この Natural プロファイルパラメータでは、セッション中に使用する出力ファイルを指定します。 セッション内で、最大 31 の論理出力ファイル(番号 1~31)とハードコピー出力ファイル(番号 0)を使用できます。
古いダイナミックパラメータ PRINTER
を、PRINT
のシノニムとして使用することができます。
PRINT
は、パラメータモジュール NATPARM
の NTPRINT
マクロに対応します。 異なる出力ファイル定義を提供するには、PRINT
または NTPRINT
を複数回指定します。
可能な設定 | 下記のキーワードサブパラメータの項目を参照してください。 | |
---|---|---|
デフォルト設定 | 下記を参照してください。 | |
ダイナミックな指定 | 可 | パラメータ PRINT はダイナミックに指定することしかできません。 NATPARM では、マクロ NTPRINT を使用する必要があります。
|
セッション内の指定 | 不可 |
異なる環境の出力ファイルにアクセスするためのソフトウェアコンポーネントは、アクセスメソッドと呼ばれます。 Natural セッションの期間中、各論理出力ファイルを割り当てることができるアクセスメソッドは 1 つのみです。 出力ファイル用のアクセスメソッドは、キーワードサブパラメータ
AM
で決定されます(下記参照)。
TSO およびバッチモードでの z/OS では、出力ファイルを JCL で事前に定義する必要はありません。 出力ファイルがサブパラメータ AM=STD
で定義されている場合、Natural プログラムで DEFINE PRINTER
ステートメントまたはアプリケーションプログラミングインターフェイス USR2021
(ライブラリ SYSEXT
内)を使用してセッション中にダイナミックに割り当てることができます。
このドキュメントでは、以下のトピックについて説明します。
『オペレーション』ドキュメントの「サーバー環境における外部データセットでの出力ファイルおよびワークファイルの処理」も参照してください。
PRINT
パラメータでは、最初に 1 つ以上の論理出力ファイル番号を指定し、次にいくつかのキーワードサブパラメータを指定してこれらの出力ファイルの特性を定義します。
PRINT=((print-file-numbers),keyword-subparameters,...) |
ファイル番号は最初に指定し、カッコで囲む必要があります。 番号は 0~31 の範囲で選択可能です。 指定する順序は任意です。 複数の番号を指定する場合は、コンマか空白で区切る必要があります。 特定の範囲の番号を指定するには、ハイフン(-)を使用します。
以下では、さまざまな種類のキーワードサブパラメータについて説明します。
特性の異なる出力ファイルについては、複数の PRINT
パラメータを指定します。 同じ出力ファイルの以前の定義(またはデフォルト)が存在する場合、指定されたキーワードサブパラメータの値のみが上書きされ、その他の値はすべてそのまま保持されます。
PRINT=((2,12,18),AM=STD,DEST='PRINT**',OPEN=INITOBJ,CLOSE=CMD) PRINT=((1,3,6-11,15),AM=NAF) PRINT=((0),AM=STD,DEST=HARDCOPX)
NTPRINT
マクロでは、最初に 1 つ以上の論理出力ファイル番号を指定し、次にいくつかのキーワードサブパラメータを指定してこれらの出力ファイルに適用する特性を定義します。
NTPRINT (print-file-numbers),keyword-subparameters,... |
ファイル番号は最初に指定し、カッコで囲む必要があります。 番号は 0~31 の範囲で選択可能です。 指定する順序は任意です。 複数の番号を指定する場合は、コンマで区切る必要があります。 特定の範囲の番号を指定するには、ハイフン(-)を使用します。
以下では、さまざまな種類のキーワードサブパラメータについて説明します。
特性の異なる出力ファイルについては、複数の NTPRINT
マクロを指定します。 同じ出力ファイルの以前の定義(またはデフォルト)が存在する場合、指定されたキーワードサブパラメータの値のみが上書きされ、その他の値はすべてそのまま保持されます。
NTPRINT (2,12,18),AM=STD,DEST='PRINT**',OPEN=INITOBJ,CLOSE=CMD NTPRINT (1,3,6-11,15),AM=NAF NTPRINT (0),AM=STD,DEST=HARDCOPX
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。AM | DEST | OPEN | CLOSE | ROUTE | CP
AM=xxx によって、使用されるアクセスメソッドのタイプが指定されます。
オンラインセッションの場合、使用するすべての出力ファイルを特定のアクセスメソッドに割り当てる必要があります。
バッチセッションの場合、特定のアクセスメソッドに割り当てられていない出力ファイルは標準バッチアクセスメソッド(AM=STD
)によって自動的に検出されて割り当てられます(これらの出力ファイルが JCL で事前に定義されている場合)。 プロファイルパラメータ FAMSTD
