DATA
  LOCAL
  1 #OUT (A8)
END-DEFINE
*
#OUT := *PROGRAM
*
* Write to report with close mode "user"
WRITE (1) 'OUTPUT PROGRAM: ' #OUT
*
* Write to report with close mode "auto"
WRITE (2) 'OUTPUT PROGRAM: ' #OUT
*
* Close printer 1
* Printer 1 is user-controlled
CLOSE PRINTER (1)
*
END
ラインサイズ(Line Size)

LS パラメータの説明を参照してください。

ページサイズ(Page Size)

PS パラメータの説明を参照してください。

最大ページ(Max. Pages)

MP パラメータの説明を参照してください。

設定

この列のボタンを選択すると、出力方法を選択するダイアログボックスを表示できます。

出力方法 説明
TTY この出力方法の[設定]ボタンを選択すると、以下のオプションを指定できる[TTY セットアップ]ダイアログボックスが表示されます。
物理仕様

これはプリンタ名に対応しています。 ドロップダウンリストボックスから既存の物理プリンタ指定を選択する代わりに、ファイル名を入力することもできます(出力をファイルに書き込む場合)。

注意:
サーバープリンタは、UNC 命名規則(\\server-name\printer-name)によって指定できます。

ファイルへ出力

このチェックボックスを使用して、指定されたデバイス(ファイルシステム共有として設定されたプリンタなど)へのアクセスにファイル I/O を使用するかどうかを指定できます。 このチェックボックスが選択されていない場合、データはスプーラ API ファンクションコールによって出力されます。

GUI この出力方法の[設定]ボタンを選択すると、Windows の標準的な[印刷設定]ダイアログボックスが表示され、Windows プリンタと関連する印刷オプション(ページサイズや印刷方向など)を選択できます。

注意:
ランタイム時にクライアントコンピュータごとにデフォルトの Windows プリンタを使用する場合は、このダイアログを使用しないでください。 または、前回のセッションでこの論理デバイスに対してすでに特定のプリンタを選択している場合、デフォルトのプリンタを暗黙的に再選択できます。それには、出力方法を TTY に切り換えてからアプリケーションを閉じ、また開いて出力方法を GUI に戻します。 デフォルトプリンタに対する出力オプションは、プリンタプロファイルを使用して設定する必要があることに注意してください。

注意:
[ファイルへ出力]チェックボックスがオンになっている場合、以下の記述は出力方法 TTY に適用されます。 ワークファイルと同様に、ファイル名は環境変数を使用して定義できます。 入力したファイル名の前に右向きの山カッコ 2 つ(>>)を付けていない場合、通常は指定された位置にある同じ名前の既存ファイルが上書きされます。

レポート割り当て

[レポート]グループには、スクロール可能なリストが表示されます。このリストで、Natural レポート番号(レポート 1~31)を論理デバイス名に割り当てることができます。 次の情報は変更できます。

デバイス(Device)

レポート番号ごとに異なる出力媒体を選択できます。 ドロップダウンリストボックスで指定できる値は以下のとおりです。

説明
LPT1LPT31 レポートデータを対応する物理デバイスに出力します。
SOURCE レポートデータをソースエリアに出力します。 その後で、例えば EDIT コマンドを発行してエディタで出力データを開き、保存することができます。
DUMMY レポートデータは破棄されます。
INFOLINE レポートデータは情報行に送信されます。 端末コマンド %X の説明も参照してください。

レポート 0 は常に暗黙的に VIDEO に割り当てられます(つまり、出力が画面に表示されます)。 他のレポート番号を VIDEO に割り当てることはできません。

プロファイル(Profile)

論理デバイスの名前以外に、グローバルコンフィグレーションファイルの[プリンタプロファイル(Printer Profiles)]ノードで定義されているプリンタプロファイルを割り当てることができます。 定義済みのすべてのプリンタプロファイルは、ドロップダウンリストボックスから選択することができます。 このようなプロファイルを使用しない場合は、エントリを空白にしておきます。

