この機能では、[List Objects]画面を呼び出します。この画面で、バッファプールまたはバッファプールキャッシュ(使用している場合)に現在ロードされている Natural オブジェクトのディレクトリに関する統計データを取得することができます。
このセクションでは、[List Objects]画面に表示される統計データ、およびオブジェクトやオブジェクトの範囲の選択、それらのオブジェクトの現在のステータスの操作、[List Objects]画面での移動に使用できるコマンドと機能について説明します。
オブジェクトのソート済み表示については、「 機能」も参照してください。
[List Objects]画面を呼び出すには
SYSBPM メインメニューの[Code]フィールドに、ファンクションコード「L
」を入力し、オブジェクトを指定します。「SYSBPM の呼び出しと操作」セクションで説明している有効なフィールド入力値を参照してください。
または:
次の SYSBPM ダイレクトコマンドを入力して、バッファプール内のオブジェクトのリストに直接移動します。
DISPLAY LIST library-name object-name dbid fnr
または:
次の SYSBPM ダイレクトコマンドを入力して、バッファプールキャッシュ内のオブジェクトのリストに直接移動します。
DISPLAY CLIST library-name object-name dbid fnr
次のような[List Objects]画面が表示されます。
17:13:17 ***** NATURAL SYSBPM UTILITY ***** 2002-09-16 BPNAME QA41GBP - List Objects - Type Global Nat BPPROP OFF Loc DAEF QA41 C Library Object DBID FNR Loc RLD Use Max Reuse TotalUC ObjSize Sto *_______ *_______ _____ ____ ___ ___ ___ ___ ______ ___________ _______ ___ __ SYSBPM BPMCALL 10 1640 B 1 1 5 8,516 12 __ SYSBPM BPMNSC 10 410 B 1 4 3,380 4 __ SYSDLINP PCNDL02 255 253 B R 1 19 292 4 __ SYSLIBS NAT00017 10 410 B 1 1 5,000 8 __ SYSLIB ATEST 10 1640 B R 1 340 16,148 16 __ SYSLIB CATALL10 10 410 B 1 1 4,256 8 __ SYSBPM BPM141-M 10 1640 B 1 1 5,944 8 __ SYSDLINS U246005 255 253 B R 1 14 52 4 __ SYSBPM MENU 10 1640 B 1 5 10,392 12 __ SYSLIBS NAT00040 10 410 B 1 1 2,816 4 __ SYSLIBS NAT00034 10 410 B 1 1 2,672 4 __ SYSDLIND DNDL01 255 253 B R 3 42 552 4 __ SYSLIB ACATALL 10 410 B 1 3 55,728 56 __ SYSDLINS U246004 255 253 B R 2 28 172 4 Top of List Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit Last Cache -- - + ++ > Canc |
[List Objects]画面には、次の個々のオブジェクトがすべて表示されます。
現在バッファプールにロードされているオブジェクト(表示の最初の部分)
現在バッファプールキャッシュにロードされているオブジェクト(表示の 2 番目の部分)
表示される統計は、バッファプールの内容のスナップショットであり、Enter キーを押すたびに更新されます。
[List Objects]画面には、GDA(グローバルデータエリア)について 2 つのエントリが表示される場合があります。1 つのエントリには、GDA 自体の中のデータが含まれ、もう 1 つのエントリには、その GDA の内部 Natural 記号テーブルが含まれています。 この現象は、GDA を参照するプログラムがカタログされている場合に発生することがあります。
このセクションでは、[List Objects]画面に表示される列と統計データ、およびオブジェクトの選択条件を指定するための入力フィールドと値について説明します。
表示するオブジェクトの選択条件を指定するには
列のタイトルの下にある入力フィールドに、該当するフィールドについて示されているように、有効な値または範囲を入力します。
デフォルト値は、空白文字またはすべてのオブジェクトが選択されるアスタリスク(*)です。
列 | 説明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C | この列には、オブジェクトの機能を実行する行コマンドを入力できます。 「行コマンド」も参照してください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
Library | オブジェクトのロード元のライブラリ。
選択条件を指定するには、「名前と範囲の指定」を参照してください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
Object | オブジェクトの名前です。
