バージョン 4.2.5
 —  システム変数  —

Natural 環境関連システム変数

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


*BROWSER-IO

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否: 不可

このシステム変数では、アプリケーションが Web ブラウザで実行されていることを示します。 アプリケーションは、Natural Web I/O インターフェイスによって、または Natural for Ajax を使用して Web ブラウザで実行できます。 Natural Web I/O インターフェイスで実行されているアプリケーションは、マップを使用できます。 Natural for Ajax で実行されているアプリケーションは、マップとリッチ GUI ページ(PROCESS PAGE ステートメントを使用)の両方を使用できます。

このシステム変数の値は次のいずれかです。

説明
(空) アプリケーションは Web ブラウザで実行されていません。
WEB アプリケーションは、Natural Web I/O インターフェイスで実行されています。 PROCESS PAGE ステートメントは使用できません。
RICHGUI アプリケーションは、Natural for Ajax で実行されています。 PROCESS PAGE ステートメントを使用できます。

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*DEVICE

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否: 不可

このシステム変数には、Natural 呼び出し時のデバイスタイプ/モードが格納されます。 値は次のいずれかです。

説明
BATCH バッチモード。
COLOR 3279 互換。

3278 画面デバイス(拡張属性サポート付デバイス)。

VIDEO 3270 画面デバイス、PC 画面デバイス、VT または X 端末、または任意のタイプの UNIX 端末。
TTY テレタイプまたは他のスタート/ストップデバイス。
PC Natural Connection の使用が有効にされた(プロファイルパラメータ PC=ON または端末コマンド %+ によって)。
BTX BTX デバイス。
SPOOL 3270 プリンタデバイス。
ASYNCH 非同期セッション。
BROWSER Web I/O 画面デバイス(サーバー環境)。

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*GROUP

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否: 不可

このシステム変数は Natural Security 環境でのみ有効です。 保護されたライブラリにログオンしているユーザーの ID、つまりユーザーがライブラリにリンクされている ID が含まれています。 これは、ユーザーがリンクされたグループ ID またはユーザー自身の ID(直接リンクされている場合)です。

次の場合に *GROUP は空白になります。

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*HARDCOPY

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否:

このシステム変数には、%H 端末コマンド発行時に使用するハードコピーデバイスの名前が格納されます。

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*INIT-USER

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否: 不可

このシステム変数には、ユーザーのユーザー ID が格納されます。

オンラインモード:

Com-plete *INIT-USER の値は、Com-plete ログオンユーザー ID です。
CICS *INIT-USER の値は、NCIPARM マクロパラメータ SIGNON によって設定されます。SIGNON=NO の場合、EXEC CICS ASSIGN USERID (..) によって返された空白ではない値が有効とみなされます。 SIGNON=YES の場合、EXEC CICS ASSIGN USERID (..) によって返された空白ではない値は、それが CICS デフォルト ID とは異なる場合およびユーザーが CICS にサインオンしている場合(端末にバインドされているセッションのみ)、有効とみなされます。 CICS ユーザー ID が無効な場合は、編集された(アンパック形式の)CICS タスク番号が非同期 CICS セッションに対して取得されます。 端末にバインドされているセッションの場合、3 バイトの CICS オペレータ ID が空白ではない場合はそれが取得され、空白の場合は CICS 端末 ID が取得されます。
CMS *INIT-USER の値は、CMS ログオンユーザー ID です。
IMS *INIT-USER の値は、IMS サインオンユーザー ID です。
TSO *INIT-USER の値は、TSO ログオンユーザー ID です。
TIAM *INIT-USER の値は、マクロ NATTIAM のパラメータ USERID によって決定されます。USERID=USER または NO(デフォルト)の場合、LOGON コマンドで指定された BS2000/OSD ジョブ名が格納されれます。BS2000/OSD ジョブ名が指定されていない場合、*INIT-USER には USERID=SYSTEM(または YES)の場合と同じで、BS2000/OSD ユーザー ID が格納されます。
UTM *INIT-USER には、UTM アプリケーションに対して定義されたユーザー ID が含まれます。UTM アプリケーションに対してユーザー ID が定義されていない場合は、*INIT-USER*INIT-ID と同じです。

バッチモード:

