このドキュメントでは、Natural スワッププールの初期化を制御する方法について説明し、マクロ NTSWPRM
で初期化に使用できるキーワードパラメータの概要を示します。
以下のトピックについて説明します。
マクロ NTSWPRM
のパラメータ SWPINIT
は、スワッププールの初期化を制御します。
スワッププールマネージャは、Natural システムファイル FNAT
または FUSER
からスワッププール名をキーとしてスワッププール初期化データの読み取りを試みます(マクロ NTSWPRM
のキーワードパラメータ SWPFILE
を参照)。 データが検出された場合は、それらが使用され、マクロ NTSWPRM
の対応するパラメータは無視されます。 データが検出されなかった場合は、マクロ NTSWPRM
のキーワードパラメータ SWPSLSZ
のオペランドがスワッププール の初期化に使用されます。
パラメータ SWPSLSZ
が 1 つのスロットサイズ定義のみを含んでいる場合は、スワッププールは 1 つの論理スワッププールで初期化されます。 スワッププールマネージャは、指定された時間間隔(マクロ NTSWPRM
のパラメータ SWPTIM1
を参照)で、スワッププールの再編成または最適化が必要かどうかを制御します(「スワッププールのダイナミック再構成」も参照)。 スワッププールが再構成された場合は、スワッププール用に新しく計算された初期化データは、次の初期化のために Natural システムファイルに保存されます。 スワッププールの再構成によって複数の論理スワッププールが生じる場合は、スワッププールのダイナミック再構成はそれ以上行われません。
スワッププールに複数の論理スワッププールがある場合は、スワッププールをダイナミックに再構成することはできません。
これ以上のスワッププールの最適化は、以下の Natural SYSTP
ユーティリティ機能で明示的に初期化することができます。
スロットサイズの計算
スワッププールパラメータサービス(Natural システムファイル内のスワッププール初期化データの変更)
スワッププールの無効化およびスワッププールの有効化
スワッププールをダイナミックに再構成または最適化するための論理スワッププールの最大数は、マクロ NTSWPRM
のキーワードパラメータ SWPLSWP
のオペランドで定義できます。
Natural システムファイル内のスワッププール初期化データは、読み取りも保存も行われません。 マクロ NTSWPRM
のキーワードパラメータ SWPSLSZ
のオペランドが、スワッププールの初期化に使用されます。
スワッププールをダイナミックに再構成または最適化するためのルールは、初期化データが Natural システムファイルに保存されないことを除き、上記の SWPINIT=AUTO
と同じです。
以下に、マクロ NTSWPRM
で初期化に使用できるキーワードパラメータの概要を示します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
SWPSLSZ |
論理スワッププールの数、そのスロットサイズ、およびスロット番号と論理スワッププールとの数値関係を定義します。 |
SWPINIT |
Natural システムファイルでのスワッププール初期化データへのアクセスを定義します。 |
SWPLSWP |
スワッププールをダイナミックに再構成するための論理スワッププールの最大数を定義します。 |
SWPSDIF |
異なる論理スワッププールのスロットサイズ間の最小差(偶数)を定義します。 この値は、スロットサイズの計算中とスワッププールのダイナミック再構成中に制御されます。 |
以下の TP モニタ固有の要件が適用されます。