選択条件を指定するには、「名前と範囲の指定」を参照してください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
DBID | オブジェクトのロード元の Natural システムファイルのデータベース ID。
特定のデータベースのオブジェクトを選択するには、有効な数値を入力します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
FNR | オブジェクトのロード元の Natural システムファイルのファイル番号。
特定のファイルのオブジェクトを選択するには、有効な数値を入力します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
Loc |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
RLD |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
Use |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
Max | バッファプールのみ。
オブジェクトがバッファプールにロードされて以来、そのオブジェクトを実行したアプリケーションの最大数。 オブジェクトを選択するには、上記の「Use」にある有効な入力値を参照してください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
Reuse | バッファプールキャッシュのみ。
オブジェクトがバッファプールキャッシュからバッファプールにロード(再利用)された回数を示します。 オブジェクトを選択するには、上記の「Use」にある有効な入力値を参照してください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
TotalUC |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
ObjSize | オブジェクトのサイズ。
オブジェクトを選択するには、上記の「TotalUC」にある有効な入力値を参照してください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
Sto | バッファプールまたはバッファプールキャッシュ内のオブジェクトに割り当てる必要があるストレージ。 バッファプールのテキストレコードのサイズは、バッファプールの初期化時に定義します。
オブジェクトを選択するには、上記の「Use」にある有効な入力値を参照してください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
[BP Load Time]* | オブジェクトが最初にバッファプールにロードされた日時。
この日時は、オブジェクトがバッファプールとバッファプールキャッシュから削除されるまで保持されます。バッファプールキャッシュから削除しただけでは日時の表示は削除されません。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
[BP Last Action]* | バッファプールのみ。
オブジェクトがアプリケーションによって最後に使用された日時。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
[BPC Load Time]* | バッファプールキャッシュ(BPC)のみ。
オブジェクトが最初にバッファプールキャッシュにロードされた日時。 この日時は、オブジェクトがバッファプールキャッシュから削除されるまで保持されます。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
[BPC Last Get]* | バッファプールキャッシュ(BPC)のみ。
オブジェクトがバッファプールからバッファプールキャッシュに最後にスワップされた日時。 このタイムスタンプは、オブジェクトがバッファプールキャッシュ内ですでに使用可能であったため、バッファプールキャッシュに再度書き込まれなかった場合も更新されます。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
[BPC Last Put]* | バッファプールキャッシュ(BPC)のみ。
オブジェクトがバッファプールキャッシュからバッファプールに最後にロードされた日時。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
[1.BPperiod]* | バッファプールキャッシュ(BPC)のみ。
オブジェクトが最初にロードされた時間で始まり、オブジェクトがバッファプールからバッファプールキャッシュに最初にスワップされた時間で終了する、オブジェクトがバッファプールで使用可能な期間。 24 時間後、時間枠の表示はキャンセルされ、 |
* これらの列を表示するには、PF11 キーを押します(「PF キーとダイレクトコマンド」を参照)。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
[Library]および[Object]のいずれかあるいはその両方の入力フィールドに名前または名前の範囲を入力して、[List Objects」画面に表示されるオブジェクトのリストを短くすることができます。
下記のオプションのリストで、value は 1 つ以上の文字の任意の組み合わせを表します。
入力値 | 選択されるライブラリ/オブジェクト |
---|---|
* | すべてのライブラリ/オブジェクト。
