このセクションでは、オブジェクトハンドラのダイレクトコマンドの使用例を示します。
ヒント:
追加例については、オブジェクトハンドラ機能用に生成されたコマンドを表示できます。 このコマンドは、ウィザードを使用するときに自動的に表示されます。 上級ユーザーモードでは、オブジェクトハンドラコマンド SET ADVANCEDCMD ON
を入力するか、オブジェクトハンドラプロファイルでパラメータ Display-Cmd-in-Advanced-Mode
を Y
(Yes)に設定する(「プロファイルの設定」も参照)ことによって、コマンド表示を有効にすることができます。
このセクションでは、ローカルメインフレーム、UNIX、OpenVMS、または Windows のいずれかの環境で、オブジェクトを同一プラットフォームでロードできるようにするために、オブジェクトを内部フォーマットでワークファイルにアンロードする例を示します。
ライブラリ ABC
からすべての Natural プログラミングオブジェクト(ソースオブジェクトのみ)をアンロードします。
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N SCKIND S
ライブラリ ABC
からすべての Natural プログラミングオブジェクト(カタログ化オブジェクトのみ)をアンロードします。
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N SCKIND C
ライブラリ ABC
からすべての Natural プログラミングオブジェクト(カタログ化オブジェクトとソースオブジェクト)をアンロードします。
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N SCKIND A
ライブラリ ABC
からすべての Natural プログラミングオブジェクト(ソースオブジェクトのみ)をアンロードし、ライブラリ ABCNEW
にロードします。
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N SCKIND S WITH NEWLIBRARY ABCNEW
メインフレームで、名前が EMP
で始まりデータベース 88
をポイントしているすべての DDM をアンロードします。
UNLOAD EMP* LIB * OBJTYPE D DDMDBID 88
UNIX、OpenVMS、または Windows で、名前が EMP
で始まりデータベース 88
をポイントしているすべての DDM をアンロードします。
UNLOAD EMP* LIB * OBJTYPE N NATTYPE V DDMDBID 88
UNIX、OpenVMS、または Windows で、名前が EMP
で始まるすべての DDM をライブラリ VLIB
からアンロードし、ライブラリ VLIBNEW
にロードします。
UNLOAD EMP* LIB VLIB OBJTYPE N NATTYPE V WITH NEWLIBRARY VLIBNEW
すべてのユーザー定義エラーメッセージをライブラリ ERRLIB
からアンロードし、ライブラリ NEWERR
にロードします。
UNLOAD * LIB ERRLIB OBJTYPE E SLKIND A WITH NEWLIBRARY NEWERR
Windows で、すべての Natural プログラミングオブジェクト(カタログ化オブジェクトとソースオブジェクト)をライブラリ ABC
から PC 上のポータブルワークファイルにアンロードします。
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N WHERE WORKFILE C:\WF1.SAG WORKFILETYPE PORTABLE
または
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N WHERE WORK C:\WF1.SAG WFT P
このセクションでは、メインフレームでアンロードして UNIX、OpenVMS、または Windows 環境でロードするなど、オブジェクトを異なるプラットフォームでロードできるようにするために、オブジェクトを転送フォーマットでワークファイルにアンロードするコマンド例を示します。
ライブラリ ABC
からすべての Natural プログラミングオブジェクト(ソースオブジェクトのみ)をアンロードします。
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N WHERE TRANSFER
すべての Natural プログラミングオブジェクト(ソースオブジェクトのみ)とユーザー定義エラーメッセージをライブラリ ABC
からアンロードします。
UNLOAD * LIB ABC WHERE TRANSFER
すべての Natural プログラミングオブジェクト(ソースオブジェクトのみ)を固定レコード長のライブラリ ABC
からアンロードします。
UNLOAD * LIB ABC OBJTYPE N WHERE TRANSFER FIXEDLENGTH
このセクションでは、オブジェクトを内部フォーマットでワークファイルからロードするコマンド例を示します。
すべてのオブジェクトをライブラリ LIBNEW
にロードして、すでに存在しているオブジェクトと置き換えます。
LOADALL WITH NEWL LIBNEW WHERE REPLACE ALL
ターゲットライブラリ TGTLIB
のすべてのオブジェクトを新しいターゲットライブラリ NEWTGT
にロードします。
LOAD * LIB TGTLIB WITH NEWLIBRARY NEWTGT
ユーザー定義エラーメッセージ 1000
~1500
のみをライブラリ ERRLIB
からロードします。
LOAD * LIB ERRLIB OBJTYPE E FMNUM 1000 TONUM 1500
このセクションでは、オブジェクトを転送フォーマットでワークファイルからロードするコマンド例を示します。
すべてのオブジェクトをライブラリ LIBNEW
にロードして、すでに存在しているオブジェクトと置き換えます。
LOADALL WITH NEWL LIBNEW WHERE TRANSFER REPLACE ALL
ターゲットライブラリ TGTLIB
のすべてのオブジェクトを新しいターゲットライブラリ NEWTGT
にロードします。
LOAD * LIB TGTLIB WITH NEWLIBRARY NEWTGT WHERE TRANSFER
ダイレクトコマンドを使用して、リモート Natural 開発サーバー(NDV)環境からバッチモードでオブジェクトをアンロードしたり、リモート NDV 環境にオブジェクトをバッチでロードしたりできます。
このセクションでは、1 つのリモート NDV 環境から別のリモート NDV 環境にオブジェクトを転送するバッチでのダイレクトコマンドの使用例を示します。
MAP ENVIRONMENT=UX1 SUNNAT63 6312 SAG SYSOBJH UNMAP MAP ENVIRONMENT=MF1 IBM2 4742 SAG SYSOBJH UNMAP FIN
UNLOAD * LIB SAG-TEMP % WHERE TRANS WFLOC PC WORK D:\NAT-Work\w1.dat REPORT SHOW STATISTICS END LOADALL WHERE TRANS WFLOC PC WORK D:\NAT-Work\w1.dat % REPLACE ALL REPORT SHOW STATISTICS END
MAP ENVIRONMENT=UX1 SUNNAT63 6312 SAG |
UNIX または OpenVMS プラットフォーム上の NDV 環境にマップします。 |
SYSOBJH |
CMOBJIN ファイル内の入力データから次の 3 つのコマンドを受け取るオブジェクトハンドラ(Windows クライアント)を呼び出します。
オブジェクトハンドラは、リモートの UNIX または OpenVMS 環境のライブラリ SAG-TEMP からローカル Windows ディレクトリ D:\NAT-Work\w1.dat に存在するワークファイルにすべてのオブジェクトをアンロードします。
アンロードしたオブジェクトに関する統計データを CMPRINT 出力ファイルに書き込みます。
オブジェクトハンドラを終了します。 |
UNMAP |
UNIX または OpenVMS プラットフォーム上の NDV 環境をマップ解除します。 |
MAP ENVIRONMENT=MF1 IBM2 4742 SAG
|
メインフレーム上の NDV 環境にマップします。 |
SYSOBJH |
CMOBJIN ファイル内の入力データから次の 3 つのコマンドを受け取るオブジェクトハンドラ(Windows クライアント)を呼び出します。
オブジェクトハンドラは、ローカル Windows ディレクトリ D:\NAT-Work\w1.dat にあるワークファイルからリモートメインフレーム環境に、すべてのオブジェクトをロードします。
ロードしたオブジェクトに関する統計データを CMPRINT 出力ファイルに書き込みます。
オブジェクトハンドラを終了します。 |
UNMAP |
メインフレームプラットフォーム上の NDV 環境をマップ解除します。 |
FIN |
Natural バッチセッションを終了します。 |