Natural プロファイルパラメータは、操作環境の外観とレスポンスに影響します。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
パラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』ドキュメントを参照してください。
Natural パラメータの値は異なるソースから取得されます。パラメータの優先度は以下のとおりです。
スタティックな割り当て
最も優先度が低い。スタティックな割り当ては、Natural パラメータファイル NATPARM.で指定されたパラメータによって行われます。
ダイナミックな割り当て
ダイナミックな割り当ては、Natural の起動時に個々のパラメータファイルおよび／または代替パラメータファイルを指定します。
ランタイム時の割り当て
最も優先度が高い。ランタイム時の割り当ては、セッションパラメータを指定することによって、セッション中に行われます。
割り当てのタイプに関する詳細について、このセッションの以降を参照してください。
注意:
Natural Security がアクティブな場合は、特定のパラメータの使用が制限されることがあります。
次の図は、パラメータ階層を示しています。
デフォルトでは、ユーザーの Natural 環境の特質を決めるのに、パラメータファイル NATPARM 内のパラメータ指定が使用されます。初期状態のこのファイルには、Software AG によって提供されるデフォルト値が含まれます。コンフィグレーションユーティリティを使用して変更できます。
ヒント:
デフォルトのパラメータファイル NATPARM は変更しないことをお勧めします。デフォルト値以外のパラメータ値で Natural を使用する場合は、独自のパラメータファイルを作成します（次のセクションも参照）。
ダイナミックパラメータを使用すると、Natural を開始するときに独自の環境を設定できます。セッションが開始されると、オペレーティングシステムはダイナミックパラメータの値を Natural に渡します。
現在の Natural セッションに有効なダイナミックパラメータ。これらは、デフォルトのパラメータファイル NATPARM で指定されたスタティックな割り当てを上書きします。
コンフィグレーションユーティリティを使用して、独自のパラメータファイルを作成することもできます。独自のパラメータファイルのいずれかを使用するには、Natural を開始するときにその名前を指定する必要があります。
ダイナミックパラメータ値を使用して Natural を開始するには
Natural の開始に使用されるコマンドにダイナミックパラメータとその値を追加します。
例：プロファイルパラメータ PARM は、代替パラメータファイル MYPARM を使用して Natural を呼び出すために使用されます。プロファイルパラメータ SM および DTFORM の値は、MYPARM で定義された値の代わりに使用されます。
natural PARM=MYPARM SM=ON DTFORM=I
カッコやアスタリスクなどの特殊文字は、オペレーティングシステムによって解釈されます。したがって、これらの特殊文字を使用するパラメータは二重引用符で囲む必要があります。例：
natural "FNAT=(99,30) FUSER=(99,32)"
このルールの例外として、パラメータ FNAT、FDIC、FSEC、FDDM および FUSER は、引用符の使用を避けるためにカッコなしで指定することもできます。例：
natural FNAT=99,30 FUSER=99,32
指定した左カッコのそれぞれに対して、対応する右カッコも指定する必要があります。エスケープシーケンスは、ダイナミックパラメータではサポートされていません。
ランタイム時の割り当ては、セッションパラメータを設定することにより、セッション中に行われます。このセッションパラメータの値は、スタティックおよびダイナミックな割り当てを上書きします。
セッションパラメータは、システムコマンド GLOBALS で設定します。例：
GLOBALS SA=ON,IM=D
セッションパラメータは、プログラムの SET
GLOBALS ステートメントで指定することもできます。例：
SET GLOBALS SA=ON IM=D
注意:
セッションパラメータは、セッションレベルで設定できるほか（上記を参照）、プログラム、ステートメント、またはフィールドレベルで設定することもできます。詳細については、『パラメータリファレンス』の「セッションパラメータについて」を参照してください。