バージョン 4.2.5
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PRINT - 出力ファイルの割り当て

この Natural プロファイルパラメータでは、セッション中に使用する出力ファイルを指定します。 セッション内で、最大 31 の論理出力ファイル(番号 1~31)とハードコピー出力ファイル(番号 0)を使用できます。

古いダイナミックパラメータ PRINTER を、PRINT のシノニムとして使用することができます。

PRINT は、パラメータモジュール NATPARMNTPRINT マクロに対応します。 異なる出力ファイル定義を提供するには、PRINT または NTPRINT を複数回指定します。

可能な設定 下記のキーワードサブパラメータの項目を参照してください。  
デフォルト設定 下記を参照してください。  
ダイナミックな指定 パラメータ PRINT はダイナミックに指定することしかできません。 NATPARM では、マクロ NTPRINT を使用する必要があります。
セッション内の指定 不可  

異なる環境の出力ファイルにアクセスするためのソフトウェアコンポーネントは、アクセスメソッドと呼ばれます。 Natural セッションの期間中、各論理出力ファイルを割り当てることができるアクセスメソッドは 1 つのみです。 出力ファイル用のアクセスメソッドは、キーワードサブパラメータ AM で決定されます(下記参照)。

TSO およびバッチモードでの z/OS では、出力ファイルを JCL で事前に定義する必要はありません。 出力ファイルがサブパラメータ AM=STD で定義されている場合、Natural プログラムで DEFINE PRINTER ステートメントまたはアプリケーションプログラミングインターフェイス USR2021(ライブラリ SYSEXT 内)を使用してセッション中にダイナミックに割り当てることができます。

このドキュメントでは、以下のトピックについて説明します。

オペレーション』ドキュメントの「サーバー環境における外部データセットでの出力ファイルおよびワークファイルの処理」も参照してください。


PRINT パラメータの構文

PRINT パラメータでは、最初に 1 つ以上の論理出力ファイル番号を指定し、次にいくつかのキーワードサブパラメータを指定してこれらの出力ファイルの特性を定義します。

PRINT=((print-file-numbers),keyword-subparameters,...)

出力ファイル番号

ファイル番号は最初に指定し、カッコで囲む必要があります。 番号は 0~31 の範囲で選択可能です。 指定する順序は任意です。 複数の番号を指定する場合は、コンマか空白で区切る必要があります。 特定の範囲の番号を指定するには、ハイフン(-)を使用します。

キーワードサブパラメータ

以下では、さまざまな種類のキーワードサブパラメータについて説明します。

特性の異なる出力ファイルについては、複数の PRINT パラメータを指定します。 同じ出力ファイルの以前の定義(またはデフォルト)が存在する場合、指定されたキーワードサブパラメータの値のみが上書きされ、その他の値はすべてそのまま保持されます。

例:

PRINT=((2,12,18),AM=STD,DEST='PRINT**',OPEN=INITOBJ,CLOSE=CMD)
PRINT=((1,3,6-11,15),AM=NAF)
PRINT=((0),AM=STD,DEST=HARDCOPX)

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NTPRINT マクロの構文

NTPRINT マクロでは、最初に 1 つ以上の論理出力ファイル番号を指定し、次にいくつかのキーワードサブパラメータを指定してこれらの出力ファイルに適用する特性を定義します。

NTPRINT (print-file-numbers),keyword-subparameters,...

出力ファイル番号

ファイル番号は最初に指定し、カッコで囲む必要があります。 番号は 0~31 の範囲で選択可能です。 指定する順序は任意です。 複数の番号を指定する場合は、コンマで区切る必要があります。 特定の範囲の番号を指定するには、ハイフン(-)を使用します。

キーワードサブパラメータ

以下では、さまざまな種類のキーワードサブパラメータについて説明します。

特性の異なる出力ファイルについては、複数の NTPRINT マクロを指定します。 同じ出力ファイルの以前の定義(またはデフォルト)が存在する場合、指定されたキーワードサブパラメータの値のみが上書きされ、その他の値はすべてそのまま保持されます。

例:

NTPRINT (2,12,18),AM=STD,DEST='PRINT**',OPEN=INITOBJ,CLOSE=CMD 
NTPRINT (1,3,6-11,15),AM=NAF

NTPRINT (0),AM=STD,DEST=HARDCOPX

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すべての環境で使用できるキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。AM | DEST | OPEN | CLOSE | ROUTE | CP