(出力ファイルおよびワークファイルのアクセスメソッド割り当ての上書き)も参照してください。
注意:PRINT=OFF
は PRINT=((1-31)), AM=OFF)
と同等です。 この設定は、他のどのキーワードサブパラメータ指定にも影響しません。 PRINT=((0),AM=xxx)
または NTPRINT (0),AM=xxx
では、ハードコピー出力アクセスメソッドを決定します。プロファイルパラメータ HCAM
=xxx
と同等です。
DEST=name
では、応答先(1~8 文字)を指定します。
DEFINE PRINTER
ステートメントの OUTPUT
値に対応します(また、DEFINE PRINTER OUTPUT
指定によって上書きできます)。
このキーワードサブパラメータの意味は、アクセスメソッドによって異なります。
アクセスメソッド | DEST の意味 |
---|---|
AM=STD |
応答先が複数のファイルである場合、ファイル番号に 2 つのアスタリスク(**)を指定する必要があります。 アスタリスクは、出力ファイルごとに対応する論理ファイル番号に置き換わります。 2 つのアスタリスクを含む デフォルト値は、IBM 環境の場合 z/VSE では、7 文字の名前のみがサポートされます。 |
AM=CICS |
CICS では、出力ファイルのデフォルト値はありません。 この場合、 Natural CICS インターフェイスでは、 |
AM=CMS |
CMS での DEST の使用方法については、『オペレーション』ドキュメントの VM/CMS 環境での Natural に関する説明を参照してください。
|
AM=IMS |
IMS/TM 宛先を指定します。 |
注意:PRINT=((0),DEST=xxx)
または NTPRINT (0),DEST=xxx
では、ハードコピー出力先を決定します。Natural プロファイルパラメータ HCDEST
=xxx
と同等です。
OPEN=xxx によって、ファイルがオープンされるタイミングが決定します。
値 | 次の場合にファイルをオープン |
---|---|
INIT |
セッション初期化時に出力を行うとき。 |
OBF |
各種環境(バッチ、CICS、Com-plete、TSO)のデフォルトの OPEN 値に基づく。
|
OBJ |
ファイルにアクセスする最初のオブジェクトの実行が開始されたとき。 全般的なデフォルト値です(AM=COMP および AM=IMS を除く)。
|
OBJ1 |
ファイルにアクセスするレベル 1 での最初のオブジェクトの実行が開始されたとき。 さもなければ、最初にアクセスした時点。 |
ACC |
ステートメントが最初にアクセスしたとき。 AM=COMP および AM=IMS のデフォルト値です。
|
INITOBF |
セッション初期化時に出力を行うとき。 続けてファイルを再オープンすると、各種環境(バッチ、CICS、Com-plete、TSO)のデフォルトの OPEN 値が設定されます。
|
INITOBJ |
セッション初期化時に出力を行うとき。 ファイルにアクセスする最初のオブジェクトの実行が開始されると、続けてまたファイルがオープンされます。 |
INITOBJ1 |
ファイルにアクセスするレベル 1 での最初のオブジェクトの実行が開始されたとき。 さもなければ、最初にアクセスした時点。 |
INITACC |
セッション初期化時に出力を行うとき。 ステートメントが最初にファイルにアクセスしたときに、続けてまたファイルがオープンされます。 |
CLOSE=xxx
によって、ファイルがクローズされるタイミングが決定します。
値 | 次の場合にファイルをクローズ |
---|---|
OBJ |
最初にアクセスしたファイルを含むオブジェクトの処理が完了したとき、またはコマンドモード時に NEXT モードまたは MAINMENU に到達したとき。
|
CMD |
コマンドモード時に NEXT モードまたは MAINMENU に到達したとき。 AM=NAF 、AM=COMP 、および AM=IMS のデフォルト値です。
|
FIN |
セッションが終了したとき(AM=STD のデフォルト値です)。 CLOSE=FIN を指定した場合、プリンタがすでにオープンされていると、DEFINE PRINTER ステートメントでエラーが発生します。 プリンタに対する CLOSE PRINTER ステートメントは無視されます。
|
USER |
ファイルがオープンされていて、次のいずれかの条件が当てはまる場合のみ。
|
ROUTE=xxx
では、DEFINE PRINTER
ステートメントの OUTPUT
節に応じて論理出力ファイルのルーティングを行うかどうかを決定します。
ON |
出力ファイルのルーティングが行われます。 PC 以外のすべての出力ファイルをターゲット出力ファイルとして指定できます。 これはデフォルト値です。
|
OFF |
出力ファイルのルーティングは行われません。 |
am |
出力ファイルのルーティングは、指定したアクセスメソッド am のプリンタに対してのみ行われます。 任意の有効な出力ファイルアクセスメソッドを値として使用できます(上記のサブパラメータ AM の説明を参照)。 PC は am には使用できません。
|
出力ファイルのルーティングとは、DEFINE PRINTER
