バージョン 4.2.5
 —  システムコマンド  —

機能別システムコマンド

このドキュメントでは、機能に応じて分類された Natural システムコマンドの概要について説明します。


Natural での操作

コマンド 機能
FIN Natural セッションを終了します。
LOGOFF ライブラリ ID に SYSTEM を設定し、Adabas パスワードに空白を設定します。 ソースプログラムワークエリアの内容は、このコマンドの影響を受けません。
LOGON ユーザーにライブラリ ID を設定します。 セッション中に保存した全ソースまたはオブジェクトプログラムが、指定したライブラリに保存されます(SAVECATALOG、または STOW コマンドに別のライブラリ ID を明示的に指定する場合を除く)。
MAINMENU Natural メインメニューモードのオン/オフの切り替え、またはユーザー定義メニューを作成するプログラムの呼び出しを行います。
RETURN SETUP コマンドで設定した戻り位置に戻ります。
SETUP RETURN コマンドを使用して制御を戻すことができる戻り位置を設定します。 これにより、Natural セッション中にアプリケーション間を容易に移動できます。

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環境設定

コマンド 機能
COMPOPT Natural プログラミングオブジェクトをコンパイルするときの各種コンパイルオプションを設定します。
GLOBALS Natural セッションパラメータの設定を変更します。
KEY Natural セッションで使用するキーに、機能を割り当てます。
SYSCP コードページ情報を提供します。また、Natural ソースオブジェクトのコードページの管理にも使用できます。
SYSPARM Natural プロファイルパラメータの設定を変更します。
PROFILE Natural Security をインストールしている場合にのみ使用できます。

現在有効なセキュリティプロファイルを表示します。 このプロファイルは、現在の Natural 環境の実際の使用条件を知らせます。

SYSPROD インストールされている製品のリストとその製品に関する情報を表示します。
SYSPROF Natural システムファイルの現在の定義を表示します。

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プログラミングオブジェクトの編集および保存

コマンド 機能
CATALL 現在のライブラリのすべてのオブジェクトまたは選択したオブジェクトをカタログします。
CATALOG 現在、エディタのソースワークエリアにある Natural プログラミングオブジェクトをコンパイルし、構文が正しければ、作成されたオブジェクトモジュールを Natural システムファイルに保存します。
CHECK プログラミングオブジェクトのソースコードに構文エラーが含まれていないことをチェックします。 チェック処理はチェックするオブジェクトのタイプによって変わります。

構文チェックは、システムコマンド RUNCATALLCATALOG、および STOW の一部としても実行されます。

CLEAR

エディタのワークエリアの内容を消去します。

DELETE Natural システムファイルからプログラミングオブジェクトを削除します。

ソース形式、オブジェクト形式、またはその両方のプログラミングオブジェクトを削除できます。

EDIT プログラミングオブジェクトのソースを編集します。
LIST 現在のライブラリに含まれている 1 つ以上のオブジェクトをリストします。
READ Natural システムファイルからソースワークエリアに、ソース形式のオブジェクトを読み込みます。
RENAME Natural プログラミングオブジェクトに別の名前を指定します。
RENUMBER 現在ソースワークエリアにあるソースコードの番号を変更します。
SAVE 現在エディタのソースワークエリアにあるプログラミングオブジェクトを、ソース形式で Natural システムファイルに保存します。
SCAN オブジェクト内の文字列を検索します。その際に、オプションとして文字列を置換することもできます。
STOW Natural システムファイルにオブジェクトを(ソース形式とオブジェクト形式で)保存します。
STRUCT ソースプログラムの構造的なインデントを実行します。これは、構造的な不整合の発見に役立ちます。

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プログラムの実行

コマンド 機能
EXECUTE コンパイル後にオブジェクト形式で保存されたプログラムを実行します。 コンパイルされた形式で保存されたプログラムだけを実行(EXECUTE)できます。
RUN 現在エディタのワークエリアにあるソースプログラムを、コンパイルして実行します。

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メンテナンスユーティリティ

コマンド 機能
SYSDDM Natural データ定義モジュール(DDM)を作成およびメンテナンスします。
SYSERR Natural アプリケーションでユーザーに対して表示するメッセージを作成およびメンテナンスします。
SYSNCP Natural アプリケーションで使用するコマンドプロセッサを作成およびメンテナンスします。
SYSRPC リモートプロシージャコールを作成およびメンテナンスします。つまり、リモートサーバーにあるサブプログラムを実行するために必要な設定を提供します。

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プログラミングオブジェクトの転送

コマンド 機能
SYSMAIN Natural システムファイル内のオブジェクトを、ライブラリ間で転送します。
SYSOBJH Natural 環境での分散のために、Natural と Natural 以外のオブジェクトを処理します。