AM - アクセスメソッドのタイプ

AM=xxx によって、使用されるアクセスメソッドのタイプが指定されます。

オンラインセッションの場合、使用するすべての出力ファイルを特定のアクセスメソッドに割り当てる必要があります。

バッチセッションの場合、特定のアクセスメソッドに割り当てられていない出力ファイルは標準バッチアクセスメソッド(AM=STD)によって自動的に検出されて割り当てられます(これらの出力ファイルが JCL で事前に定義されている場合)。 プロファイルパラメータ FAMSTD(出力ファイルおよびワークファイルのアクセスメソッド割り当ての上書き)も参照してください。

意味
STD 標準シーケンシャルバッチファイル(バッチ、TSO、TIAM、VM/CMS OS シミュレーション)。
CMS CMS ディスクおよび SFS ファイル。
COMP Com-plete 出力ファイル。
CICS CICS 一時データまたは一時ストレージ。
NAF Natural Advanced Facilities.
IMS IMS/TM 宛先。
PC Entire Connection。
USER サードパーティベンダの出力インターフェイス。
SMARTS SMARTS 出力ファイル。
ESS Entire System Server.
NOM Entire Output Management。 オペレーティングシステムのスプールを使用することなく、Entire Output Management コンテナファイルをポイントします。 詳細については、『Entire Output Management』ドキュメントを参照してください。
OFF 未割り当て。 FAMSTD=OFF が設定されている場合、自動割り当ては行われません。
0 未割り当て。 FAMSTD=OFF が設定されている場合、自動割り当てが行われます。 これはデフォルト値です。

注意:
PRINT=OFFPRINT=((1-31)), AM=OFF) と同等です。 この設定は、他のどのキーワードサブパラメータ指定にも影響しません。 PRINT=((0),AM=xxx) または NTPRINT (0),AM=xxx では、ハードコピー出力アクセスメソッドを決定します。プロファイルパラメータ HCAM=xxx と同等です。

DEST - 外部データセット名

DEST=name では、応答先(1~8 文字)を指定します。

DEFINE PRINTER ステートメントの OUTPUT 値に対応します(また、DEFINE PRINTER OUTPUT 指定によって上書きできます)。

このキーワードサブパラメータの意味は、アクセスメソッドによって異なります。

アクセスメソッド DEST の意味
AM=STD

DEST は論理データセット名です(DDNAMELINK 名、DTF 名)。

応答先が複数のファイルである場合、ファイル番号に 2 つのアスタリスク(**)を指定する必要があります。 アスタリスクは、出力ファイルごとに対応する論理ファイル番号に置き換わります。 2 つのアスタリスクを含む DEST 値は、ダイナミックパラメータとして使用する場合、アポストロフィで囲む必要があります。

デフォルト値は、IBM 環境の場合 DEST='CMPRT**'、SIEMENS 環境の場合 DEST='P**' です。

z/VSE では、7 文字の名前のみがサポートされます。

AM=CICS

CICS では、出力ファイルのデフォルト値はありません。 この場合、DEST サブパラメータは必須です。つまり、有効な DEST 指定なしで定義された CICS 出力ファイルは無視されます。

Natural CICS インターフェイスでは、DEST 値の一部として変数(NCIPARM 生成マクロの TERMVAR パラメータを参照。デフォルトは &TID)を使用することもサポートされています。変数を指定した場合、実際の CICS 端末 ID で置き換わります。 『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの「CICS 環境での Natural 出力ファイルとワークファイル」も参照してください。

AM=CMS CMS での DEST の使用方法については、『オペレーション』ドキュメントの VM/CMS 環境での Natural に関する説明を参照してください。
AM=IMS IMS/TM 宛先を指定します。

注意:
PRINT=((0),DEST=xxx) または NTPRINT (0),DEST=xxx では、ハードコピー出力先を決定します。Natural プロファイルパラメータ HCDEST=xxx と同等です。

