バージョン 4.2.5
 —  TP モニタインターフェイス  —

Natural CICS 生成パラメータ

Natural CICS インターフェイスドキュメントのこの部分では、Natural CICS 生成パラメータについて説明します。

次のトピックについて説明します。

CICS テーブルの参照

適切な場合は、CICS テーブル(DCT、FCT、PCT、PPT、TCT、TST など)への参照を、以下に示す対応する項目への参照と見なすことができます。

関連ドキュメント


NCISCPCB 生成パラメータ

Natural CICS インターフェイスシステムディレクトリは NCISCPCB ソースモジュールのアセンブルおよびリンクによって生成されます。Natural の『インストール』ドキュメントの「Natural CICS インターフェイスのインストール」、「システムディレクトリの作成」を参照してください。

NCISCPCB には、次のマクロが含まれています。

これらのマクロの目的、および NCMDIR および NCMTGD マクロで指定できる個別のパラメータについては、以降のセクションで説明します。

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NCMDIR マクロパラメータ

NCMDIR マクロは必須であり、NCISCPCB ソースモジュールで最初のマクロとして指定する必要があります。 これには、システムに対するさまざまなオプションが含まれています。 NCMDIR マクロで指定できる個別のパラメータを、以下で説明します。

CICSPLX | ROLLSRV | SIPSERV | SUBSID | TSKEY | TSRECSZ | USERS

CICSPLX -CICS アプリケーションリージョンの切り替え

このパラメータは、z/OS 環境でのみ適用可能です。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES Natural CICS インターフェイスは、ローカルの CICS アプリケーション所有領域(AOR)外部の擬似会話型画面 I/O を介して、セッション関連のすべてのデータをセッション情報レコード(SIR)およびセッションデータとして保存します。これにより、CICS AOR を切り替えることができます。

このパラメータを YES に設定する場合は、プロファイルパラメータ ADAMODE を 0 より大きい値に設定する必要があります。

MODE この設定は YES とほぼ同じ意味があります。違う部分は、CICSPLX=MODE によって ADAMODE=0 のプロファイルパラメータ指定が許可されることです。つまり、CICS AOR 切り替えは使用できませんが、Natural セッションは、MRO 環境において CICS AOR が再スタートされても存続されます。
NO

重要な Natural セッションデータはローカルの CICS AOR に保存されます。これによって、CICS AOR の切り替えが事実上無効になります。

これはデフォルト値です。

Natural PLEX サポートが意味するのは、Natural CICS セッションは、CICS タスク終了時に CICS アプリケーションリージョンに存在するすべてのフットプリントを削除するということです。これは、その後このリージョンを使用しない可能性があるためです。 したがって、Natural CICS セッション関連のすべてのデータは、CICS アプリケーションリージョン外部に保存する必要があります。このため CICS 環境の Natural はCICS タスク終了時に、セッション情報レコード(SIR)を認可サービスマネージャの SIP ハンドラに、セッションデータを Natural ロールサーバーに渡します。 これに加えて保留されているすべてのモジュール、つまり、Natural にリンクされていないが、RCA モジュールまたは Adabas リンクモジュールとして標準のリンケージ規約を介して直接起動されたモジュールは、CICS タスク終了時に解放する必要があります。 また、再スタート情報は、COMARET=YES の場合は CICS 端末所有領域(TOR)に、COMARET=NO の場合は CICS データ所有領域(DOR)に(すべての参加 CICS AOR で共有)保存する必要があります。詳細については、COMARET パラメータを参照してください。

YES または MODE が指定されて NCMDIRSUBSID パラメータが設定されていない場合は、NCI 環境を初期化する Natural セッションに有効な Natural プロファイルパラメータ SUBSID の値が取られます。

注意:
このパラメータを YES または MODE に設定すると、SIPSERV および ROLLSRV パラメータが自動的に YES に設定されます。

ROLLSRV - ロールサーバーのロール

このパラメータは、z/OS 環境でのみ適用可能です。

可能な値は次のとおりです。

説明:
NO CICSPLX=NO および SIPSERV=NO の場合、これがデフォルト値です。 CICSPLX または SIPSERVYES の場合、ROLLSRV=YES に設定されます。
YES YES を指定すると、Natural CICS インターフェイスは Natural ロールサーバーをロール機能としてのみ使用します。

画面 I/O を介して Natural セッションデータを保存および回復するために Natural ロールサーバーを使用する場合は、CICSPLX および SIPSERV パラメータの両方が NO に設定されているときに、このパラメータを YES に設定する必要があります。 YES が(強制的に)指定されて NCMDIRSUBSID パラメータが設定されていない場合は、NCI 環境を初期化する Natural セッションに有効な Natural プロファイルパラメータ SUBSID の値が取られます。

Natural CICS インターフェイスのために、Natural プロファイルパラメータ SUBSID が適用されるのは、ダイナミックに指定された場合、またはパラメータモジュールで指定された場合に限ります。 プロファイルパラメータ SYS または PROFILE によるパラメータ文字列または代替パラメータモジュールで(プロファイルパラメータ PARM で指定したように)指定された場合は無視されます。

SIPSERV - 認可サービスマネージャのセッション情報プール

このパラメータは、z/OS 環境でのみ適用可能です。

可能な値は次のとおりです。

説明:
NO

CICSPLX=NO の場合、これがデフォルト値です。 CICSPLXNO でない場合は、SIPSERV=YES に設定されます。

YES Natural CICS インターフェイスは、セッション情報レコード(SIR)を、認可サービスマネージャのセッション情報プールに保存します。

このパラメータが YES に(強制的に)設定されると、Natural セッション情報レコードは CICS リージョン外に保存されるため、Natural は擬似会話型画面 I/O 後に CICS アプリケーションリージョンを切り替えることができます。

YES が(強制的に)指定されて NCMDIRSUBSID パラメータが設定されていない場合は、NCI 環境を初期化する Natural セッションに有効な Natural プロファイルパラメータ SUBSID の値が取られます。

Natural CICS インターフェイスのために、Natural プロファイルパラメータ SUBSID が適用されるのは、ダイナミックに指定された場合、またはパラメータモジュールで指定された場合に限ります。 プロファイルパラメータ SYS または PROFILE によるパラメータ文字列または代替パラメータモジュールで(プロファイルパラメータ PARM で指定したように)指定された場合は無視されます。

注意:
このパラメータが YES の場合、ROLLSRV パラメータは、まだ指定されていない場合は強制的に YES に設定されます。

SUBSID - サブシステム ID

このパラメータは、z/OS 環境でのみ適用可能です。

可能な値は次のとおりです。

説明:
SUBSID=xxxx

Natural ロールサーバーおよび/または認可サービスマネージャのサブシステム ID を定義します。

このパラメータは、Natural ロールサーバーおよび/または認可サービスマネージャに使用される Natural サブシステム ID を定義します。 このパラメータを指定しないと、Natural プロファイルパラメータ SUBSID の値が取られます。

Natural CICS インターフェイスのために、Natural プロファイルパラメータ SUBSID が適用されるのは、ダイナミックに指定された場合、またはパラメータモジュールで指定された場合に限ります。 プロファイルパラメータ SYS または PROFILE によるパラメータ文字列または代替パラメータモジュールで(プロファイルパラメータ PARM で指定したように)指定された場合は無視されます。

