オブジェクト指定 - Natural ライブラリオブジェクト

このセクションでは、Natural ライブラリオブジェクトを処理するために使用する、オブジェクト指定画面に表示されるオプションについて説明します。Natural ライブラリオブジェクトとは、プログラミングオブジェクト(Natural DDM を含む)、ユーザー定義エラーメッセージ、および共有リソースのことです。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


Natural ライブラリオブジェクト

Unload/Load/Scan Natural Library Objects]画面には、次のフィールドおよび PF キーが表示されます。

フィールド PF キー 説明
DBID/FNR   アンロード機能にのみ適用されます。

Natural ライブラリが保存されているシステムファイルのデータベース ID(DBID)とファイル番号(FNR)。値が指定されていない場合、または 0 が指定されている場合、現在の FUSER または FNAT システムファイルが使用されます。

Select DBID/FNR PF5

(上級ユーザーモード専用)

アンロード機能にのみ適用されます。

使用可能なシステムファイルのリストを表示します。

Library   ライブラリの名前または名前の範囲。「名前と日時の指定」の「名前」を参照してください。
Select library PF4 使用可能なすべてのライブラリの選択リストが表示されます。「ライブラリの選択」も参照してください。
Object name   Natural プログラミングオブジェクトまたは共有リソースの名前、あるいは名前の範囲。「名前」を参照してください。

画面[Natural Library Objects, Details]で、フィールド[Natural programming objects](デフォルト設定)または[Shared resources]あるいはその両方が選択されている場合にのみ評価されます。「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」も参照してください。

Select objects  

上級ユーザーモードのアンロード機能にのみ適用されます。

ライブラリの範囲が指定されていない場合、使用可能なすべての Natural オブジェクトの選択リストが表示されます(「オブジェクトの選択」も参照)。

Error number from/to   最初と最後のメッセージ番号で定められたユーザー定義エラーメッセージの有効な範囲(1~9999)。

Natural Library Objects, Details]画面で[Error messages]フィールド(デフォルト設定)が選択されている場合にのみ評価されます(「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」も参照)。

Details PF6 Natural Library Objects, Details]画面が表示され、この画面でオブジェクトの詳細指定を入力できます。「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」を参照してください。
Settings PF7 上級ユーザーモードで実行されている機能にのみ適用されます。

Unload/Load/Scan Settings]画面が表示され、この画面でオプションとパラメータ設定を指定できます。「設定」を参照してください。

Work file PF11

その機能を使用するワークファイルの名前。

名前が使用可能なスペースを超える場合、PF11 キー(WorkF)を押すと名前をさらに長く入力できます(最大 253 文字)。または、このフィールドでカーソルを表示して PF1 キー(ヘルプ)を押します。

ワークファイル」も参照してください。

PF1

Natural ライブラリオブジェクトの詳細

画面[Unload/Load/Scan Natural Library Objects, Details]は、Natural ライブラリオブジェクトの選択条件を詳細に指定するために使用します。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

Unload/Load/Scan Natural Library Objects, Details]画面には、次のフィールドおよび PF キーが表示されます。

フィールド PF キー 説明
Library  

ライブラリの名前または名前の範囲。「名前と日時の指定」の「名前」を参照してください。

Use Predict setオプションを選択した場合、範囲指定はできません。

Select

(ライブラリ)

PF4 使用可能なすべてのライブラリの選択リストが表示されます。「ライブラリの選択」も参照してください。
DBID/FNR  

上記の「Natural ライブラリオブジェクト」の「DBID/FNR」を参照してください。

Object Types:

Natural programming objects

 

Natural DDM(データ定義モジュール)を含む Natural プログラミングオブジェクト。

FDDM システムファイルが有効になっている場合、「設定」セクションの「Use FDDM file for processing DDMs」の項も参照してください。

Object Types:

Error messages

  ユーザー定義エラーメッセージ。
Object Types:

Shared resources

 

Natural 環境で使用され、Natural ライブラリシステムでメンテナンスされている Natural 以外のあらゆるファイル。

メインフレームプラットフォーム上のリモート環境では、共有リソースは定義されません。

Object name  

上記の「Natural ライブラリオブジェクト」の「Object name」を参照してください。

Use Predict set  

Predict がインストールされている場合に、アンロード機能および検索機能にのみ適用されます。

このオプションは、処理するオブジェクトの名前を保有セットから読み取るために使用します。保有セットは、LIST XREF コマンドのセット保存オプションで作成されます。