OPEN - ファイルをオープンするタイミング

OPEN=xxx によって、ファイルがオープンされるタイミングが決定します。

次の場合にファイルをオープン
INIT セッション初期化時に出力を行うとき。
OBF 各種環境(バッチ、CICS、Com-plete、TSO)のデフォルトの OPEN 値に基づく。
OBJ ファイルにアクセスする最初のオブジェクトの実行が開始されたとき。 全般的なデフォルト値です(AM=COMP および AM=IMS を除く)。
OBJ1 ファイルにアクセスするレベル 1 での最初のオブジェクトの実行が開始されたとき。 さもなければ、最初にアクセスした時点。
ACC ステートメントが最初にアクセスしたとき。 AM=COMP および AM=IMS のデフォルト値です。
INITOBF セッション初期化時に出力を行うとき。 続けてファイルを再オープンすると、各種環境(バッチ、CICS、Com-plete、TSO)のデフォルトの OPEN 値が設定されます。
INITOBJ セッション初期化時に出力を行うとき。 ファイルにアクセスする最初のオブジェクトの実行が開始されると、続けてまたファイルがオープンされます。
INITOBJ1 ファイルにアクセスするレベル 1 での最初のオブジェクトの実行が開始されたとき。 さもなければ、最初にアクセスした時点。
INITACC セッション初期化時に出力を行うとき。 ステートメントが最初にファイルにアクセスしたときに、続けてまたファイルがオープンされます。

CLOSE - ファイルをクローズするタイミング

CLOSE=xxx によって、ファイルがクローズされるタイミングが決定します。

次の場合にファイルをクローズ
OBJ 最初にアクセスしたファイルを含むオブジェクトの処理が完了したとき、またはコマンドモード時に NEXT モードまたは MAINMENU に到達したとき。
CMD コマンドモード時に NEXT モードまたは MAINMENU に到達したとき。 AM=NAFAM=COMP、および AM=IMS のデフォルト値です。
FIN セッションが終了したとき(AM=STD のデフォルト値です)。 CLOSE=FIN を指定した場合、プリンタがすでにオープンされていると、DEFINE PRINTER ステートメントでエラーが発生します。 プリンタに対する CLOSE PRINTER ステートメントは無視されます。
USER ファイルがオープンされていて、次のいずれかの条件が当てはまる場合のみ。
  • CLOSE PRINTER ステートメントが発行されたとき。

  • DEFINE PRINTER ステートメントが発行されたとき。

  • セッションが終了したとき。

ROUTE - 論理出力ファイルのルーティング

ROUTE=xxx では、DEFINE PRINTER ステートメントの OUTPUT 節に応じて論理出力ファイルのルーティングを行うかどうかを決定します。

ON 出力ファイルのルーティングが行われます。 PC 以外のすべての出力ファイルをターゲット出力ファイルとして指定できます。 これはデフォルト値です。
OFF 出力ファイルのルーティングは行われません。
am 出力ファイルのルーティングは、指定したアクセスメソッド am のプリンタに対してのみ行われます。 任意の有効な出力ファイルアクセスメソッドを値として使用できます(上記のサブパラメータ AM の説明を参照)。 PCam には使用できません。

出力ファイルのルーティングとは、DEFINE PRINTER ステートメントの OUTPUT 節で定義された名前が、異なる論理プリンタで定義されている出力ファイルの宛先を示している場合に、すべての出力がこの出力ファイルにルーティングされることを意味します。 指定した名前のプリンタが見つからない場合、出力は空いている任意のプリンタにルーティングできます。

CP - 出力のコードページ

このキーワードサブパラメータでは、出力のコードページを定義します。 すべてのコードページデータ(Natural ソース、A フォーマットフィールドの内容など)がこのコードページで保存されると想定されます。 キーワードサブパラメータ CP でコードページが指定されていない場合、プロファイルパラメータ CP の評価の結果のコードページが使用されます。

(例えば、パラメータ CP=OFF によって)Natural コードページのサポートが無効になっている場合、このパラメータに指定した値は無視されます。

プロファイルパラメータ CP、および『Unicode およびコードページのサポート』ドキュメントの「プロファイルパラメータ」も参照してください。

意味
1~64 文字

目的のコードページの名前です。

任意の文字列を指定できますが、ソースモジュール NATCONFG のマクロ NTCPAGE のコードページパラメータである CCSIDCCSNIANA、または ALIAS のうちのいずれかで定義済みである必要があります。

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すべての環境で使用できる AM=STD のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。RECFM | BLKSIZE | LRECL | TRUNC | PAD | PADCHRO | ASA | STRIP

RECFM - データセットのデフォルトのレコードフォーマット

RECFM=xxxx によって、データセットのデフォルトのレコードフォーマットが決定します。

次のフォーマットがサポートされています。

F 固定長
V 可変長
U 未定義
B ブロック式
S スパンド
A ASA
M 機械制御文字

次の値およびその組み合わせが使用可能です。

可能な値: F、FA、FM、FB、FBA、FBM、V、VA、VM、VB、VBA、VBM、VBS、VBSA、VBSM、U、UA、UM
デフォルト値: RECFM=VBA(ASA の可変長ブロック式)。

