この Natural プロファイルパラメータは、クライアントサイドとサーバーサイドの両方で指定できます。
サーバーサイドでは、データを含むクライアント要求を受け取って、結果を送り返すために、サーバーが提供するバッファのサイズを決定します。 リモート CALLNAT
の実行中、このバッファには CALLNAT
に渡された PDA も含まれます。 バッファは、すべてのクライアント要求に対して次の 3 つのデータエリアの最大を保持できるほど十分大きくする必要があります。
クライアントが受け取る要求
CALLNAT
に渡される内部 PDA
クライアントに送り返す結果
クライアントサイドでは、Natural RPC コールの自動実行に提供されるバッファのサイズを決定します。 このバッファは、データを含むクライアント要求を構築し、サーバーから結果を受け取るために使用されます。 バッファは、クライアントによって送られるすべての要求に対して次の 2 つのデータエリアの最大を保持できるほど十分大きくする必要があります。
サーバーへ送る要求
サーバーから受け取る結果
詳細については、『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントの「スタブおよび RPC 自動実行」を参照してください。
クライアントおよびサーバー間で交換されるデータのサイズは、SYSRPC
ユーティリティのスタブ生成機能によって提供されます。 自動 RPC 実行のサイズを計算するためにも、スタブ生成機能を使用し、その後生成されたスタブを削除する必要があります。
可能な設定 | 1~2097147 |
最大バッファサイズ(KB 単位)。 |
---|---|---|
0 |
バッファは割り当てられません。 | |
デフォルト設定 | 0 |
|
ダイナミックな指定 | 可 | |
セッション内の指定 | 不可 |
ACIVERS
設定への依存
EntireX Broker ノードの場合、Entire Net-Work をトランスポート層として使用しているなら、特別な考慮事項が適用されます。 Entire Net-Work では、EntireX Broker スタブに渡される受信バッファ長は起動パラメータ
IUBL
によって制限され、32 KB を超過しないようにする必要があります。 32 KB より大きい PDA を使用するには、受信バッファ長を MAXBUFF
設定から切り離します。
Natural プロファイルパラメータ ACIVERS
の設定に応じて、受信バッファ長は次のように設定されます。
ACIVERS=1
:32000
ACIVERS=2
:30K
ACIVERS>2
:MAXBUFF
で指定された値
したがって、ACIVERS=1
および ACIVERS=2
で、EntireX Broker スタブで受け入れられない MAXBUFF
に対する値を指定できます。 これは、入力および出力フィールドを使用するときに便利です。 この場合、それぞれ別個にカウントされる入力データのサイズと出力データのサイズは制限より小さくなることがありますが、バッファに適合する必要がある両方のサイズの合計は制限を超過します。
詳細については、『Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントを参照してください。