これはデフォルトです。 |
value | value と同じ名前を持つすべてのライブラリ/オブジェクト。 |
value* | value で始まる名前を持つすべてのライブラリ/オブジェクト。
例: |
value? | value で始まり、入力された疑問符(?)の個数に相当する任意の文字数がその後に続く名前を持つすべてのライブラリ/オブジェクト。
例: |
value?value? | 任意の順序でアスタリスク(*)と疑問符(?)を指定した value に一致するすべての項目。
例: |
value*value? | |
*value?value* | |
value> | value 以降の名前を持つすべてのライブラリ/オブジェクト。
例: |
value< | value. 以前の名前を持つすべてのライブラリ/オブジェクト。
例: |
日付の入力フィールドに、日付、日付の範囲、特殊な日付、または特殊な日付の範囲を入力して、[List Objects]画面に表示されるオブジェクトのリストを短くすることができます。
日付は、YYYYMMDD(YYYY = 年、MM = 月、DD = 日)の形式で指定する必要があります。
下記のオプションのリストで、value は 1 桁以上の数字の任意の組み合わせを表します。
時刻の入力フィールドに時刻または時刻の範囲を入力して、[List Objects」画面に表示されるオブジェクトのリストを短くすることができます。
時刻は、HH:II:SS(HH = 時間、II = 分、SS = 秒)の形式で指定する必要があります。
次のオプションのリストで、value は 1 桁以上の数字の任意の組み合せを指定できます。
入力値 | 選択されるオブジェクト |
---|---|
HH:II:SS | HH:II:SS と同じ時刻のすべてのオブジェクト。
例: |
value* | value. で始まる時刻のすべてのオブジェクト。
例: |
value> | value 以降の時刻のすべてのオブジェクト。
例: |
value< | value より前の時刻のすべてのオブジェクト。
例: |
[List Objects]画面で、次の表に示す PF キーや SYSBPM ダイレクトコマンドを使用できます。 コマンドの下線部分は最短の省略形を表します。 コマンドの詳細については、「SYSBPM ダイレクトコマンド」を参照してください。
PF キー | コマンド | 機能 |
---|---|---|
PF1 |
SYSBPM ヘルプ情報を表示します。 列タイトルの下にある入力フィールド上のカーソルで指定した場合、オブジェクトの選択に使用可能なすべての入力値が表示されます。 |
|
PF3 | EXIT |
現在の機能/画面を終了して、前の画面を表示します。 |
PF4 | LAST |
最後に入力した SYSBPM ダイレクトコマンドを表示します。 |
PF5 | CACHE |
バッファプールキャッシュデータが存在する場合にのみ適用されます。
バッファプールキャッシュオブジェクトの統計データが含まれるリストの上部にスクロールします。 |
PF6 | – |
バッファプールオブジェクトの統計データが含まれるリストの上部にスクロールします。 |
PF7 | - |
リストを 1 ページ上方にスクロールします。 |
PF8 | + |
リストを 1 ページ下方にスクロールします。 |
PF9 | ++ |
リストの末尾までスクロールします。 |
PF10 | < |
リストを左にスクロールします。
右にスクロールするには、PF11 キーを押します。 |
LEFT |
||
PF11 | > |
リストを右にスクロールし、[BP Load Time]、[BP Last Action]、[BPC Load Time]、[BPC Last Get]、[BPC Last Put]および[1.BPperiod]の追加の画面列を表示します。
左にスクロールするには、PF10 キーを押します。 |
RIGHT |
||
PF12 | CANCEL |
EXIT と同じです。
|
PF15 | MENU |
SYSBPM メインメニューを呼び出します。 |
[List Objects]画面の[C]列で、表示される各オブジェクトに対して、次に示すいずれかの行コマンドを入力できます。
コマンド | 機能 |
---|---|
CL |
バッファプールのみ。
常駐としてマークされたオブジェクトのマークを解除します。 |
DE |
バッファプールまたはバッファプールキャッシュから削除するオブジェクトをマークします。
オブジェクトは、関連する[Use]カウントが |
HD |
バッファプールのみ。
オブジェクトのディレクトリ情報を 16 進形式で表示します。 |
HE |
バッファプールのみ。 |
FO |
バッファプールのみ。
関連する[Use]カウントに関係なく、バッファプールからオブジェクトを直ちに削除します。 |
LD |
関連するセクションで説明しているように、機能に対応します。 |
RE |
バッファプールのみ。
オブジェクトを常駐としてマークします。 |
ZO |
[Object]、[Use]、[Max]、[Reuse]、[TotalUC]、[ObjSize]および[Sto]フィールドにズームインし、完全な長さで表示します。 |
入力したコマンドごとに、画面に表示される行の行上書きテキストに関する確認メッセージが表示されます。 表示されるメッセージ:
Failed
(正常に実行されなかったすべての機能に対する応答)
Deleted
(DE
または FO
コマンドに対する応答)
Released
(CL
コマンドに対する応答)
Resident
(RE
コマンドに対する応答)