RECFM の指定は、レコードフォーマットが JCL またはデータセット DCB(z/OS の場合のみ)で定義されていない場合にのみ適用されます。

BLKSIZE - データセットのデフォルトのブロックサイズ

BLKSIZE=nnnnn によって、データセットのデフォルトのブロックサイズ(バイト単位)が決定します。

設定可能値: 0 または 832767
デフォルト値: 1016

BLKSIZE の指定は、ブロックサイズが JCL またはデータセット DCB(z/OS の場合のみ)で定義されていない場合にのみ適用されます。

LRECL - データセットのデフォルトレコード長

LRECL=nnn では、データセットのデフォルトのレコード長(バイト単位)を決定します。

設定可能値: 0 または 5~254
デフォルト値: 0

このサブパラメータは、特に切り捨てやパディングの有無をチェックする場合に使用します。

RECFM=V (B) の場合、LRECL 値には 4 バイトのレコードディスクリプタワードが含まれます。

LRECL=0 が定義されている場合、以下が適用されます。

LRECL の指定は、レコード長が JCL またはデータセット DCB(z/OS の場合のみ)で定義されていない場合にのみ適用されます。

TRUNC - 出力レコードの切り捨て

TRUNC=xxx では、出力レコードを切り捨てるかどうかを決定します。

ON データセットのレコード長(LRECL)より長い出力レコードで、切り捨てが発生します。 これはデフォルト値です。
OFF 出力レコードがデータセットのレコード長よりも長い場合、エラー NAT1512 が発行されます。

PAD - 出力レコードのパディング

PAD=xxx によって、出力レコードのパディングを発生させるかどうかが決定します(固定レコード長のデータセットにのみ適用されます)。

ON データセットのレコード長(LRECL)より短い出力レコードでは、キーワードサブパラメータ PADCHRO で定義されたパディング文字でパディングが行われます。 これはデフォルト値です。
OFF 出力レコードがデータセットのレコード長よりも短い場合、エラー NAT1510 が発行されます。

PADCHRO - 出力レコードのパディング文字

このサブパラメータでは、出力ファイルに PAD=ON が定義されている場合にパディングに使用される文字を定義します。

設定可能値: 'x' (一重引用符で囲まれた特定の文字 x
x'xx' (特定の 16 進文字 xx
デフォルト値: ' ' (空白または x'40'

ASA - ASA レコードフォーマットの使用

ASA=xxx では、ASA レコードフォーマットを使用するかどうかを決定します。

ON 出力レコードに ASA 文字が含められます。 z/OS では、これにより、DCB または RECFM サブパラメータの RECFM 設定にかかわらず、ASA レコードフォーマットが強制されます。 これはデフォルト値です。
OFF 出力レコードに ASA 文字は含められません。 z/VSE バッチアクセスメソッド(AM=STD)では、出力ファイルがスプールファイルの場合、出力レコードの 1 列目に有効な ASA 文字を指定する必要があります。そうしないと、エラー NAT1530 が発行されます。

STRIP - 末尾の空白の削除禁止

ディスクスペースを軽減するためにデータセットが可変長レコードフォーマット(RECFM=VB)で定義されている場合、バッチシーケンシャル出力ファイル(AM=STD)の末尾の空白が削除されます。 そのため、空白がないことが原因で、このデータセットに後からアクセスするアプリケーションで問題が発生することがあります。 このような問題は、STRIP=OFF を設定することで回避できます。

ON 末尾の空白が削除されます。 これはデフォルト値です。
OFF 末尾の空白は削除されません。

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z/OS 環境で使用できる AM=STD のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。

REREAD | FREE | BUFNO | DISP | VMAX

REREAD - テープファイルデータセットのクローズ

REREAD=xxx によって、テープファイルをクローズする REREAD オプションが設定されます。

ON REREAD オプションが CLOSE SVC に対して設定されます。 これにより、データセットを再処理するためにボリュームが再配置されます。 これはデフォルト値です。
OFF REREAD オプションが CLOSE SVC に対して設定されません。

