バージョン 4.2.5
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拡張フィールド編集

拡張フィールド編集機能を使用して、フィールドの追加属性を定義します。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


拡張フィールド編集の起動と終了

Start of instruction set拡張フィールド編集を起動するには

Start of instruction set拡張フィールド編集を終了するには

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拡張フィールド編集エリアのフィールド

次の表では、エディタ画面の拡張フィールド編集エリア内にあるフィールドについて説明します。

フィールド 説明
Fld  フィールド名または配列名。 名前が空きスペースより長い場合は、行の先頭でコマンド .E を入力して追加のスペースを開きます。

[Fld]または[Arr]フィールドに入力される名前は、フィールドの作成時に使用した方法によって異なります。

  • 別の Natural オブジェクトの変数からフィールドをコピーすると、このオブジェクトで使用されている変数名が入力されます。

  • フィールドを DDM フィールドからコピーすると、DDM の名前の後に DDM で使用されているフィールド名が入力されます。例えば、EMPLOYEES.PERSONNEL-ID の場合は、EMPLOYEES が DDM の名前を表し、PERSONNEL-ID がこの DDM に定義されているフィールドの名前を表します。

  • フィールドを Natural システム変数として指定すると、その指定した変数の名前が入力されます。

  • フィールドが上のどちらでもない場合は、ダミーの名前が割り当てられます。 名前はマップ実行前にフィールドに割り当てる必要があります。

フィールドの名前は変更できます。 ただし、事前に接頭辞が割り当てられていないフィールドには、接頭辞を使用できません。 接頭辞が付けられたフィールド名を取得するには、他の Natural オブジェクトのデータ定義からフィールドを選択します。

注意:
重複するフィールド名は、出力専用フィールドとして定義されたフィールドについてのみ許可されています。

詳細については、「マップフィールドの定義」セクションを参照してください。

Arr
Fmt フィールドの Natural データフォーマットと長さ。 これらは現在の入力を上書きすることにより変更できます。

ダイナミック英数字変数への参照を定義するには、エントリの後に (D) または DYNAMIC を指定します。 AL パラメータが、指定した値または画面で使用できる最大長に自動的に設定されます。

AL

または

FL

または

NL
フィールドを表示するときに使用する長さ。 ダイナミック変数および長い変数の場合、長さは自動的に設定されますが、変更することはできません。

これらのフィールドはそれぞれ、セッションパラメータの ALFL、および NL に対応します。

このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「AL - 出力の英数字長」、「FL - 浮動小数点仮数長」、および「NL - 出力の数値長」を参照してください。
Rls フィールドに対して現在定義されている処理ルールの数。
ZP ゼロ出力。

ZP に値を入力できるのは、フィールドが数値または時間システム変数の場合のみです。

このフィールドはセッションパラメータ ZP に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「ZP - ゼロ出力」を参照してください。

SG 記号の位置。

SG に値を入力できるのは、フィールドが数値または時間システム変数の場合のみです。

このフィールドはセッションパラメータ SG に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「SG - 符号の位置」を参照してください。

PM 出力モード。

このフィールドはセッションパラメータ PM に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「PM - 出力モード」を参照してください。

DF 日付フォーマット(日付フィールドのみに適用)。

このフィールドはセッションパラメータ DF に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「DF - 日付フォーマット」を参照してください。

DY ダイナミック文字列属性。

ダイナミック文字列パラメータを使用して、英数字タイプ変数のテキスト文字列に含まれる特定の文字を定義し、属性設定を制御します。

このフィールドはセッションパラメータ DY に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「DY - ダイナミック属性」を参照してください。

HE HE オプションは、ヘルプルーチンまたはヘルプマップをマップフィールドに割り当てるために使用します。 ヘルプルーチンまたはヘルプマップは、その後ヘルプ要求がマップフィールドに対して行われると、実行時に呼び出されます。 詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「HE - ヘルプルーチン」で、HE セッションパラメータの説明を参照してください。

[HE]フィールドには、ヘルプルーチンまたはヘルプマップの名前、およびこのヘルプルーチンまたはヘルプマップに渡されるパラメータを入力できます。 追加の入力スペースが必要となる場合は、フィールドコマンド .E を使用するか、またはフィールドにプラス記号(+)を入力して、追加の入力行を持つ追加ウィンドウを呼び出します。

[HE]フィールドに指定する名前およびパラメータに適用される構文は、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「HE パラメータの構文」で説明する HE セッションパラメータの構文に対応しています。 そこに記載されている構文の説明に加えて、マップエディタを使用する場合、次のものが適用されます。

operand1:

  • マップフィールドの名前に対応する変数名が指定されている場合は、このフィールドは Natural データフォーマット/長さ A8 である必要があります。

  • マップフィールドがまだ存在しない変数名が指定されている場合、その名前のマップパラメータが、Natural データフォーマット/長さ A8 で自動的に定義されます。

operand2:

