バージョン 6.3.3
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オブジェクト指定 - Natural ライブラリオブジェクト

このセクションでは、Natural ライブラリオブジェクトを処理するために使用する、オブジェクト指定ウィンドウに表示されるオプションについて説明します。

Natural ライブラリオブジェクトとは、プログラミングオブジェクト(Natural DDM を含む)、ユーザー定義エラーメッセージ、および共有リソースのことです。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


Natural ライブラリオブジェクト

Natural ライブラリオブジェクトの指定ウィンドウには、次の項目が表示されます。

項目 説明
Library ライブラリの名前または名前の範囲。「名前と日時の指定」の「名前」を参照してください。

使用可能な全ライブラリの選択リストから名前を選択するには、ドロップダウンリストボックスを開きます。

DBID アンロード機能にのみ適用されます。

Natural ライブラリが保存されているシステムファイルのデータベース ID。

FNR アンロード機能にのみ適用されます。

Natural ライブラリが保存されているシステムファイルのファイル番号。 DBID および FNR に値が指定されていない場合、または 0 が指定されている場合、現在の FUSER または FNAT システムファイルが使用されます。

Password メインフレームプラットフォーム上のリモート環境で実行されたアンロード機能にのみ適用されます。

Natural ライブラリが保存されているシステムファイルの Adabas パスワード。

Cipher key メインフレームプラットフォーム上のリモート環境で実行されたアンロード機能にのみ適用されます。

Natural ライブラリが保存されているシステムファイルの Adabas サイファコード。

Name Natural プログラミングオブジェクトまたは共有リソースの名前、あるいは名前の範囲。「名前」を参照してください。

デフォルトはアスタリスク(*)で、使用可能なすべてのオブジェクトが選択されます。

詳細ウィンドウで、[Natural programming objects]チェックボックスまたは[Shared resources]チェックボックスあるいはその両方がオンになっている(デフォルト)場合にのみ評価されます。 「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」も参照してください。

Message from/to 最初と最後のメッセージ番号で定められたユーザー定義エラーメッセージの有効な範囲(1~9999)。

詳細ウィンドウで[Error messages]チェックボックスがオンになっている(デフォルト)場合にのみ評価されます。 「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」も参照してください。

Details オブジェクトの詳細指定を入力できる別のウィンドウが表示されます。「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」を参照してください。
Settings 上級ユーザーモードで実行されている機能にのみ適用されます。

オプションとパラメータ設定を指定できる[Settings]ウィンドウが表示されます。「設定」セクションを参照してください。

Unload file
または
Load file
または
Scan file

(サーバー)

上級ユーザーモードで実行されている機能にのみ適用されます。

その機能を使用するワークファイルの名前。

ワークファイル」セクションも参照してください。

Browse 上級ユーザーモードで実行されている機能にのみ適用されます。

ブラウズ機能を呼び出して、ディレクトリからワークファイルを選択します。

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Natural ライブラリオブジェクトの詳細

Natural ライブラリオブジェクトの詳細ウィンドウは、Natural ライブラリオブジェクトの選択条件を詳細に指定するために使用します。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

Natural ライブラリオブジェクトの詳細ウィンドウには、次の項目が表示されます。

項目 説明
Library ライブラリの名前または名前の範囲。「名前と日時の指定」の「名前」を参照してください。

使用可能な全ライブラリの選択リストから名前を選択するには、ドロップダウンリストボックスを開きます。

[Predict set]オプションを選択した場合、範囲指定はできません。

DBID

上記の「Natural ライブラリオブジェクト」の「DBID」の項を参照してください。

FNR 上記の「Natural ライブラリオブジェクト」の「FNR」の項を参照してください。
Password 上記の「Natural ライブラリオブジェクト」の「Password」の項を参照してください。
Cipher key 上記の「Natural ライブラリオブジェクト」の「Cipher key」の項を参照してください。
Natural programming objects Natural プログラミングオブジェクト。

Natural DDM(データ定義モジュール):メインフレームプラットフォーム上のリモート環境では、DDM は FDIC システムファイルに保存されます。 DDM は Natural ライブラリオブジェクトとみなされません。 他のシステム環境では、DDM は Natural プログラミングオブジェクトとみなされ、Natural ライブラリに保存されます。

FDDM システムファイルが有効になっている場合、「設定 - オプション」の「Use FDDM file for processing DDMs」の項も参照してください。

Error messages ユーザー定義エラーメッセージ。
Shared resources Natural 環境で使用され、Natural ライブラリシステムでメンテナンスされている Natural 以外のあらゆるファイル。