FREE - ファイルをクローズした時点でデータセットの割り当てを解除

FREE=xxx によって、ファイルをクローズするときにデータセットの割り当てを解除するかどうかが決定します。

ON FREE オプションが CLOSE SVC に対して設定されます。つまり、データセットのクローズ時に(ステップ終了時ではなく)割り当てが解除されます。
OFF FREE オプションが CLOSE SVC に対して設定されません。 これはデフォルト値です。

BUFNO - データセットの z/OS I/O バッファのデフォルト番号

BUFNO=nnn によって、データセットの z/OS I/O バッファのデフォルト番号が定義されます。

設定可能値 0 - 255
デフォルト値 0

この場合、z/OS はデフォルトごとに 5 つの I/O バッファを割り当てます。

I/O バッファの数により出力ファイルアクセスのパフォーマンスが大幅に向上します。 I/O バッファのストレージは、16 MB を越えないように割り当てられることに注意してください。

BUFNO の指定は、BUFNO パラメータがデータセットの JCL で指定されていない場合にのみ適用されます。

DISP - 出力ファイルの修正用オープン

DISP=xxx では、出力ファイルを修正用にオープンするかどうかを決定します。

このサブパラメータは、JCL DD ステートメントのサブパラメータ DISP=MOD に対応しています。

MOD ファイルの末尾に新しいレコードが追加されます。
NOMOD 出力ファイルは先頭から書き換えられます。 これはデフォルト値です。

VMAX - さまざまなレコードフォーマットの LRECL をコントロール

VMAX=xxx によって、さまざまなレコードフォーマット(RECFM=V)で出力ファイル LRECL の設定を制御できます。

ON ファイルの BLKSIZE の値がゼロ以外とすると、VMAX=ON の場合、DCB または LRECL サブパラメータの LRECL 設定にかかわらず、変数レコードフォーマットとして LRECL=BLKSIZE-4 と設定されます。
NAT この値がデータセットの DCBLRECL 未満の場合、LRECL はアプリケーションプログラムの最長レコード + 4 の長さに設定されます。
OFF データセットの DCB または LRECL サブパラメータからの LRECL が使用されます。 これはデフォルト値です。

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z/VSE 環境で使用できる AM=STD のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。

SYSNR | LABEL | REWIND

SYSNR - 論理 VSE SYS 番号

SYSNR=nn によって、論理 VSE SYS 値が決定します。

設定可能値: 1 - 99
デフォルト値: デフォルトでは、SYS 番号は出力ファイル番号に 40 を加えた値です(出力ファイル 1~31 の場合)。出力ファイル 0、つまりハードコピープリンタの場合、デフォルト値は SYSLST です。

例:

出力ファイル 11 の z/VSE デフォルト SYS 番号は 11 + 40 >= SYS051 です。

LABEL - テープラベルの処理

LABEL=xxx によって、テープラベルの処理方法が決定します。

ON テープは標準のラベルフォーマットです。 これはデフォルト値です。
OFF テープはラベルなしで、フロントテープマークが使用されます。
NOTM テープはラベルなしで、フロントテープマークも使用されません。

REWIND - ファイルのクローズ時のアクション

REWIND=xxx によって、テープファイルをクローズするときのアクションが決定します。

ON ファイルをクローズするとテープが巻き戻されます。 これはデフォルト値です。
OFF ファイルをクローズしてもテープは巻き戻されません。
UNLOAD ファイルをクローズするとテープがアンロードされます。

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BS2000/OSD 環境で使用できる AM=STD のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。DISP | FREE

DISP - ファイルオープンモード

DISP=xxx によって、ファイルのオープンモードが決定します。

EXT オープンモードは EXTEND に設定されます。
NOEXT オープンモードは、デフォルト値の OUTPUT に設定されます。 これはデフォルト値です。

FREE - ファイルクローズ時のリンク名の解放

FREE=xxx では、宛先ファイルが別のファイルに切り替えられたときにファイルのリンク名を解放するかどうかを決定します。

ON リンク名は解放されます。
OFF リンク名は維持されます。

例:

DEFINE PRINTER (1) OUTPUT 'P01' 
WRITE (1) 'TEST' 
CLOSE (1)
DEFINE PRINTER (1) OUTPUT 'FILE=REPORT01.NEW,LINK=LINKP01

FREEON に設定されている場合、リンク名は解放されます。FREE=OFF の場合、リンク名は維持されます。

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AM=CICS のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。