*INIT-USER には、Natural セッションを実行しているジョブの名前が含まれます。

z/OS *INIT-USER の値は、Natural z/OS バッチインターフェイスのパラメータ USERID によって決定されます(マクロ NTOS)。USERID=YES の場合は、値は使用されているセキュリティパッケージ(RACF や ACF2 など)のセキュリティアクセスコントロールブロック(ACEE)から取得されます。 USERID=NO の場合は、*INIT-USER の値は Natural セッションを実行しているジョブの名前によって決定されます。 セキュリティパッケージを使用していない場合は、値はジョブカードの USER パラメータから取得されます。 USER パラメータが指定されていない場合は、値は USERID=NO の場合と同じです。
Natural for IMS:

BMP
DLIBATCH

*INIT-USER の値は、NIMPARM マクロパラメータ USERID によって決定されます。 USERID=YES の場合は、値は使用されているセキュリティパッケージ(RACF や ACF2 など)のセキュリティアクセスコントロールブロック(ACEE)から取得されます。 USERID=NO の場合は、*INIT-USER の値は Natural セッションを実行しているジョブの名前によって決定されます。 セキュリティパッケージを使用していない場合は、値はジョブカードの USER パラメータから取得されます。 USER パラメータが指定されていない場合は、値は USERID=NO の場合と同じです。
z/VSE *INIT-USER の値は、Natural z/VSE バッチインターフェイスのパラメータ USERID によって決定されます(マクロ NTVSE)。USERID=YES が指定されている場合は、次のロジックが適用されます。VSE ユーザー ID が JCL に指定されている場合は(// ID USER=xxx)、このユーザー ID が取得されます。指定されておらず、POWER 'from-user' が JCL に指定されている場合は(* $$ JOB FROM=xxx)、このユーザー ID が取得されます、それ以外の場合は、値は USERID=NO の場合と同じになります。つまり、Natural セッションを実行しているジョブの名前です。

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*LANGUAGE

フォーマット/長さ: I1
内容変更の可否:

このシステム変数には、言語インジケータ(言語コード)が格納されます。 この言語インジケータは、INPUT および REINPUT ステートメントで使用する日付フィールドの編集マスク、Natural エラーメッセージ、およびユーザーエラーメッセージに対して使用します。

各言語コードに 1 文字のコードを割り当てます。この 1 文字コードは言語対応オブジェクト(例:マップ、ダイアログ、ヘルプルーチン、サブプログラム)の名前の & をすべて置き換えます。

60 個までの各言語コードを指定できます。 下の表を参照してください。

システム変数 *LANGUAGE は、日付編集マスク、システムメッセージ、ユーザーメッセージ、ヘルプテキスト、ヘルプルーチン、および複数言語マップに使用する言語を決定する Natural プロファイルパラメータ ULANG によって設定されます。

コンパイラは、常に *LANGUAGE の現在の値のみを使用して、マップ名を決定します。 ランタイム中、Natural は最初に現在の *LANGUAGE 設定でマップを読み込もうとします。 見つからなかった場合、デフォルトの言語でマップを見つけようとします。

言語コードの使用方法の詳細については、『プログラミングガイド』の「アプリケーションユーザーインターフェイスの設計」も参照してください。

言語コードの割り当て

各言語コードに次の言語が割り当てられます(右の欄に示されるコードが言語対応マップなどの名前に使用される 1 文字コードです)。

ラテン小文字の左から右への 1 バイト言語

コード 言語 マップ名のコード
1 英語 1
2 ドイツ語 2
3 フランス語 3
4 スペイン語 4
5 イタリア語 5
6 オランダ語 6
7 トルコ語 7
8 デンマーク語 8
9 ノルウェー語 9
10 アルバニア語 A
11 ポルトガル語 B
12 Chinese Latin(中華民国) C
13 チェコ語 D
14 スロバキア語 E
15 フィンランド語 F
16 ハンガリー語 G
17 アイスランド語 H
18 韓国語 I
19 ポーランド語 J
20 ルーマニア語 K
21 スウェーデン語 L
22 クロアチア語 M
23 カタロニア語 N
24 バスク語 O
25 アフリカ語 P

ラテン小文字以外の左から右への 1 バイト言語

コード 言語 マップ名のコード
26 ブルガリア語 Q
27 ギリシャ語 R
28 日本語(カタカナ) S
29 ロシア語 T
30 セルビア語 U

ラテン小文字以外の両方向 1 バイト言語

コード 言語 マップ名のコード
31 アラビア語 V
32 ファルシ語(イラン) W
33 ヘブライ語 X
34 ウルドゥー語(パキスタン) Y
35 (将来的に使用される予定で予約済み) Z
36 (将来的に使用される予定で予約済み) a
37 (将来的に使用される予定で予約済み) b
38 (将来的に使用される予定で予約済み) c
39 (将来的に使用される予定で予約済み) d
40 (将来的に使用される予定で予約済み) e