重要:
指定するプリンタプロファイルは、ランタイム時に使用される出力方法と一致している必要があります。 例えば、TTY 論理デバイスに対して GUI プリンタプロファイルを使おうとすると、そのプリンタプロファイル指定は無視されます。逆の場合も同じです。

エラー処理(Error Handling)

次のパラメータを使用して、Natural 内のエラー処理を制御できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
PA/PF キーのエラー処理(Error processing for PA/PF keys) IKEY
フルエラーメッセージの表示(Display system error messages in full) MSGSF
REINPUT の自動発行(Automatic REINPUT) REINP
サウンド端末アラーム(Sound terminal alarm) SA
構文エラー時のアラーム機能(Sound bell on syntax error) SNAT
ゼロ除算オプション(Zero division) ZD
メッセージ番号接頭辞 NAT の抑制(Suppress message number prefix NAT) NOAPPLERR
ランタイム割り込みを許可(Allow runtime interrupt) RTINT

フィールド表現(Field Appearance)

次のパラメータは I/O 処理に影響を与えます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
入力時のコントロール変数の修正(Control variable modified at input) CVMIN
保護フィールドのフィラー文字(Filler chars protected) FCDP
小文字から大文字への変換(Enable lowercase) LC
保護フィールドの上書き(Overwriting protected) OPF
ゼロプリント(Zero printing) ZP
プリントモード(Print mode) PM

制限値(Limits)

次のパラメータを使用して、単一のプログラムが内部リソースを過剰に消費するのを防ぐことができます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
ループ制限のエラー(Error on loop limit) LE
処理ループの制限(Processing loop limit) LT
最大 DBMS コール数(Maximum number of DBMS calls) MADIO
最大プログラムコール数(Maximum number of program calls) MAXCL
システムタイムのディレイ(System time delay) SD

プログラムロード/削除(Program Loading and Deletion)

次のパラメータは、プログラムのダイナミックなロードと削除を制御するために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
非 Natural プログラムのダイナミックロード(Dynamic loading of non-Natural programs) CDYNAM
ダイナミックパラメータ使用の制御(Allow dynamic parameter) DYNPARM
ユーティリティモードでの GDA のリリース(Release GDA in utility mode) FREEGDA
パーシスタントパラメータモジュール PERSIST
システムファイルへの読み取り専用アクセス(Read only access to system files) ROSY
バッファプール内検索順序(Buffer pool search first) BPSFI
エラートランザクションプログラム名(Error transaction program name) ETA
プログラムのコマンドラインパラメータ(Program command line parameter) PRGPAR
Natural 終了後に制御を受け取るプログラム(Program to receive control after Natural termination) PROGRAM
Natural スタックコマンドの設定(Natural stack command line) STACK

地域設定(Regional Settings)

次のパラメータは、国または地域に特有の Natural の設定を制御するために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
日差設定(Day differential) DD
時差設定(Time differential) TD
ユーザー言語(User language) ULANG
ソースに UTF-8 形式を使用(Use UTF-8 format for sources) SUTF8
ソース形式の保持(Retain source format) SRETAIN
コードページ変換エラー(Code page conversion error) CPCVERR
デフォルトコードページ(Default code page) CP
置換文字(Substitution character) SUBCHAR

レポートパラメータ(Report Parameters)

次のパラメータを使用して、Natural レポートのさまざまな属性を制御できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
ページ換え(Page eject) EJ
数値編集マスクフリーモード(Numeric edit mask free mode) EMFM
ラインサイズ(Line Size) LS
ページサイズ(Page Size) PS
フィールド間の空白(Spacing factor) SF
デフォルト入力端末モード(Default input terminal mode) IM

STEPLIB

次のパラメータは、STEPLIB の管理に使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
*STEPLIB STEPLIB
Steplib 拡張(Steplib Extension) 追加の Steplib を定義する方法、およびこのテーブルにある列の使用方法の詳細については、下記の「追加の Steplib 割り当て」を参照してください。