メインフレームシステムのリモート環境では、共有リソースは定義されません。

Name 上記の「Natural ライブラリオブジェクト」の「Name」の項を参照してください。
S/C-Kind Natural プログラミングオブジェクトの種類:
Src ソースオブジェクトのみ。
Gp 生成プログラム(カタログ化オブジェクト)のみ。
Any すべてのソースオブジェクトまたはカタログ化オブジェクト(生成プログラム)あるいはその両方。 これがデフォルトです。
Stowed STOW を実行された全オブジェクト:同じ日時のソースオブジェクトとカタログ化オブジェクト
Both ソースオブジェクトとカタログ化オブジェクトの両方(両方ともある場合)。

注意:
[Stowed]および[Both]は、アンロード機能でのみ有効です。

Predict set Predict がインストールされている場合に、アンロード機能および検索機能にのみ適用されます。

このオプションは、処理するオブジェクトの名前を保有セットから読み取るために使用します。 保有セットは、LIST XREF コマンドのセット保存オプションで作成されます。

[Predict set]オプションを選択すると、次の制限が適用されます。

  • [Name]テキストボックスに、すべてのオブジェクトを示すアスタリスク(*)が含まれている必要があります。 これはデフォルト設定です。

  • [Library]リストボックスに、1 つのライブラリの名前が含まれている必要があります。 名前の範囲は使用できません。

  • [Set number]ボックスに、値が入力されている必要があります。

Predict セットの詳細については、『Predict』ドキュメントを参照してください。

Set number 適用されるのは、[Use Predict set]が選択されている場合に限られます。

使用する保有セットを識別する 1 桁または 2 桁の数字。

Set library 適用されるのは、[Use Predict set]が選択されている場合に限られます。

Predict セットに使用するために検索するライブラリの名前。 名前を指定しない場合、[Library]リストボックスに入力したライブラリがデフォルトで使用されます。

Set user 適用されるのは、[Use Predict set]が選択されている場合に限られます。

保有セットを作成したユーザーの ID。 ID が入力されていない場合、システム変数 *USER が指定された ID が使用されます(『システム変数』ドキュメントを参照)。

Natural Object Types Natural プログラミングオブジェクトのタイプ。
Select All すべてのタイプの Natural プログラミングオブジェクトを選択します(デフォルト)。
Deselect All すべてのタイプの Natural プログラミングオブジェクトの選択を解除します。
ユーザー定義メッセージ:

from/to

[Message from/to]ボックスに入力したユーザー定義エラーメッセージの範囲(上記の「Natural ライブラリオブジェクト」を参照)。
ユーザー定義メッセージ:

S/L-Kind

ユーザー定義メッセージのテキストの種類:
Short 短文テキスト。
Long 長文テキスト。
Any 短文テキストと長文テキストの両方または片方。 これがデフォルトです。
Both 両方とも存在する場合は短文テキストと長文テキスト(アンロード機能のみ)。
ユーザー定義メッセージ:

Language codes

指定されたエラーメッセージの有効な言語コード(英語の場合はコード 1)。最大 8 つまで指定可能。

アスタリスク(*)にすると、すべての言語コードが選択されます。

Properties Natural プログラミングオブジェクトの追加プロパティを指定できる別のウィンドウが表示されます。以下の「Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」を参照してください。

プロパティを一度指定しておくと、[Properties]ボタンの左にあるチェックボックスをオン/オフにすることでプロパティを有効/無効にすることができます。

Exceptions Natural プログラミングオブジェクトの選択の例外を指定できる別のウィンドウが表示されます。以下の「Natural ライブラリオブジェクトの例外」を参照してください。

例外を一度指定しておくと、[Exceptions]ボタンの左にあるチェックボックスをオン/オフにすることで例外を有効/無効にすることができます。

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Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ

Natural ライブラリオブジェクトの[Properties]ウィンドウは、処理を行うために選択した Natural ライブラリオブジェクトのプロパティを指定するために使用します。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

Natural ライブラリオブジェクトの[Properties]ウィンドウには、次の項目が表示されます。

項目 説明
User ID オブジェクトを最後に保存したユーザーの ID。 単一のユーザー ID またはユーザー ID の範囲を指定します。「名前と日時の指定」の「名前」を参照してください。
Natural version

Natural プログラミングオブジェクトの Natural バージョン。 有効なバージョンフォーマット:VRS
(ここで、V は 1 桁のバージョン、R は 1 桁のリリース、S は 2 桁のシステムメンテナンスレベルです)
バージョンの範囲を指定することもできます。「名前」を参照してください。

Mode
Natural プログラミングオブジェクトのプログラミングモード:
   
Structured ストラクチャードモードのみ。
Report レポーティングモードのみ。
Any モードチェックは実行されません。 これがデフォルトです。
DDM DBID メインフレームプラットフォーム上のリモート環境では無効です。

データ定義モジュール(DDM)のデータベース ID(DBID)。 有効なエントリ:1~65535、または 0(すべての DBID)

DDM FNR メインフレームプラットフォーム上のリモート環境では無効です。

DDM のファイル番号(FNR)。有効なエントリ:1~65535、または 0(すべての FNR)。

日付:

