バージョン 4.2.5
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CFICU - Unicode とコードページのサポート

この Natural プロファイルパラメータは、各種 Unicode 設定について Unicode とコードページのサポートを有効にするために必要です。例えば、U フォーマットの変数またはステートメント MOVE ENCODED を使用する場合などです。 パラメータモジュール NATPARMNTCFICU マクロに対応します。

Unicode and Code Page Support』ドキュメントの「プロファイルパラメータ」も参照してください。

可能な設定 次の構文を参照してください。 使用可能なサブパラメータキーワード:下記の「キーワードサブパラメータ」を参照してください。
デフォルト設定 ON または OFF  Unicode とコードページのサポートを有効または無効にします。 プロファイルパラメータ CPOFF に設定されている場合、デフォルト値は OFF です。 それ以外の場合、デフォルト値は ON です。
ダイナミックな指定 パラメータ CFICU はダイナミックに指定することしかできません。 NATPARM では、マクロ NTCFICU を使用してください。
セッション内の指定 不可  

プロファイルパラメータ CPOFF 以外の値に設定されている場合、CFICU=ON が強制的に使用されます。

以下では次のトピックについて説明します。


CFICU パラメータの構文

CFICU プロファイルパラメータは次のように指定します。

CFICU=(ON,COLLATE=value,COLNORM=value,CNVNORM=value,LOCALE=value,CPOPT=value,DATFILE=value)

または

CFICU=(OFF,COLLATE=value,COLNORM=value,CNVNORM=value,LOCALE=value,CPOPT=value,DATFILE=value)

または

CFICU=[ {

(ON)
(OFF)

} ]

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NTCFICU マクロの構文

NTCFICU マクロは次のように指定します。

....+....1....+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7..
         NTCFICU ON/OFF,                                               *
               COLLATE=value,                                          *
               COLNORM=value,                                          *
               CNVNORM=value,                                          *
               LOCALE=value,                                           *
               CPOPT=value                                             *
               DATFILE=value

または

NTCFICU ON

または

NTCFICU OFF

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キーワードサブパラメータ

COLLATE | COLNORM | CNVNORM | LOCALE | CPOPT | DATFILE

COLLATE - 照合サービス

照合は、テキスト情報の単位を順序付けるプロセスです(アルファベット順)。 通常、照合は特定の言語に固有です。

例:文字 "Ä" はドイツ語ロケールでは A と "B" の間にソートされますが、スウェーデン語ロケールでは "Z" の後にソートされます。 リトアニア語では、"y" は "i" と "k" の間にソートされます。

このサブパラメータでは、使用する照合サービスを決定します。

ON ロケール ID と ICU の照合サービスを使用して Unicode 設定を比較します。 これはデフォルト値です。
OFF ICU の単純な Unicode 比較を使用します。

COLNORM - 照合サービスの正規化チェック

正規化は、テキストデータから同等シーケンスの代替表現を削除して、等価性についてバイナリ比較できるフォームにデータを変換するプロセスです。

このサブパラメータは、COLLATE=ON が設定されている場合にのみ有効です。

ICU 照合サービスでは非正規化テキストが適切に処理され、テキストが正規化されている場合と同様の結果が得られます。 これにより、正規化が必要なほとんどのテキストで、最大のパフォーマンスが得られます。 Unicode データに非正規化テキストが含まれないことが確実な場合、非正規化のオーバーヘッドチェックも除外できます。

ON 非正規化テキストをチェックします。
OFF 非正規化テキストのチェックを無効にします。 これはデフォルト値です。

CNVNORM

例えば、ドイツ語文字 "ä" は、Unicode で U+00E4 として表現するか、結合文字を使用して U+0061U+0308 として表現できます。 コードページへの変換では、結合された "ä"(U+0061 U+0308)は 2 つのコードポイントとしてみなされ、U+0308 がターゲットコードページの有効な文字でない場合、"a" と置換文字が生成されます。 変換前の正規化では、結合コードポイント U+0061 U+0308 から 1 つのコードポイント U+00E4 が作成され、その後の変換によって結果 "ä" が生成されます。 このパラメータは、出力デバイスが端末エミュレーションのときに、U フォーマットから A フォーマットへの変換が実行されるたびに適用されます(例えば、MOVE U TO A または DISPLAY U)。 追加操作では、当然ながら追加のストレージと CPU 時間が消費されます。

CNVNORM=OFF の場合は、MOVE NORMALIZED ステートメントを使用して、選択した文字列を正規化できます。

このサブパラメータでは、変換前の正規化を有効または無効にします。

ON 変換前の正規化を有効にします。
OFF 変換前の正規化を無効にします。 これはデフォルト値です。

LOCALE - ロケール ID

ロケール ID は、言語と地域依存の照合機能を考慮するために ICU の照合サービスで使用されます。 ロケール ID の言語コードは ISO639 に準拠し、地域コードは ISO 3166 に準拠する必要があります。

設定可能値 LLL_RRR

LLL は、小文字の言語コード(2 バイトまたは 3 バイト)です。 大文字で指定した場合、自動的に小文字に変換されます。

RRR は、言語を分類するための大文字の地域コード(2 バイトまたは 3 バイト)です。

デフォルト値 en_US  

例:

en_US 英語(米国)
en_UK 英語(英国)
de_DE ドイツ語(ドイツ)
de_AT ドイツ語(オーストリア)
de_CH ドイツ語(スイス)
sv_SE スカンジナビア語(スウェーデン)

CPOPT - コードページの高速変換

デフォルトでは、英字フォーマットから Unicode フォーマットへの変換(またはその逆)は、ICU 機能を呼び出して実行されます。 特定のコードページは、Unicode に対する 1:1 関係のマッピング文字です。 この場合、ICU 機能の代わりに内部変換テーブルを使用したほうが変換パフォーマンスが向上します。

ON 可能な場合、ICU 機能の代わりに内部変換テーブルを使用します。
OFF 常に ICU 機能を使用します。 これはデフォルト値です。

DATFILE - 追加データファイル

オプションのデータファイル名。 RCA 手法を使用してロードできる必要があります。 データファイルには、コンバータマッピングテーブル、照合ルール、改行イタレータルール、および他のロケールデータが含まれます。 ICU 開発キットには、特定の要件に準拠したデータファイルを構築するためのツールが用意されています。 詳細については、『ICU User Guide』の章「Data Management」を参照してください。

設定可能値 name データファイル名の長さは最大 8 文字です。
OFF 定義済みのすべてのデータファイルを削除します。つまり、デフォルトのデータファイルが使用されます。
デフォルト値 なし 追加データファイルは定義されません。 デフォルトのデータファイルが使用されます。

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NTCFICU マクロの例

NTCFICU COLNORM=ON,LOCALE=de_DE,DATFILE=TEST15

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ダイナミックパラメータ CFICU の例

CFICU=(COLNORM=ON,LOCALE='de_DE',DATFILE=TEST15)

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