また、SYSTP ユーティリティは、バッチモードでの Natural/CICS セッションに関する統計データの入手にも使用できます。
Natural/CICS セッションに関する統計データが書き込まれる Natural ログファイルは、Natural バッチジョブにワークファイル 1 として(つまり、CMWKF01
経由で)割り当てる必要があります。 また、このファイルは、オンラインシステム、つまり、CICS DCT(送信先制御テーブル)内にも定義する必要があります。『TP モニタインターフェイス』ドキュメントの NCMPRM
マクロの LOGDEST
パラメータを参照してください。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
SYSTP ユーティリティをバッチモードで呼び出すには
バッチジョブで、次のいずれかのコマンドを指定します。
SYSTP xxx
または
LOGON SYSTP SYSBATCH xxx
xxx
は、処理するデータの種類を示します。例えば、xxx=nci
は、データが Natural/CICS オンラインシステムによって収集されることを指定します。
データは、Natural が初期化またはリセットされたとき、および Natural セッションが終了したときに Natural ログファイルに書き込まれます。
Natural CICS インターフェイスは、次のレコードを Natural ログファイルに書き込みます。
Natural 環境が初期化またはリセットされたときの開始ログレコード
Natural セッションが終了したときのセッションログレコード
Natural 環境が初期化されると、システム ID がシステムコントロールブロックに書き込まれます。 このシステム ID は、すべてのログレコードにも属します。 したがって、Natural ログファイルは、複数の Natural/CICS オンライン環境で共有できます。
ログに記録された情報は、Natural/CICS オンライン環境の使用状況の追跡に使用されます。 したがって、ほとんどの情報は、Natural 環境の機能を表します。 ログファイルは、CICS の機能を参照する計算またはモニタリングツールにすることは意図していません。
システム ID に基づいて、Natural セッションに関連するデータとともに複数のレポートが作成されます。
時間順に表示されているログファイルデータ。これは、セッションログレコードがセッション終了日時でソートされることを意味します。
Natural 環境の設定および使用方法に関する統計
スレッドグループに関する統計(使用されている場合)
プログラムストレージスレッドに関する統計(使用されている場合)
ロール機能に関する統計(使用されている場合)
すべての Natural 環境に対して、このレポートのセットが Natural ログファイルの Natural/CICS セッションに関するレコードとともに作成されます。
注意:
セッション終了ログレコードは、当然、対応するセッションで使用されていたリソースのみを反映します。 したがって、これらのレコードは、完全な Natural 環境を反映しない場合があります。 完全な Natural 環境のレポートは、(関連セクションを参照)を使用して Natural 環境全体のスナップショットを作成することで取得できます。