バージョン 6.3.3
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オブジェクトハンドラ - option-setting

option-setting 節は、オブジェクトハンドラコマンドオプションのデフォルト値を変更するために使用します。

以下のセクションでは、option-setting 節に適用される構文を示して説明します。 構文図で使用しているキーワードおよび変数値は、デフォルト値の指定に使用されるパラメータを表します。 必要な場合、変数値をキーワードと一緒に指定する必要があります。


option-setting の構文

WHERE  

(option-workplan)
 
option-clause

option-workplan に適用される構文図については、「ワークプラン」セクションの「ワークプランの参照」を参照してください。

以下のセクションでは、option-clause の構文を示します。

option-clause の構文

REPLACE

ALL
OBSOLETE
EXCEPT

                 

transfer-options
internal-format-options

                   

NOREPORT
NEWREPORT [file-name]
REPORT [file-name]
BATCHREPORT

                   

NORESTART
RESTART restart-text-member

                   
[NUMBERPROCESS number]
[FIXEDLENGTH]
[FDIC (dbid,fnr,password,cipher)]
[FSEC (dbid,fnr,password,cipher)]

USE-FDDM

YES
NO

                 

NEWWORKFILE
WORKFILE

file-name

WORKFILETYPE
WFTYPE

DEFAULT
PORTABLE
UTF-8

[ADAFDUWORKFILE file-name]

WORKFILELOCATION
WFLOC

PC
SERVER

           

セパレータ

FDIC および FSEC キーワードに続く各値の間に、または値がない場合に、セパレータとしてコンマを使用する必要があります。 例えば、FDIC (10,21,,2a) のように使用します。

セッションパラメータ ID(『パラメータリファレンス』ドキュメントの「ID - INPUT 区切り文字」を参照)がコンマに設定されている場合、値を区切るセパレータとしてスラッシュ(/)を使用します。

transfer-options

TRANSFER

CONVERSION-TABLE

SYSTEM-TABLE
USER-TABLE [conversion-program]

[SUBSTITUTE]
[INCLUDE-LINE-NUMBERS]
[UPPERCASE-TRANSLATION]
[INCORPORATE-FREE-RULES]
[LOAD-CODE-PAGE code-page-name]
[DA-FORMAT data-area-format]

internal-format-options

 

XREF

ON
OFF
DOC
FORCE
SPECIAL

[DELETEALLOWED]
[NOSYMBOLTABLE]
[VERSIONCHECK]

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option-setting のキーワードの説明

次のセクションでは、option-setting のキーワードおよび変数値(該当する場合)について説明します。

オプション 説明 利用可能なコマンド
REPLACE 指定されたオプションに従って、既存のオブジェクトを置き換えます。
ALL すべてのオブジェクト(デフォルト設定)。
OBSOLETE ロードファイル内のオブジェクトの日付より古い日付になっているすべてのオブジェクト。
EXCEPT ロードファイル内のオブジェクトの日付より新しい日付になっているオブジェクトを除いた、すべてのオブジェクト。

LOAD
LOADALL

TRANSFER 転送モードを設定します。

データは、転送フォーマットで読み込みおよび書き込みが行われます。 有効なオプションについては、「transfer-options のキーワードの説明」を参照してください。

UNLOAD
LOAD
SCAN

NOREPORT 以下のレポートファイル設定を指定します。

データはレポートファイルに記録されません。 これは、FIND および FINDLIB コマンドに対するデフォルト設定です。

 
NEWREPORT 以下のレポートファイル設定を指定します。

レポートデータは記録され、ワークファイル 4 または file-name に書き込まれます。 既存のファイルは上書きされます。

 
REPORT 以下のレポートファイル設定を指定します。

レポートデータは記録され、ワークファイル 4 または file-name に書き込まれます。 これは、UNLOADLOADLOADALLSCANSCANALL、および DELETE コマンドに対するデフォルト設定です。

 
BATCHREPORT Natural 開発サーバーのリモート環境では適用されません。

バッチ処理時または OBJHAPI アプリケーションプログラミングインターフェイスの使用時のレポート設定を指定します。

レポートデータは、それぞれ SYSOUT に書き込まれるか、または画面に出力されます(レポートデータはファイルに書き込まれません)。

 
NORESTART 再スタート情報はファイルに書き込まれません。 LOAD
RESTART 再スタート情報は、ワークファイル 6 または restart-file に書き込まれます。 LOAD
NUMBERPROCESS 処理するオブジェクトの数を指定します。