追加の Steplib 割り当て

現在のライブラリで検出できないオブジェクトを検索するために、最大 8 つのライブラリを定義できます。 このような追加の Steplib はテーブルで定義します。 Steplib 番号が最初の列に表示され、 次の情報を指定できます。

名前(Name)

既存のライブラリの名前。

DBID

ライブラリが格納されているファイルシステムのデータベース ID。

FNR

ライブラリが格納されているファイルシステムのファイル番号。

注意:
複数の Steplib の処理には、アプリケーションプログラミングインターフェイス USR3025N(Natural Security がインストールされていない場合)および USR4025N(Natural Security がインストールされている場合)を使用することができます。

システムファイル(System Files)

次のパラメータは、Natural システムファイルを指定するために使用します。 パラメータごとにページが表示され、各システムファイルの DBID、FNR、パス、読み取り専用アクセス、パスワード、暗号を指定できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
FNAT(システムプログラム用の Natural システムファイル) FNAT
FUSER(ユーザープログラム用の Natural システムファイル) FUSER
FSEC(Natural Security システムファイル) FSEC
FDIC(Predict システムファイル) FDIC
FDDM(DDM 用の Natural システムファイル) FDDM

別のシステムファイルにすでに割り当てられているパスを選択すると、最初の割り当てに関連するすべての内部情報が自動的に新しい割り当てにコピーされます。

各システムファイルの物理的な場所は、グローバルコンフィグレーションファイルで定義されます。 グローバルコンフィグレーションファイルの「システムファイル」を参照してください。

システム変数(System Variables)

次のパラメータは、Natural セッションを開始するための Natural システム変数を調整するために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
自動ログオン(Automatic logon) AUTO
スタートアップライブラリ(Startup library) INIT-LIB
スタートアッププログラム(Startup program) STARTUP
ユーザー ID(User ID) USER

システム変数』ドキュメントも参照してください。

注意:
セッションの開始時には、Natural バージョンを指定するコマンド行パラメータ NATVERS と、特定の Natural パラメータファイルを指定する PARM を使用することができます。 これらのパラメータはダイナミックな指定のみが可能であるため、コンフィグレーションユーティリティで修正や表示を行うことはできません。

ワークファイル設定(Work Files)

次のパラメータを使用して、ワークファイル設定を指定できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
Entire Connection ローカル NCF プロトコルバージョン NCFVERS
最大ワークファイル番号(Max. work file number) WORK
代替ソートワークファイル名(Alternate sort work file names) TMPSORTUNIQ
最初のアクセスでのワークファイルオープン(Work file open on first access) WFOPFA
ワークファイル(Work files) ワークファイルを定義する方法、およびこのテーブルにある列の使用方法の詳細については、下記の「ワークファイルの割り当て」を参照してください。

バッチモードに適用されるプロファイルパラメータ CMWRKnn も参照してください。

オペレーション』ドキュメントの「ワークファイル」も参照してください。

ワークファイルの割り当て

ワークファイルの割り当てはスクロール可能なリストに表示され、番号 1~32 のワークファイルが示されます。 ワークファイル番号が最初の列に表示されます。 ワークファイル番号に対してワークファイル名がすでに定義されている場合、その情報(パスと名前)が[名前(Name)]列に表示されます。

次の情報は変更できます。

タイプ(Type)

ワークファイル番号ごとに異なるワークファイルタイプを選択できます。 ドロップダウンリストボックスで指定できる値は以下のとおりです。

ワークファイルタイプ 説明
Default 上位互換を維持するため、拡張子からファイルタイプを決定します。
SAG バイナリフォーマット。
ASCII レコードが改行と行送り(CR/LF)で終わるテキストファイル。

このドロップダウンリストボックスの横にある参照ボタンを選択すると、このワークファイルタイプのプロパティを変更できます。次の情報を指定するためのダイアログボックスが表示されます。

