バージョン 4.2.5
 —  ユーティリティ  —

CICS での SYSTP 機能

SYSTP ユーティリティは、CICS に固有の機能を提供します。

Start of instruction set CICS で特定の SYSTP 機能を呼び出すには

注意:
このセクションの以降の部分では、Natural CICS インターフェイスは NCI とも記載されています。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


Natural ユーザーセッション

この機能は、Natural 環境のアクティブなユーザーセッションのリストを表示するために使用します。

この機能を呼び出すと、次の情報が示される[Natural User Sessions]画面が表示されます。

説明
Term ID Natural セッションに関連付けられている、CICS 内で一意の端末 ID。
User ID Natural セッションの Natural ユーザー ID。
Tran Natural セッションの実行に現在使用されている CICS トランザクション ID。 擬似会話型セッションの場合、これは擬似会話型再起動トランザクション ID です。
Start Date / Time Natural セッションの開始日時。
Last Act 最後の画面出力の時刻。
Stat セッションステータス:「Operational Status」を参照してください。
Program 現在アクティブな Natural プログラム。
Library ユーザーが現在作業している Natural ライブラリ。

PF10 キーを押した場合は、セッション日時の表示が次のセッションリソースデータで置換されます。

説明
Thrd Grp ユーザーが割り当てられているスレッドグループ。
Thread 最後に使用されたスレッドの名前。
Roll Fac 割り当てられているロール機能。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。

Natural ユーザーセッションのコマンド

[Natural User Sessions]画面に表示された各項目に対して、「SYSTP ユーティリティ画面の使用」で説明しているコマンド以外に、次のいずれかの行コマンドを実行できます。

行コマンド 機能
C セッションをキャンセルします。

確認ウィンドウが表示されます。このウィンドウで「YES」と入力してセッションの終了を指定できます。 選択されたセッションは、[User ID]列に表示される数字(#)記号で示されます。 また、対象のセッションについて、キャンセルコマンドを実行したユーザー(管理者)の[Natural User Session Statistics]画面にオペレーションステータス「Purged by Admin」が表示されます。

セッションは、終了のマークが付けられたセッションのオーナーが次の端末 I/O、Adabas コールまたは外部プログラムコールを実行したときに実際に終了します。 セッションオーナーは、対応する終了通知を受信します。

F セッションをフラッシュします。

確認ウィンドウが表示されます。このウィンドウで「YES」と入力してセッションを即時に終了できます。 終了されたセッションは、[User ID]列に表示される数字(#)記号で示されます。 セッションを終了したユーザー(管理者)は、終了はしたが[Natural User Session]画面のリストにまだ表示されているセッションに対して[Natural User Session Statistics]画面を呼び出そうとすると、終了メッセージを受信します。 セッションオーナーは、対応する終了通知を受信します。

R セッションを再びアクティブにします。

前に説明した C(キャンセル)コマンドを元に戻します。 R コマンドは、セッションに対して設定されている終了フラグを削除し、セッションステータスをアクティブにリセットします。 前に説明した F(フラッシュ)コマンドで終了したセッションを再びアクティブにすることはできません。

W セッションを起動します。

MAXROLL プロファイルパラメータでゼロ以外の待機間隔が指定された CMROLL コールで中断されていたセッションを即時に再びアクティブにします(『パラメータリファレンス』ドキュメントを参照)。 Natural システムライブラリ SYSEXTP で提供されているプログラム例 SUSPEND も参照してください。

Start of instruction set 選択条件を指定してリスト項目の数を制限するには

Natural ユーザーセッション統計

上記の[Natural User Sessions]画面に表示される各セッションについて、行コマンド S または U を使用して[Natural User Session Statistics]画面を呼び出すことによって、追加情報を表示できます。 次のセクションでは、この画面に表示される情報について説明します。

