バージョン 6.3.3
 —  Unicode およびコードページのサポート  —

Unicode/コードページ環境の設定と管理

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


ICU ライブラリ

Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォーム

ICU ライブラリは、ICU 変換および照合データのフルセットとともに常にインストールされます。 コンフィグレーションファイル NATCONV.INI の設定値が A フォーマットに適用されます。 U フォーマットに対して、対応するチェック(文字が大文字に変換されるときなど)が ICU ライブラリによって行われます。

注意:
ICU バージョンおよびサポートされるコードページに関する情報を取得するには、Natural for Windows で使用可能な SYSCP ユーティリティを使用します。

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プロファイルパラメータ

このセクションでは、Unicode およびコードページのサポートとともに使用されるプロファイルパラメータについて説明します。 すべてのプラットフォームですべてのプロファイルパラメータが使用できるわけではありません。

すべてのプラットフォーム

次のプロファイルパラメータは、すべてのプラットフォームで使用できます。

パラメータ 説明
CP

Natural のデフォルトコードページを定義します。 このコードページは、単一のオブジェクト(Natural ソースなど)に対して定義されたコードページがない場合に、ランタイム環境および開発環境に対して使用されます。

プラットフォームに適したコードページのみを使用できます。 つまり、例えば、EBCDIC コードページは、Windows、UNIX、または OpenVMS プラットフォームには定義できません。。

注意:
Natural for Windows/UNIX バージョン 6.2、Natural for OpenVMS バージョン 6.3、および Natural for Mainframes バージョン 4.2 以降、Natural RPC で使用される既存の CP パラメータは CPRPC に名前が変更されています。

CPCVERR

Unicode からコードページへ、コードページから Unicode へ、または 1 つのコードページから別のコードページへ変換するときに発生する変換エラーが、Natural エラーになるかどうかを指定します。

このパラメータは、Natural ソースをソースエリアにロードするとき、または Natural ソースをカタログするときの Natural ソースの変換には関連しません。

CPOBJIN データのバッチ入力ファイルのエンコードに使用するコードページを指定します。 このファイルは、Natural プロファイルパラメータ CMOBJIN(Windows、UNIX、および OpenVMS)で定義されています。
CPPRINT バッチ出力ファイルのエンコードに使用するコードページを指定します。 このファイルは、Natural プロファイルパラメータ CMPRINT(Windows、UNIX、および OpenVMS)で定義されています。
CPSYNIN コマンドのバッチ入力ファイルのエンコードに使用するコードページを指定します。 このファイルは、Natural プロファイルパラメータ CMSYNIN(Windows、UNIX、および OpenVMS)で定義されています。
SRETAIN すべての既存のソースを元のエンコードフォーマットで保存する必要があることを指定します。 「環境のカスタマイズ」も参照してください。

以下の項目も参照してください。

Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォーム

次のプロファイルパラメータは、Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォームでのみ使用できます。

パラメータ 説明
SUTF8 Natural ソースが保存されるときに使用されるデフォルトのフォーマットを指定します。

注意:
UNIX および OpenVMS では、このパラメータは SPoD 環境でのみ使用できます。

SUBCHAR Unicode からデフォルトコードページへの変換用の置換文字を指定します。 SUBCHAR が "OFF" の場合は、ICU によって定義されたデフォルトの置換文字が使用されます。

注意:
SUBCHAR は、コードページから Unicode への変換、または Unicode から現在のコードページとは異なるコードページへの変換には影響しません。

WEBIO Web I/O インターフェイスクライアント(Unicode をサポート)または端末エミュレーションウィンドウ(非 Unicode 対応)が入出力に使用されるかどうかを指定します。

ローカルな Windows 環境では、出力ウィンドウ(Unicode 対応)が使用されます。

リモート Windows 環境では、このパラメータの設定に関係なく、Web I/O インターフェイスクライアントが常に使用されます。

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エンコード情報

コードページデータのエンコードは、次に示す異なるレベルで指定できます。

レベル 1 - デフォルトコードページ

デフォルトコードページは、CP パラメータを使用して定義できます。 Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォームでは、システムコードページを上書きして、すべてのコードページデータに対して有効になります。

レベル 2 - 単一のオブジェクトのコードページ

Natural ソース、バッチ入力(CPOBJINCPSYNIN)、および出力ファイル(CPPRINT)に対してコードページを定義できます。

また、Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォームでは、タイプ ASCII、圧縮 ASCII、Unformatted、および CSV のワークファイルに対してコードページを定義できます。『コンフィグレーションユーティリティ』ドキュメントの「ワークファイル割り当て」を参照してください。

コードページがオブジェクトレベルで定義された場合、このコードページによってデフォルトコードページは上書きされます。

注意:
Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォームでは、すべてのオブジェクトに対して正しいコードページが定義されることが重要です。 詳細については、「既存アプリケーションの移行」を参照してください。

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エンコード情報を持つ Natural オブジェクトの展開

Windows、UNIX、および OpenVMS プラットフォーム

エンコード情報がすでに定義された Natural オブジェクトを展開する場合、エンコード情報はファイル FILEDIR.SAG に保存されており、Natural の外部からオブジェクトファイルのみを展開した場合はエンコード情報が失われることに注意する必要があります。

Natural オブジェクトを展開する場合、次のようにエンコード情報を保持できます。

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