このドキュメントでは、UTM 環境の Natural で Natural グローバルスワッププールをインストールおよび操作する方法について説明します。
以下のトピックについて説明します。
UTM 環境の Natural アプリケーションのすべてのタスクが異常終了した場合は、ローカル Natural スワッププールの内容が削除されます。 そのため、タスクが再開されると、新しいスワッププールが初期化され、異常終了の影響を受けたすべてのユーザーが Natural セッションを再度開始する必要が生じます。
この状況を回避するために、グローバル(つまり再スタート可能な)スワッププールを使用できます。UTM 環境の Natural アプリケーションが異常終了した後、ユーザーがアプリケーションに再度ログオンするときに、終了前に表示された最後の画面が再度送信され、ユーザーは中断されたポイントからセッションを再開できます。
グローバルスワッププールをインストールするには、以下の前提条件が満たされている必要があります。
グローバルスワッププールを使用する場合は、グローバルバッファプールも使用する必要があります。 UTM 環境の Natural アプリケーションを再起動する前に、グローバルバッファプールを初期化する必要があります。つまり、少なくとも 1 人のユーザーが新しい Natural セッションを正常に開始してこのバッファプールを使用している必要があります。
異常終了した UTM 環境の Natural アプリケーションを再起動する前に、新しいグローバルバッファプールを開始する場合は、新しいグローバルスワッププールも開始する必要があります。 ただし、新しいグローバルスワッププールを開始する場合は、新しいグローバルバッファプールも開始する必要はありません。
スワッププールとスワップファイルとの関係は次のとおりです。最初の UTM タスクでは新しく開始されたスワッププールを使用し、スワップファイルは OPEN 'OUTIN'
で開かれるので、スワップファイルの内容は削除されます。 後続の UTM タスクではすでに使用された(初期化された)スワッププールを使用し、スワップファイルは OPEN 'INOUT'
で開かれるので、スワップファイルの内容は引き続き使用できます。
Natural グローバルスワッププールは、プログラム CMPSTART
で開始する必要があります。 これは、UTM 環境の最大 5 つの Natural アプリケーションから使用できます。
グローバルスワッププールの現在のパラメータ設定およびその開始日時に関する情報を取得するには、次の手順に従います。
以下のコンソールコマンドを発行します。
/INTRtsn,DPR