コードページ(Code page)

ワークファイルの記述に使用されるコードページを指定できます(ICU コードページ名:IANA 名を推奨)。 ここでコードページが定義されていなければ、CP で定義されたデフォルトコードページが使用されます。

ASCII compressed 末尾の空白がすべて削除される ASCII フォーマット。

このドロップダウンリストボックスの横にある参照ボタンを選択すると、このワークファイルタイプのプロパティを変更できます。次の情報を指定するためのダイアログボックスが表示されます。

コードページ(Code page)

ワークファイルの記述に使用されるコードページを指定できます(ICU コードページ名:IANA 名を推奨)。 ここでコードページが定義されていなければ、CP で定義されたデフォルトコードページが使用されます。

Entire Connection このワークファイルタイプを選択すると、ローカルディスク上で直接、Entire Connection フォーマットのワークファイルに対して読み取りと書き込みを実行できます(例えば、ステートメント READ WORK FILEWRITE WORK FILE を使用します)。

注意:
PC への転送はできません。 Entire Connection 端末はこの処理では使用されません。

Unformatted フォーマットがまったく行われていないファイル。 フォーマット情報が書き込まれていません(フィールドまたはレコードのいずれにも)。

このドロップダウンリストボックスの横にある参照ボタンを選択すると、このワークファイルタイプのプロパティを変更できます。次の情報を指定するためのダイアログボックスが表示されます。

コードページ(Code page)

ワークファイルの記述に使用されるコードページを指定できます(ICU コードページ名:IANA 名を推奨)。 ここでコードページが定義されていなければ、CP で定義されたデフォルトコードページが使用されます。

Portable 正確にダイナミック変数を扱うことができ、トランスポート(例:リトルエンディアンマシンとビッグエンディアンマシン間)にも対応できるファイル。
CSV コンマ区切りの値。 各レコードは、ファイル内の 1 つの行に書き込まれます。 デフォルトでは、ヘッダーは書き込まれません。 データフィールドを区切るために使用されるデフォルト文字はセミコロン(;)です。

このドロップダウンリストボックスの横にある参照ボタンを選択すると、このワークファイルタイプのプロパティを変更できます。次の情報を指定するためのダイアログボックスが表示されます。

ヘッダー(Header)

"ON" に設定すると、Natural フィールド名の付いたヘッダーがファイルに書き込まれます。

セパレータ文字(Separator character)

異なるセパレータ文字を選択できます。 ドロップダウンリストボックスに表示されないセパレータ文字が必要な場合は、ドロップダウンリストボックスのテキストボックスにその文字を入力できます。

コードページ(Code page)

ワークファイルの記述に使用されるコードページを指定できます(ICU コードページ名:IANA 名を推奨)。 ここでコードページが定義されていなければ、CP で定義されたデフォルトコードページが使用されます。

注意:
特定のワークファイルタイプの場合にのみ、このドロップダウンリストボックスの横にブラウズボタンが表示されます。 上の表の情報を参照してください。

各ワークファイルタイプに対応するワークファイルフォーマットについては、『オペレーション』ドキュメントの「ワークファイルフォーマット」を参照してください。

クローズモード(Close mode)

ワークファイルごとに異なるクローズモードを選択できます。 ドロップダウンリストボックスで指定できる値は次のとおりです。

クローズモード 説明
AUTO これはデフォルト設定です。 プログラムが終了したとき、またはメソッドのコール階層で最初に呼び出されたメソッドが実行を終了し、なおかつこの最初に呼び出されたメソッドが COM を通じて呼び出されていた場合、ワークファイルは自動的にクローズします。

最初に呼び出されたメソッドがローカルで呼び出されていた場合(つまり、COM を通じてではない場合)、ワークファイルはクローズしません。

例:メソッド A(COM を通じて呼び出されたメソッド)がメソッド B を呼び出し、次にメソッド B がメソッド C を呼び出したとします。 メソッド A の実行が終了すると、すべてのワークファイルがクローズします。

