DDM エディタ画面 はテーブルで構成されており、フィールド定義データは行および列に含まれています。DDM に定義されているフィールドに属するすべての属性は、1 行(ソースコード行)に含まれており、タブで区切られています。
このセクションでは、DDM エディタ画面の列について説明し、DDM フィールドの作成と変更、画面内の移動、DDM ソースの作成などを実行できるコマンドについて説明します。
このセクションでは、DDM エディタ画面上部のヘッダーに含まれるフィールドとその変更方法について説明します。また、Tamino 固有の doctype 情報を読み取り専用で表示できます。
次の表は、DDM ヘッダーに含まれるフィールドとその説明を示しています。Tamino 固有の doctype フィールドについては、『プログラミングガイド』の「Tamino XML スキーマ言語について」も参照してください。
ヘッダーフィールド | 説明 |
---|---|
DBID |
グローバルコンフィグレーションファイルで指定されているデータベース ID(DBID)です。DBID には、DDM によって参照されるデータベースファイルが含まれています。 有効範囲: 以下の項目も参照してください。『コンフィグレーションユーティリティ』ドキュメントの「DBMS 割り当て」および「データベース管理」
フィールドの内容を変更する方法については、「DDM ヘッダーフィールドの変更」を参照してください。 |
FNR | データベースで参照されるファイル番号です。
Tamino からの DDM のファイル番号は、常に 有効範囲: フィールドの内容を変更する方法については、「DDM ヘッダーフィールドの変更」を参照してください。 |
DDM | DDM エディタのワークエリアに現在含まれている DDM の名前です。 |
Line | 現在カーソルが置かれているソースコード行の番号です。 |
DEF. SEQ. | Tamino では使用できません。
Natural プログラムの デフォルト順序は、2 文字のフィールドのショートネームを使用して指定します。ショートネームは、選択したファイル番号に基づいて検証されます。データベースがアクセス可能な場合、データベースファイルの対応するフィールドに対し、ショートネームがチェックされます。該当するフィールドがデータベースに存在しない場合、有効なショートネームの選択リストが表示されます。データベースにアクセスできない場合、選択リストは生成されません。 フィールドの内容を変更する方法については、「DDM ヘッダーフィールドの変更」を参照してください。 |
TYPE | Tamino データベースから作成された DDM の場合は、タイプ XML が表示されます。
|
Collection | 読み取り専用の Tamino 固有 doctype 情報です。
Tamino データベース内で使用されているコレクションの名前 doctype 情報を表示するには、「Tamino の doctype 情報の表示」を参照してください。 |
Schema | 読み取り専用の Tamino 固有 doctype 情報です。
Tamino データベース内で使用されている Tamino XML スキーマの名前 doctype 情報を表示するには、「Tamino の doctype 情報の表示」を参照してください。 |
Doctype | 読み取り専用の Tamino 固有 doctype 情報です。
コレクション内の doctype の名前 doctype 情報を表示するには、「Tamino の doctype 情報の表示」を参照してください。 |
Namespace URI |
読み取り専用の Tamino 固有 doctype 情報です。
doctype に対応する、名前空間 URI/接頭辞の組み合わせのリスト doctype 情報を表示するには、「Tamino の doctype 情報の表示」を参照してください。 |
Tamino 固有の doctype 情報の表示/非表示を切り替えるには
F12 キーを押します(トグル切り替え)。
または:
[ ]メニューで、[ ]を選択します。
表示設定になっている場合(デフォルト設定は非表示)、次の例のように、DDM エディタ画面の中央下部に[Doctype Information]セクションが表示されます。
01/10/2004 DDM Services 11:05:45 V 6.1.1 Pl 9 Software AG 2004 Line: 1 DBID: 175 FNR: 1 DDM: DDM_TEST TYPE: XML C T L Name F Length D G 1 EMPLOYEE G 2 GROUP$1 3 PERSONNEL-ID A 8 D G 2 GROUP$2 G 3 FULL-NAME G 4 GROUP$3 5 FIRST-NAME A 20 D 5 MIDDLE-NAME A 20 D ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Doctype Information ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Collection: NATDemoData1 Schema : Employee Doctype : Employee Namespace URI Prefix ------------------------------------------------------------------------------ http://www.w3.org/2001/XMLSchema xs F1 HELP F2 CHOICE F3 STOW+EXIT F10 STOW F11 CHECK F12 DOCTYPE INFO F13 MODIFY HEADER F14 SHOW EXT FIELD F15 |