TSKEY - Natural CICS 一時ストレージキーの接頭辞

このパラメータは、一時ストレージキューの定数の接頭辞を定義します(以下の説明を参照)。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(xxxx, yyyy) TSKEY=(xxxx, yyyy) はロールデータの接頭辞を定義しますが、yyyy は擬似会話型の再スタートデータの接頭辞を定義します。
(NAT4,NCOM) これはデフォルト値です。

CICS 一時ストレージ(メインまたは補助)を、Natural CICS インターフェイスのロール機能または Natural 擬似会話型タスクのための通信エリア(NCMPRM マクロパラメータ COMARET で説明)に使用する場合、タスク依存の一意な一時ストレージのキューに対する名前を指定する必要があります。

これらのキュー名は、定数である 4 バイトのキーおよびタスク関連のキーから構成されます。 端末依存タスクの場合はこのタスク関連のキーは端末 ID に対応し、非同期の非端末タスクの場合は CICS の一意なタスク番号に対応します。 一時ストレージキュー名の定数の接頭辞は TSKEY パラメータによって定義されます。

Natural CICS インターフェイスでは、4 バイトの接頭辞が、ロールデータ用と擬似会話型の再スタートデータ用に 2 つ必要です。 xxxx は、ロールデータの接頭辞を定義します。yyyy は、擬似会話型再スタートデータの接頭辞を定義します。 これらの 2 つの接頭辞は互いに異なり、CICS 環境の Natural で排他的でなければなりません。

CICSplex 環境で実行する場合は、Natural セッション再スタート情報用の CICS 一時ストレージの接頭辞は、参加するすべての CICS リージョンにおいてアクセス可能な REMOTE/SHARED として CICS TST で定義する必要があります。

TSRECSZ - メインおよび補助の一時ストレージのレコードサイズ

このパラメータは、CICS 一時ストレージを Natural CICS インターフェイスのロール機能として使用する場合に、データのロールにおける最大レコード長を定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(nnnnn,mmmmm)

1 つ目のサブパラメータ nnnnn は、CICS のメインの一時ストレージに適用されます。この値は、409632763 の範囲内または 0、またはキーワード MAXYES、または NO のいずれかである必要があります。

  • 0 以外の数値の場合は、その値が無条件に使用されます。

  • 0 または NO に設定した場合は、CICS のメインの一時ストレージを Natural ロール機能に使用することはできません。

  • MAX または YES に設定した場合は、レコードサイズが 32763 に設定されます。

2 つ目のサブパラメータ mmmmm は CICS の補助の一時ストレージに適用されます。この値は、397632763 の範囲内または 0、またはキーワード MAXYES、または NO のいずれかである必要があります。

  • 0 以外の数値の場合は、その値が無条件に使用されます。MAX に設定すると、レコードサイズが 32763 に設定されます。

  • NO に設定すると、CICS の補助の一時ストレージを Natural ロール機能に使用することはできません。

  • 0 または YES に設定すると、Natural CICS インターフェイスは、補助の一時ストレージのコントロールインターバルに適合するレコード長を設定します。つまり、CI サイズから VSAM 制御情報と CICS 制御情報を引いた長さになります。

ユーザー定義のレコードサイズが CI サイズより大きい場合は、スパンドレコードの書き込みによる追加の CICS オーバーヘッドが生じますが、(論理的)ロール I/O が少なくなります。

(32748,0) これはデフォルト値です。

USERS - セッション情報レコード

このパラメータは、セッション情報レコードスロット(SIR)の数を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(nnnnn, mmm) サブパラメータ nnnnn は、Natural CICS ディレクトリモジュール自体に保持される SIR の数を定義します。 nnnnn132767 の範囲で指定する必要があります。 ディレクトリの SIR スロットがいっぱいになると、Natural CICS インターフェイスは、mmm によって定義された SIR の数を保持するために十分な大きさの CICS 共有ストレージセグメントを取得します。この範囲は 0255 の範囲内である必要があります。

サブパラメータ mmm0 または省略された場合、システムディレクトリに空いている SIR スロットがなければ、システムは SIR 用に追加のストレージを取得しません。 この場合、Natural CICS システムは、1 つ目のサブパラメータによって指定されたユーザー数に実質的に制限されます。

mmm0 以外の値が指定された場合、必要に応じて、第 2 のストレージセグメントが自動的に割り当てられます。 割り当てられた第 2 のストレージセグメントは、必要がなくなると再度解放されます。

(100,20) これはデフォルト値です。

Natural CICS インターフェイスは、すべてのアクティブな Natural セッションに関する情報を永続的に保持します。 セッションごとに、セッション情報レコード(SIR)が保存されます。

これらの SIR は、以下の場所に保存されます。

ただし、Natural セッションが CICS リージョンでアクティブな場合は常に、現在のアプリケーションリージョンの SIR スロットが使用されます。

単一の CICS AOR でローカルに実行する場合、USERS パラメータは、すべての Natural セッションに適用されます。 CICSplex 環境で実行する場合、USERS は、参加している CICS AOR のそれぞれで現在アクティブな Natural セッションのサブセットに適用されます。

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NCMTGD マクロパラメータ

NCMTGD マクロは必須であり、スレッドグループごとに指定する必要があります。 Natural CICS インターフェイスにより、スレッドのグループを定義することができます。 これらのグループは、セッション初期化時に CICS トランザクション ID によって制御/選択されます。 共通のスレッドサイズはグループごとに異なる場合があり、また各グループは異なるオプションを持つことができます。 スレッドグループの定義は、単一のセッションだけでなくシステム全体に関係するため、Natural CICS システムディレクトリの一部となっています。

NCMTGD マクロで指定できる個別のパラメータを、以下で説明します。

PFKEY | PRIMERF | THRDSZE | THREADS | TRAN | TYPE | XTRAN

PFKEY - スレッドグループの PF/PA キー

このパラメータは、単一の CICS トランザクションまたは CICS トランザクションのリストを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
xxx xxx に指定できる値は、PF1PF24PA1PA3 です。
(xxx,xxx,...) キーのリストも指定することができます。 リストは、PFKEY=(PF12, PF14) のようにカッコで囲む必要があります。

デフォルト値はありません。

セッションを開始すると、Natural CICS インターフェイスは、すべてのスレッドグループの定義をスキャンして、現在のトランザクション ID、または PF または PA キーを探します。 見つからない場合は、最初のスレッドグループがデフォルトになります。

注意:
少なくとも 1 つのトランザクション ID(文字または 16 進形式)またはアテンション識別子を開始する 1 つのトランザクションを、デフォルトグループとして使用される最初のグループを除く、すべてのグループに対して指定する必要があります。

PRIMERF - Natural CICS の主なロール機能

このパラメータは、関連するスレッドグループで定義されているすべてのタスクに対して、Natural CICS インターフェイスの主なロール機能を定義します。 このため、このパラメータは TYPE=NONE のスレッドグループには適用されません。