[Natural User Session Statistics]画面上のすべてのサイズは、次のフィールド説明で指示されていない限り KB 単位です。

フィールド 説明
Started セッションが開始したときの曜日、日付および時刻。
Last Actions ユーザーが最後にアクティブだった日付と時刻。
User Natural システム変数 *USER によって割り当てられた Natural ユーザー ID(『システム変数』ドキュメントを参照)。
at Terminal Natural システム変数 *INIT-ID によって割り当てられた、Natural セッションに関連付けられている端末の ID(『システム変数』ドキュメントを参照)。
Transid Natural の実行に使用されている擬似会話型トランザクション ID。
Task # in CICS によって割り当てられたタスク番号に続いて、CICS リージョンの ID。
Cur Strg Used このセッションで使用されている現在のストレージ容量。
Max Strg Used このセッションでこれまでに使用された最大ストレージ容量。
Thread Size このスレッドのサイズ。
Thread Name 最後に使用されたスレッドの名前。 GETMAIN を使用して割り当てられたスレッドの場合、スレッドの名前は接頭辞 NSCP とそれに続く端末 ID から構成されます。
Thread Group 関連付けられているスレッドグループの名前(トランザクション ID の開始によってトリガされます)。
of Type
スレッドグループに使用されているスレッドの種類。
 
SHR 常駐ストレージスレッドです。
 
GETM GETMAIN を使用して割り当てられるストレージスレッドです。
 
NONE スレッドは使用されていません。すべての Natural ストレージ要求が CICS に渡されます。
Natural Library Natural システム変数 *LIBRARY-ID によって割り当てられた Natural ライブラリ ID(『システム変数』ドキュメントを参照)。
Natural Program Natural システム変数 *PROGRAM によって割り当てられた、セッションによって現在使用されている Natural プログラムの名前(『システム変数』ドキュメントを参照)。
Line No. セッションで現在使用されている Natural プログラム内の行番号。
Operational Status 次のセクションの「Operational Status」を参照してください。
Roll Facility 関連付けられているロール機能の名前。
Roll Recs (Last) 最後のロールアウトについてロール機能に書き込まれたレコード数。
Roll Recs (Max) ロールアウト中に書き込まれた最大レコード数。
Roll Record Size このロール機能のレコードサイズ。
Slot Size スレッドを完全にロールアウトするために必要なレコード数。
Restart Rec. No. ロールアウト制御情報を含むレコードの番号。このレコードが最初にロールインされる必要があります。
VSAM ロールファイル:

次の情報は、VSAM ロールファイルにのみ適用されます。

再起動レコード番号(RecNum)、スロット番号(SN)およびスロットサイズ(SZ)の関係は次のとおりです。

RecNum = (SN-1) * SZ + 2

または

SN = (RecNum-2) / SZ + 1

Slot Number このセッションに属する VSAM ロールファイル内のスロットの番号(VSAM のみ)。 上記の[Restart Rec. No.]の「VSAM ロールファイル」も参照してください。
Compressed Length 現在スワップ/ロールアウトされている関連ストレージの量。
Session Resumes セッション再開の合計数。
Swap-Ins スワッププールからのスワップインによるセッション再開の数。
Thread Switches セッションが以前に実行されていたスレッドとは異なるスレッドへのスワップ/ロールインによるセッション再開の数。
Roll-Ins ロール機能からのロールインによるセッション再開の数。
Region Switches CICS リージョンスイッチの数。
OpSys Switches Sysplex 環境のオペレーティングシステムイメージスイッチの数。

Operational Status

このフィールドは、次のいずれかのオペレーションステータスを示します。

ステータス 省略形 説明
Active Act 現在アクティブです。
Inactive Ina 非アクティブですが、まだスレッド内にあります。
Swapped Swp スワップされ、スワッププール内にあります。
Rolled out Rld ロールアウトされ、ロール機能内にあります。
Wait (Init) WtI セッション初期化でスレッドを待機しています。
Wait (Resume) WtR セッション再開でスレッドを待機しています。
Initializing Int セッションを初期化しています。
Resuming Res セッションを再開中で、スレッド内にありますが、まだアクティブではありません。
Suspending Sus セッションを中断しています。
Terminating Trm セッションを終了しています。
Swapping out Swo セッションをスワップアウトしています。
Swapping in Swi セッションをスワップインしています。
Rolling out Out スレッドまたはスワッププールからロールアウトしています。
Rolling in In ロール機能からロールインしています。

