バージョン 6.3.3
 —  パラメータリファレンス  —

TF - データベース ID/ファイル番号の変換

注意:
このパラメータはユーザーファイルにのみ適用されます。 システムファイルには適用されません。

この Natural プロファイルパラメータは、本番データベースのデータベース ID/ファイル番号をテストデータベースのデータベース ID/ファイル番号に変換するために使用します。

ファイル番号の変換は、実稼働環境でアプリケーションを開発するときに関連します。これにより、テストデータベースでアプリケーションを開発し、完了したアプリケーションを本番データベースに転送できます。この際、アプリケーションを変更したり再コンパイルしたりする必要はありません。

転送は、アプリケーションのデータベース ID(DBID)とファイル番号(FNR)の変換によって行われます。TF パラメータでは、本番 DBID/FNR とテスト DBID/FNR を指定します。 その後、Natural オブジェクトが本番 DBID/FNR でカタログされます。ただし、データベースアクセスが実行されるたびに、本番 DBID/FNR がテスト DBID/FNR に変換されます。つまり、テストデータベースが使用されます。 言い換えると、実際の稼働環境で稼働データではないデータを使ってテストを実行できます。

可能な設定 production-DBID 0~65535255 を除く)、またはすべての DBID を表すアスタリスク(*) DBID 255 は、Software AG 製品の論理システムファイル用に予約されています(プロファイルパラメータ LFILE を参照)。
production-FNR 1~5000、またはすべての FNR を表すアスタリスク(*)。
test-DBID 0~65535255 を除く)
test-FNR 1~5000
デフォルト設定 なし  
ダイナミックな指定 このパラメータは、ダイナミックに指定するか、Natural パラメータファイル NATPARM で指定できます。
セッション内の指定 不可  

production-DBID および production-FNR のアスタリスク(*)表記は相互排他的です。

このパラメータは次のように指定します。

TF=(production-DBID,production-FNR,test-DBID,test-FNR)

TF パラメータは複数回指定できます。 既存の指定は対応するリストボックスに表示されます。

注意:

  1. 本番データベースとテストデータベースは同じタイプである必要があります(例えば、Adabas/Adabas)。
  2. データベースタイプが NATPARM で指定されていない場合、Adabas がデフォルトタイプとして使用されます。つまり、SQL および XML データベースは明示的に指定する必要があります。
  3. SQL および XML データベースについては、ファイル番号は常に 1 に設定する必要があります。 DBID は 0~254 の範囲にする必要があります。
  4. プロファイルパラメータ UDB(ユーザーデータベース ID)は、TF パラメータが評価される前に評価されます。

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