この Natural プロファイルパラメータは、デバッグ用として Software AG の内部で使用することを主に目的としています。 どのコンポーネントについてトレースデータを書き込むかを定義するために使用できます。 トレース記録は有効にはなりません。
トレース記録は、プロファイルパラメータ ITRACE
(内部トレース)および ETRACE
(外部トレース)で有効にするか、セッション中に対応する端末コマンド %TRI
および %TRE
で有効にすることができます。
注意: このパラメータは、必ず事前に Software AG サポートに相談したうえで使用してください。 |
TRACE
は、Natural パラメータモジュール NATPARM
の NTTRACE
マクロに対応します。
可能な設定 | trace-ID のリスト
|
trace-ID (それぞれ 1~8 バイト)では、トレース対象の Natural コンポーネントの名前を定義します。 コンポーネント名は大文字で入力する必要があります。
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デフォルト設定 | なし | |
ダイナミックな指定 | 可 | このパラメータはダイナミックに指定することしかできません。 Natural パラメータモジュール NATPARM では、代わりにマクロ NTTRACE を使用する必要があります。
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セッション内の指定 | 不可 |
複数の TRACE
パラメータ指定の設定リストは連結されません。つまり、TRACE
パラメータは、前に指定した TRACE
パラメータと NTTRACE
マクロ定義を上書きします。
以下では次のトピックについて説明します。
TRACE
パラメータは次のように指定します。
TRACE=(trace-ID1,trace-ID2,...) |
NTTRACE
マクロは次のように指定します。
NTTRACE trace-ID1,trace-ID2,... |
NTTRACE
マクロの複数指定は 1 つのトレースリストに連結されます。
TRACE=(NATGETM,NATFREM,DYNPARMS)
この例では、Natural ニュークリアスコンポーネントの "ストレージ確保"、"ストレージ解放"、"ダイナミックパラメータ評価" について書き込むトレースを定義しています。
Natural パラメータモジュールで同じ値を指定した場合:
NTTRACE NATGETM,NATFREM,DYNPARMS