このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
選択ボックスコントロールは、入力フィールド、リストボックス、およびプッシュボタンの組み合わせです。 選択が行われなかったときは、横にプッシュボタンがある入力フィールドから構成されます。 このプッシュボタンによって、エンドユーザーは入力フィールドからリストボックスを開くことができます。 このリストボックスには任意の数の項目が含まれ、エンドユーザーがここから 1 つの項目を選択できます。 選択された項目は、入力フィールドにコピーされます。
プッシュボタンを持たない選択ボックスコントロールにすることもできます。リストボックスは常時ドロップダウンされています。この場合は、STYLE 属性に値 "X" が指定されている必要があります。
リンク変数によって、データベースフィールドまたは他のプログラム変数を、選択ボックスコントロールの入力セクションにマップすることができます。 属性ウィンドウの[Source]ダイアログボックスで[Linked Variable]オプションを選択し、リンクされた変数、例えばデータベースフィールドの名前を入力すると、入力はリンクされた変数に自動的にコピーされます。 エンドユーザーがデータ入力を終了し、選択ボックスコントロールがフォーカスを失うと、入力されたデータは検証されます。
EDIT-MASK 属性を選択ボックスコントロールに割り当てて入力データを検証することもできます。検証は、選択ボックスコントロール内の入力フィールドがフォーカスを失うときに実行されます。
リンク変数がコードによって変更されたため、新しい値を表示する場合は、PROCESS GUI ステートメントアクション REFRESH-LINKS を使用します。
例えば、リンク変数が別の Natural データタイプを保持していた、EDIT-MASK が一致しなかったなどの理由から入力が拒否された場合、エンドユーザーに[Retry]または[Cancel]の実行を促すメッセージボックスが表示されます。 入力フィールドコントロールの現在の内容を保持して変更するには、エンドユーザーが[Retry]を押す必要があります。 入力フィールドコントロールを最新の有効な内容にリセットするには、エンドユーザーが[キャンセル]を押す必要があります。
注意:
選択ボックスコントロールの入力フィールドへの入力は 253 文字に制限されます。 STYLE 属性に値 "X"(ドロップダウン)を設定すると、MODIFIABLE 属性値は自動的に TRUE に設定されます。 MODIFIABLE 属性に FALSE を設定すると、STYLE 属性から値 "X" の指定が自動的になくなります。
属性名 | 照会 | 設定/変更 | 属性 ウィンドウ |
---|---|---|---|
BACKGROUND-COLOUR-NAME | X | X/X | X |
BACKGROUND-COLOUR-VALUE | X | X/X | X |
CLIENT-DATA | X | X/X | |
CLIENT-HANDLE | X | X/X | |
CLIENT-KEY | X | X/X | |
CLIENT-VALUE | X | X/X | |
CONTEXT-MENU | X | X/X | X |
DIL-TEXT | X | X/X | X |
EDIT-MASK | X | X/- | X |
ENABLED | X | X/X | X |
FIRST-CHILD | X | -/- | |
FOLLOWS | X | X/X | |
FONT-HANDLE | X | X/X | X |
FOREGROUND-COLOUR-NAME | X | X/X | X |
FOREGROUND-COLOUR-VALUE | X | X/X | X |
HELP-ID | X | X/X | X |
LAST-CHILD | X | -/- | |
LENGTH | X | X/X | X |
LINKED | X | X/- | X |
MODIFIABLE | X | X/- | X |
MODIFIED | X | -/X | |
MODIFIED-SUCCESSOR | X | -/- | |
OWNER | X | X/- | |
PARENT | X | X/- | |
PREDECESSOR | X | -/- | |
RECTANGLE-H | X | X/X | X |
RECTANGLE-W | X | X/X | X |
RECTANGLE-X | X | X/X | X |
RECTANGLE-Y | X | X/X | X |
ROW-COUNT | X | -/- | |
RTL | X | -/- | X |
SELECTED-SUCCESSOR | X | -/- | |
SORTED | X | X/- | |
STRING | X | X/X | X |
STYLE | X | X/- | X |
SUCCESSOR | X | -/- | |
SUPPRESS-BEFORE-OPEN-EVENT | X | X/X | |
SUPPRESS-CHANGE-EVENT | X | -/- | |
SUPPRESS-ENTER-EVENT | X | X/X | |
SUPPRESS-LEAVE-EVENT | X | X/X | |
TOOLTIP | X | X/X | |
TYPE | X | X/- | |
VARIABLE | X/X | X | |
VISIBLE | X | X/X | X |
Before Open イベント、Change イベント、Enter イベント、Leave イベント(どのイベントも抑制される場合あり)。
注意:
Change イベントが選択ボックスコントロールに対して発生するのは、エンドユーザーが内容を変更するか、コードが内容を変更するか、または、項目が選択されて入力フィールドエリアに転送される場合です。 選択ボックスコントロールの初期設定では発生しません。
変更イベントハンドラ内部からシステムフォーカスを操作することはお勧めしません。