[Operational Status]には、次の追加情報を表示できます。

ステータス 説明
Conversational 擬似会話型/トランザクション指向のセッションとは対照的なダイアログ指向のセッション(PSEUDO=OFF)です。

パラメータリファレンス』ドキュメントで説明している PSEUDO プロファイルパラメータも参照してください。

Forced Conversational PSEUDO=ON セッションの最後の画面 I/O が会話型でした。

パラメータリファレンス』ドキュメントで説明している PSEUDO プロファイルパラメータも参照してください。

No-Roll セッションはロールを許可されていません。
Compressed セッションはスワッププールまたはロール機能内で圧縮されています。
Thread Switched 現在使用されているスレッドは、以前に使用されていたスレッドと同じではありません。
Thread Locked セッションでスレッドが切り替えられないようにします(例えば、RELO=OFF)。No-Roll/Conversational ステータスも強制的に設定されます。

パラメータリファレンス』ドキュメントで説明している RELO プロファイルパラメータも参照してください。

Purged by Admin セッションが管理者によってキャンセルされました(フラグが設定されました)。
Spool Task タスクはスプール/プリントタスクです。
Asynchronous Task タスクは非同期タスクであり、端末にバインドされていません。

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Natural ロール機能

この機能は、ユーザーワークエリアのロールアウトにどのスワップファイルが使用可能であるかを表示して、アクティブなユーザーのためにスワッププール内の領域を空けるために使用されます。 これらのスワップファイルをロール機能と呼びます。

この機能を呼び出すと、現在の CICS リージョンの[Natural Roll Facilities]画面が表示されます(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 各ロール機能について、次の情報が表示されます。

説明
Facility Name TEMPSTOR は補助的な一時ストレージに使用され、MAINSTOR は主要な一時ストレージに使用されます。その他のファイル名は、CICS ファイル制御テーブル(FCT)で定義された VSAM ロールファイルです。 none は、ロール機能が何も使用されていないことを示します。
Record Size このロール機能のレコードサイズ。
Slot Size スレッドを完全にロールアウトするために必要なレコード数(最大スレッドサイズをレコードサイズで割って切り上げた数値)。
No. of Slots このロールファイルに収まるセッション数(ファイルレコードの数をスロットサイズで割って切り捨てた数値)。VSAM ロールファイルにのみ適用されます。

Facility Users
Cur / Max

このロール機能に割り当てられているユーザーセッションの現在の数([Cur])および最大数([Max])。

Roll Counts
Out / In

このロール機能に対するセッションロール操作の数。
Status 機能のユーザー数が使用可能なスロット数と等しい場合は、Full を示します。

[Natural Roll Facilities]画面では、「SYSTP ユーティリティ画面の使用」で説明しているコマンドの他に、次の PF キーおよび対応する行コマンドを使用できます。

PF キー 行コマンド 機能
PF4 U マークされたロール機能に対する[Natural User Sessions]画面(関連するセクションを参照)を呼び出します。この画面には、この機能を使用するすべての Natural ユーザーセッションが表示されます。

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Natural Thread Groups

この機能は、Natural で使用可能なスレッドグループを表示するために使用します。

この機能を呼び出すと、現在の CICS リージョンの[Natural Thread Groups]画面が表示されます(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 各スレッドグループについて、次の情報がこの画面に表示されます。

説明
Group Name スレッドグループ名。

Group Users
Cur / Max

このスレッドグループに割り当てられているユーザーの現在の数([Cur])および最大数([Max])。
Thread Type 使用されているスレッドの種類[Natural User Session Statistics]を参照してください。
TCBs 同時にアクティブになるセッションの最大数。
Thread Size スレッドグループの共通スレッドサイズ。
Strg Used このグループの任意のスレッドに割り当てられている最大ストレージ。