Select all objects

日付に関係なく、すべてのオブジェクトを選択します。
日付:

Select objects modified between/and

[Date]ボックスで指定された一定の範囲内にある保存またはカタログした日付または時刻(あるいはその両方)のすべてのオブジェクトを選択します。

コンボボックスから値を選択するか、開始日付または開始時刻(あるいはその両方)と終了日付または終了時刻(あるいはその両方)の値を入力します。 有効な入力値については、「名前と日時の指定」の「日付」および「時刻」を参照してください。 日付には、次の特殊な入力値を使用できます:TODAYYESTERDAYMONTH、および YEAR

日付:

Select objects modified on

[Date]ボックスで指定された日時に一致する、保存またはカタログした日付または時刻(あるいはその両方)のすべてのオブジェクトを選択します。

日付と時刻の両方またはいずれかの値を選択または入力します。 有効な入力値については、「日付」および「時刻」を参照してください。 日付には、次の特殊な入力値を使用できます:TODAY および YESTERDAY

サイズ:

Select all objects

サイズに関係なく、すべてのオブジェクトを選択します。
サイズ:

Select objects with size between/and

[Size]ボックスに指定された範囲内のサイズのすべてのオブジェクトを選択します。下限のサイズと上限のサイズの値を入力します。
サイズ:

Select objects with size

[サイズ]ボックスに指定されたサイズに一致するすべてのオブジェクトを選択します。

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Natural ライブラリオブジェクトの例外

Natural ライブラリオブジェクトの[Exceptions]ウィンドウは、Natural ライブラリオブジェクトの選択の例外を指定するために使用します。

Natural ライブラリオブジェクト」、「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」、および「Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」で指定した選択条件に一致するすべてのオブジェクトは、[Exceptions]ウィンドウで行った指定に対してチェックされます。 例外として定義されたすべての指定項目に一致するオブジェクトは、処理から除外されます。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

Natural ライブラリオブジェクトの[Exceptions]ウィンドウは、詳細ウィンドウと基本的に同じです。 下の表に示す項目の説明については、該当するセクションを参照してください。 [Properties]ボタンは、Natural プログラミングオブジェクトの例外に関して追加プロパティを指定するために使用します。「Natural ライブラリオブジェクトの例外のプロパティ」を参照してください。

項目

場所:

   Library

Object Types:

  Natural programming objects
  Error messages
  Shared resources

Natural プログラミングオブジェクトおよび共有リソース:

  Name

Natural プログラミングオブジェクト:

  S/C-Kind
  Natural Object Types

Natural システムエラーメッセージ:

  from/to
  Language codes
  S/L-Kind

その他:

  Properties

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Natural ライブラリオブジェクトの例外のプロパティ

Natural ライブラリオブジェクトの[Exception Properties]ウィンドウは、処理を行うために選択した Natural ライブラリオブジェクトのプロパティの例外を指定するために使用します。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

Natural ライブラリオブジェクトの[Exception Properties]ウィンドウには、次の項目が表示されます。

項目 説明
User ID Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「User ID」の項を参照してください。
Natural version Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「Natural version」の項を参照してください。
Mode Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「Mode」の項を参照してください。
DDM DBID Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「DDM DBID」の項を参照してください。
DDM FNR Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「DDM FNR」の項を参照してください。
日付:

Ignore date

日付チェックは実行されません。 日付に関係なく、オブジェクトは処理されます。
日付:

Exclude objects modified between/and

[Date]ボックスで指定された一定の範囲内にある保存またはカタログした日付または時刻(あるいはその両方)のすべてのオブジェクトを処理から除外します。

開始日付または開始時刻(あるいはその両方)と終了日付または終了時刻(あるいはその両方)の値を選択するか、値を入力します。 有効な入力値については、「名前と日時の指定」の「日付」および「時刻」を参照してください。 日付には、次の特殊な入力値を使用できます:TODAYYESTERDAYMONTH、および YEAR

日付:

Exclude objects modified on

[Date]ボックスで指定された日時に一致する、保存またはカタログした日付または時刻(あるいはその両方)のすべてのオブジェクトを処理から除外します。

日付と時刻の両方またはいずれかの値を選択または入力します。 有効な入力値については、「日付」および「時刻」を参照してください。 日付には、次の特殊な入力値を使用できます:TODAY および YESTERDAY

サイズ:

Ignore size

サイズチェックは実行されません。 サイズに関係なく、オブジェクトは処理されます。
サイズ:

Exclude objects with size between/and

[Size]ボックスに指定された範囲内のサイズのすべてのオブジェクトを処理から除外します。下限のサイズと上限のサイズの値を入力します。
サイズ:

Exclude objects with size

[サイズ]ボックスに指定されたサイズに一致するすべてのオブジェクトを処理から除外します。

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