このドキュメントでは、Natural ユーザーエリアのサイズと個別の Natural バッファのサイズを管理する方法について説明します。
以下のトピックについて説明します。
Natural ユーザーエリアの全体的なサイズは、スワッププールパラメータモジュールの MAXSIZE
パラメータによって決まります。 そのため、MAXSIZE
は、Natural で必要とされる、またサブシステム(Con-nect、TRS など)で使用される可能性のある、すべてのバッファの集計サイズを含めるのに十分な大きさに設定する必要があります。 Natural およびサブシステムのバッファ要件は、TP
ドライバで満たされます。 Natural アプリケーションが開始されると、サイズが MAXSIZE
のユーザースレッドが作成されます。 これは、オペレーティングシステムへの物理要求メモリによって行われます。
Natural から TP ドライバへのバッファ要求では、"論理的な" GETMAIN
しか発生しません。つまり、Natural ユーザースレッドはその後、"論理" ユニットの Natural バッファに分割されます。
個別の Natural バッファのサイズは、Natural パラメータモジュールのパラメータ ESIZE
(ユーザーバッファ拡張エリアのサイズ)や CSIZE
(Con-nect バッファエリアのサイズ)などで明示的に定義されるか、パラメータ PS
(Natural レポートのページサイズ)や LS
(ラインサイズ)などの定義によって暗黙的に決定されます。
Natural バッファの最大サイズは、Natural ユーティリティ SYSTP
のバッファ使用統計機能で表示できます。 SYSTP
は、特定のアプリケーションのすべてのユーザーに使用される全体的な最大 Natural バッファサイズを確認する機能も提供します。
Natural エラーメッセージ「NOT ENOUGH MEMORY
」または「BUFFER SIZES EXCEED MAXSIZE
」が表示された場合、これは MAXSIZE
パラメータの値が十分な大きさに定義されていないことを示しています。
Natural によって要求されるすべてのバッファの集計サイズ(つまり、アプリケーションのユーザーによって実際に使用される MAXSIZE
の量)は、SYSTP
ユーティリティの Natural スワップ情報機能を使用して取得できます。
MAXSIZE
の標準的な計算方法は以下のとおりです。
明示的に定義されたすべてのバッファサイズ(ESIZE
など)と 40 KB(内部 Natural バッファサイズの合計)を足します。
これにより、MAXSIZE
に必要なサイズの概数を得ることができます。