バージョン 4.2.5
 —  システムコマンド  —

DELETE

DELETE

[TYPE object-type ...]

SOURCE

object-name

...
OBJECT
BOTH

このコマンドは、Natural システムファイルから Natural プログラミングオブジェクトを削除するために使用します。

注意:
現在エディタのワークエリアにあるソースは、DELETE コマンドの影響を受けません。

Natural』ドキュメントの「オブジェクトの命名規則」も参照してください。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


構文説明

object-name
object-name として、削除するオブジェクトの名前を指定します。

また、オブジェクトのソースコードおよびオブジェクトモジュールのいずれかあるいはその両方を削除するかどうかを次のように指定できます。

SOURCE ソースコード
OBJECT オブジェクトモジュール
BOTH ソースコードとオブジェクトモジュールの両方 これがデフォルトです。
SOURCE/OBJECT/BOTH の指定は、以降のすべてのオブジェクト名、つまり SOURCE/OBJECT/BOTH が次に指定されるまで適用されます。

特定の文字列で始まるすべてのオブジェクトを削除する場合は、object-name にアスタリスク表記を使用します。

object-type

object-name のアスタリスク表記に加えて、特定タイプのオブジェクトのみを削除する場合は object-type も指定できます。

object-type に可能な設定は、システムコマンド EDIT に対する設定と同じです。 さらに、X 設定(= グローバル、ローカル、パラメータの各データエリア)と U 設定(= サブプログラム、サブルーチン、ヘルプルーチン)を指定できます。

注意:
個々のオブジェクトを完全な名前で指定する場合は、オブジェクトタイプを指定する必要はありません。

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選択リスト

アスタリスク表記を使用すると、選択リストが表示されるので、削除するオブジェクトをマークします。 各オブジェクトについて、ソースコード、オブジェクトモジュール、またはその両方を削除するかどうかを、該当する文字(S、O、B)で指定できます。

DELETE コマンドのみを入力した場合でも、現在のライブラリに保存されているすべてのオブジェクトが記載された選択リストが表示されます。

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誤削除に対する保護

誤って削除した場合の保護として、名前の入力によるオブジェクトの削除を確認するウィンドウが自動的に表示されます。

複数のオブジェクトを指定または選択している場合は、追加のウィンドウが表示され、各オブジェクトの削除を個別に確認するか、あるいは指定または選択したすべてのオブジェクトを確認せずに削除するかを指定できます。

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次のコマンドでは、TOMDICKHARRY という名前の 3 つのプログラミングオブジェクトが削除されます。

DELETE TOM DICK HARRY

次のコマンドでは、プログラミングオブジェクト JOHN のソースとオブジェクトモジュール、プログラミングオブジェクト PAULGEORGE のソース、および プログラミングオブジェクト RINGO のオブジェクトモジュールが削除されます。

DELETE JOHN SOURCE PAUL GEORGE OBJECT RINGO

次のコマンドでは、現在のライブラリに存在するすべてのプログラミングオブジェクトの選択リストが表示されます。

DELETE

次のコマンドでは、現在のライブラリに存在するすべてのマップのソースの選択リストが表示されます。

DELETE TYPE M SOURCE *

次のコマンドでは、現在のライブラリに存在し、ソースまたはオブジェクト形式で保存され、名前が D で始まるグローバル、ローカル、パラメータのすべてのデータエリアの選択リストが表示されます。

DELETE TYPE GLA D*

次のコマンドでは、現在のライブラリに存在し、オブジェクト形式で保存され、名前が "YYZ" で始まるすべてのプログラミングオブジェクトの選択リストが表示されます。

DELETE OBJECT YYZ*

次のコマンドでは、マップ TOMDICK のソースとオブジェクトモジュール、マップ HARRY のソース、プログラム JOHN のソース、およびプログラム PAUL のオブジェクトモジュールが削除されます。

DELETE TYPE M TOM DICK SOURCE HARRY TYPE P JOHN OBJECT PAUL

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