指定された数を処理した後、LOAD または SCAN コマンドは停止します。

LOAD
SCAN

FIXEDLENGTH アンロードワークファイルのフォーマットを固定サイズの最大レコード長に設定します。

内部フォーマットで書き込まれる場合、各データレコードには 256 バイトが含まれ、転送フォーマットでは 100 バイトが含まれます。

UNLOAD
FDIC 処理に使用するシステムファイル FDIC を指定します。

Adabas ファイルのデータベース ID(dbid)、ファイル番号(fnr)、パスワード(password)、およびサイファコード(cipher)。

値が指定されていない場合、または「0」が指定されている場合、現在の FDIC システムファイルが使用されます。

UNLOAD
LOAD
DELETE

FSEC 処理に使用するシステムファイル FSEC を指定します。

Adabas ファイルのデータベース ID(dbid)、ファイル番号(fnr)、パスワード(password)、およびサイファコード(cipher)。

値が指定されていない場合、または 0 が指定されている場合、現在の FSEC システムファイルが使用されます。

UNLOAD
LOAD
DELETE

USE-FDDM FDDM システムファイルを処理に使用することを指定します。以下の「USE-FDDM のキーワードの説明」を参照してください。

UNLOAD
LOAD
FIND
DELETE

NEWWORKFILE
または
WORKFILE

使用するワークファイルを指定します。

UNLOAD または LOAD データが Natural ワークファイル 1 との間で転送されます。 NEWWORKFILE が指定されると、既存のワークファイルの内容がデータで上書きされるか、または新しいワークファイルが先頭から埋められます。 これに該当しない場合、データが追加されます。

UNLOAD
LOAD
SCAN

WORKFILETYPE
または
WFTYPE

LOAD および SCAN コマンドを使用する場合には設定する必要はありません。これらのコマンドでは、自動的に適切なワークファイルタイプが選択され、このオプションは設定されていても無視されます。

データが内部フォーマットで読み込みおよび書き込みされるときの Natural ワークファイル 1 のワークファイルタイプ。

DEFAULT デフォルトのバイナリワークファイル。
PORTABLE ポータブルワークファイル。
UTF-8 Unicode/UTF-8 でエンコードされたバイナリワークファイル。
UTF-8 は、TRANSFER が指定されている場合にアンロード機能にのみ適用されます。
UTF-8 が指定されている場合、CONVERSION-TABLESUBSTITUTE、および INCORPORATE-FREE-RULES オプションは使用できません。

(「ワークファイル」の「ワークファイルフォーマット」も参照してください。)

WORKFILETYPE が指定されていない場合、現在のタイプが使用されます。

UNLOAD
LOAD
SCAN

ADAFDUWORKFILE Adabas FDT データがロードされるワークファイル(Natural ワークファイル 5)に割り当てられた完全パス名。 LOAD

WORKFILELOCATION
または
WFLOC

リモート環境にのみ適用されます。

SpoD(Single Point of Development)と関連してオブジェクトハンドラ機能を使用するときに、アンロード、ロード、またはスキャンワークファイルの場所を指定します。

有効な入力値は次のとおりです。

SERVER ワークファイルは、リモート環境のサーバーにあります。 これはデフォルト設定です。
PC ワークファイルは、クライアントのローカル Windows ディレクトリにあります。

UNLOAD
LOAD
SCAN

次のセクションでは、transfer-optionsinternal-format-options のキーワードおよび変数値(該当する場合)について説明します。

transfer-options のキーワードの説明

TRANSFER キーワードを使用する場合、次のオプションを指定できます。

オプション 説明 利用可能なコマンド
CONVERSION-TABLE 次のいずれかの変換テーブルを使用して、転送フォーマットで処理されたデータを変換します。

SYSTEM-TABLE

内部的な Natural 変換テーブル。

USER-TABLE

conversion-program が指定されている場合のユーザー定義変換テーブル。 このプログラムは、ライブラリ SYSOBJH またはその steplib の 1 つに保存されている必要があります。ライブラリ SYSOBJH にあるプログラム例 OTNCONAE および OTNCONEA を参照してください。

conversion-program が指定されない場合、NATCONV.INI([ISO8859_1->EBCDIC] または [EBCDIC->ISO8859_1])で対応する変換テーブルが使用されます。

UNLOAD
LOAD
SCAN

SUBSTITUTE

転送フォーマットでのアンロード中に行参照をラベルで置き換えます。

このオプションは、ソースコードの行番号がステートメント参照に使用されている場合にのみ適用されます。 その場合、参照された行の行番号および行番号参照はラベルで置き換えられます。 ソースはデータベースでは変更されません。

UNLOAD
INCLUDE-LINE-NUMBERS

転送フォーマットでのアンロード中に行番号を転送します。
デフォルトでは、Natural オブジェクトの行番号はアンロードされません

UNLOAD
UPPERCASE-TRANSLATION

転送フォーマットでのロード中にソースコードを大文字に変換します。
デフォルトでは、Natural オブジェクトのソースコードは変換されません

LOAD
INCORPORATE-FREE-RULES Predict がインストールされている場合、転送フォーマットでのアンロード中に、マップに連結されている Predict フリールールのソーステキストをマップソースに組み込みます。 UNLOAD
LOAD-CODE-PAGE