Use Predict set]オプションを選択すると、次の制限が適用されます。

  • Object name]フィールドに、すべてのオブジェクトを示すアスタリスク(*)が含まれている必要があります。これはデフォルト設定です。

  • Library]フィールドに、1 つのライブラリの名前が含まれている必要があります。名前の範囲は使用できません。

  • Set number]フィールドに、値が入力されている必要があります。

Predict セットの詳細については、『Predict』ドキュメントを参照してください。

Set number  

適用されるのは、[Use Predict set]が選択されている場合に限られます。

使用する保有セットを識別する 1 桁または 2 桁の数字。

Set library  

適用されるのは、[Use Predict set]が選択されている場合に限られます。

Predict セットに使用するために検索するライブラリの名前。名前を指定しない場合、[ Library ]フィールドに入力したライブラリがデフォルトで使用されます。

Set user  

適用されるのは、[Use Predict set]が選択されている場合に限られます。

保有セットを作成したユーザーの ID。ID が入力されていない場合、システム変数 *USER が指定された ID が使用されます(『システム変数』ドキュメントを参照)。

Programming Object Options:

S/C-Kind

 

Natural プログラミングオブジェクトの種類:

   
S ソースオブジェクトのみ。
C カタログ化オブジェクトのみ。
A または * ソースオブジェクトとカタログ化オブジェクトの両方または片方のすべて。これはデフォルト設定です。
W STOW を実行された全オブジェクト:同じ日時のソースオブジェクトとカタログ化オブジェクト
B ソースオブジェクトとカタログ化オブジェクトの両方(両方ともある場合)。
   

注意:
WB は、アンロード機能でのみ有効です。WB をロード機能またはスキャン機能で入力することもできますが、A として処理されます。

Programming Object Options:

Natural types

  Natural オブジェクトタイプのコード(プログラムの場合は P など)。有効なコードのリストについては、 select-clause セクションの NATTYPE を参照してください。
Select Natural types PF6 1 つまたは複数の Natural オブジェクトタイプを選択できるウィンドウが表示されます。
Properties PF7 Natural プログラミングオブジェクトの追加プロパティを指定できる別の画面が表示されます。「Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」を参照してください。
Error Messages:

Error number from/to

  Error number from/toフィールドに入力したユーザー定義エラーメッセージの範囲(上記の「Natural ライブラリオブジェクト」を参照)。
Error Messages:

Language codes

  指定されたエラーメッセージの有効な言語コード(英語の場合はコード 1)。最大 8 つまで指定可能。

アスタリスク(*)にすると、すべての言語コードが選択されます。

Error Messages:

S/L-Kind

 

エラーメッセージのテキストの種類:

   
S 短文テキスト。
L 長文テキスト。
A 短文テキストと長文テキストの両方または片方。これがデフォルトです。
B 両方とも存在する場合は短文テキストと長文テキスト(アンロード機能のみ)。
Exceptions PF8 Natural プログラミングオブジェクトの選択の例外を指定できる別の画面が表示されます。「Natural ライブラリオブジェクトの例外」を参照してください。

Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ

Unload/Load/Scan Library Objects, Properties]画面は、処理を行うために選択した Natural ライブラリオブジェクトのプロパティを指定するために使用します。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

Unload/Load/Scan Library Objects, Properties]画面には、次のフィールドが表示されます。

フィールド 説明
User ID Natural プログラミングオブジェクトを保存またはカタログしたユーザーの ID。単一のユーザー ID またはユーザー ID の範囲を指定します。「名前と日時の指定」の「名前」を参照してください。
Programming mode
Natural プログラミングオブジェクトのプログラミングモード:
   
R レポーティングモードのみ。
S ストラクチャードモードのみ。
A モードチェックは実行されません。これはデフォルト設定です。
Natural version

Natural プログラミングオブジェクトの Natural バージョン。

バージョンの範囲を指定することもできます。「名前」を参照してください。

DDM DBID データ定義モジュール(DDM)のデータベース ID(DBID)。

有効なエントリ:1~65535、または 0(すべての DBID)

DDM FNR DDM のファイル番号(FNR):

有効なエントリ:1~65535、または 0(すべての FNR)

Object Date:

Select all objects (no date check)

日付に関係なく、すべてのオブジェクトを選択します。
Object Date:

Select objects modified between/and

一定の範囲内にある保存またはカタログした日付または時刻(あるいはその両方)のすべてのオブジェクトを選択します。範囲を指定するには、該当するフィールドで開始日付または開始時刻(あるいはその両方)と終了日付または終了時刻(あるいはその両方)を指定します。

