このセクションでは、ロードウィザードの使用方法、およびウィザードのウィンドウで使用可能な項目について説明します。
ロードウィザードを開始するには
[Welcome to the Natural Object Handler]ウィンドウで、(必要に応じて)[Advanced user]チェックボックスからマークを削除し、[Load]コマンドボタンを選択します。
または:
[Actions]メニューの[Load]を選択します。
最初の[Load Wizard]ウィンドウが表示されます。
次のセクションでは、[Load Wizard]ウィンドウに表示されるオプションの使用方法について説明します。
ウィザード機能[Load objects from Natural work file(s)]または[Scan objects in Natural work file(s)]では、ロードまたはスキャンのためのオプションやパラメータ設定あるいはオブジェクトタイプを指定できる以下の一連のウィンドウをとおして処理が実行されます。
ロード/スキャンウィザードのオプションウィンドウで、機能の処理に使用するオプションを選択し、必要に応じてテキストボックスに値を入力します。
項目 | 説明 |
---|---|
Transfer format | 有効になるのは、[Use default options](これがデフォルトです)または[Use additional options]を選択した場合に限られます。 下記を参照してください。
これを選択すると、処理データが転送フォーマットでワークファイルから書き込まれます。 ロードまたはスキャンするデータは転送フォーマットにする必要があります。 「ワークファイル」の「ワークファイルフォーマット」も参照してください。 |
Local work file | リモート環境にのみ適用されます。
有効になるのは、[Use default options](これがデフォルトです)または[Use additional options]を選択した場合に限られます。 下記を参照してください。 SpoD(Single Point of Development)と関連してオブジェクトハンドラ機能を使用するときに、ワークファイルの場所を指定します。 [Local work file]を選択すると、処理データがローカルファイルシステムの指定ワークファイルから読み込まれます。 ダイレクトコマンドの |
Portable work file | このオプションは、ロード/スキャン機能を使用する場合には設定する必要はありません。これらの機能では自動的に適切なワークファイルタイプが選択され、このオプションは設定されていても無視されます。
また、このオプションは、メインフレームプラットフォーム上のリモート環境にあるワークファイルには適用されません。 [Portable work file]が有効になるのは、次の条件に該当した場合に限られます。
|
Load file (サーバー) |
有効になるのは、[Use default options](これがデフォルトです)または[Use additional options]を選択した場合に限られます。 下記を参照してください。
その機能を使用するワークファイルの名前。 「ワークファイル」も参照してください。 メインフレームでは、デフォルトのロード/スキャンファイルとして現在のワークファイル 1 が使用されます。 |
Browse |
サーバーのロード/スキャンファイルには適用されません。 ブラウズ機能を呼び出して、ディレクトリからワークファイルを選択します。 |
Use default options | デフォルトオプションが使用されます(これがデフォルトです)。 使用可能なオプションについては、「設定 - オプション」の「その他のオプションの設定」を参照してください。 |
Use additional options | [Set]との関連で使用します(下記参照)。 |
Set | 有効になるのは、[Use additional options]を選択した場合に限られます。
処理シーケンスのためにデフォルト設定を修正し、追加オプションを入力できる[Load/Scan Options]ウィンドウが表示されます。 「設定 - オプション」の「その他のオプションの設定」も参照してください。 |
Use Option Workplan | このオプションが選択されている場合、タイプ OPTION のワークプランが使用されます。
コンボボックスからワークプランを選択するか、タイプ OPTION のワークプランの名前を入力します。 「ワークプラン」も参照してください。 |
List | 有効になるのは、[Use Option Workplan](上記参照)が選択されていて、タイプ OPTION の有効なワークプランの名前が入力された場合に限られます。
指定したワークプランの内容が表示されます。 |
ロードウィザードのパラメータウィンドウで、機能の処理に使用するオプションを選択し、必要に応じてテキストボックスに値を入力します。
項目 | 説明 |
---|---|
Do not use parameters | これが選択されている場合(デフォルト設定)、パラメータは設定されません。 |
Use global parameters | これが選択されている場合、グローバルパラメータが使用されます。 「設定」の「グローバルパラメータの設定」も参照してください。 |
