バージョン 4.2.5
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DB - データベースタイプとオプション

この Natural プロファイルパラメータは、データベースタイプとオプションを定義するために使用します。すべてのデータベースを対象にすることも、特定のデータベース ID を対象にすることもできます。

パラメータモジュール NATPARMNTDB マクロに対応します。

可能な設定 database-type database-typeADABAS とその同義語 ADAV7 以外です。例えば、ADAV8DLIVSAMDB2 などが該当します。対応する Natural データベース管理インターフェイスの詳細については、『データベース管理システムインターフェイス』ドキュメントを参照してください。

NTDB マクロでは、このサブパラメータは必須です。

database-ID database-ID065535 の範囲にする必要があります。

データベース ID 255 は指定しないでください。内部使用のために予約されています。

単一のデータベース ID を指定することも、データベース ID を丸カッコで囲んでリストとして指定することも、明示的に指定されていないすべてのデータベースのデフォルトを示すアスタリスクを指定することもできます。

options options については、下記の「使用可能なデータベースオプション」を参照してください。
デフォルト設定 ADABAS,* Adabas バージョン 7
ダイナミックな指定 このパラメータはダイナミックに指定することしかできません。 Natural パラメータモジュール NATPARM では、代わりにマクロ NTDB を使用する必要があります。
セッション内の指定 不可  

以下では次のトピックについて説明します。


DB パラメータの構文

DB パラメータは次のように指定します。

1. デフォルトのデータベースの定義

デフォルトのデータベースタイプとデフォルトのオプションは次のように指定します。 DB パラメータまたは NTDB マクロで明示的に指定されていないすべてのデータベース ID に適用されます。 オプションがない場合は、コンマとアスタリスクを省略できます。

DB=(データベースタイプ,*,オプション)

2. 単一のデータベースの定義

単一のデータベース ID は次のように指定します。

DB=(データベースタイプ,データベース ID,オプション)

3. 複数のデータベースの定義

データベースタイプが同じで指定するオプションも同じ複数のデータベース ID は、次のように丸カッコで囲んでまとめて指定できます。

DB=(データベースタイプ,(データベース ID1,データベース ID2,...),オプション)

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NTDB マクロの構文

NTDB マクロは次のように指定します。

1. デフォルトのデータベースの定義

デフォルトのデータベースタイプとデフォルトのオプションは次のように指定します。 DB パラメータまたは NTDB マクロで明示的に指定されていないすべてのデータベース ID に適用されます。 オプションがない場合は、コンマとアスタリスクを省略できます。

NTDB データベースタイプ,*,オプション

2. 単一のデータベースの定義

単一のデータベース ID は次のように指定します。

NTDB データベースタイプ,データベース ID,オプション

3. 複数のデータベースの定義

データベースタイプが同じで指定するオプションも同じ複数のデータベース ID は、次のように丸カッコで囲んでまとめて指定できます。

NTDB データベースタイプ,(データベース ID1,データベース ID2,...),オプション

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使用可能なデータベースオプション

次のオプションは、DB パラメータと NTDB マクロの両方に指定できます。

ACODE 使用されている Adabas DBID が文字エンコードとデータ変換に有効な場合、コードページまたは Unicode のサポートが必要かどうかにかかわらず、Natural アプリケーションは Adabas と通信する必要があります。 したがって、すべての A フィールドにアプリケーション固有のコードページを指定する ACODE 設定、またはすべての W フィールドの WCODE=4095(UTF-16)設定、あるいはその両方を OP コールを使用して送信する必要があります。 『Unicode およびコードページのサポート』も参照してください。
WCODE
ENTIRE データベースは Entire DB で処理されます。
ETP データベースは Entire Transaction Propagator で処理されます。
OPEN このオプションは、Adabas でオープン要求の発行が必要な Adabas データベースにのみ適用されます。 このようなデータベースに OPEN を指定した場合、オープン要求が常に発行されます(ETID が空白の場合でも同様です)。

次のオプションは、ダイナミックパラメータ DB にのみ指定できます。

NOOPEN OPEN オプションをリセットします。
NOREAD READ オプションをリセットします。
NOETP ETP オプションをリセットします。
NOENTIRE ENTIRE オプションをリセットします。
OFF 指定したデータベースの DB または NTDB 定義を削除します。下記の「DB パラメータの例」を参照してください。

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NTDB マクロの例

NTDB DLI,7
データベース 7 を DL/I データベースとして定義します。
NTDB 
ADAV8,(10,15,57),ETP
Natural パラメータモジュール NATPARM においては、データベース 10、15、および 57 を、Entire Transaction Propagator で処理される Adabas バージョン 8 データベースとして定義します。

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DB パラメータの例

DB=(VSAM,(22,26,33))
データベース 22、26、および 33 を VSAM データベースとして定義します。
DB=(,*,READ)
デフォルトのデータベース定義を読み取り専用にするすべてのデータベースを設定します。
DB=(,(8,9),NOREAD)
データベース 8 および 9 の読み取り専用オプションを削除します。
DB=(,17,OFF)
データベース 17 のデータベース定義をデフォルトにリセットします。

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