可能な値は次のとおりです。

説明:
VSAM Natural CICS インターフェイスの VSAM RRDS ロールファイルが、主なロール機能として使用されます。 CICS の補助の一時ストレージは第 2 のロール機能と見なされます。これは、主なロールファイルのすべてがいっぱいになった場合、または利用できない場合に使用されることを意味します。
AUX CICS の補助の一時ストレージが、Natural CICS インターフェイスの主なロール機能として使用されます。
MAIN CICS のメインの一時ストレージが、Natural CICS インターフェイスの主なロール機能として使用されます。
NONE 関連するセッションがロールされません。 NONE は、TYPE=SHR グループ、および TYPE=SHR グループを再定義する TYPE=ALIAS のグループには無効です。

デフォルト値はありません。

Natural ロールサーバーを使用する場合、このパラメータは無視されます。ロールサーバーとの Natural セッションをロールなしの会話型で強制的に実行すると、値 NONE が使用されます。

注意するポイント:

重要:
PRIMERF=NONE に定義されているスレッドグループに関係するセッションは、ロール機能がなくロールができないため、設計上会話型になります。

THRDSZE - スレッドサイズ

このパラメータは、TYPE=GETM および TYPE=SHR グループに共通するスレッドサイズを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
nnn スレッドサイズ nnn は、40 以上に設定することができます。

デフォルト値はありません。

このパラメータは、Natural で利用できる論理的なスレッドサイズを定義することに注意してください。 ただし Natural CICS インターフェイス NCI は、内部管理のために論理的なスレッドサイズに 2 KB をさらに追加します。 これは、GETMAIN 要求スレッドの物理的なスレッドサイズまたは長さが、THRDSZE 値より 2 KB 大きいことを意味します。

TYPE=GETM の場合は、先頭および末尾の CICS ストレージアカウンティングエリア(SAA)用に追加の 16 バイトが必要です。

重要な注意:

  1. GETMAIN が 512 KB を超える場合は、CICS によってこれらのストレージが MB 境界で位置合わせされます。

  2. トランザクションアイソレーションを使用する場合は、CICS は、内部的に EUDSA で 1 MB "ページ"を使用します(詳細については『CICS Performance Guide』を参照)。

これらの 2 つの事実からストレージのフラグメントが発生するため、CICS で適切な EDSALIM を設定するときには注意してください。

THREADS - スレッドグループごとのスレッドまたはタスクの数

このパラメータは、以下に説明するようにスレッドまたはタスクの数を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
nnn スレッド数は、510 以下に設定することができます。

デフォルト値はありません。

TYPE=SHR のスレッドグループについては、THREADS パラメータは必須であり、インストール時に GETMAIN(CICS バージョンに応じて SVC または SHARED)を介して割り当てられるスレッド数を定義します。

TYPE=GETM および TYPE=NONE のスレッドグループについては、THREADS パラメータはオプションであり、スレッドグループごとに同時にアクティブにできる Natural タスクの最大数を決定します。

スレッドグループタイプについては、THREADS パラメータは、TYPE=SHR のスレッドグループとは違いストレージの使用状況を制御しません(「ストレージ使用の制御」も参照)。

スレッドグループごとのスレッドの数またはタスクの数は、スレッドコントロールブロック(TCB)を指定して定義します。

TYPE=SHR のスレッドグループについては、各スレッドは TCB に密接に接続されています。 スレッドは関連する TCB でキューに入れることにより共有されます。 TYPE=GETM および TYPE=NONE のスレッドグループは、アクティブ化するためにのみ TCB でキューに入れられます。

TYPE=SHR のスレッドグループを持つセッションはスレッドを使用しますが、他のセッションタイプは、スレッドがすでに割り当てられている(TYPE=GETM)またはスレッドが割り当てられていない(TYPE=NONE)TCB を使用します。

THREADS パラメータが 0 でない場合、Natural プロファイルパラメータ DBROLL および MAXROLL、および CMROLL への呼び出しでは、TYPE=GETM/NONE のスレッドグループに対する処理が異なります。この場合スレッドを解放できないため、保持されている TCB リソースが解放され、これによりストレージに保存されているセッションデータを持つセッションがアクティブになります。

TRAN - スレッドグループのトランザクション ID

このパラメータは、単一の CICS トランザクションまたは CICS トランザクションのリストを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(下記を参照) Natural の PCT に定義された 1 つ以上の CICS トランザクションコード。

デフォルト値はありません。

TRAN パラメータのトランザクション ID は、文字フォーマットである必要があります。英数字以外の文字を含むトランザクション ID は、アポストロフィで囲む必要があります。

セッションを開始すると、Natural CICS インターフェイスは、すべてのスレッドグループの定義をスキャンして、現在のトランザクション ID、または PF または PA キーを探します。 見つからない場合は、最初のスレッドグループがデフォルトになります。

トランザクション ID のリストは、TRAN=(NATU, XYZ) のようにカッコで囲む必要があります。

注意:
少なくとも 1 つのトランザクション ID(文字または 16 進形式)またはアテンション識別子を開始する 1 つのトランザクションを、デフォルトグループとして使用される最初のグループを除く、すべてのグループに対して指定する必要があります。

TYPE - グループのスレッドタイプ

このパラメータは、特定のグループに対して使用されるスレッドのタイプを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
SHR

CICS 共有ストレージスレッドが使用されます。 スレッドグループに利用できるスレッドは、このグループに対して定義されたすべての CICS トランザクションによって共有されます。 CICS タスクを開始するときのスレッド選択は、ENQUEUE/DEQUEUE 技術によって行われます。 現在利用できるスレッドがない場合は、このスレッドグループに対する待機キューが保持されます。

これはデフォルト値です。

SYSPlex 環境で実行する場合は、Natural パラメータ RELO=OFF により TYPE=SHR スレッドを持つセッションが会話型に設定され、CICS リージョンの切り替えを防ぎます。

GETM GETMAIN を介して割り当てられたスレッドが使用されます。つまりスレッドは、実質的には CICS GETMAIN 操作の EXEC CICS GETMAIN FLENGTH を実行して、スレッドグループの共通スレッドサイズで取得されます。 GETMAIN を介して割り当てられたスレッドを使用することにより、各 Natural タスクは終了するまで、つまり擬似会話型タスクの場合は画面 I/O から画面 I/O の間、排他的なスレッドストレージを利用することができます。

Natural パラメータ RELO=OFF または PSEUDO=OFF が指定されると、GETMAIN を介して割り当てられたスレッドを使用するタスクは会話型に設定されます。これは、スレッドに対して FREEMAIN を実行した後に、その後の GETMAIN によってメモリ内に同じストレージを取得できることが保証されないためです。 しかし、GETMAIN を介して割り当てられたスレッドストレージは所有するタスクに排他的に属しているため、このようなタスクはロール不能として定義することができます(PRIMERF パラメータを参照)。つまり、特定のスレッドは、Natural セッションが終了するまで特定のタスクに属することになります。 この場合、タスクは設計上会話型になり、ロールは実施されません。

NONE スレッドはこのスレッドグループに定義されたトランザクションによって使用されず、すべての Natural GETMAIN 要求は CICS に直接渡されて、EXEC CICS GETMAIN FLENGTH 要求として処理されます。 設計上、このようなタスクはロールできないため会話型になります。
ALIAS 現在の NCMTGD マクロでは、以前の NCMTGD のマクロ指定によって定義されたものとは異なるスレッドグループ用のオプションを指定できます。 ただし、TYPE=GETM および TYPE=SHR のスレッドグループのみ、1 つ以上の NCMTGD TYPE=ALIAS のマクロ要求によって再定義することができます。