ユーザー(User) ワークファイルのクローズはユーザーが制御します。 次のいずれかの条件に一致した場合に、ワークファイルはクローズします。

次のプログラム例は、ユーザーの制御によるワークファイルのクローズを示したものです。 クローズモードは、最初にパラメータファイルで設定する必要があります。

DEFINE DATA
  LOCAL
  1 #OUT (A8)
END-DEFINE
*
#OUT := *PROGRAM
*
* Write to work file with close mode "user"
WRITE WORK 1 'OUTPUT PROGRAM: ' #OUT
*
* Write to work file with close mode "auto"
WRITE WORK 2 'OUTPUT PROGRAM: ' #OUT
*
* Close work file 1
* Work file 1 is user-controlled
CLOSE WORK FILE 1
*
END
属性(Attributes)

ワークファイルごとに異なる属性を定義できます。 次の各カテゴリで、1 つの属性を指定できます。

カテゴリ 指定可能な属性 デフォルトの属性 説明
追加モード(Append mode) NOAPPEND または APPEND NOAPPEND 新しいデータをワークファイル内の現在のデータに上書きするか、それとも新しいデータを現在のデータの末尾に追加するかを決定します。
閉じた後でワークファイルを保持/削除(Keep/delete work file after close) KEEP または DELETE KEEP ワークファイルをクローズした後に、そのワークファイルを保持するか削除するかを決定します。
バイトオーダマーク(BOM)の書き込み(Write byte order mark (BOM)) BOM または NOBOM NOBOM ワークファイルのデータの前にバイトオーダマークを書き込むかどうかを決定します。

コードページデータを書き込むワークファイルタイプ(ASCII、ASCII compressed、Unformatted、CSV)でのみ使用できます。 これらのワークファイルタイプで、ワークファイルに対してコードページ UTF-8 が定義されている場合、設定可能な属性は BOM のみとなります([タイプ(Type)]列の説明を参照)。

別のタイプのワークファイルが書き込まれた場合、または UTF-8 以外のコードページが定義されている場合は、ランタイム時に属性 BOM の指定は無視されます。

Unicode およびコードページのサポート』ドキュメントの「Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォームでのワークファイルおよび出力ファイル」も参照してください。

このテキストボックスの横にあるブラウズボタンを選択すると、ダイアログボックスで属性を設定できます。 また、下記で説明するように、テーブルで属性を設定することもできます。

各属性に一意の略語を入力できます。 使用できるデリミタ文字は、ブランク、コンマ(,)、セミコロン(;)のいずれかです。 例:"a, d"(これは APPEND および DELETE を表します)

各カテゴリに指定できる属性は 1 つのみです。 属性は任意の順序で指定できます。 テーブルに属性が指定されていない場合、デフォルト値が使用されます。 ダイアログボックスを開いて、現在の値を確認することもできます。

名前(Name)

ワークファイルの場所(パスと名前)を指定します。

このテキストボックスの横にあるブラウズボタンをクリックして、ダイアログボックスからワークファイルを選択することもできます。

オペレーション』ドキュメントの「環境変数を使用したワークファイル名の定義」も参照してください。

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Natural 開発環境(Natural Development Environment)

このパラメータグループには、次のカテゴリがあります。

コンパイラオプション(Compiler Options)

次のパラメータを使用して、Natural コンパイラのオプションを設定できます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
データベースショートネームの解釈(Interpretation of database short names) DBSHORT
ダンプ生成(Dump generation) DU
フォーマット/長さの仕様(Length/format specification) FS
キーワードチェック(Keyword checking) KCHECK
ストラクチャードモード(Structured mode) SM
シンボルテーブルの生成(Generate symbol tables) SYMGEN
構文エラー制御(Syntax error control) SYNERR
ダイナミック 1000 単位セパレータ(Dynamic thousand separator) THSEP
引用符の変換(Translate quotation marks) TQMARK
MOVE EDITED と互換性のあるマスク(MASK compatible with MOVE EDITED) MASKCME
CALLNAT ステートメントのパラメータチェック(Parameter checking for CALLNAT statement) PCHECK
P フォーマットの内部符号表現(Internal sign representation of format P) PSIGNF
エンディアンモード(Endian mode) ENDIAN
グローバルフォーマット ID の生成(Generation of global format identifiers) GFID
クロスリファレンス機能(Active cross reference) XREF

