Natural Optimizer Compiler をアクティブ化するには、以降のセクションで説明する方法のいずれかを使用します。最初の選択肢が最もスタティック、最後の選択肢が最もダイナミックです。
すべての選択肢で、「Optimizer オプション」セクションで説明されている Optimizer オプションが使用されます。 これらのオプションを使用すると、マシンコードを生成する方法とタイミング、使用するトレースオプション、および対象となるアーキテクチャを制御できます。 Optimizer オプションは、Natural Optimizer Compiler の唯一の制御メカニズムです。
Natural パラメータモジュールのマクロ NTOPT
を使用すると、リンクされる Natural ニュークリアスに対して Natural Optimizer Compiler をスタティックにアクティブ化できます。 この Natural ニュークリアスが起動されるたびに、同じ Optimizer
オプションが再度使用されます。
NTOPT 'INDX,OVFLW,ZD=OFF'
NTOPT 'INDX,OVFLW,ZD=OFF,TRGPT', - 'TRSTMT,OPTLEV03'
列 72 にある継続文字 "-" に注意してください。
使用されているオプション設定については、「Optimizer オプション」セクションを参照してください。
Natural セッションの開始時に、Natural プロファイルパラメータ OPT
を指定して、Optimizer Compiler をダイナミックにアクティブ化できます。 OPT
のシノニムとして、MCG
を使用できます。 パラメータモジュールの指定は上書きされます。 オプションは、現在のセッションでのみ有効です。
OPT=(INDX,OVFLW,ZD=OFF)
または
MCG=(INDX,OVFLW,ZD=OFF)
使用されているオプション設定については、「Optimizer オプション」セクションを参照してください。
Natural セッションを開始すると、Natural システムコマンド NOCOPT
を使用して Optimizer コマンド画面を呼び出すことができます。 この画面では、Natural の起動時に指定された Natural Optimizer Compiler オプションの現在の設定がモニタリングされます。 設定をオンラインで変更できます。
更新したパラメータ設定は、現在のセッションでのみ有効です。
Natural コンパイラステートメント OPTIONS
の MCG パラメータでは、プログラム内の個々のステートメントに異なるオプションを設定できるので、マシンコード生成を柔軟かつ強力に制御できます。 したがって、1 つの Natural プログラム内で、NOC を複数回アクティブ化および非アクティブ化して、ステートメントの範囲を異なるオプション設定で囲むことができます。
OPTIONS MCG=(OVFLW,INDX,ZD=OFF)
または
OPTIONS MCG=OVFLW,INDX,ZD=OFF
MCG
パラメータのオプションの文字列を、プラス(+)記号またはマイナス(-)記号で開始することができます。これは、指定しないオプションの値は変更されないまま残り、指定したオプションのみが設定(+)またはリセット(-)されることを意味します。次に例を示します。
OPTIONS MCG=+PGEN /* turns tracing on (statements to be traced) OPTIONS MCG=-PGEN /* turns tracing off
文字列を "+" または "-" 以外で開始すると、文字列が解析される前にすべてのオプションはリセットされます。
注意:
Natural ステートメント OPTIONS
では、MCG
以外の Natural コンパイラパラメータも提供されます。
使用されているオプション設定については、「Optimizer オプション」セクションを参照してください。