この Natural プロファイルパラメータは、ダブルバイト文字セット(DBCS)を使用するアジア諸国に関連するパラメータです。
SOSI
は、プロファイルパラメータ SI
および SO
の代わりとなります。これら 2 つのパラメータは Natural の次回バージョンでは使用できなくなります。
プロファイルパラメータ CP
がマルチバイトコードページ(MBCS)に設定されている場合、論理シフトイン/シフトアウト文字はコードページで提供され、SOSI
は無視されます。
可能な設定 | サブパラメータ | 下記の「位置指定サブパラメータ」を参照してください。 |
---|---|---|
デフォルト設定 | なし | |
ダイナミックな指定 | 可 | |
セッション内の指定 | 不可 |
以下では次のトピックについて説明します。
SOSI
パラメータの構文は次のとおりです。
SOSI=(logical-shift-out,[physical-shift-out],logical-shift-in, [physical-shift-in],[SO/SI-display-length]) |
シフトアウトコードは、文字表現のコードが標準(シングルバイト)モードからダブルバイトモードにシフトするポイントを示すために使用されます。
シフトインコードは、文字表現のコードがダブルバイトモードから標準(シングルバイト)モードに戻るポイントを示すために使用されます。
位置指定サブパラメータについて次に説明します。
データが画面に転送される前に、論理シフトアウト/シフトイン文字は対応する物理シフトアウト/シフトイン文字に変換されます。
画面上で入力されたデータが Natural アプリケーションに転送される前に、物理シフトアウト/シフトイン文字は対応する論理シフトアウト/シフトイン文字に変換されます。
コードページサポートが無効な場合(つまり、プロファイルパラメータ CP
が CP=OFF
に設定されている場合)、論理シフトアウト/シフトイン文字のエントリは、次のマクロおよびプロファイルパラメータによって提供される変換テーブルで更新されます。
テーブル | マクロ | プロファイルパラメータ |
---|---|---|
標準(プライマリ)出力変換テーブル | NTTAB |
TAB |
代替(セカンダリ)出力変換テーブル | NTTAB1 |
TAB1 |
セッションパラメータ PM が C に設定されている場合に使用されるセカンダリ入力変換テーブル
|
NTTAB2 |
TAB2 |
SYS* 出力変換テーブル | NTTABL |
TABL |
論理シフトアウト/シフトイン文字の変換後の文字について、Natural 起動時にそれぞれの変換テーブルにまだデフォルト値(?
= X’6F’
)が含まれている場合(つまり、上記のいずれかのマクロまたはプロファイルパラメータによって変更されていない場合)、論理シフトアウト/シフトイン文字が入力おおび出力用に変換されなくならないように更新されます。
変換テーブルの詳細については、『オペレーション』ドキュメントの「変換テーブル」を参照してください。
サブパラメータの論理シフトアウトはプロファイルパラメータ SO
に対応し、サブパラメータの論理シフトインはプロファイルパラメータ SI
に対応します。
旧プロファイルパラメータ SO
および SI
も引き続き有効ですが、プロファイルパラメータ SOSI
とは相互排他的に使用する必要があります。 プロファイルパラメータ SO
および SI
の代わりに SOSI
プロファイルパラメータを使用することをお勧めします。
SO=xx,SI=yy
と指定することは、SOSI=(xx,xx,yy,yy,1)
と指定することと同等です。
IBM ハードウェアには、SOSI=(0E,0E,0F,0F,1)
を使用する必要があります。これは SOSI=(0E,,0F,,1)
と同等です。
Fujitsu ハードウェアには、SOSI=(28,28,29,29,0)
を使用する必要があります。これは SOSI=(28,,29,,0)
と同等です。
IBM ハードウェア用に(パラメータ設定 SOSI=(0E,0E,0F,0F,1)
を適用して)作成されたアプリケーションを、変更することなく Fujitsu ハードウェア上で実行するには、SOSI=(0E,4028,0F,2940,1)
を使用します。