DDM ヘッダーフィールドの内容を変更するには(Tamino 固有の情報は読み取り専用です)
F13 キーを押します。
または:
[MISC]メニューで、[ ]を選択します。
変更可能な最初のヘッダーフィールド(DBID)にカーソルが移動します。
TAB キーを押すと、変更可能な次のヘッダーフィールドに移動します。
このセクションでは、DDM エディタ画面の行や列に定義できるフィールド属性について説明します。
列見出し | フィールド属性 | ||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
T |
|
||||||||||||||||||||||||||||
L | フィールドに割り当てるレベル番号。
レベルは、フィールド定義の構造およびグループ化を示すために使用します。このレベルは、ビュー定義、再定義、およびフィールドグループのレベルと対応しています(『プログラミングガイド』の該当するセクションを参照)。 有効なレベル番号は Tamino の場合:有効なレベル番号は レベル番号は、連続した昇順で指定する必要があります。 |
||||||||||||||||||||||||||||
DB |
Tamino では使用できません。 デフォルトでは、[DB]列は非表示に設定されています。表示/非表示を切り替えるには、F12 キーを押します(トグル切り替え)。 [DB]列には、データベースファイル内の対応するフィールドの 2 文字のショートネームが表示されます(「[DB]列の例」も参照)。 フィールドの作成:
新しい DDM フィールドを作成したときに[DB]列が非表示に設定されている場合、DDM エディタによって、まだ別のフィールドで使用されていないショートネームが新しいフィールドに割り当てられます。これは、新しいフィールドについては、データベースファイルと DDM の間に相関性がないことを意味します。新しいフィールドのショートネームが確実にデータベースでチェックされるようにするには、「編集および機能実行のためのコマンド」の説明に従って、行コマンド |
||||||||||||||||||||||||||||
Name | フィールドの名前。
3~32 文字(Adabas のフィールドの場合)および 1~32 文字(SQL の列および Tamino doctype の場合)になります。 名前を作成する規則はユーザー定義変数の命名規則に準拠します(『Natural の使用』ドキュメントを参照)。ただし、名前の最初の文字は常に大文字のラテン文字(A~Z)にする必要があります。また、名前を フィールド名は、別の Natural オブジェクト(プログラムなど)でフィールドを参照するために使用される名前です。 フィールド名は、DDM 全体で一意です。 Tamino の場合、フィールド名は必ずしも Tag Name と同じ名前である必要はありません(「Tamino 固有の拡張フィールド属性」を参照)。 |
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F | A (英数字)、P (パック型数値)、L (論理)などの、エレメンタリフィールドの Natural データフォーマットです。
有効な Natural データフォーマットについては、『プログラミングガイド』の「ユーザー定義変数のフォーマットおよび長さ」を参照してください。 |
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Length |
|
||||||||||||||||||||||||||||
S |
|
||||||||||||||||||||||||||||
D |
|
01/10/2004 DDM Services 19:02:57 V 6.1.1 Pl 9 Software AG 2004 Line: 1 DBID: 20 FNR: 14 DDM: EMPLOYEES DEF.SEQ.: C T DB L Name F Length S D AA 1 PERSONNEL-ID A 8 D * CNNNNNNN G AB 1 FULL-NAME AC 2 FIRST-NAME A 20 N AD 2 MIDDLE-I A 1 N AE 2 NAME A 20 D AD 1 MIDDLE-NAME A 20 N AF 1 MAR-STAT A 1 F * M=MARRIED AG 1 SEX A 1 F AH 1 BIRTH N 06.0 D AH 1 N@BIRTH I 2 D G A1 1 FULL-ADDRESS M AI 2 ADDRESS-LINE A 20 N |
インジケータフィールドは、可変長フィールドの長さ、またはデータベースフィールドのデータの有意性(NULL
値インジケータ)に関する情報を取得するために使用します。インジケータフィールドには、データベースフィールドの内容は格納されていません。
L@
または N@