リモートデバッグ(Remote Debugging)

次のパラメータは、リモートデバッグを可能にするために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
リモートデバッグ(Remote Debugging) RDACTIVE
ノード名(Node name) RDNODE
ポート番号(Port number) RDPORT

デバッガ』ドキュメントも参照してください。

Single Point of Development

次のパラメータはリモート開発環境で使用します。 古い Natural デバッガと Natural 開発サーバーの初期バージョン(NDV2.1)を併用する場合にのみ使用するパラメータです。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
デバッグポート番号 SPODDEBUGPORT

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プロダクトコンフィグレーション(Product Configuration)

このパラメータグループには、次のカテゴリがあります。

Entire Transaction Propagator

次のパラメータは、Software AG の Entire Transaction Propagator と連携して使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
ETP データベースリスト(ETP database list) ETPDB
ETP ワークエリアサイズ(Size of ETP work area) ETPSIZE

Entire System Server

次のパラメータは、Software AG の Entire System Server インターフェイスと連携して使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
ESX データベース(ESX database) ESXDB

Web I/O インターフェイス(Web I/O Interface)

次のパラメータは、Web I/O インターフェイスで Unicode をサポートするために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
Web I/O インターフェイス(Web I/O Interface) WEBIO

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クライアント/サーバー(Client/Server)

このパラメータグループには、次のカテゴリがあります。

DCOM

次のパラメータは、DCOM をサポートするために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
サーバー名 COMSERVERID
アクティベーションポリシー ACTPOLICY
レジストリの自動更新 AUTOREGISTER

リモートディクショナリアクセス(Remote Dictionary Access)

次のパラメータは、リモートディクショナリアクセスのために使用します。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
論理辞書サーバー名(Name of logical dictionary server) USEDIC

論理ディクショナリサーバーがグローバルコンフィグレーションファイルで定義されている場合、ドロップダウンリストボックスから選択できます。 グローバルコンフィグレーションファイルの「ディクショナリサーバー割り当て」を参照してください。

リポジトリの使用 USEREP

リモートプロシージャコール(Remote Procedure Call)

Natural リモートプロシージャコール(RPC)に適用されるパラメータは、以下のページに表示されます。

RPC(共通)(RPC (General))

このパラメータはクライアントとサーバーの両方に適用されます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
リクエストバッファサイズ MAXBUFF
ACI バージョン(ACI version) ACIVERS
コードページ(Code page) CPRPC

RPC(クライアント)(RPC (Client))

このパラメータはクライアントにのみ適用されます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
自動リモート実行(Automated remote execution) AUTORPC
代替サーバーでのサービスのリトライ(Retry service on alternative server) TRYALT
送信バッファ圧縮(Send-buffer compression) COMPR
リクエストタイムアウト TIMEOUT
デフォルトサーバー(Default server) DFS

RPC(サーバー)(RPC (Server))

このパラメータはサーバーにのみ適用されます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
RPC サーバーとしてのセッションの開始(Start session as RPC server) SERVER
サーバーリクエストにログオンが必要(Logon required for server request) LOGONRQ
サーバー名(Server name) SRVNAME
サーバーノード(Server node) SRVNODE
サーバーユーザー ID(Server user ID) SRVUSER
サーバー待ち時間 SRVWAIT
転送プロトコル(Transport protocol) TRANSP
RPC トレース TRACE

RPC(RDS)

このパラメータはクライアントにのみ適用されます。

オプション このプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。
リモートディレクトリサーバー RDS

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