バージョン 6.3.3
 —  ダイアログコンポーネントリファレンス  —

選択ボックスコントロール

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


説明

選択ボックスコントロールは、入力フィールド、リストボックス、およびプッシュボタンの組み合わせです。 選択が行われなかったときは、横にプッシュボタンがある入力フィールドから構成されます。 このプッシュボタンによって、エンドユーザーは入力フィールドからリストボックスを開くことができます。 このリストボックスには任意の数の項目が含まれ、エンドユーザーがここから 1 つの項目を選択できます。 選択された項目は、入力フィールドにコピーされます。

プッシュボタンを持たない選択ボックスコントロールにすることもできます。リストボックスは常時ドロップダウンされています。この場合は、STYLE 属性に値 "X" が指定されている必要があります。

リンク変数によって、データベースフィールドまたは他のプログラム変数を、選択ボックスコントロールの入力セクションにマップすることができます。 属性ウィンドウの[Source]ダイアログボックスで[Linked Variable]オプションを選択し、リンクされた変数、例えばデータベースフィールドの名前を入力すると、入力はリンクされた変数に自動的にコピーされます。 エンドユーザーがデータ入力を終了し、選択ボックスコントロールがフォーカスを失うと、入力されたデータは検証されます。

EDIT-MASK 属性を選択ボックスコントロールに割り当てて入力データを検証することもできます。検証は、選択ボックスコントロール内の入力フィールドがフォーカスを失うときに実行されます。

リンク変数がコードによって変更されたため、新しい値を表示する場合は、PROCESS GUI ステートメントアクション REFRESH-LINKS を使用します。

例えば、リンク変数が別の Natural データタイプを保持していた、EDIT-MASK が一致しなかったなどの理由から入力が拒否された場合、エンドユーザーに[Retry]または[Cancel]の実行を促すメッセージボックスが表示されます。 入力フィールドコントロールの現在の内容を保持して変更するには、エンドユーザーが[Retry]を押す必要があります。 入力フィールドコントロールを最新の有効な内容にリセットするには、エンドユーザーが[キャンセル]を押す必要があります。

注意:
選択ボックスコントロールの入力フィールドへの入力は 253 文字に制限されます。 STYLE 属性に値 "X"(ドロップダウン)を設定すると、MODIFIABLE 属性値は自動的に TRUE に設定されます。 MODIFIABLE 属性に FALSE を設定すると、STYLE 属性から値 "X" の指定が自動的になくなります。

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選択ボックスコントロールの属性

属性名 照会 設定/変更 属性 ウィンドウ
BACKGROUND-COLOUR-NAME X X/X X
BACKGROUND-COLOUR-VALUE X X/X X
CLIENT-DATA X X/X  
CLIENT-HANDLE X X/X  
CLIENT-KEY X X/X  
CLIENT-VALUE X X/X  
CONTEXT-MENU X X/X X
DIL-TEXT X X/X X
EDIT-MASK X X/- X
ENABLED X X/X X
FIRST-CHILD X -/-  
FOLLOWS X X/X  
FONT-HANDLE X X/X X
FOREGROUND-COLOUR-NAME X X/X X
FOREGROUND-COLOUR-VALUE X X/X X
HELP-ID X X/X X
LAST-CHILD X -/-  
LENGTH X X/X X
LINKED X X/- X
MODIFIABLE X X/- X
MODIFIED X -/X  
MODIFIED-SUCCESSOR X -/-  
OWNER X X/-  
PARENT X X/-  
PREDECESSOR X -/-  
RECTANGLE-H X X/X X
RECTANGLE-W X X/X X
RECTANGLE-X X X/X X
RECTANGLE-Y X X/X X
ROW-COUNT X -/-  
RTL X -/- X
SELECTED-SUCCESSOR X -/-  
SORTED X X/-  
STRING X X/X X
STYLE X X/- X
SUCCESSOR X -/-  
SUPPRESS-BEFORE-OPEN-EVENT X X/X  
SUPPRESS-CHANGE-EVENT X -/-  
SUPPRESS-ENTER-EVENT X X/X  
SUPPRESS-LEAVE-EVENT X X/X  
TOOLTIP X X/X  
TYPE X X/-  
VARIABLE   X/X X
VISIBLE X X/X X

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イベント

Before Open イベントChange イベントEnter イベントLeave イベント(どのイベントも抑制される場合あり)。

注意:
Change イベントが選択ボックスコントロールに対して発生するのは、エンドユーザーが内容を変更するか、コードが内容を変更するか、または、項目が選択されて入力フィールドエリアに転送される場合です。 選択ボックスコントロールの初期設定では発生しません。 変更イベントハンドラ内部からシステムフォーカスを操作することはお勧めしません。

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