Queue Sizes
Cur / Max / AtMax

スレッドグループの中央待機キューの現在のサイズ([Cur])および最大サイズ(Max)と、最大値に達した回数([AtMax])。

このスレッドグループに対してパラメータ THREADS がゼロより大きく定義されている場合にのみ適用されます。 『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの「THREADS - スレッドグループごとのスレッドまたはタスクの数」も参照してください。

VSAM
Aux / Main

グループに対して定義されているロール機能。CICS 一時ストレージ(補助または主要)は、VSAM ロールファイルが使用可能でないかいっぱいの場合に、必ず VSAM をバックアップします。

Natural スレッドグループのコマンド

[Natural Thread Groups]画面では、「SYSTP ユーティリティ画面の使用」で説明しているコマンドの他に、次の PF キーおよび対応する行コマンドを使用できます。

PF キー 行コマンド 機能
PF4 U カーソル/コマンドでマークされたスレッドグループを使用するすべての Natural ユーザーセッション(関連セクションを参照)を表示します。
PF10 T カーソル/コマンドでマークされたスレッドグループに対する Natural ストレージスレッド(下記を参照)を表示します。
PF11 D カーソル/コマンドでマークされたスレッドグループに対する Natural スレッドグループ定義(下記を参照)を表示します。

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Natural ストレージスレッド

この機能は、Natural 環境のストレージスレッドに関する情報を表示するために使用します。

この機能を呼び出すと、現在の CICS リージョンの[Natural Storage Threads]画面が表示されます(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 画面には、次の情報が表示されます。

説明
Thread Name スレッドの名前。
Grp No. このスレッドが属するグループの番号。
Thrd Size 使用可能なスレッドサイズ。
Strg Used このスレッドで使用されたストレージの最大容量。
Use Count このスレッドの処理が選択された回数。

Roll-Ins
LOG / Phys.

ロールイン操作の回数:
 
Log. セッション再開
 
Phys. ロール機能からのロールイン

Queue Sizes
Cur / Max / AtMax

キューで待機しているユーザー数:
 
Cur スレッドでキューに入っているユーザーの現在の数。 この数 n が 1 より大きい場合、n - 1 のユーザーが待機しています。
 
Max このスレッドの最大キューカウント。
 
AtMax 最大回数。
Term ID データがこのスレッド内にある、Natural セッション に属している端末 ID。
Task No. このスレッドで現在アクティブな CICS タスクの ID。 ID が表示されない場合、このスレッドでアクティブなセッションはありません。

Natural ストレージスレッドのコマンド

[Natural Storage Threads]画面では、「SYSTP ユーティリティ画面の使用」で説明しているコマンドの他に、次の行コマンドと PF キーを使用できます。

行コマンド PF キー 機能
C n/a Natural ユーザーセッション」の「セッションのキャンセル」を参照してください。
D PF11 Natural スレッドグループ定義を表示します(関連セクションを参照)。
F n/a Natural ユーザーセッション」の「セッションのフラッシュ」を参照してください。
G PF10 Natural スレッドグループを表示します(関連セクションを参照)。
R n/a Natural ユーザーセッション」の「セッションの再アクティブ化」を参照してください。
U n/a スレッドで現在アクティブな Natural ユーザーセッションに関する統計を表示します。 「Natural ユーザーセッション統計」も参照してください。

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NCI グローバルシステム情報

この機能は、システムディレクトリに関するデータを表示するために使用します。

この機能を呼び出すと、現在の CICS リージョンの[Global System Information]画面が表示されます(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 画面には、次の情報が表示されます。

フィールド 説明
Natural User Sessions システム内の Natural セッションの現在の数([Cur])および最大数([Max])。
Concurrent SCP Active 同時のシステム制御プログラム(SCP)要求の現在の数([Cur])および最大数([Max])。

