バージョン 6.3.3
 —  Natural for Windows バージョン 6.3 のリリースノート  —

Natural バージョン 6.3.2 リリース情報

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


新機能

システムコマンド

このバージョンでは、次の新しい Natural システムコマンドが追加されています。

システムコマンド 説明
SYSCP SYSCP ユーティリティを起動します。

ユーティリティ

新しいユーティリティ SYSCP では、コードページ情報が提供されます。 『ツールおよびユーティリティ』ドキュメントの「SYSCP ユーティリティ - コードページの情報」を参照してください。

アプリケーションプログラミングインターフェイス

ユーティリティ SYSEXT に、次の新しいアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)が追加されています。

API 説明
USR4208N 共有リソースを読み取りまたは書き込みます。

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変更点および拡張機能

Natural スタジオ

オプション

新しいオプションの[最適値]を使用することにより、データエリアエディタや DDM エディタの各表示列の幅を自動調整できるようになりました。これにより、列ヘッダーや列の内容が常にすべて表示されます。 また、[自動調整]オプションを設定して、列の編集後に列から移動すると列が最適な幅に自動的に再調整されるように指定できます。 『Natural スタジオの使用』の「データエリアエディタオプション」および「DDM エディタオプション」を参照してください。

エディタ

データエリアエディタ

セッションパラメータ PM(出力モード)をフィールド属性として定義できるようになりました。 『エディタ』ドキュメントの「データエリアエディタ」セクションの「エディタウィンドウの行および列」、「データフィールドの挿入」、および「定数の挿入」を参照してください。

データエリア内のすべての列または 1 列を調整して、列ヘッダーや列の内容が常にすべて表示されるようにできます。 『エディタ』ドキュメントの「データエリアエディタ」セクションの「列の整列」を参照してください。

DDM エディタ

DDM 内のすべての列または 1 列を調整して、列ヘッダーや列の内容が常にすべて表示されるようにできます。 『エディタ』ドキュメントの「DDM エディタ」セクションの「列の整列」を参照してください。

ユーティリティ

コンポーネントブラウザ

新しいメニューコマンドの[ユニーク ID の検索]を使用して、選択したコンポーネントグループ内でユニーク ID を検索できるようになりました。 『ツールおよびユーティリティ』ドキュメントの「コンポーネントブラウザ」を参照してください。

データブラウザ

データブラウザに新しいページが追加されました。 このページは、レポート生成対象のレコード数のカウントと、レポート出力オプションの指定(選択したフィールドに編集マスクと列ヘッダーが定義されている場合)に使用されます。 また、レポートの出力先を結果ウィンドウとテキストファイルのどちらにするかと、レポート生成後にデータブラウザを現在の定義で再起動するかどうかも指定できます。 『ツールおよびユーティリティ』ドキュメントの「データブラウザ」の「レポートオプション」を参照してください。

オブジェクトハンドラ

オブジェクトハンドラダイレクトコマンドを使用することにより、リモート Natural 開発サーバー環境でオブジェクトをバッチモードで処理できるようになりました。 『ツールおよびユーティリティ』ドキュメントの「オブジェクトハンドラ」の「バッチまたはダイレクトコマンドの呼び出し」および「リモート環境でのバッチ処理」を参照してください。 Natural 開発サーバーバージョン 2.2.4 以降がサイトにインストールされている場合は、処理済みオブジェクトのレポートを表示できます。

Natural for Eclipse で作成されたデータエリアを処理できるようになりました。 このデータエリアは、プレーンテキストフォーマットで保存されます。

オブジェクトハンドラでロードおよびスキャン機能のロードファイルのタイプが自動的に認識されるようになり、 適切なロードファイルタイプを指定する必要がなくなりました。 「option-setting のキーワードの説明」の WORKFILETYPE の説明を参照してください。

システムコマンド

CATALL

システムコマンド CATALL をバッチモードで使用できるようになりました。 これに伴い、ダイレクトコマンド構文も拡張されています。

ローカルバージョン管理

ローカルバージョン管理で、CVS に加えて Subversion もサポートされるようになりました。 これにより、ワークスペースを、Natural スタジオのライブラリワークスペースに表示される Natural システムファイルとして定義できます。 すべての Natural オブジェクトタイプがサポートされています。 オブジェクト、ライブラリ、およびシステムファイルの更新と削除に必要な、これまで不足していた機能が追加されました。 これにより、ログの表示と、Natural へのオブジェクト、ライブラリ、およびシステムファイルのインポートが可能になっています。 詳細については、『Natural スタジオの拡張』ドキュメントの「ローカルバージョン管理」を参照してください。

UNIX またはメインフレーム開発サーバー上の Natural ソースへのリモートアクセスには、Natural 開発サーバーバージョン 2.2.3.2 が必要です。 このバージョンは、Natural リソースのサポートを提供し、Natural ソースを読み書きするルーチンの修正が含まれています。

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Entire Systems Management のクライアントコンポーネント

Natural for Windows バージョン 6.3.2 には、System Automation Tools(SAT 3.1.5)と Entire Operations GUI クライアント(OGC 5.2.1)の GUI フレームワークの最新クライアントパッケージが含まれています。これらは、互換サーバーアプリケーションバージョンの正常動作に必要です。 GUI フレームワークはメインフレームナビゲーションや Output Management GUI クライアント(NGC)などの他の Entire Systems Management アプリケーションでも使用されるため、このようなクライアントアプリケーションのいずれかを使用する場合は、対応する SAT サーバーバージョンを更新する必要もあります。 Natural バージョン 6.3.2 で提供される GUI フレームワークには、SAT 3.1.5 を実行するサーバーが必要です。 この Entire Operations GUI クライアントパッケージに対するサーバー側の前提条件は、Entire Operations バージョン 5.2.1 です。

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既知の非互換性

このセクションでは、ユーザーが Natural のインストール後に注意する必要のある追加の情報を提供します。

エラーメッセージ

このバージョンの Natural では、編集マスク処理の向上と、Natural for Windows、Natural for UNIX、および Natural for Mainframes の間の互換性の向上を目的として、次の新しいエラーメッセージが追加されています。

エラーメッセージ 説明
NAT1145

入力が編集マスク :1: に一致しません。

対話式入出力の場合は NAT1145 が NAT1143 になります。 この新しいエラーメッセージは、ユーザーに対して現在のフィールドに所定の形式での入力を促すものです。

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廃止された機能

このセクションでは、この Natural バージョンでサポートされなくなった機能の概要を説明します。

Natural Expert

Natural Expert モデルはオブジェクトタイプの一覧に表示されなくなりました。

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