99 個までのスレッドグループがサポートされます。これは ALIAS 以外の TYPE を持つ 99 個までの NCMTGD マクロ指定が認識されることを意味します。

XTRAN - スレッドグループに対する 16 進形式のトランザクション ID

このパラメータは TRAN パラメータと等価ですが、トランザクション ID が 16 進形式である必要があります。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(下記を参照) 設定可能値:Natural の PCT に定義されている 1 つ以上の CICS トランザクションコード。

デフォルト値はありません。

16 進形式のトランザクション ID のリストは、XTRAN=(D5C1E3E4, E7E8E9) のようにカッコで囲む必要があります。

注意:
少なくとも 1 つのトランザクション ID(文字または 16 進形式)またはアテンション識別子を開始する 1 つのトランザクションを、デフォルトグループとして使用される最初のグループを除く、すべてのグループに対して指定する必要があります。

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NTSWPRM マクロパラメータ

NTSWPRM マクロは、スワッププールのさまざまな側面を定義するために使用します。 スワッププールを使用しない場合は、このマクロは省略してください。 詳細については、Natural の『オペレーション』ドキュメントの「Natural スワッププール」を参照してください。

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NCIPAPM 生成パラメータ

Natural CICS インターフェイスのパラメータモジュールは、NCIPARM ソースモジュールをアセンブルして生成します。Natural の『インストール』ドキュメントの「Natural CICS インターフェイスのインストール」、「Natural CICS インターフェイスパラメータモジュールの作成」を参照してください。 このパラメータは NCMPRM マクロ定義を保持します。

NCMPRM マクロ、およびこのマクロで指定できるパラメータの目的については、次のセクションで説明しています。

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NCMPRM マクロパラメータ

NCMPRM マクロは、CICS 環境で関連するすべての Natural セッションのオプションを決定します。 このマクロは Natural CICS パラメータモジュールの一部です。この作成手順は、Natural の『インストール』ドキュメントにある、CICS 環境での Natural のインストール手順の該当項目に記載されています。

すべてのデフォルト値を含むサンプルの NCMPRM マクロ定義は、データセット NCInnn.SRCENCIPARM ソースモジュールに含まれています。

NCMPRM マクロの個別のパラメータを、以下で説明します。

BACKEND | BACKOUT | CHAP | CNTCALL | COMACAL | COMAMSG | COMARET | CONSOLE | DIRNAME | DUPTID | FLDLEN | LOGDEST | MSGDEST | MSGPFX | MSGTRAN | PREFIX | PRMDEST | PSTRNID | RCVASYN | RESENDC | RESENDS | RJEDEST | RJEUSER | SIGNON | SLCALL | SLNOHLD | SNDLAST | TERMVAR | TRANCHK | UCTRAN | UNITID

BACKEND - バックエンドプログラムの起動制御

このパラメータは、セッションが正常に終了または異常終了した後に、指定されたバックエンドプログラムまたはトランザクションを起動するかどうかを定義します。

BACKEND パラメータには 2 つのサブパラメータがあります。 2 つ目のサブパラメータはオプションです。 このサブパラメータは、端末エラーが発生した場合にバックエンドプログラムを起動するかどうかを制御します。 これには、NEP によって開始されるセッションクリーンアップタスクも含まれます。

設定可能な値はいずれのサブパラメータも YES/NO ですが、デフォルト値は異なります。

説明:
YES

BACKEND=(YES,NO) と同じです。

BACKEND パラメータを省略した場合は、これがデフォルトです。 潜在的なバックエンドプログラムまたはトランザクションが、特にタスクが異常終了した後は常に起動されますが、端末エラーの場合には起動されません。

バックエンドプログラムが起動されると、Natural 終了メッセージおよびリターンコードが CICS トランザクションワークエリア(TWA)に渡されます。 さらに、COMAMSG パラメータで説明しているように、同じ情報を CICS COMMAREA に渡すことができます。

(YES,YES)

BACKEND=(,YES) と同じです。 潜在的なバックエンドプログラムまたはトランザクションが、特に端末エラーを含む異常終了の後に常に起動されます。

NO BACKEND=(NO,NO) に設定します。 潜在的なバックエンドプログラムまたはトランザクションが、Natural セッションが正常に終了した場合、つまり Natural の終了メッセージが出力される場合のみ起動されます。

BACKOUT - 回復不可能な異常終了の場合のトランザクションのバックアウト

このパラメータは、Natural CICS インターフェイスが EXEC CICS SYNCPOINT ROLLBACK 呼び出しによってトランザクションのバックアウトを実行するかどうかを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

保留中のすべてのファイル更新がバックアウトされます。

これはデフォルト値です。

NO 保留中のすべてのファイル更新がコミットされます。

異常終了による出口のために、Natural CICS インターフェイスはすべての異常終了をインターセプトします。 異常終了がリカバリ可能でない場合は、異常終了するセッションのすべてのリソースが解放され、セッションは EXEC CICS RETURN を介して終了します。つまり、CICS に関しては "正常に" 終了します。 したがって、タスクの終了時に "保留中" のファイル更新は、CICS によって自動的にバックアウトされません。

CHAP - タスクのディスパッチ優先度の変更

このパラメータは、Natural CICS インターフェイスで DBROLL および/または MAXROLL 呼び出し制限に達している長期間にわたるタスクを処理する方法を定義します。 可能な値は次のとおりです。

説明:
YES DBROLL および/または MAXROLL 呼び出し制限に達するたびに、タスクのディスパッチ優先度が 1 ずつ減らされます。 元のタスクディスパッチ優先度は、次の画面 I/O で再設定されます。
NO

セッションが中断されます。

これはデフォルト値です。

CNTCALL - データをコンテナに自動的に渡す CICS 呼び出し

SET CONTROL 'P=C' を指定すると、CALL ステートメントのパラメータデータは、パラメータデータポインタではなく EXEC CICS LINK の CICS COMMAREA に渡されます。 CICS COMMAREA は 32 KB に制限されているため、32 KB を超える COMMAREA が指定された EXEC CICS LINK は LENGERR 条件のために失敗します。

CNTCALL パラメータを指定すると、渡されるデータが COMMAREA の最大長である 32 KB を超えた場合に、EXEC CICS LINK で自動的にコンテナを使用できます。 この機能は、チャネルおよびコンテナをサポートする CICS バージョンでのみ動作します(CICS トランザクションサーバー 3.1)。

このとき、Natural CALL ステートメントの前にアプリケーションプログラミングインターフェイス USR4204N を介して明示的に指定されていなければ、デフォルトのコンテナ名は "NCI-COMMAREA" です。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES COMMAREA データが 32 KB を超えると、Natural CICS インターフェイスは EXEC CICS LINK で自動的に CICS コンテナを使用します。このとき、デフォルト名として NCI-COMMAREA を使用します。
NO

COMMAREA データが 32 KB を超えると、Natural CALL ステートメントは失敗し、NAT0920 メッセージおよび理由コード LENGERR(16 進数で 16)が出力されます。