  • マップフィールドがまだ存在しない変数名が指定されている場合、その名前のマップパラメータが、Natural データフォーマット/長さ N7 で自動的に定義されます。

[HE]フィールドからパラメータを削除することは、このパラメータがマップフィールドではないか、またはヘルプパラメータや[Starting from]値(「配列定義」を参照)として他のマップフィールドに関連付けられていない場合、パラメータがマップからも削除されることを意味します。

AD フィールド属性。

このフィールドはセッションパラメータ AD に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「AD - 属性の定義」を参照してください。

ソースの最適化のために、デフォルト値 DHF、および W を指定できますが、保存はされません(セッションパラメータ AD を参照)。

CD カラー属性。

このフィールドはセッションパラメータ CD に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「CD - カラー定義」を参照してください。

BX BX パラメータで指定されるボックス定義。

このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「BX - ボックスの定義」を参照してください。

通常、BX パラメータ設定は、アウトラインエディタの機能を使用して自動的に設定されます。

このフィールドは、Natural for MBCS がインストールされており、端末または端末エミュレーションがボックスの表示をサポートしている場合にのみ表示されます。 それ以外の場合、BX 設定は実行時に無視されます。
CV ダイナミックフィールド属性の属性制御変数。

このフィールドはセッションパラメータ CV に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「CV - 属性制御変数」を参照してください。

注意:
フィールドから属性制御変数を削除することは、その属性制御変数が他のマップフィールドに関連付けられていない場合、マップからも属性制御変数が削除されることを意味します。

EM フィールドに対して使用する編集マスク。

このフィールドはセッションパラメータ EM に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「EM - 編集マスク」を参照してください。

マップ編集エリアでは、編集マスクを使用するフィールドは M で表されます。

マスクが空きスペースを超える場合は、行の先頭でコマンド .E を入力して追加のスペースを開きます。

SB

選択ボックスの値を取得する配列の名前。 インジケータ V が表示されている場合は選択ボックスを使用できます。

フォーマットはソースフィールドから適用されます。 [Parameter Definitions]ウィンドウでフォーマットを変更できます。

Mod
モードは、フィールドが作成された方法を示しています。
   
Data フィールドは、DEFINE DATA 定義からフィールドを選択することによって作成されています。
   
Sys フィールドはシステム変数です。
   
Undef フィールドは画面に直接作成されており、ダミー名が付けられています。
   
User フィールドの名前は拡張フィールド編集機能を使用して作成されています(関連するセクションを参照)。
   
View フィールドは、ビュー(ファイル)からフィールドを選択して作成されています。

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拡張テキストフィールド編集エリアのフィールド

このセクションは、Natural for MBCS がインストールされている場合にのみ適用されます。

次の表では、エディタ画面の拡張テキストフィールド編集エリア内にあるフィールドについて説明します。

フィールド 説明
AD フィールド属性。

このフィールドはセッションパラメータ AD に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「AD - 属性の定義」を参照してください。

割り当てられているデフォルト値は D です。

CD カラー属性。

このフィールドはセッションパラメータ CD に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「CD - カラー定義」を参照してください。

PM 出力モード。

このフィールドはセッションパラメータ PM に対応します。 このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「PM - 出力モード」を参照してください。

このフィールドに D を入力し(PM=D)、拡張テキストフィールドをネイティブの DBCS フィールドとして定義すると、拡張テキストフィールドの文字はマップ編集エリアで 1 組以上の文字 K のペアで表されます。 [Value]フィールドも参照してください。

BX BX パラメータで指定されるボックス定義。

このフィールドと有効な入力値の詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントの「BX - ボックスの定義」を参照してください。

通常、BX パラメータの指定は、アウトラインエディタの機能を使用して自動的に設定されます。

Hex Editing Y」(はい)を入力すると、[Text Field Hex Editing]ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、[Value]フィールドに入力された空白または空白以外の値に相当する 16 進数を変更できます。

空白値は一連の 16 進値 00 によって表されます。

既存のテキストフィールドの 16 進値を 00 で置き換えると、マップエディタで空白のテキストフィールドを作成できます。 例えば、値 TEST が入力されたテキストフィールドの場合は(下記の[Value]を参照)、この値に相当する 16 進文字列 A385A2A3 を 00000000 で置き換えます。

[Hex Editing]フィールドのデフォルト設定は N(いいえ)です。
Value 拡張テキストフィールドの英数文字列または空白の拡張テキストフィールドの空白値。マップ編集エリアではいくつかのピリオド(.)で表されます。 また、[PM]フィールドに D が入力されている場合は、このフィールドにダブルバイト文字を格納できます。 端末エミュレーションで DBCS がサポートされている場合は、デコードされた DBCS 文字のグラフィックが[Value]に表示されます。

[Value]フィールドの文字列または[Text Field Hex Editing]ウィンドウに入力された対応する 16 進値を置き換えることによって、現在の値を変更できます。

[Value]に空白文字を格納することはできません

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