有効な入力値については、「名前と日時の指定」の「日付」および「時刻」を参照してください。日付には、次の特殊な入力値を使用できます。TODAYYESTERDAYMONTH、および YEAR

Object Date:

Select objects modified on

正確な日付または時刻(あるいはその両方)を入力することによってこのフィールドで指定された日時に一致する、保存またはカタログした日付または時刻(あるいはその両方)のすべてのオブジェクトを選択します。

有効な入力値については、「日付」および「時刻」を参照してください。日付には、次の特殊な入力値を使用できます。TODAY および YESTERDAY

Object Size:

Select all objects (no size check)

サイズに関係なく、すべてのオブジェクトを選択します。
Object Size:

Select objects with size between/and

一定の範囲内にあるサイズのすべてのオブジェクトを選択します。範囲を指定するには、該当するフィールドで下限のサイズと上限のサイズを指定します。
Object Size:

Select objects with size

このフィールドで指定されたサイズに一致するすべてのオブジェクトを選択します。

Natural ライブラリオブジェクトの例外

Unload/Load/Scan Library Objects, Exceptions]画面は、Natural ライブラリオブジェクトの選択の例外を指定するために使用します。

Natural ライブラリオブジェクト」、「Natural ライブラリオブジェクトの詳細」、および「Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」で指定した選択条件に一致するすべてのオブジェクトは、[Unload/Load/Scan Library Objects, Exceptions]画面で行った指定に対してチェックされます。例外として定義されたすべての指定項目に一致するオブジェクトは、処理から除外されます。

キーワードと有効な入力値の詳細については、「ダイレクトコマンド」セクションの select-clause に関する記載も参照してください。

Unload/Load/Scan Library Objects, Exceptions]画面は、Unload/Load/Scan Natural Library Objects, Details画面と基本的に同じです。下の表に示すフィールド、コマンド、および代替 PF キーの該当するセクションの説明を参照してください。[Add/change properties for selection]フィールドは、Natural プログラミングオブジェクトの例外に関して追加プロパティを指定するために使用します。「Natural ライブラリオブジェクトの例外のプロパティ」を参照してください。

フィールド PF キー
Library PF4
Select

(ライブラリ)

 

Object Types:

Natural programming objects
Error messages
Shared resources

 
Object name  
S/C-Kind  
Natural types  
Select Natural types PF6
Properties PF7
Error number  
S/L-Kind  
Languages  

Natural ライブラリオブジェクトの例外のプロパティ

Unload/Load/Scan Library Objects, Exceptions]画面は、処理を行うために選択した Natural ライブラリオブジェクトのプロパティの例外を指定するために使用します。

画面には、次のフィールドが表示されます。

フィールド 説明
User ID Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「User ID」を参照してください。
Programming mode Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「Programming mode」を参照してください。
Natural version Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「Natural version」を参照してください。
DDM DBID Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「DDM DBID」を参照してください。
DDM FNR Natural ライブラリオブジェクトのプロパティ」の「DDM FNR」を参照してください。
Object Date:

Ignore object date

日付チェックは実行されません。日付に関係なく、オブジェクトは処理されます。
Object Date:

Exclude objects modified between/and

一定の範囲内にある保存またはカタログした日付または時刻(あるいは両方)のすべてのオブジェクトを処理から除外します。範囲を指定するには、該当するフィールドで開始日付または開始時刻(あるいは両方)と終了日付または終了時刻(あるいは両方)を指定します。

有効な入力値については、「名前と日時の指定」の「日付」および「時刻」を参照してください。日付には、次の特殊な入力値を使用できます。TODAYYESTERDAYMONTH、および YEAR

Object Date:

Exclude objects modified on

正確な日付または時刻(あるいはその両方)を入力することによってこのフィールドで指定された日時に一致する、保存またはカタログした日付または時刻(あるいはその両方)のすべてのオブジェクトを処理から除外します。

有効な入力値については、「日付」および「時刻」を参照してください。日付には、次の特殊な入力値を使用できます。TODAY および YESTERDAY

Object Size:

Ignore object size

サイズチェックは実行されません。サイズに関係なく、オブジェクトは処理されます。
Object Size:

Exclude objects with size between/and

一定の範囲内にあるサイズのすべてのオブジェクトを処理から除外します。範囲を指定するには、該当するフィールドで下限のサイズと上限のサイズを指定します。
Object Size:


Exclude objects with size

このフィールドで指定されたサイズに一致するすべてのオブジェクトを処理から除外します。