Unicode/UTF-8(Universal Transformation Format、8 ビット形式)でエンコードされたオブジェクトソースの変換に使用されるコードページを指定します。

このオプションを使用すると、UTF-8 でワークファイルにアンロードされたすべてのオブジェクトソースは、ワークファイルにロードされるときに指定のコードページで変換されます。

code-page-name として *CODEPAGE を指定すると、システム変数 *CODEPAGE に割り当てられている値が使用されます(『システム変数』ドキュメントを参照)。

code-page-name を指定しないと、ソースオブジェクトは、アンロード時に使用したコードページで変換されます。

LOAD-CODE-PAGE が指定されている場合、CONVERSION-TABLE および UPPERCASE-TRANSLATION オプションは使用できません。

LOAD
LOADALL

DA-FORMAT

データエリアソースのフォーマット変換を指定します。

可能な値は次のとおりです。

N    データエリアを新しい内部データエリアフォーマットに変換します。
O データエリアを以前の内部データエリアフォーマットに変換します。
* データエリアを変換しません。 これがデフォルトです。

設定 - オプション」の「Transfer」で説明しているデータエリア変換オプションも参照してください。

UNLOAD
LOAD

internal-format-options のキーワードの説明

internal-format-options を使用する場合、次のオプションを指定できます。

オプション 説明 利用可能なコマンド
XREF
適用されるのは、Predict がインストールされている場合に限られます。

カタログされた Natural オブジェクトの XRef データをロードまたはアンロードします。 次の値のいずれかを指定できます。

   
ON UNLOAD
カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータ(存在する場合)をアンロードします。

LOAD
クロスリファレンスがワークファイルに存在する場合は、カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータをロードします。

   
OFF XRef データは処理されません。 これがデフォルトです。
   
DOC LOAD にのみ適用されます。

カタログ化オブジェクトをロードします。ただしそれは、そのオブジェクトの Predict エントリが FDIC システムファイル内に存在する場合に限られます。

   
FORCE LOAD にのみ適用されます。

カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータをロードします。ただしそれは、クロスリファレンスがワークファイル内に存在し、そのオブジェクトの Predict エントリが FDIC システムファイル内に存在する場合に限られます。

   
SPECIAL LOAD にのみ適用されます。

カタログ化オブジェクトとそのクロスリファレンスデータ(存在する場合)をロードします。

LOAD
UNLOAD

DELETEALLOWED オブジェクトを内部フォーマットでロードするときに、ユーティリティ NATUNLD によって作成されたワークファイルから削除命令を処理します。 LOAD
NOSYMBOLTABLE メインフレーム上のオブジェクトにのみ適用されます。

カタログされた Natural ライブラリオブジェクトを、対応する内部的な Natural シンボルテーブルなしでアンロードします。

これにより、必要なディスクストレージの量が削減されます。 ただし、これは実稼動環境においてのみ役立ちます。実稼動環境では、シンボルテーブルを必要とする複数のアプリケーション開発機能が使用できず、またプロファイルパラメータ RECAT=ON(『パラメータリファレンス』ドキュメントを参照)が適用されないからです。

UNLOAD
VERSIONCHECK メインフレーム上のオブジェクトにのみ適用されます。

ロードするカタログ化オブジェクトの Natural バージョンをチェックします。 オブジェクトをカタログしワークファイルに書き込んだ Natural バージョンが現在の Natural バージョンと比較されます。 現在よりも上位のバージョンの Natural でカタログされたオブジェクトは拒否されます。

VERSIONCHECK は、データを内部フォーマットでロードする場合(つまり、TRANSFER オプションが指定されていない場合)にのみ使用できます。

LOAD

USE-FDDM のキーワードの説明

UNIX、OpenVMS、または Windows プラットフォームで Natural ライブラリオブジェクトを処理する場合にのみ適用されます。

FDDM システムファイルを処理に使用することを指定します。

FDDM ファイルが NATPARM モジュールでアクティブにされていた場合、デフォルト設定は YES です。

YES または NO の値を指定するときに、以下が適用されます。

説明
YES UNLOADFIND および DELETE

パラメータ NATTYPEV に設定されていると、DDM は、FDDM ファイルにあるライブラリ SYSTEM、またはデータベース ID(DBID)とファイル番号(FNR)で指定されるファイルからのみ処理されます。

パラメータ NATTYPE* に設定されているか、または NATTYPE がタイプ V 以外の任意の Natural オブジェクトタイプの組み合わせである場合、DDM は処理されません。

LOAD

DDM は、FDDM ファイルにあるライブラリ SYSTEM にロードされます。

select-clause の「Natural ライブラリオブジェクトと DDM 選択」にある「NATTYPE」の項も参照してください。

NO UNLOADFIND および DELETE

指定されたライブラリの DDM が処理されます。

LOAD

指定されたライブラリに DDM がロードされます。

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