このドキュメントでは、Natural パラメータモジュールのアセンブル方法について説明します。
以下のトピックについて説明します。
各プロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントを参照してください。
デフォルトの Natural パラメータモジュール NATPARM
には、ほとんどの環境で使用できる事前定義された一連のパラメータが含まれています。 モジュールはソース形式で提供され、必要に応じて変更できます。
デフォルトの Natural パラメータモジュールを使用または変更する代わりに、1 つまたは複数の代替の Natural パラメータモジュールをさまざまな目的で作成し、Natural プロファイルパラメータ PARM
を使用して必要に応じてロードすることができます。このパラメータモジュールの使用は特定のユーザーに制限できます(「パラメータモジュールの使用の制限」を参照)。
新しい(代替の)Natural パラメータモジュールを作成するには
マクロ NTPRM
をアセンブルします(以下の「アセンブラマクロコーディング規則」も参照)。
1 つまたは複数のオプションのパラメータマクロを追加します(下記参照)。
複数のパラメータマクロを指定する場合は、NTPRM
マクロを最初に指定する必要があります。NTPRM
マクロの後の他のマクロは、任意の順序で指定できます。
注意:
オペレーションのバッチおよび TP モード用に個別のパラメータモジュールを作成する必要はありません。 Natural を実行する環境に適用されないパラメータは無視されます。
Natural パラメータモジュールを作成するには、NTPRM
マクロをアセンブルする必要があります。
通常は、NTPRM
マクロのプロファイルパラメータのデフォルト値を使用できます。 デフォルト値が要件に合わない場合は、独自の値で上書きできます。
個別のプロファイルパラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントを参照してください。
このマクロの構文は以下のとおりです。
NTPRM parameter=value,... |
パラメータ値を変更する際は、アセンブラマクロコーディング規則に従う必要があります。以下に例を示します。
最初のエントリは列 2 以降で開始する必要があり、列 71 を超えることはできません。
他の行に継続する場合は、最後のエントリの後にコンマを置き、空白以外の文字を列 72 に挿入し、列 16 で始まる次の行でエントリを続けます。
パラメータとその値は常に同じ行に入力する必要があります。
マクロ NTUSER
をパラメータモジュールに追加して、その使用を特定のユーザーに制限できます。
パラメータモジュールの使用を制限するには
マクロ NTUSER
をパラメータモジュールに追加します。
このマクロで、そのパラメータモジュールの使用を有効にするユーザーの ID を定義します。
これらのユーザーのみが、プロファイルパラメータ PARM
を使用してそのパラメータモジュールの名前を指定できます。
Natural パラメータモジュールには、先頭にマクロ NTPRM
があります。 これ以外に、以下のマクロを任意の順序で指定できます。
マクロ | 機能 |
---|---|
NTALIAS
|
Natural 以外のプログラムの外部名 |
NTBPI
|
バッファプールの初期化 |
NTCCTAB
|
プリンタエスケープシーケンス定義 |
NTCFICU |
さまざまな Unicode 設定に対して Unicode サポートを有効にします。 |
NTCMPO
|
コンパイルオプション |
NTCSTAT
|
Natural にスタティックにリンクされているプログラム |
NTDB
|
データベースタイプおよびオプション |
NTDS
|
ストレージバッファのサイズ |
NTDYNP
|
ダイナミックパラメータの使用の制御 |
NTEDBP
|
Software AG エディタバッファプールの定義 |
NTFILE |
NTLFILE 、「古い NTFILE マクロの構文」を参照
|
NTLFILE
|
論理ファイルの指定 |
NTOPRB
|
データベースのオープン/クローズ処理 |
NTOPT
|
Natural Optimizer Compiler の制御 |
NTPRINT
|
出力ファイルの割り当て |
NTPRM |
Natural パラメータモジュールの作成 |
NTRPC
|
リモートプロシージャコールの処理 |
NTSCTAB
|
スキャナ文字 |
NTSORT
|
ソートプログラムの制御 |
NTSYS
|
一連のダイナミックプロファイルパラメータの定義およびアクティブ化 |
NTTAB
|
標準の出力文字変換 |
NTTABA1
|
EBCDIC から ASCII への変換 |
NTTABA2
|
ASCII から EBCDIC への変換 |
NTTABL
|
"SYS" ライブラリ出力変換 |
NTTAB1
|
代替出力変換 |
NTTAB2
|
代替入力変換 |
NTTF
|
データベース ID/ファイル番号の変換 |
NTTRACE
|
トレース対象のコンポーネントの定義 |
NTUSER
|
プロファイルパラメータ文字列およびモジュールの使用の制限 |
NTUTAB1
|
小文字/大文字の変換 |
NTUTAB2
|
大文字/小文字の変換 |
NTWORK
|
ワークファイルの割り当て |
NTXML |
PARSE XML および REQUEST DOCUMENT ステートメントのアクティブ化
|