SCP 要求は、セッション初期化、セッション中断、セッション再開、およびセッション終了です。

SIR Block Extensions ローカル SIR ブロックエクステンションの現在の数([Cur])および最大数([Max])。
Slots in 1st SIR Block プライマリユーザーコントロールブロック(NCMDIR マクロの最初の USERS サブパラメータ)に収まるユーザーセッションの数(「USERS - セッション情報レコード」を参照)。
Slots in SIR Block Extns セカンダリユーザーコントロールブロック(NCMDIR マクロの 2 番目の USERS サブパラメータ)に収まるユーザーセッションの数(「USERS - セッション情報レコード」を参照)。
VSAM Roll File Slots チェックする VSAM ロールファイルの数(ROLLFLS)。
Possible Roll Facilities VSAM ロールファイルの数に CICS(MAINSTOR および TEMPSTOR)用の 2 を加えた数。
Thread Groups システム起動時にすべての NCMTGD マクロ指定を評価することで判断されるスレッドグループの数。 「NCMTGD マクロパラメータ」*も参照してください。
System Recoveries 統計カウントまたはコントロールブロックチェーン、あるいはその両方の修正の数。
Size of DIR Extension (B) スレッドコントロールブロックと VSAM ロールファイルオンラインディレクトリについてシステム起動時に使用されたバイト数。
Operating System Host ID オペレーティングシステムイメージの数。
Assembled Last システムディレクトリソースモジュールが最後にアセンブルされた日時。
CICS System ID CICS リージョンの ID。
使用可能なリソース:

スワッププール
ローカルバッファ プール
ソートバッファプール
DL/I バッファプール
編集バッファプール
モニタプール
RNM バッファプール

現在の NCI システム環境で使用可能なリソース:スワッププール、Natural バッファプール、モニタバッファプール、および RNM バッファプール。

サポートされているすべてのバッファプールのタイプ、サイズ(KB)、および場所(16 MB 境界よりまたは)。

Max Thread Size すべての有効なスレッドグループでの最大スレッドサイズ。
VSAM Roll Files VSAM ロールファイルの数。
Main/Aux TempStor CICS 主要または補助一時ストレージが Natural/CICS ロール機能に対して使用可能かどうかを示します。
Session Logging Natural/CICS ログの保存先が CICS DCT(保存先制御テーブル)で定義されているかどうか、また、ログの保存先が使用可能かどうかを示します。 セッションのログ保存先は、NCMPRM マクロの LOGDEST パラメータで定義されます。
Message Logging Natural/CICS エラーメッセージログの保存先が CICS DCT で定義されているかどうか、また、ログの保存先が使用可能かどうかを示します。

メッセージのログ保存先は、NCMPRM マクロの MSGDEST パラメータで定義されます。

Message Switching メッセージ切り替えトランザクション ID が CICS で定義されているかどうか、また、トランザクション ID が使用可能かどうかを示します。 メッセージ切り替えのトランザクションは、NCMPRM マクロの MSGTRAN パラメータで定義されます。

このトランザクション ID が使用可能でない場合、SYSTP セッションフラッシュ(「Natural ユーザーセッション」の「セッションのフラッシュ」を参照)は使用できません。

Console Terminal Natural/CICS 用の CICS コンソールが使用可能かどうかを示します。 コンソール端末 ID は、NCMPRM マクロの CONSOLE* パラメータで定義されます。

* 『TP モニタインターフェイス』ドキュメントを参照してください。

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NCI 生成オプション

この機能は、CICS で稼働している Natural の生成パラメータ設定を表示するために使用します。 これらのパラメータの値は、インストール時に作成される NCIPARM パラメータモジュールの一部であるマクロ NCMPRM 内で決定されます。

この機能を呼び出すと、現在の CICS リージョンの[Generation Options]画面が表示されます(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 この画面には、Natural の生成オプション設定の概要が表示されます。