COMACAL - サブルーチン呼び出しでの CICS COMMAREA の使用

このパラメータは、EXEC CICS LINK で外部サブルーチンプログラムを起動するときに、Natural CICS インターフェイスが CICS コマンドレベル COMMAREA 機能を利用するかどうかを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

Natural パラメータリストのアドレスは、CICS TWA(Natural バージョン 1 と同じ)、および CICS COMMAREA(Natural バージョン 2 と同じ)に渡されます。 COMMAREA の長さ設定は、FLDLEN パラメータの設定に従い 8 または 12 になります。 YES を指定すると、特に CICS コマンドレベルで書かれた外部サブルーチンプログラムとの通信が向上します。これは、これらのサブルーチンにとって CICS TWA より CICS COMMAREA にアクセスする方が簡単だからです。また、オーバーヘッドも減少します。

これはデフォルト値です。

NO Natural は、Natural 要求パラメータリストのアドレスを、CICS TWA の外部サブルーチンプログラムにのみ渡します。

COMMAREA の長さ設定は 0 です。

COMACAL パラメータは、呼び出された外部サブルーチンにデータを渡す方法に関して、Natural バージョン 1 に実質的な "互換モード" を提供することができます。

呼び出しオプションの SET CONTROL 'P=C' を利用する場合は、このパラメータを YES に設定します。『端末コマンド』ドキュメントの端末コマンド %P の説明も参照してください。

COMAMSG - 終了メッセージでの CICS COMMAREA の使用

このパラメータは、CICS COMMAREA で、Natural 終了メッセージおよびリターンコードを潜在的なバックエンドプログラムまたはトランザクションに渡すかどうかを制御します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

Natural バックエンドパラメータエリアおよび潜在的な終了データが、CICS COMMAREA で渡されます。

これはデフォルト値です。

NO

この設定を行うと、Natural はセッションの正常な終了時または異常終了時に、Natural バックエンドパラメータエリア(Natural の『オペレーション』ドキュメントの「バックエンドプログラムの呼び出し規則」も参照)を CICS TWA の潜在的なバックエンドプログラムのみに渡します。

潜在的な終了データも、COMMAREA で渡されます。 利用できる終了データがない場合は、COMMAREA は渡されません。

COMARET - タスク制御での CICS COMMAREA の使用

このパラメータは、擬似会話型タスクを終了および再スタートするときに、Natural CICS インターフェイスが CICS コマンドレベル COMMAREA 機能を利用するかどうかを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

擬似会話型の Natural タスクは、EXEC CICS LINK または同等の CICS のマクロ要求によって起動されている場合を除き、再スタート情報を CICS COMMAREA に保存します。

これはデフォルト値です。

NO

Natural は再スタート情報を CICS のメインの一時ストレージに配置します。この結果、この情報を配置および取得するために必要な CICS サービスコールが発生するため、オーバーヘッドが増加します。

使用される CICS 一時ストレージキーは、接頭辞の文字列(NCMDIR パラメータ TSKEY で定義)と端末 ID から構成されます。 CICSplex 環境で実行する場合、CICS 一時ストレージキーの接頭辞を CICS TST で、参加するすべての CICS リージョンでアクセス可能な REMOTE/SHARED として定義する必要があります。

COMARET パラメータは、擬似会話型の再スタートデータを置く場所という点で、実質的に Natural バージョン 1 との互換性を提供します。

CONSOLE - オペレータコンソールの CICS 端末 ID

このパラメータは、オペレータコンソールとのメッセージ交換に Natural によって使用される端末 ID を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
xxxx xxxx には、任意の 4 文字の端末 ID を指定できます。
CN01 これは、z/OS 環境でのデフォルト値です。
CNSL これは、z/VSE 環境でのデフォルト値です。

コンソール端末は、端末エントリでトランザクションの自動開始(ATI)を許可する必要があります。

DIRNAME - Natural CICS インターフェイスのシステムディレクトリモジュールの名前

このパラメータは、Natural CICS インターフェイスのシステムディレクトリモジュールの名前を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(下記を参照) 任意の有効なモジュール名
prefix CB

prefix は、プログラムおよびファイルに共通の接頭辞です。PREFIX パラメータを参照してください。

これはデフォルト値です。

ディレクトリモジュール名の最初の 5 文字も、対応する NCI 環境と関連した CICS 一時ストレージのキュー名の一部として使用されます。 このため、CICS リージョンで複数の Natural CICS 環境を実行する場合は、関連するシステムディレクトリモジュール名は最初の 5 文字が異っている必要があります。

指定した、またはデフォルトの Natural CICS インターフェイスのシステムディレクトリモジュール名は、NCI システムディレクトリモジュール名の出口インターフェイス NCIDIREX を介してランタイムに変更できることに注意してください。 これにより、同じ NCI ドライバ/NCIPARM を使用しながら、CICS システム ID、トランザクション ID などに応じて異なる NCI 環境(スレッドグループ/スレッドサイズなど)を使用することが可能になります。

DUPTID - 重複する端末 ID の処理

端末 ID はセッション情報レコード(SIR)のキーなので、Natural CICS インターフェイスでは端末 ID は一意である必要があります。 これは通常、単一の CICS リージョンに対しては保証されていますが、同じ SIP サーバーを共有する複数の CICS リージョンでは保証されていない場合があります。

DUPTID パラメータは、端末 ID が重複する場合、つまり、新しいセッションを開始するときに、この端末 ID に対してすでに SIR が存在する場合、Natural CICS インターフェイスがどのように処理するかを決定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

重複する端末 ID が見つかった場合、Natural CICS インターフェイスは、古いセッションを内部的に終了し、その後で新しいセッションを開始します。

これはデフォルト値です。

NO 新しいセッションの端末 ID に対して SIR がすでに存在する場合、Natural CICS インターフェイスは新しいセッションを終了し、メッセージ NS19 を発行します。 説明および対処措置については、『メッセージおよびコード』ドキュメントの「CICS 環境下の Natural のメッセージ」、「SCP 処理のエラー」を参照してください。

端末 ID の出口インターフェイスでは、例えば 4 文字の CICS システム ID を物理的な 4 文字の CICS 端末 ID に追加することによって、一意な 8 文字の端末 ID を作成することができます。この結果、論理的な Natural 端末 ID が得られます。

FLDLEN - 外部プログラム呼び出しにおけるフィールド長リストの指定

このパラメータは、EXEC CICS LINK を介して外部サブルーチンを起動するときに、フィールド長リストのアドレスを渡すかどうかを定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
NO

FLDLEN=(NO,NO) と同じです。

COMACALNO に設定されている場合以外は、パラメータアドレスリストのアドレスおよびフィールド説明リストのアドレス(CALL ステートメントで説明されている R1 および R2)のみが、CICS TWA および CICS COMMAREA で渡されます。

これはデフォルト値です。

YES

FLDLEN=(YES,NO) と同じです。

フィールド長リストのアドレス(CALL ステートメントで説明されている R3)も、CICS TWA および COMMAREA でそれぞれ渡されます。

(YES,YES)

FLDLEN=(,YES) と同じです。

フィールド長リストのアドレスおよび大きいフィールド長リストのアドレス(CALL ステートメントで説明されている R4)も、CICS TWA および COMMAREA でそれぞれ渡されます。 2 つ目のサブパラメータを YES に設定すると、1 つ目のサブパラメータに YES 条件が設定されます。