Set | 有効になるのは、[Use global parameters]を選択した場合に限られます。
これが選択されている場合、グローバルパラメータのウィンドウが表示されます。 キーワードと有効な入力値の詳細については、「設定」の「グローバルパラメータの設定」および parameter-setting(ダイレクトコマンド)に関する項を参照してください。 |
Use Parameter Workplan | これが選択されている場合、タイプ PARAMETER のワークプランが使用されます。
コンボボックスからワークプランを選択するか、タイプ PARAMETER のワークプランの名前を入力します。 「ワークプラン」も参照してください。 |
List | 有効になるのは、[Use Option Workplan](上記参照)が選択されていて、タイプ PARAMETER の有効なワークプランの名前が入力された場合に限られます。
指定したワークプランの内容が表示されます。 |
注意:
メインフレームプラットフォーム上のリモート環境にある Natural 関連オブジェクトまたは外部ファイルはロードまたはスキャンできません。 Natural DDM のみが、メインフレームプラットフォームでロードまたはスキャンできます。
FDT のロードの詳細については、「オブジェクト指定」セクションの「FDT」も参照してください。
オブジェクトタイプ指定ウィンドウで、次の任意のオプションを選択して、処理するオブジェクトのタイプを指定します。
ワークファイルのすべてのオブジェクトを処理するには、[Load/Scan all objects from work file]を選択します。
特定タイプのオブジェクトを処理するには、[Load/Scan selected objects from work file]を選択します。
Natural DDM(リモート環境のみ)
選択したオブジェクトのタイプに応じてウィンドウが表示され、処理するオブジェクトの選択条件を指定できます。
オブジェクトを指定します。詳細な指定が必要な場合は、[詳細]を選択します(選択したオブジェクトタイプで使用可能な場合)。
各オブジェクトタイプに適用されるキーワードと有効な値については、「オブジェクト指定」セクションの該当する記載を参照してください。
オブジェクトの選択条件が事前に定義されているタイプ SELECTION または LIST のワークプランを使用する場合は、[Use Selection or List]を選択します。詳細については、「ワークプラン」セクションを参照してください。
[Selection or List]ウィンドウで、タイプ SELECTION または LIST のワークプランの名前を入力します。次のいずれかの方法を使用できます。
ワークプランの名前を入力します。
または:
ドロップダウンリストボックスで、使用可能なワークプランのリストから名前を選択します。
指定したワークプランの内容をリストする場合は、[リスト]コマンドボタンを選択します。
事前定義された設定とオブジェクト指定で PROCEDURE タイプの標準プロシージャ(ワークプラン)を実行する場合、機能[Start Object Handler command procedure]を選択します。 詳細については、「ワークプラン」セクションも参照してください。
オブジェクトハンドラのコマンドプロシージャを開始させて実行するには
ウィザードの最初のウィンドウで、[Start Object Handler command procedure]を選択します。
[Start Procedure]ウィンドウが表示されます。
[Procedure name]フィールドで、タイプ PROCEDURE のワークプランの名前を入力します(「ワークプラン」も参照)。次のいずれかの方法を使用できます。
ワークプランの名前を入力します。
または:
ドロップダウンリストボックスで、使用可能なワークプランのリストから名前を選択します。
指定したワークプランの内容をリストする場合は、[List]を選択します。
PROCEDURE ワークプランの内容を確認して、トランザクションを実行します。
オブジェクトハンドラは、ユーティリティ SYSPAUL の機能を網羅しており、ユーティリティ SYSPAUL はデフォルトではインストールされなくなったことに注意してください。
SYSPAUL アプリケーションのみが、ローカル環境でロードできます。
SYSPAUL アプリケーションをロードするには
ユーティリティ SYSPAUL が現在の FNAT システムファイルにインストールされていることを確認してください。
[Load SYSPAUL Application]ウィンドウで[Select]を選択して、ロードする SYSPAUL アプリケーションのファイル applinfo.txt の名前を選択します。 このファイルは SYSPAUL アプリケーションの最初のディレクトリに保存されています。
次のウィンドウで、SYSPAUL アプリケーションの名前が[Name]フィールドに表示されます。
オブジェクトハンドラは SYSPAUL アプリケーションをロードし、結果を表示します。 レポートファイル sysload.log は、Natural の一時ディレクトリに保存されます。