以下はコンパイルのオプションおよびパラメータの概要です。コンパイルのオプションおよびパラメータは、作成したソースコードがコンパイラによってどうチェックされるか、および Natural ランタイムシステムが解釈および実行できる Natural 内部オブジェクトコードにどう変換されるかに影響します。
Natural コンパイラおよびソースコードをコンパイルするためのさまざまなシステムコマンドの詳細については、『Natural システムアーキテクチャ』ドキュメントの「Natural コンパイラ」を参照してください。
コンパイルオプションは次のレベルで指定できます。
Natural パラメータモジュールで次を指定
プロファイルパラメータで次を指定
次を指定
次を指定
1 つまたは複数の OPTIONS
ステートメント
(COMPOPT
システムコマンドと同じオプション、および加えて Natural Optimizer Compiler オプションを指定)
SET GLOBALS
ステートメント(セッションパラメータ LS
、PS
、ZP
のみ)
次のプロファイルパラメータまたはセッションパラメータはコンパイル時に考慮され、ソースコードに異なる設定が含まれている場合にエラーメッセージが表示されることがあります。
パラメータ名 | 簡単な説明 | コメント |
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CFICU |
Unicode およびコードページのサポート | I/O ステートメントでの Unicode 定数の出力(WRITE U'ABC' など)は、CFICU=ON の場合のみ可能です。
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CP |
デフォルトのコードページ名 | ソースのコードページを指定します。 |
DC |
小数点表記の文字 | フォーマット N または P と定数によるフィールドを定義する際に整数部と小数部の区切りに使用する文字です。 |
FS |
フォーマット指定 | それまでに定義されていない変数の使用を許可または拒否します。 |
ID |
INPUT 区切り文字 | 例えば、INIT 節で値を区切るために使用します。
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LS |
Line Size | レポートの出力行のデフォルトサイズを指定します(0~31)。 この設定は、ソースコードで FORMAT ステートメントを明示的に指定することで上書きできます。
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PS |
Page Size | 単一の I/O ステートメント(WRITE など)で出力可能な最大行数です。 基本設定に違反するとエラーになります。 この設定は、ソースコードで FORMAT ステートメントを明示的に指定することで上書きできます。
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SF |
フィールド間の空白 | DISPLAY ステートメントを使用して作成される Natural レポート上で、列のフィールド設定間に挿入されるデフォルトのスペース数を指定します。 この設定は、ソースコードで FORMAT ステートメントを明示的に指定することで上書きできます。
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SOSI |
ダブルバイト文字セットのシフトアウト/シフトインコード | ダブルバイト文字セット(DBCS)設定を示すシフト文字を指定します。 |
ZP |
ゼロ出力 | 値がすべて零の数値定数について、空白またはゼロを出力します。 この設定は、ソースコードで FORMAT ステートメントを明示的に指定することで上書きできます。
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