で始まるデータベースフィールド名は、NATCONV.INI コンフィグレーションファイルに指定されているインジケータ(『オペレーション』ドキュメントの「異なる文字セットを使用する方法」にある、IDENTIFIER-VALIDATION
の説明も参照)に従って、インジケータフィールドとして解釈されます。したがって、インジケータフィールドでないフィールドの場合、これらの文字列以外でデータベースフィールド名を始める必要があります。
DDM が最初に生成されるときは、次の処理が実行されます。
[L@xxxxx
]フィールドは、あらゆる可変長フィールドに自動的に追加されます。xxxxx
は、関連付けられているフィールドの名前です。
これは、Adabas ファイルのロング英数字(LA)フィールドとラージオブジェクト(LB)フィールドに適用されます。
長さインジケータが LA、LB、LOB の各フィールドに関連付けられている場合、Natural データフォーマット/データ長は I4 である必要があります。VARCHAR フィールドの場合、データフォーマット/データ長は I2 である必要があります。
[N@xxxxx
]フィールドは、NULL
値を保持できるフィールドに自動的に追加されます。xxxxx
は、関連付けられているフィールドの名前です。
これは、SQL の空値オプションが定義されている Adabas フィールド、。NULL
インジケータフィールドの Natural データフォーマット/データ長は I2 である必要があります。
次のセクションでは、DDM エディタ画面で使用できるフィールド列に対するヘルプ機能を起動する方法について説明します。
フィールド列のヘルプ情報を表示するには
フィールドの有効値を入力する方法を確認するには、該当のフィールドにカーソルを移動して F1 キーを 1 回押します。
または:
フィールドの有効値をリストから選択するには、該当のフィールドにカーソルを移動して F2 キーを押します。
このセクションでは、DDM エディタで使用できる位置調整コマンド、行コマンド、エディタコマンド、および Natural システムコマンドについて説明します。
位置調整コマンドは DDM エディタ画面内の移動に使用し、行コマンドは 1 行以上の DDM ソースコード行の操作に使用します。エディタコマンドはエディタ画面の表示モードの変更などに使用し、システムコマンドは DDM のソースやカタログ化オブジェクトの保存などに使用します。
DDM エディタ画面内を移動するには、次のキーを使用します。
キー | 説明 |
---|---|
DOWN-ARROW | 1 行スクロールダウンします。 |
LEFT-ARROW | 画面を左に移動します。 |
RIGHT-ARROW | 画面を右に移動します。 |
UP-ARROW | 1 行スクロールアップします。 |
TAB | ある入力列フィールドから次のフィールドに移動します。 |
DDM エディタで有効な行コマンドは、単一または複数の DDM ソースコード行のコピー、削除、挿入、移動に使用します。以下に説明されている行コマンドを DDM ソースに入力する代わりに、「ファンクションキーの割り当て」で説明されている、対応するファンクション(F)キーを使用できます。
行コマンドを実行するには
DDM エディタ画面上で、コマンドを適用するソースコード行の列 C にカーソルを移動し、以下にリストされている行コマンドのいずれかを入力します。
行コマンド | 説明 | |
---|---|---|
C |
マークされている行ブロックをコピーします。
行ブロックを |
|
D |
行コマンドを入力した行、またはマークされている行ブロックを削除します。
行ブロックを |
|
H |
行ブロックのマークを削除します。 | |
I |
行コマンドを入力した行の上に、空行が挿入されます。
データベースが有効な場合、[Select Database Field]ウィンドウが表示され、フィールドのショートネームを選択できます。
「フィールド属性列」の DB の説明も参照してください。 |
|
M |
マークされている行ブロックを移動します。
行ブロックを |
|
X |
コピー、削除、移動する行ブロックの最初の行をマークします。 | |
Y |
コピー、削除、移動する行ブロックの最後の行をマークします。 |
DDM エディタで使用できるエディタコマンドまたは Natural システムコマンドは、DDM エディタメニューの[
]、[ ]、[ ]、またはファンクション(F)キーを使用して実行します。メニューからエディタコマンドまたはシステムコマンドを実行するには
DDM エディタ画面で ESC キーを押します。
DDM エディタメニューの[
]、[ ]、および[ ]が DDM エディタ画面上部に表示されます。(「DDM エディタの起動と終了」の画面例も参照)
メニューを選択して ENTER キーを押します。
有効なコマンドのリストが表示されます。コマンドおよび対応する F キー(対応するキーがある場合)については、このセクションで後述します。
現在の DDM ソースに対して実行するコマンドを選択し、ENTER キーを押します。
次のセクションでは、DDM エディタメニューで使用できるエディタコマンドまたはシステムコマンド、および標準のファンクションキーの割り当てについて説明します。
[
]メニューで使用できるコマンドは、同じ名前の Natural システムコマンドに対応しています。これらのメニューは、DDM エディタの編集エリアにある DDM ソースのチェックやスキャンに使用します。また、ソースおよび/またはカタログ化オブジェクトとして、現在の Natural ライブラリおよび/またはシステムファイルにソースを保存します。次の表は、[