次の表に、COMACAL および FLDLEN で可能な組み合わせ、および関連する CALL パラメータ値を示します。

NCIPARM パラメータ CALL パラメータ
COMACAL FLDLEN TWA パラメータのアドレス COMMAREA パラメータのアドレス COMMAREA の長さ
NO NO,NO 2 n/a 0
NO YES,NO 3 n/a 0
NO YES,YES 4 n/a 0
YES NO,NO 2 2 8
YES YES,NO 3 3 12
YES YES,YES 4 4 16

いずれの場合でも、最後に渡されたアドレスには、リストの最後のアドレスであることを示すフラグが付加されます。 このフラグはアドレスフィールドの上位ビットに設定されます。

LOGDEST - Natural CICS のログの出力先

このパラメータは、Natural CICS インターフェイスがセッションログレコードを書き込む、CICS の出力先の名前を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
name 任意の有効な宛先名
NLOG これはデフォルト値です。

CICS 宛先管理テーブルのエントリは、オプションの Natural CICS ログデータセットに対して定義する必要があります。

MSGDEST - Natural エラーメッセージログの出力先 ID

このパラメータは、Natural CICS インターフェイスで NCI 情報メッセージに使用され、セッションが異常終了した場合に Natural セッション終了メッセージを記録する CICS の出力先の名前を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
name 任意の有効な宛先名
NERR これはデフォルト値です。

これらのメッセージは文字フォーマットなので、新しく定義する代わりに、すでに利用できる CICS の出力先(例えば CSSL)を使用することもできます。

MSGPFX - WTL メッセージに対する NCI メッセージの接頭辞の生成

Natural CICS インターフェイスは、MSGDEST 出力先に送信するすべてのメッセージに対して接頭辞を使用します。 この接頭辞の長さは約 48 バイトで、次の情報を含んでいます。

デフォルトでは、メッセージの接頭辞は CMWTL を介して出力されるメッセージにも追加されます。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

NCI メッセージの接頭辞が、CMWTL を介して発行されるすべてのメッセージに追加されます。

これはデフォルト値です。

NO NCI メッセージの接頭辞が、CMWTL を介して発行されるメッセージに追加されません。 メッセージは変更されることなく発行されます。

MSGTRAN - 内部メッセージ交換トランザクション ID

このパラメータは、Natural のメッセージ交換および非同期セッションフラッシュ機能によって内部的に使用されるトランザクション ID を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(下記を参照) 任意の有効な CICS トランザクション ID。
NMSG これはデフォルト値です。

このトランザクション ID は、Natural を起動するために使用されるトランザクション ID とは異なっている必要があります。また、CICS で定義されている必要があります。

PREFIX - プログラムおよびファイルの共通の接頭辞

このパラメータは、Natural CICS コンポーネントで共通のモジュールの接頭辞を、Natural CICS システムディレクトリ prefixCB、CICS 3270 Bridge XFAINTU 出口 prefixXFA、VSAM ロールファイル prefixRnn =1~9)のように定義し、また、CICS のメイン一時ストレージ内の、NCI によるすべての永久的な GETMAIN ストレージに関する情報を保持するシステム制御レコードを、ローカルプールおよび共有スレッドとして定義します。 TS 制御レコードキーは、prefixXCR の形式で、X は出力不能文字です。 この共通の接頭辞をすべての NCI 関連のプログラムに対して使用するのはよい習慣です。例えば、Natural CICS インターフェイスニュークリアスの場合は prefixDRV、Natural CICS インターフェイスノードエラープログラムの場合は prefixNEP を使用します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
XXXXX prefix は長さ 1~5 バイトで、プログラムおよびファイルの命名規則に一致する必要があります。

デフォルト値はありません。

PRMDEST - Natural CICS プロファイルパラメータの入力先の名前

このパラメータは、Natural ダイナミックプロファイルパラメータを含む CICS の宛先の名前を指定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
name 任意の有効な宛先名
NPRM これはデフォルト値です。

システムの初期化時に、Natural CICS インターフェイスは、Natural ダイナミックプロファイルパラメータを取得し、その環境に保存します。 セッションの開始時に、潜在的な他のプロファイルパラメータ(端末入力経由またはフロントエンドの呼び出し元によって入力)は、PRMDEST の宛先から取得されたパラメータ文字列の末尾に連結されます。つまり、明示的なダイナミックプロファイルパラメータを、PRMDEST から読み込んだ Natural CICS インターフェイスシステムのプロファイルパラメータを上書きするために使用することができます。

CICS の宛先管理テーブルのエントリは、Natural CICS インターフェイスのオプションのプロファイルパラメータ入力先に対して定義する必要があります。通常これは追加パーティションの宛先です。

PSTRNID - *INIT-PROGRAM 変数設定の制御

Natural タスクがフロントエンドプログラムによってアクティブにされると、PSTRNID パラメータは Natural システム変数 *INIT-PROGRAM の設定方法を決定します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

*INIT-PROGRAM は、Natural CICS 擬似会話型タスク処理に使用される実際のトランザクション ID に設定されます。これは、最初に Natural セッションを開始したタスクのトランザクション ID である必要はありません。

これはデフォルト値です。

NO *INIT-PROGRAM は、最初に Natural セッションを開始したタスクのトランザクション ID に設定されます。

RCVASYN - 非同期セッションの回復

このパラメータは、Natural CICS インターフェイスによる非同期セッションの処理方法を定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

これはデフォルト値です。

Natural CICS インターフェイスは、端末以外のセッションの一部の Natural プロファイルパラメータ設定が、予期しない入力または NT06、NT11 などの I/O エラーによる異常終了を防ぐように設定します。

RCVASYN=YES は、以下のパラメータ設定を強制します。

  • CM=OFF,MENU=OFF,PC=OFF

  • TTYPE=ASYLSENDER 指定が空白、指定されていない、または NCIPARM MSGDEST 指定と同じ場合)

  • SENDER='msgdest'SENDER 指定が空白または指定されていない場合)

  • OUTDEST='sender'OUTDEST 指定が空白または指定されていない場合)

NO Natural CICS インターフェイスは、端末以外のセッションに対して何も行いません。ユーザーは、非同期 Natural セッションに対して適切な Natural プロファイルパラメータを設定する必要があります。「Natural の非同期処理」を参照してください。

RESENDC - サブルーチン呼び出し後の画面再送信チェック

Natural はデフォルトで 3270 の出力データストリームを最適化します。 Natural で使用される画面イメージ技術により、Natural は最後に送信したマップを記憶することができます。 このため新しいマップを送信するときは、実際には古いマップの "更新部分" のみが送信されます。 このロジックでは、画面イメージは、Natural によって呼び出された画面 I/O を実行する 3GL プログラムによって破壊される場合があります。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

Natural CICS インターフェイスは、呼び出された 3GL プログラムが画面 I/O を実行したかどうかをチェックします。 実行されている場合は、次の画面 I/O でフルスクリーンが送信されます。