ユーザー割り当て言語

コード 言語 マップ名のコード
41 (自由に言語を割り当て可能) f
42 (自由に言語を割り当て可能) g
43 (自由に言語を割り当て可能) h
44 (自由に言語を割り当て可能) i
45 (自由に言語を割り当て可能) j
46 (自由に言語を割り当て可能) k
47 (自由に言語を割り当て可能) l
48 (自由に言語を割り当て可能) m
49 (自由に言語を割り当て可能) n
50 (自由に言語を割り当て可能) o

複数バイト言語

コード 言語 マップ名のコード
51 ヒンディー語 p
52 マラヤ語 q
53 タイ語 r
54 (将来的に使用される予定で予約済み) s
55 (将来的に使用される予定で予約済み) t
56 (将来的に使用される予定で予約済み) u

ダブルバイト言語

コード 言語 マップ名のコード
57 中国語(中華人民共和国) v
58 中国語(中華民国) w
59 日本語(漢字) x
60 韓国語 y

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*NATVERS

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否: 不可

このシステム変数には、パッチレベル情報以外の Natural のバージョンが次の形式で格納されます。

rr.vv.ss

rr = リリース、vv = バージョン、ss= システムメンテナンスレベル(例:04.02.01)。

パッチレベル情報は変数 *PATCH-LEVEL に含まれています。

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*NET-USER

フォーマット/長さ: A253
内容変更の可否: 不可

*NET-USER の値は、*USER の値と同じです。

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*PARM-USER

フォーマット/長さ: A253
内容変更の可否: 不可

このシステム変数には、現在使用中のパラメータモジュールの名前(PARM=name がダイナミックパラメータとして指定されていない場合、*PARM-USER は空白です)が格納されます。

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*PATCH-LEVEL

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否: 不可

このシステム変数には、現在のパッチレベル番号(文字列)が格納されます。 「*NATVERS」も参照してください。

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*PID

フォーマット/長さ: A32
内容変更の可否: 不可

このシステム変数には、一意のセッション ID が格納されます。

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*SCREEN-IO

フォーマット/長さ: L
内容変更の可否: 不可

このシステム変数は、画面 I/O が可能かどうかを示します。

次の値のいずれかを指定できます。

TRUE 画面 I/O が可能です。
FALSE 画面 I/O が可能ではありません。

対話式 Natural セッションでは、*SCREEN-IOTRUE で初期化されます。 Natural バッチセッションでは、*SCREEN-IOFALSE で初期化されます(Natural 開発サーバーを除く)。

Natural をDB2 ストアドプロシージャサーバー(*SERVER-TYPE = DB2-SP)または RPC サーバー(*SERVER-TYPE = RPC)として開始する場合、*SCREEN-IOFALSE に設定されます。

*SCREEN-IOFALSE に設定し、ユーザーの入力が必要なステートメントを実行すると、Natural は NAT0723 エラーを発行します。

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*SERVER-TYPE

フォーマット/長さ: A32
内容変更の可否: 不可

このシステム変数は、Natural が開始されたサーバータイプを示します。

次の値のいずれかを指定できます。

DB2-SP Natural DB2 ストアドプロシージャサーバー
DEVELOP Natural 開発サーバー
RPC Natural RPC サーバー
WEBIO Natural Web I/O インターフェイスサーバー

Natural がサーバーとして開始されていない場合、*SERVER-TYPE は空白に設定されます。

注意:
*SERVER-TYPE は、Natural サーバー自体を参照します。現在実行している Natural プログラム(サーバー Natural からサーバープログラムとして、またはクライアントプログラムとして稼動する)を参照するわけではありません

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*UI

フォーマット/長さ: A16
内容変更の可否: 不可

このシステム変数は、使用中のユーザーインターフェイスのタイプを示します。

CHARACTER 文字型ユーザーインターフェイス
GUI グラフィカルユーザーインターフェイス

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*USER

フォーマット/長さ: A8
内容変更の可否: 不可

このシステム変数には、Natural Security 下ではログオン時のユーザー ID が格納されます。

プロファイルパラメータ AUTO=ON(自動ログオン)が設定されている場合、または Natural Security がアクティブでない場合、*USER の値はシステム変数 *INIT-USER の値と同じです。

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*USER-NAME

フォーマット/長さ: A32
内容変更の可否: 不可

Natural Security がインストールされている場合、この変数には現在 Natural にログオンしているユーザーの名前が入ります。

Natural Security を使用していなければ、デフォルト値として SYSTEM になります。

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