]メニューオプションと対応する F キー(対応するキーがある場合)を示しています。メニューオプション | F キー | 説明 |
---|---|---|
『システムコマンド』ドキュメントのシステムコマンド CATALOG の説明に従って、DDM ソースをカタログ化オブジェクトとして保存します。
|
||
F11 | 『システムコマンド』ドキュメントのシステムコマンド CHECK の説明に従って、DDM ソースの構文をチェックします。
|
|
『システムコマンド』ドキュメントのシステムコマンド SAVE の説明に従って、DDM ソースをソースオブジェクトとして保存します。
|
||
『システムコマンド』ドキュメントのシステムコマンド SCAN の説明に従って、DDM ソース内の文字列を検索します。別の文字列で文字列を置き換えるオプションも使用できます。
|
||
F10 | 『システムコマンド』ドキュメントのシステムコマンド STOW の説明に従って、DDM ソースの構文をチェックし、ソースおよびカタログ化オブジェクトの両方を保存します。
|
次の表は、[
]メニューオプションと対応する F キー(対応するキーがある場合)を示しています。メニューオプション | F キー | 関数 |
---|---|---|
F12 | Tamino では使用できません。
DDM エディタ画面の属性列[DB]の表示/非表示を切り替えます。「フィールド属性列」の DB の説明も参照してください。 |
|
F12 | Tamino にのみ適用されます。
DDM エディタ画面の[Doctype Information]セクションの表示/非表示を切り替えます。「Tamino の doctype 情報の表示」を参照してください。 |
|
F13 | DDM エディタのヘッダーフィールド[DBID]、[FNR]、および[DEF.SEQ.]編集モードで表示します。
「DDM ヘッダー情報」も参照してください。 |
|
F14 | DDM エディタ画面の[Extended Field Information]セクションの表示/非表示を切り替えます。「拡張フィールド属性の指定」を参照してください。 | |
F15 | DDM エディタ画面の[Extended Field Information]セクションのフィールドを、編集モードで表示します。「拡張フィールド属性の指定」を参照してください。 | |
Adabas ファイルを参照する DDM にのみ適用されます。
この DDM に対し、ファイルが物理的にカップリングされていることを示します。ファイルは Adabas ディスクリプタを使用してカップリングされます。 ファイルカップリングの詳細については、『Adabas』ドキュメントを参照してください。 |
次の表は、[
]メニューオプションと対応する F キー(対応するキーがある場合)を示しています。メニューオプション | F キー | 説明 |
---|---|---|
F3 | STOW コマンド(「[COMMANDS]メニュー」を参照)を実行し、DDM エディタを終了します。
|
|
変更内容の保存および STOW コマンド(「[COMMANDS]メニュー」を参照)の実行を行わずに、DDM エディタを終了します。
|
F キーが有効なコマンドでは、DDM エディタメニューまたは行コマンドの代用として F キーを使用できます。また、F キーを使用して、DDM エディタで有効なコマンドやフィールドのヘルプ情報を確認できます。
現在の F キーの割り当てをリストするには
DDM エディタ画面で F1 キーを 2 回押します。
次の表は、メニューオプションまたは行コマンドに対応する、すべての標準の F キー割り当てのリストを示しています。
ファンクションキー | 説明 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
F1 | HELP 1 回押すと、カーソルが置かれているフィールドのヘルプ機能が表示されます。 2 回押すと、現在の F キー設定についてのヘルプ情報が表示されます。 |
||||||||||||||||||||
F2 | CHOICE カーソルが置かれているフィールドの選択ウィンドウ(対応するウィンドウがある場合)が表示されます。このウィンドウから、値を選択できます。有効な選択オプションがない場合、代わりにヘルプ情報ウィンドウが表示されます。 |
||||||||||||||||||||
F3 | STOW + EXIT ]メニューの | ||||||||||||||||||||
F4~F9 |
|
||||||||||||||||||||
F10 | STOW ]メニューの | ||||||||||||||||||||
F11 | CHECK ]メニューの | ||||||||||||||||||||
F12 | DB-SHORT-NAMESまたは DOCTYPE INFO スイッチを切り替えます。 ]メニューの ]メニューの |
||||||||||||||||||||
F13 | [ に対応しています。 | ]メニューの||||||||||||||||||||
F14 | SHOW EXT FIELD または HIDE EXT
FIELD スイッチを切り替えます。 ]メニューの |
||||||||||||||||||||
F15 | EDIT EXT FIELD ]メニューの |