これはデフォルト値です。

NO Natural CICS インターフェイスにより、更新部分のみが送信されます。

RESENDS - 擬似会話型セッション再開後の画面再送信チェック

Natural はデフォルトで 3270 の出力データストリームを最適化します。 Natural で使用される画面イメージ技術により、Natural は最後に送信したマップを記憶することができます。 このため新しいマップを送信するときも、"更新部分" のみが送信されます。 このロジックでは、画面イメージは、例えば擬似会話型画面 I/O 時のメッセージ交換(CICS CMSG トランザクション)によって破壊される場合があります。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

Natural セッション中に、Natural CICS インターフェイスは外部からの画面 I/O も認識し、最後に発行された画面を再送信します。

これはデフォルト値です。

NO 新しいマップを送信するときは、"更新部分" のみを送信します。

RJEDEST - Natural CICS サブミット先の名前

このパラメータは、z/OS タイプのオペレーティングシステムにのみ適用されます。

可能な値は次のとおりです。

説明:
(下記を参照) 宛先の名前。
NRJE これはデフォルト値です。

RJEDEST は、JES 内部リーダー機能を介してジョブをサブミットするために NATRJE ユーティリティによって使用される CICS の追加パーティションの宛先の名前を指定します。

注意:
適切な CICS の宛先を CICS DCT および起動 JCL で定義する必要があります。Natural の『インストール』ドキュメントの「Natural CICS インターフェイスのインストール手順」で対応する手順も参照してください。
ファンクションコード L または BNATRJE CALL ステートメントの parm3)を最後の NATRJE 呼び出しに対して設定する必要があります。
L が指定されて、nrje が追加パーティションの宛先である場合は、この宛先は閉じられ、次に内部リーダーが起動されます。
B が指定されて、nrje が間接の宛先である場合は、この宛先は閉じられません。この場合、内部リーダーを起動するために、後続の /*EOF カードをサブミットする必要があります。

Natural NATRJE ユーティリティの詳細については、Natural の『ユーティリティ』ドキュメントを参照してください。

RJEUSER - POWER へのサブミットを行うユーザー ID の設定

このパラメータは、POWER スプーリングシステムを使用する z/VSE オペレーティングシステムにのみ適用されます。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

RJEUSER=(YES,CICS) と同じです。

これはデフォルト値です。

Natural システム変数 *INIT-USER が XPCC ユーザー ID として使用されます。また、POWER JECL をユーザーが適切に設定する必要があります。

(YES,NAT) Natural システム変数 *USER が XPCC ユーザー ID として使用されます。また、POWER JECL をユーザーが適切に設定する必要があります。
NO ユーザー ID 'R000' が XPCC ユーザー ID として、Natural CICS インターフェイスによってサブミットされたすべてのジョブに使用されます。

z/VSE オペレーティングシステムでは、CICS 環境の Natural は XPCC マクロ要求によってジョブのサブミットを行います。

XPCC マクロではユーザー ID を指定する必要があります。つまり、適切な LDEST/PDEST パラメータが * $$ JOB ステートメントで指定されている場合、または適切な DEST パラメータが *$$ LST または *$$ PUN ステートメントで指定されている場合を除き、サブミットされたジョブのリストまたはパンチ出力へのアクセス権は、サブミットしたユーザーにのみ与えられます。

しかし、特殊なユーザー ID 'R000' を使用すると、JECL で適切なターゲットの宛先をコード化することなく、サブミットされたジョブのリストまたはパンチ出力に誰でもアクセスすることができます。

SIGNON - サインオンの動作

このパラメータは、CICS 環境の Natural が Natural セッションにおいて CICS ユーザー ID を処理する方法を定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
NO

これはデフォルト値です。

EXEC CICS ASSIGN USERID (..) によって返された空白以外の値はすべて有効と見なされます。

YES EXEC CICS ASSIGN USERID (..) によって返された空白以外の値が、CICS デフォルトユーザー ID とは異なっていて、ユーザーが CICS にサインオンしている場合は(端末内のセッションのみ)、有効と見なされます。

その他の処理:

CICS ユーザー ID が無効な場合、

注意:

  1. CICS 端末 ID は CICS リージョン内で一意ですが、CICS ユーザー ID およびオペレータ ID は一意でない場合もあります。 しかし、CICS 端末 ID は他の CICS リージョンで重複している可能性があり、この場合、Adabas 内でユーザー ID が重複します。
  2. Natural ユーザー ID 出口 NATUEX1 または Natural CICS ユーザー ID 出口インターフェイス NCIUIDEX は、*INIT-USER をカスタマイズするために使用できます。

SLCALL - 標準的なリンク呼び出し

Natural CALL ステートメントは、CICS 規則を使用して、つまり EXEC CICS LINK を介して Natural 以外のダイナミックなプログラムを起動します。 Natural 以外のダイナミックなプログラムは、CALL ステートメントが実行される前に適切なインジケータが Natural プログラムで設定されていれば、標準のリンケージ規約(BALR/BASR/BASSM 14、15 など)でも起動することができます。端末コマンド %P=S%P=SC%P=L、および %P=LS も参照してください。

注意:
端末コマンド %P=S%P=SC%P=L、および %P=LS は、SLCALL が特定のリンケージ規約を自動的に使用する動作をバイパスします。

SLCALL により、特定のリンケージ規約を自動的に使用することができます。 このことは、CICS マクロレベルの API がサポートされていない CICS システムに特に関係しています。CICS バージョン 3.2 以上およびすべての CICS/TS バージョンの場合がこれに該当します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES Natural CICS インターフェイスは、モジュールのロードポイントで文字列 DFH を探すことによって、呼び出されるモジュールが有効な CICS コマンドレベルプログラムかどうかを判断します。 DFH が見つかれば、プログラムは EXEC CICS LINK を介して起動されます。 DFH が見つからなければ、モジュールは標準のリンケージ規約に従って処理され、BALR/BASSM 14、15 を介して起動されます。
NO リンケージ規約は使用されません。 これはデフォルト値です。

SLNOHLD - 標準のリンケージ規約を介して起動される外部プログラムのロードオプション

このパラメータは、Natural CICS インターフェイスによる、非 CICSPlex 環境で標準リンケージ規約によって起動される非 LE 外部プログラム(つまり、ダイナミックな非 CICS プログラムおよび RCA プログラム)の処理方法を定義します。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

これはデフォルト値です。

Natural CICS インターフェイスによって、標準リンケージ規約によって起動されるすべての非 LE 外部プログラム(RCA プログラムを含む)が EXEC CICS LOAD を介して HOLD オプションなしでロードされます。したがって、擬似会話型画面 I/O での Natural セッションの中断/待機中にこれらのプログラムの NEWCOPY が許可されます。

SLNOHLD=YES は、Natural CICS インターフェイスによって LE プログラム全般および CICSPlex 環境の非 LE プログラムに対して行われる処理に該当します。

NO これは Natural の従来からの動作です。

Natural CICS インターフェイスによって、標準リンケージ規約によって起動されるすべての非 LE 外部プログラム(RCA プログラムを含む)が EXEC CICS LOAD HOLD を介してロードされます。つまり、そのようなプログラムは、DELETE プロファイルパラメータ設定に応じて、しばらくの間ストレージ内に固定されます。RCA プログラムはセッション終了までです。

SNDLAST - EXEC CICS SEND コマンドの LAST オプションの使用

このパラメータは、ブラケットプロトコルを使う SNA 端末(LUTYPE2)で、擬似会話型画面 I/O に対して "終了ブラケット" を強制するのに役立ちます。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

