ルールと命名規則

このセクションでは、Natural 固有のルールおよび命名規則について説明します。


オブジェクトの命名規則

このセクションでは、Natural オブジェクトを Natural システムファイルに保存したりカタログ化したりする場合に適用される命名規則について説明します。

Natural オブジェクト名には 1~8 文字(下の表に示されている文字)を使用でき、最初の文字は次のいずれかである必要があります。

  • 大文字の英字

  • 番号記号(#)

  • プラス記号(+)

最初の文字が番号記号(#)またはプラス記号(+)の場合、少なくとも 1 文字を名前に追加する必要があります。

例外:

Natural DDM 名には 1~32 文字(下の表に示されている文字)を使用でき、最初の文字は大文字の英字である必要があります。

Natural オブジェクト名には、次の文字を使用できます。

文字 ISO 図形文字名 Remark
A~Z 大文字のラテン文字(A~Z) 大文字の英字
0~9 数字の 0~9 数値
- ハイフン - マイナス ハイフン
_ 下線 下線
/ ソリダス スラッシュ
@ アットマーク  
$ ドル記号  
& アンパサンド 言語コードでのみ使用できます。

プログラミングガイド』の「Natural オブジェクトの言語の定義」も参照してください。

# 番号記号 ハッシュ記号
+ プラス記号  

ライブラリの命名規則

このセクションでは、Natural ライブラリに適用される命名規則について説明します。

ライブラリの名前(ID)には 1~8 文字を使用でき、"SYS" で始めることはできません。接頭辞 "SYS" は、Natural システムライブラリ用に予約されています。

ライブラリ名は大文字の英字から始める必要があります。

ライブラリ名には、次の文字を使用できます。

文字 ISO 図形文字名 Remark
A~Z 大文字のラテン文字(A~Z) 大文字の英字
0~9 数字の 0~9 数値
- ハイフン - マイナス ハイフン
_ 下線 下線

ユーザー定義変数の命名規則

このセクションでは、ユーザー定義変数に適用される命名規則について説明します。

ユーザー定義変数の詳細については、『プログラミングガイド』の「ユーザー定義変数」セクションを参照してください。

変数名の長さ

ユーザー定義変数名には、1~32 文字を使用できます。

32 文字を超える変数名を使用できますが(複雑なアプリケーションで、意味のある長い変数名によりプログラムの読みやすさが向上する場合など)、最初の 32 文字は区別できるように一意である必要があります。残りの文字は Natural によって無視されます。

変数名の制限

ユーザー定義変数の名前には、Natural の予約キーワードは使用できません

1 つの Natural プログラム内では、ユーザー定義変数とデータベースフィールドに同じ名前を使用できません。参照エラーを引き起こすことがあります。『プログラミングガイド』の「データ構造の条件指定」を参照してください。

変数名に使用できる文字

ユーザー定義変数名には、次の文字を使用できます。

文字 ISO 図形文字名 Remark
A~Z 大文字/小文字のラテン文字(A~Z)

大文字/小文字の英字

小文字を最初の文字として使用することはできません

0~9 数字の 0~9 数値
- ハイフン - マイナス ハイフン
_ 下線 下線
/ ソリダス スラッシュ
@ アットマーク  
$ ドル記号  
& アンパサンド  
# 番号記号 ハッシュ記号
+ プラス記号 最初の文字にのみ使用できます。

変数名の最初の文字

名前の最初の文字は、次のいずれかである必要があります。

文字 ISO 図形文字名 Remark
A~Z 大文字のラテン文字(A~Z) 大文字の英字
& アンパサンド  
# 番号記号 ハッシュ記号
+ プラス記号  

最初の文字が番号記号(#)、プラス記号(+)、またはアンパーサンド(&)である場合は、少なくとも 1 文字を名前に追加する必要があります。

最初の文字としてプラス記号(+)を使用しているグローバルデータエリア(GDA)の変数は、レベル 1 で定義する必要があります。『プログラミングガイド』の「グローバルデータエリア」を参照してください。他のレベルは再定義だけで使用します。

アプリケーションに依存しない変数(AIV)およびグローバルデータエリア(GDA)の変数についてのみ、名前の最初の文字としてプラス記号(+)を使用できます。

AIV 名はプラス記号(+)で始まる必要があります。『ステートメント』ドキュメントの DEFINE DATA ステートメントの説明にある「アプリケーションに依存しない変数の定義」も参照してください。

名前の先頭文字にアンパーサンド(&)を使用すると、ソースプログラムのダイナミック変更(『ステートメント』ドキュメントの RUN ステートメントを参照)や、ダイナミックに置換可能な文字として処理ルールの定義(『マップエディタ』ドキュメントの該当する説明を参照)を行うことができます。

変数名の大文字と小文字

Natural for Windows、UNIX、および OpenVMS では、変数名の一部として入力された小文字は内部的に大文字に変換されます。

注意:
変数名の一部として小文字を使用する場合は、大文字と小文字に関係なく変数名を一意にする必要があります。