ステートメントの OUTPUT
節で定義された名前が、異なる論理プリンタで定義されている出力ファイルの宛先を示している場合に、すべての出力がこの出力ファイルにルーティングされることを意味します。 指定した名前のプリンタが見つからない場合、出力は空いている任意のプリンタにルーティングできます。
このキーワードサブパラメータでは、出力のコードページを定義します。 すべてのコードページデータ(Natural ソース、A フォーマットフィールドの内容など)がこのコードページで保存されると想定されます。 キーワードサブパラメータ CP
でコードページが指定されていない場合、プロファイルパラメータ CP
の評価の結果のコードページが使用されます。
(例えば、パラメータ CP=OFF
によって)Natural コードページのサポートが無効になっている場合、このパラメータに指定した値は無視されます。
プロファイルパラメータ CP
、および『Unicode およびコードページのサポート』ドキュメントの「プロファイルパラメータ」も参照してください。
値 | 意味 |
---|---|
1~64 文字 |
目的のコードページの名前です。 任意の文字列を指定できますが、ソースモジュール |
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。RECFM | BLKSIZE | LRECL | TRUNC | PAD | PADCHRO | ASA | STRIP
RECFM=xxxx
によって、データセットのデフォルトのレコードフォーマットが決定します。
次のフォーマットがサポートされています。
F |
固定長 |
V |
可変長 |
U |
未定義 |
B |
ブロック式 |
S |
スパンド |
A |
ASA |
M |
機械制御文字 |
次の値およびその組み合わせが使用可能です。
可能な値: | F、FA、FM、FB、FBA、FBM、V、VA、VM、VB、VBA、VBM、VBS、VBSA、VBSM、U、UA、UM |
デフォルト値: | RECFM=VBA (ASA の可変長ブロック式)。
|
RECFM
の指定は、レコードフォーマットが JCL またはデータセット DCB(z/OS の場合のみ)で定義されていない場合にのみ適用されます。
BLKSIZE=nnnnn
によって、データセットのデフォルトのブロックサイズ(バイト単位)が決定します。
設定可能値: | 0 または 8 ~32767 |
デフォルト値: | 1016 |
BLKSIZE
の指定は、ブロックサイズが JCL またはデータセット DCB(z/OS の場合のみ)で定義されていない場合にのみ適用されます。
LRECL=nnn
では、データセットのデフォルトのレコード長(バイト単位)を決定します。
設定可能値: | 0 または 5~254 |
デフォルト値: | 0 |
このサブパラメータは、特に切り捨てやパディングの有無をチェックする場合に使用します。
RECFM=V (B)
の場合、LRECL
値には 4 バイトのレコードディスクリプタワードが含まれます。
LRECL=0
が定義されている場合、以下が適用されます。
RECFM=V (B)
の場合、LRECL
のデフォルトは BLKSIZE-4
の最小値および 254
です。
RECFM=U
の場合、LRECL
のデフォルトは BLKSIZE
です。
RECFM=F (B)
の場合、実行中の Natural プログラムでファイルを開いたときに最大レコード長が必要になります。 OPEN=INIT
などでファイルがオープンされるときにプログラムからのレコード長を利用できない場合、レコード長 132 が使用されます(レコードフォーマットが可変の場合、ASA または機械制御文字については +1、レコードディスクリプタワードについては +4)。
LRECL
の指定は、レコード長が JCL またはデータセット DCB(z/OS の場合のみ)で定義されていない場合にのみ適用されます。
TRUNC=xxx
では、出力レコードを切り捨てるかどうかを決定します。
ON |
データセットのレコード長(LRECL )より長い出力レコードで、切り捨てが発生します。 これはデフォルト値です。
|
OFF |
出力レコードがデータセットのレコード長よりも長い場合、エラー NAT1512 が発行されます。 |
PAD=xxx
によって、出力レコードのパディングを発生させるかどうかが決定します(固定レコード長のデータセットにのみ適用されます)。
ON |
データセットのレコード長(LRECL )より短い出力レコードでは、キーワードサブパラメータ PADCHRO で定義されたパディング文字でパディングが行われます。 これはデフォルト値です。
|
OFF |
出力レコードがデータセットのレコード長よりも短い場合、エラー NAT1510 が発行されます。 |
このサブパラメータでは、出力ファイルに PAD=ON
が定義されている場合にパディングに使用される文字を定義します。
設定可能値: | 'x' |
(一重引用符で囲まれた特定の文字 x )
|
x'xx' |
(特定の 16 進文字 xx )
|
|
デフォルト値: | ' ' |
(空白または x'40' )
|
ASA=xxx
では、ASA レコードフォーマットを使用するかどうかを決定します。
ON |