LAST オプションは、タスクが擬似会話型モードで終了する前に EXEC CICS SEND コマンドに使用されます。

これはデフォルト値です。

NO LAST オプションは使用されません。

TERMVAR - Natural ワークファイルの端末 ID 変数

このパラメータを指定すると、Natural ユーザーは、端末 ID を知らなくても CICS 環境で排他的な Natural ワークファイルを持つことができます。

可能な値は次のとおりです。

説明:
xxxx 変数 xxxx は 4 文字の文字列です。 以下の説明を参照してください。
&TID これはデフォルト値です。

端末 ID は CICS システムにおいて一意であるため、CICS 一時ストレージの排他的なワークファイルは通常、CICS 端末 ID を含んでいます。 パラメータ TERMVAR を指定すると、変数を定義することができます。 この変数がワークファイル名に見つかると、実際の端末 ID に置き換えられます。 非英数字を含む文字列は、アポストロフィ(')で囲む必要があります。

端末以外のセッションに対しては、パックされた CICS タスク番号が論理的な端末 ID として使用されることに注意してください。

注意:
変数の文字列にサブストリング '**' を含めることはできません。このサブストリングは Natural によってワークファイル番号に置き換えられるため、端末 ID を挿入できなくなります。

TRANCHK - トランザクション ID に対する入力マップのチェック

セッションを終了する前に、CICS セッションへの接続が失われるか切断された場合は(VM 環境下またはセッションマネージャのインストール時など)、CICS を呼び出すときに、別のユーザーがこのオープンのセッションに入る可能性があります。 通常、CICS 環境でのユーザーの最初のアクションはトランザクション ID を入力することです。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES Natural CICS インターフェイスは、ユーザーによって入力されたトランザクション ID の最初の 4 バイトが Natural トランザクション ID と一致するかどうかをチェックします。 一致する場合は、接続が失われるか切断された後の "再スタート" であると認識されます。 "古い" セッションのリソースはすべて解放され、新しいセッションが開始されます。
NO

ユーザーによって入力されたデータは、Natural トランザクション ID と比較してチェックされません。

これはデフォルト値です。

UCTRAN - Natural での小文字/大文字小文字の混在のサポート

このパラメータは、Natural CICS インターフェイス(NCI)による小文字/大文字小文字の混在のサポートを有効または無効にします。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES

UCTRAN=(YES,YES) と同じです。 NCI の小文字/大文字小文字の混在のサポートは完全に有効化されます。

これはデフォルト値です。

NO UCTRAN=(NO,YES) と同じです。 NCI の小文字/大文字小文字の混在のサポートは、擬似会話型画面 I/O に対して無効になります。

1 つ目のサブパラメータは擬似会話型の画面 I/O 後の NCI の大文字小文字の混在のサポートを制御し、2 つ目のサブパラメータは会話型の画面 I/O 後の NCI の大文字小文字の混在のサポートを制御します。後者には NTC のアップロードも含まれます。

1 つ目のサブパラメータ(擬似会話型画面 I/O)

擬似会話型 Natural セッションでの小文字/大文字小文字の混在のサポートを有効にするには、Natural ニュークリアスが制御を得る前に、端末入力が大文字に変換されていない必要があります。 このため、Natural CICS インターフェイスはデフォルトで、UCTRAN(YES) で定義された端末を、Natural セッションの存続期間は混在モード(UCTRAN(TRANID))に切り替えます。

セキュリティの理由から CICS 定義/コントロールブロックの変更が望ましくない場合には、この NCIPARM パラメータ UCTRANNO に設定することにより、Natural CICS インターフェイスで端末の大文字変換ステータスが変更されないようにすることができます。 その場合には、ユーザーは端末を "小文字"(CICS TYPETERM パラメータ UCTRAN(TRANID/NO))で実行するように定義して、Natural の小文字/大文字小文字の混在のサポートを使用できるようにする必要があります。

現在の Natural バージョンでサポートされているすべての CICS バージョンで、トランザクションの PROFILE での UCTRAN パラメータを介したトランザクションレベルでの "大文字小文字の変換" が可能なため、この NCIPARM パラメータは NO に設定して、小文字/大文字小文字の混在のサポートは CICS で行われるようにします。

注意:
CICS では、TYPETERM および PROFILE 定義での UCTRAN パラメータの組み合わせにより、CICS での擬似会話型トランザクションの端末入力の処理方法を決定します(詳細については、『CICS Resource Definition Manual』その他を参照)。 このため、必要な大文字変換ステータスをトランザクションに関連する PROFILE で主に定義して、アプリケーションが TYPETERM 大文字変換モードの変更に影響されないようにすることをお勧めします。

2 つ目のサブパラメータ(会話型の画面 I/O)

会話型 I/O で小文字/大文字小文字の混在がサポートされるということは、Natural CICS インターフェイスが CICS 端末入力要求で "as is" オプションを使用することを意味します(CONVERSE/RECEIVE ASIS)。 2 つ目のサブパラメータが NO に設定されると、Natural CICS インターフェイスは "as is" オプションなしで会話型の CICS 端末入力要求を行います。

UNITID - 一意の端末 ID の設定

このパラメータは、複数の CICS リージョンにおいて一意な Natural の CICS 端末 ID を作成するのに役立ちます。

可能な値は次のとおりです。

説明:
YES Natural CICS インターフェイスは、CICS システム ID(MRO がない場合はローカル SYSID、それ以外の場合は TOR SYSID)を 4 バイトの CICS 端末 ID に追加して、8 バイトの論理端末 ID を作成します。
NO

Natural CICS インターフェイスは CICS 端末 ID を変更せずに使用します。

これはデフォルト値です。

このパラメータは、特に非 CICSplex において、リソースが複数の CICS リージョンによって SIP サーバーまたはロールサーバーとして共有される場合に重要です。同じ端末 ID が複数の CICS 環境で使用される場合は、このパラメータは Natural に一意の端末 ID を提供するのに役立ちます。 Natural CICS インターフェイス内部では、Natural 端末 ID は 8 バイトのフィールドです。8 バイトの端末 ID および 8 バイトの CICS ユーザー ID の組み合わせは、SIP およびロールサーバーのキーとして使用されます。

このパラメータの結果は、Natural CICS インターフェイスによってセッションキーおよびロールサーバーキーに、および Natural によってシステム変数 *INIT-ID に使用されます。

注意:

  1. 端末 ID 出口(NCITIDEX)は、その論理端末 ID を後処理する場合があります。
  2. また、ユーザー ID 出口(NCIUIDEX および NATUEX1)は、*INIT-ID システム変数を後処理する場合があります。
  3. このパラメータは、Natural Advanced Facilities(NAF)プリンタにも適用されます。つまり、NAF スプーリングおよびレポート管理システム NATSPOOL でプリンタを適切に定義するか、またはユーザー ID 出口をプリンタの *INIT-ID の後処理に使用する必要があります。
  4. 非端末のセッションでは、Natural CICS インターフェイスは常に、パックされた CICS タスク番号および CICS システム ID から構成される 8 バイトの論理端末 ID を設定します。つまり、UNITID=YES が、端末 ID として使用された CICS タスク番号を持つ非同期タスクに対して設定されます。

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