[Generation Options]画面の各パラメータ設定の背後には、NCMPRM マクロのパラメータがあります。 これらのパラメータ名は、PF10 キーを押すことで表示できます。 パラメータ名の画面とパラメータ説明の画面を切り替えるには、PF10 キーを押します。

関連トピック:

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Natural スレッドグループ定義

この機能は、Natural スレッドグループ定義を表示するために使用します。

この機能を呼び出すと、現在の CICS リージョンの[Natural Thread Group Definitions]画面が表示されます(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 この画面には、次の情報が表示されます。

説明
Grp No. スレッドグループ番号。
Group Type
グループ定義のタイプ:
 
SHR スレッドグループに使用する常駐ストレージスレッド。
 
GETM GETMAIN を使用して割り当てられるストレージスレッドです。
 
なし 使用するスレッドはありません。すべての Natural ストレージ要求が CICS に渡されます。
 
Alias トランザクション ID/タスク要求キーによってトリガされる他のプライマリロール機能を割り当てるためのスレッドグループ再定義。
Roll Fac. 割り当てられたプライマリロール機能:

VSAMAux(補助の一時ストレージ)、Main(メインの一時ストレージ)、または none(割り当てられたロール機能なし)。

Thread Size スレッドストレージ GETMAIN サイズ(スレッドグループタイプ GETM および SHR の場合)。
TCBs このスレッドグループで同時にアクティブになる Natural セッション の最大数。
Transaction IDs / Task Request Keys Natural の CICS トランザクション定義内に定義されています。

Natural スレッドグループ定義のコマンド

[Natural Thread Group Definitions]画面では、「SYSTP ユーティリティ画面の使用」で説明しているコマンドの他に、次の PF キーおよび対応する行コマンドを使用できます。

PF キー 行コマンド 機能
PF4 S カーソル/コマンドでマークされたスレッドグループに対するスレッドグループ定義を表示します。
PF10 G カーソル/コマンドでマークされたスレッドグループに関連付けられた Natural ストレージスレッド(関連セクションを参照)を表示します。

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固有の Natural ユーザーセッション

この機能は、「Natural ユーザーセッション統計」で説明されている [Natural User Session Statistics] 画面を呼び出します。

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CICS タスク情報

この機能は、CICS 環境での Natural タスクに関するステータス情報を表示する [SYSTP Task Information]ウィンドウを呼び出します。

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システム管理機能

この機能は、デバッグとトレースの機能にアクセスするために使用します。

この機能を呼び出すと、次の機能を選択できるメニューが表示されます。

トレース機能

この機能は、Software AG の担当者の内部使用のために予約されています。

デバッグ機能

この機能は、Software AG の担当者の内部使用のために予約されています。

ロギング用のシステムスナップショット

この機能は、(使用されたかどうかに関係なく)すべての SCP 機能に関する情報を示す完全な SYSTP バッチレポート(「バッチでの SYSTP(CICS セッション用)」も参照)を提供します。 このような機能を次に示します。

このすべての情報が、Natural/CICS ログファイルに記録されます(使用可能な場合)。

システムハイウォーターマークのリセット

この機能は、前に説明したシステムスナップショット機能を構成します。 また、すべてのシステムハイウォーターマークをリセットできます。次に例を示します。

共通ダイナミックパラメータ制御情報

この機能は、PRMDEST 宛先から取得した共通ダイナミックプロファイルパラメータを表示します(使用可能な場合)。 『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの「PRMDEST - Natural CICS プロファイルパラメータの入力先の名前」も参照してください。

適用された NCI ソース変更

この機能は、現在の CICS リージョンの[Applied NCI Source Changes]画面を呼び出します(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 この画面には、現在の Natural TP 環境に適用されたすべてのソース変更の数が表示されます。

適用された NCI ZAP

この機能は、現在の CICS リージョンの[Applied NCI Zaps]画面を呼び出します(画面タイトルの CICS ID で示されます)。 この画面には、現在の Natural TP 環境に適用されたすべての ZAP の数が表示されます。

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