出力レコードに ASA 文字が含められます。 z/OS では、これにより、DCB または RECFM サブパラメータの RECFM 設定にかかわらず、ASA レコードフォーマットが強制されます。 これはデフォルト値です。
|
OFF |
出力レコードに ASA 文字は含められません。 z/VSE バッチアクセスメソッド(AM=STD )では、出力ファイルがスプールファイルの場合、出力レコードの 1 列目に有効な ASA 文字を指定する必要があります。そうしないと、エラー NAT1530 が発行されます。
|
ディスクスペースを軽減するためにデータセットが可変長レコードフォーマット(RECFM
=VB
)で定義されている場合、バッチシーケンシャル出力ファイル(AM=STD
)の末尾の空白が削除されます。 そのため、空白がないことが原因で、このデータセットに後からアクセスするアプリケーションで問題が発生することがあります。 このような問題は、STRIP=OFF
を設定することで回避できます。
ON |
末尾の空白が削除されます。 これはデフォルト値です。 |
OFF |
末尾の空白は削除されません。 |
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。
REREAD | FREE | BUFNO | DISP | VMAX
REREAD=xxx
によって、テープファイルをクローズする REREAD
オプションが設定されます。
ON |
REREAD オプションが CLOSE SVC に対して設定されます。 これにより、データセットを再処理するためにボリュームが再配置されます。 これはデフォルト値です。
|
OFF |
REREAD オプションが CLOSE SVC に対して設定されません。
|
FREE=xxx
によって、ファイルをクローズするときにデータセットの割り当てを解除するかどうかが決定します。
ON |
FREE オプションが CLOSE SVC に対して設定されます。つまり、データセットのクローズ時に(ステップ終了時ではなく)割り当てが解除されます。
|
OFF |
FREE オプションが CLOSE SVC に対して設定されません。 これはデフォルト値です。
|
BUFNO=nnn
によって、データセットの z/OS I/O バッファのデフォルト番号が定義されます。
設定可能値 | 0 - 255 |
デフォルト値 | 0
この場合、z/OS はデフォルトごとに 5 つの I/O バッファを割り当てます。 |
I/O バッファの数により出力ファイルアクセスのパフォーマンスが大幅に向上します。 I/O バッファのストレージは、16 MB を越えないように割り当てられることに注意してください。
BUFNO
の指定は、BUFNO
パラメータがデータセットの JCL で指定されていない場合にのみ適用されます。
DISP=xxx
では、出力ファイルを修正用にオープンするかどうかを決定します。
このサブパラメータは、JCL DD ステートメントのサブパラメータ DISP=MOD
に対応しています。
MOD |
ファイルの末尾に新しいレコードが追加されます。 |
NOMOD |
出力ファイルは先頭から書き換えられます。 これはデフォルト値です。 |
VMAX=xxx
によって、さまざまなレコードフォーマット(RECFM=V
)で出力ファイル LRECL
の設定を制御できます。
ON |
ファイルの BLKSIZE の値がゼロ以外とすると、VMAX=ON の場合、DCB または LRECL サブパラメータの LRECL 設定にかかわらず、変数レコードフォーマットとして LRECL=BLKSIZE-4 と設定されます。
|
NAT |
この値がデータセットの DCB の LRECL 未満の場合、LRECL はアプリケーションプログラムの最長レコード + 4 の長さに設定されます。
|
OFF |
データセットの DCB または LRECL サブパラメータからの LRECL が使用されます。 これはデフォルト値です。
|
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。
SYSNR=nn
によって、論理 VSE SYS
値が決定します。
設定可能値: | 1 - 99 |
デフォルト値: | デフォルトでは、SYS 番号は出力ファイル番号に 40 を加えた値です(出力ファイル 1~31 の場合)。出力ファイル 0、つまりハードコピープリンタの場合、デフォルト値は SYSLST です。
例: 出力ファイル 11 の z/VSE デフォルト |
LABEL=xxx
によって、テープラベルの処理方法が決定します。
ON |
テープは標準のラベルフォーマットです。 これはデフォルト値です。 |
OFF |
テープはラベルなしで、フロントテープマークが使用されます。 |
NOTM |
テープはラベルなしで、フロントテープマークも使用されません。 |
REWIND=xxx
によって、テープファイルをクローズするときのアクションが決定します。
ON |
ファイルをクローズするとテープが巻き戻されます。 これはデフォルト値です。 |
OFF |
ファイルをクローズしてもテープは巻き戻されません。 |
UNLOAD |
ファイルをクローズするとテープがアンロードされます。 |
