このドキュメントでは、ESA データスペースを生成することで Natural スワッププールの容量を拡張する方法について説明します。
以下のトピックについて説明します。
スワップ I/O オペレーションをさらに減らすために、CMPSTART
プログラムのキーワードパラメータ DATA
および DESA
を使用して、ESA データスペースを生成することにより、Natural スワッププールの容量を拡張できます。 このデータスペースは、スワッププールでスペースが不足したときに圧縮 Natural ユーザースレッドを保存するために使用できます。
このデータスペースも消費されると、ユーザースレッドの存続期間が終了したためにユーザースレッドをデータスペースからロールファイルに書き込む必要があるかどうかがチェックされます(マクロ NTSWPRM
のキーワードパラメータ DSPCONT
および DSPLIFE
を参照)。
データスペースに空きストレージスペースがない場合は、スワッププールロジックによって最も古い非アクティブのユーザースレッドがスワッププールからロールファイルに書き込まれます。
生成された ESA データスペースは、同じサイズのスロットに分割されます。
TP モニタ UTM を使用している場合は、NATUTM
マクロキーワードパラメータ ROLLTSZ
を適切に設定することでスロットサイズを定義できます。
TP モニタ CICS を使用している場合は、データスペースのスロットサイズは最長のスレッドのサイズを自動的に取得します。
スワッププールのサイズ、名前、およびキャッシュサイズは、プロファイルパラメータ BPI
または Natural パラメータモジュール NATPARM
の対応するマクロ NTBPI
で指定します。これにより、Natural CICS 環境を初期化する Natural セッションに有効な(NT)BPI
設定が使用されます。