コピー、削除、または移動する行ブロックの最初の行にカーソルを移動して、F6 キーを押します。
行がマークされます。
DOWN-ARROW キーまたは UP-ARROW キーを押して、次の行または前の行に移動します。
追加の行がそれぞれマークされます。
マークする行ブロックの最後の行で F6 キーを押し、それ以上行がマークされないようにします。
行ブロックのコピー先または移動先の下の行にカーソルを移動して、F8 キーまたは F9 キーを押します。
拡張フィールドの編集機能では、別の Natural オブジェクト(プログラムなど)でフィールドが使用されるときに適用される、ヘッダー、編集マスク、および注釈に対するデフォルトのフィールド属性を指定するためのオプションが用意されています。
ヘッダー属性では、DISPLAY
ステートメントなどの出力時にフィールドの上部に表示される、デフォルトの列ヘッダーを指定します。ヘッダーが指定されていない場合、フィールド名が列ヘッダーとして使用されます。
編集マスク属性では、DISPLAY
ステートメントなどによるフィールドの出力時に使用される、デフォルトの編集マスクを指定します。編集マスクは、Natural 構文規則に準拠し、フィールドの Natural データフォーマットおよびデータ長に対して有効な値が指定されている必要があります。
注釈属性では、フィールドについてのコメントを指定します。
Tamino の場合、拡張フィールド編集機能にも Tamino 固有の情報が追加されています。
『パラメータリファレンス』ドキュメントの「EM - 編集マスク」
以下のセクションでは、次のトピックについて説明します。
このセクションでは、拡張フィールド属性の表示/非表示を切り替える方法について説明します。
拡張フィールド属性の表示/非表示を切り替えるには
F14 キーを押します。
または:
[ ]メニューで、[ ]を選択します。
表示設定になっている場合(デフォルト設定は非表示)、次の例のように、DDM エディタ画面の中央下部に[Extended Field Information]セクションが表示されます。
Adabas からの拡張フィールド属性の例
23/09/2004 DDM Services 15:16:36 V 6.1.1 Pl 9 Software AG 2004 Line: 8 DBID: 20 FNR: 14 DDM: EMPLOYEES DEF.SEQ.: C T L Name F Length S D 1 PERSONNEL-ID A 8 D * CNNNNNNN G 1 FULL-NAME 2 FIRST-NAME A 20 N 2 MIDDLE-I A 1 N 2 NAME A 20 D 1 MIDDLE-NAME A 20 N 1 MAR-STAT A 1 F * M=MARRIED 1 SEX A 1 F 1 BIRTH N 06.0 D 1 N@BIRTH I 2 D G 1 FULL-ADDRESS M 2 ADDRESS-LINE A 20 N ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Extended Field Information ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Header : MARITAL/STATUS Edit Mask: Remark : NC F1 HELP F2 CHOICE F3 STOW+EXIT F10 STOW F11 CHECK F12 DB-SHORT-NAMES F13 MODIFY HEADER F14 HIDE EXT FIELD F15 EDIT EXT FIELD |
Tamino からの拡張フィールド属性の例
01/10/2004 DDM Services 13:52:41 V 6.1.1 Pl 9 Software AG 2004 Line: 11 DBID: 102 FNR: 1 DDM: EMPLOYEES-TAMINO TYPE: XML C T L Name F Length D G 4 GROUP$3 5 FIRST-NAME A 20 D 5 MIDDLE-NAME A 20 D 5 MIDDLE-I A 20 D 5 NAME A 20 D 3 MAR-STAT A 1 D 3 SEX A 1 D 3 BIRTH A 10 D ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Extended Field Information ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Header : Marital/Status Edit Mask : Remark : xs:string Tag Name : Mar-Stat XPath : /Employee/Mar-Stat Occurrence : Flags : MULT_OPTIONAL Default Value: Fixed Value : F1 HELP F2 CHOICE F3 STOW+EXIT F10 STOW F11 CHECK F12 DOCTYPE INFO F13 MODIFY HEADER F14 HIDE EXT FIELD F15 EDIT EXT FIELD |
[Extended Field