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。DISP
| FREE
DISP=xxx
によって、ファイルのオープンモードが決定します。
EXT |
オープンモードは EXTEND に設定されます。
|
NOEXT |
オープンモードは、デフォルト値の OUTPUT に設定されます。 これはデフォルト値です。
|
FREE=xxx
では、宛先ファイルが別のファイルに切り替えられたときにファイルのリンク名を解放するかどうかを決定します。
ON |
リンク名は解放されます。 |
OFF |
リンク名は維持されます。 |
例:
DEFINE PRINTER (1) OUTPUT 'P01' WRITE (1) 'TEST' CLOSE (1) DEFINE PRINTER (1) OUTPUT 'FILE=REPORT01.NEW,LINK=LINKP01
FREE
が ON
に設定されている場合、リンク名は解放されます。FREE=OFF
の場合、リンク名は維持されます。
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。
TYPE=xxxx
によって、使用される CICS ストレージ媒体のタイプが指定されます。
MAIN |
一時的なメインストレージ。 |
AUX |
一時的な補助ストレージ。 |
TD |
一時データ。 |
使用されるデフォルト値は、DEST
パラメータの設定によって異なります。 DEST
サブパラメータ値が有効な CICS 一時データキューに一致する場合、TYPE
サブパラメータはデフォルトで TD
になり、一致しない場合は MAIN
がデフォルト値になります。
DISP=(xxx,xxx)
によって、CICS 一時ストレージキューの処理方法が指定されます。
可能な値のペアは次のとおりです。
(NEW,KEEP) |
ストレージキューはファイルのオープン時に削除されます。 これはデフォルト値です。 |
(NEW,DELETE) |
ストレージキューは、ファイルのオープン時およびクローズ時に削除されます。 |
(OLD,DELETE) |
ストレージキューはファイルのクローズ時に削除されます。 |
(OLD,KEEP) |
ストレージキューは削除されません。 |
注意:
DISP
の指定は、CICS 特別パーティション一時データキューには適用されません。
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。DRIVER
DRIVER=name
では、使用する Com-plete 出力ドライバの name
を指定します。
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。DEST
DEST=print-server-queue |
環境変数 指定した DEST に対して環境変数 |
DEST=printer-file-name |
そのプリンタの出力サーバーキューが利用できない場合、
|
NAT_PRINT_ROOT=/nat/printer DEST=printer1 UserId=xyz
最初の出力はファイル /nat/printer/printer1/xyz1
に書き込まれます。
絶対パス定義でファイルを指定するには、DEFINE PRINTER
ステートメントの OUTPUT
節を使用する必要があります。
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。
BLKSIZE=nnnnn では、IMS/TM 宛先に送信される出力バッファのサイズを指定します。
DRIVER=name
では、使用する Natural IMS 出力ドライバの name
を指定します。
使用可能な値については、『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの「IMS/TM での Natural」セクションの NIMPARM マクロパラメータおよび Natural WRITE(n)ステートメントのサポートに関する説明を参照してください。
次のキーワードサブパラメータでは、同じ名前の DEFINE PRINTER
ステートメントオプションのデフォルト値を設定できます(『ステートメント』ドキュメントを参照)。 プリンタがクローズされると、すべての DEFINE PRINTER
ステートメントオプションがデフォルト値にリセットされます。
次のキーワードサブパラメータが利用可能です。
PROFILE
| NAME
| FORMS
| DISP
| COPIES
| CLASS
| PRTY
PROFILE=name
では、プリンタ制御文字テーブル(NTCCTAB
マクロ)の name
を指定します。
NAME=name
では、リストの name
を指定します。
FORMS=name
では、リストフォームの name
を指定します。
DISP=disposition
では、リストの disposition
(HOLD
、KEEP
、DELETE
、または LEAVE
)を指定します。
COPIES=nnn
では、出力するコピーの数(1~255
)を指定します。
CLASS=class
では、スプールクラス(1 バイト)を指定します。
PRTY=nnn
では、リストの優先度(1~255
)を指定します。