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モニタリングおよびデバッグ

コマンド 機能
BUS SYSTP ユーティリティのサービスディレクトリメンテナンス機能を呼び出します。 BUS では、Natural バッファの使用状況に関する情報が提供されます。

注意:
SYSBUSBUS で置き換えられたため、使用できなくなりました。

DUMP Natural の異常終了(アベンド)を発生させたエラーを特定するための情報を、Software AG 技術サポート担当者向けに提供します。
RPCERR リモートプロシージャコール(RPC)に関連している場合は、最後の Natural エラー番号とメッセージを表します。また、最後の Broker 理由コードと関連メッセージを表示します。 
SYSADA (ADACALL) ライブラリ SYSADA にある ADACALL ユーティリティを呼び出します。

ADACALL を使用すると、Adabas データベースに Adabas ダイレクトコール(ネイティブコマンド)を直接発行できます。

SYSBPM SYSBPM ユーティリティを呼び出します。このユーティリティは、バッファプールをモニタリングし、要求に合わせて調整するために使用します。
SYSEDT Editor バッファプールサービス SYSEDT を呼び出します。このユーティリティは、バッファプールのランタイム情報の表示、そのパラメータの変更、および論理ワークファイルとリカバリファイルの削除に使用します。
SYSTP SYSTP ユーティリティを呼び出します。このユーティリティを使用すると、Natural の TP モニタに固有のさまざまな特性をモニタリングおよび制御できます。
TECH Natural セッションの技術的な情報およびその他の情報を表示します。
TEST オンラインテストおよびデバッグ用の Natural デバッガを呼び出します。 Natural デバッガを使用すると、アプリケーションのさまざまな面をテストして、プログラムの処理フローにあるエラーを特定することができます。
TEST DBLOG データベースコールをロギングするための Natural DBLOG ユーティリティを呼び出します。

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SQL データベースで使用するコマンド

コマンド 機能
LISTSQL DB2 版 Natural および SQL/DS 版 Natural でのみ使用できます。

データベースアクセスに関係するプログラミングオブジェクト内にあるこれらの Natural ステートメント、およびステートメントが変換された SQL コマンドをリストします。

SQLERR DB2 版 Natural および SQL/DS 版 Natural でのみ使用できます。

SQL エラーに関する情報を表示します。

SYSDB2 Natural for DB がインストールされている場合、このコマンドによって Natural Tools for DB2 が呼び出されます。

詳細については、『データベース管理システムインターフェイス』ドキュメントの「Natural for DB」で説明されている「Natural Tools for DB2」を参照してください。

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Natural Optimizer Compiler で使用するコマンド

次のシステムコマンドは、Natural Optimizer Compiler がインストールされている場合にのみ使用できます。 詳細については、『Natural Optimizer Compiler』ドキュメントを参照してください。

コマンド 機能
NOCOPT Natural の起動中に指定された Natural Optimizer Compiler オプションの現在の設定を表示し、これらの設定を変更できます。
NOCSHOW PGEN オプションによって生成された出力のバッファ情報を提供します。 PGEN オプションを指定すると、Natural Optimizer Compiler は、生成されたコードおよび内部 Natural 構造を出力します。
NOCSTAT Natural Optimizer Compiler での処理に適しているプログラムの統計データを提供します。

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その他のコマンド

コマンド 機能
AIV 定義されているすべてのアプリケーション独立変数(AIV)を表示します。
HELP Natural ヘルプシステムを呼び出します。
INPL INPL ユーティリティを呼び出します。 Software AG インストールデータセットをシステムファイルにロードするためだけに使用します。
LAST 最後に実行されたシステムコマンドを表示し、再度実行することができます。
LASTMSG 最後に発生したエラー状況に関する追加情報を表示します。
MAIL Natural Security をインストールしている場合にのみ使用できます。

メールボックスを呼び出し、その内容と満了日のいずれかまたは両方を変更します。 メールボックスは、Natural ユーザーにメッセージを送る掲示板です。

ROUTINES 現在のライブラリ内にあるどのオブジェクトがどの外部サブルーチンを使用しているかを表示します。
SYSEXT SYSEXT ライブラリを呼び出します。このライブラリには、Natural ユーザーアプリケーションインターフェイスが含まれています。
SYSEXV 現在の Natural バージョンで採用された新機能の例が含まれている SYSEXV アプリケーションを呼び出します。
SYSFILE SYSFILE ユーティリティの Natural 出力/ワークファイル機能を呼び出します。 使用可能なワークファイルおよび出力ファイルに関する情報が表示されます。
UNLOCK ロックされているオブジェクトを表示し、必要に応じてアンロックできるようにします。
UPDATE プログラムによるデータベース更新の実行を阻止します。
XREF Predict がインストールされている場合にのみ使用できます。

Predict の "アクティブクロスリファレンス" 機能の使用を制御します。 プログラムまたはデータエリアが参照しているオブジェクトについてのドキュメントを、Predict に自動で作成します。

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