TYPE | DISP

TYPE - CICS ストレージ媒体のタイプ

TYPE=xxxx によって、使用される CICS ストレージ媒体のタイプが指定されます。

MAIN 一時的なメインストレージ。
AUX 一時的な補助ストレージ。
TD 一時データ。

使用されるデフォルト値は、DEST パラメータの設定によって異なります。 DEST サブパラメータ値が有効な CICS 一時データキューに一致する場合、TYPE サブパラメータはデフォルトで TD になり、一致しない場合は MAIN がデフォルト値になります。

DISP - CICS 一時ストレージキューの処理

DISP=(xxx,xxx) によって、CICS 一時ストレージキューの処理方法が指定されます。

可能な値のペアは次のとおりです。

(NEW,KEEP) ストレージキューはファイルのオープン時に削除されます。 これはデフォルト値です。
(NEW,DELETE) ストレージキューは、ファイルのオープン時およびクローズ時に削除されます。
(OLD,DELETE) ストレージキューはファイルのクローズ時に削除されます。
(OLD,KEEP) ストレージキューは削除されません。

注意:
DISP の指定は、CICS 特別パーティション一時データキューには適用されません。

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AM=COMP(Com-plete)のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。DRIVER

DRIVER - Com-plete 出力ドライバの名前

DRIVER=name では、使用する Com-plete 出力ドライバの name を指定します。

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AM=SMARTS(Com-plete)のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。DEST

DEST - 論理プリンタ

DEST=print-server-queue

環境変数 SAG_APS_LPD_xyz では、Com-plete での論理プリンタを定義します。xyz は出力サーバーキューの名前です。

指定した DEST に対して環境変数 SAG_APS_LPD_xyz が存在する場合、出力はそのラインプリンタに直接ルーティングされます。 詳細については、『Complete Initialization and Startup Manual』の「Defining Terminals and Printers」セクションを参照してください。

DEST=printer-file-name

そのプリンタの出力サーバーキューが利用できない場合、DEST ではプリンタファイル名を指定します。 ファイルシステム内の出力ファイルの場所を指定します。 出力ファイルの名前は、ユーザー ID およびシーケンス番号に基づいて生成されます。

DEST 節は最大 8 文字に制限されているため、PFS 絶対パス指定でファイルを定義する場合には使用できません。 DEST 節では、出力ファイルのルートディレクトリに対して相対的な名前を指定します。 出力ファイルのルートディレクトリは、環境変数 NAT_PRINT_ROOT で指定します。

例:

NAT_PRINT_ROOT=/nat/printer
DEST=printer1
UserId=xyz

最初の出力はファイル /nat/printer/printer1/xyz1 に書き込まれます。

絶対パス定義でファイルを指定するには、DEFINE PRINTER ステートメントの OUTPUT 節を使用する必要があります。

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AM=IMS のキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。

BLKSIZE | DRIVER

BLKSIZE - 出力バッファのサイズ

BLKSIZE=nnnnn では、IMS/TM 宛先に送信される出力バッファのサイズを指定します。

DRIVER - Natural IMS 出力ドライバの名前

DRIVER=name では、使用する Natural IMS 出力ドライバの name を指定します。

使用可能な値については、『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの「IMS/TM での Natural」セクションの NIMPARM マクロパラメータおよび Natural WRITE(n)ステートメントのサポートに関する説明を参照してください。

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DEFINE PRINTER ステートメントのキーワードサブパラメータ

次のキーワードサブパラメータでは、同じ名前の DEFINE PRINTER ステートメントオプションのデフォルト値を設定できます(『ステートメント』ドキュメントを参照)。 プリンタがクローズされると、すべての DEFINE PRINTER ステートメントオプションがデフォルト値にリセットされます。

次のキーワードサブパラメータが利用可能です。

PROFILE | NAME | FORMS | DISP | COPIES | CLASS | PRTY

PROFILE - プリンタ制御文字テーブルの名前

PROFILE=name では、プリンタ制御文字テーブル(NTCCTAB マクロ)の name を指定します。

NAME - リストの名前

NAME=name では、リストの name を指定します。

FORMS - リストフォームの名前

FORMS=name では、リストフォームの name を指定します。

DISP - リストの処理

DISP=disposition では、リストの dispositionHOLDKEEPDELETE、または LEAVE)を指定します。

COPIES - コピーの数

COPIES=nnn では、出力するコピーの数(1~255)を指定します。

CLASS - スプールクラス

CLASS=class では、スプールクラス(1 バイト)を指定します。

PRTY - リストの優先度

PRTY=nnn では、リストの優先度(1~255)を指定します。

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