Information]セクションに表示されるフィールドの内容は、カーソルが置かれているフィールドによって変わります。上の例では、カーソルは MAR-STAT
に置かれています。
次のセクションでは、DDM エディタ画面の[Extended Field Information]セクションに含まれるフィールド属性を編集する方法について説明します。Tamino 固有の拡張フィールド属性(関連セクションを参照)は編集できないことに注意してください。
[Extended Field Information]セクションのフィールドを編集するには
F15 キーを押します。
[Extended Field
Information]セクションの[Header
]入力フィールドにカーソルが移動します。このフィールドは強調表示され、編集することができます。
次の入力フィールドに移動するには、DOWN-ARROW キーまたは TAB キーを押します。
前のフィールドに移動するには、UP-ARROW キーを押します。
フィールドの変更を保存する/保存しないにかかわらず、編集を終了するには
ENTER キーを押します。
[Extended Field Information]セクションの外にカーソルが移動します。
Tamino 固有の拡張フィールド属性は、Tamino XML スキーマ定義から抽出されます。
[Header]、[Edit Mask]、[Remark]の各フィールドの他に、次の読み取り専用の Tamino 固有の属性が[Extended Field Information]セクションに表示されます。
[Header]、[Edit Mask]、および[Remark]の各フィールドの他に、次の読み取り専用の SQL 固有の属性が[Extended Field Information]セクションに表示されます。
属性 | 関数 |
---|---|
SQLTYPE | Oracle データベースに含まれている場合に、データタイプ BLOB(バイナリラージオブジェクト)または CLOB(文字ラージオブジェクト)から生成される情報です。 |
DDM サービスの[F4~F9 の割り当てや[DB]列の表示モードに対する DDM エディタのプロファイル設定を表示したり変更したりするために使用します。
]メニューは、ファンクション(F)キーサービスプロファイルを起動するには
[DDM Services]画面で、[ ]を選択します。
次のようなメニューオプションが表示されます。
22/09/2004 DDM Services Library: SYSTEM 14:21:44 V 6.1.1 Pl 9 Software AG 2004 DBID : User: SAG FNR : +------------------------------------------------------------------------------+ ¦ Library DDM Maintenance Services Profile Quit ¦ +---------------------------------------------+-------------------+------------+ ¦ Function Keys ¦ ¦ Other Definitions ¦ +-------------------+ Show Other Definitions |
このセクションでは、[
]メニューオプションについて説明します。[F4~F9 の各キーを再割り当てできます。これらの F キーは、DDM エディタで行コマンド(関連セクションを参照)を実行するために使用します。
]オプションでは、F キーを再割り当てするには
[
]メニューで、[ ]を選択します。現在の F キーの割り当てがリストされた[Profile settings]ウィンドウが表示されます。
+--- Profile settings ----+- ¦ Delete F4 ¦ ¦ Insert F5 ¦ ¦ Mark Block F6 ¦ ¦ Unmark Block F7 ¦ ¦ Copy F8 ¦ ¦ Move F9 ¦ +-------------------------+ |
[Profile settings]ウィンドウ上で、再割り当てする機能の行にカーソルを移動し、その機能を割り当てる F キーを押します。他の DDM サービス機能にまだ割り当てられていない F キーのみ割り当てできます。
次の例のように、新しい F キー設定が[Profile settings]ウィンドウに表示されます。
+--- Profile settings ----+ ¦ Delete F21 ¦ ¦ Insert F5 ¦ ¦ Mark Block F6 ¦ ¦ Unmark Block F7 ¦ ¦ Copy F8 ¦ ¦ Move F9 ¦ +-------------------------+ |
[DB]列の表示/非表示を指定できます。
]オプションでは、「フィールド属性列」の説明に従って、[[DB]列の表示モードを変更するには
[
]メニューで、[ ]を選択します。[Profile settings]ウィンドウが表示されます。
+------- Profile settings -------+ ¦ Display Database short names N ¦ +--------------------------------+ |
常に[DB]列を表示する場合は[Y
](Yes)、常に非表示にする場合は[N
](No)に、現在の値を変更します。