イベントドリブン Natural では、以下の基本的な用語を使用します。
特定の値が想定されているダイアログまたはダイアログエレメントのプロパティ。
例：ダイアログの HAS-STATUS-BAR 属性を TRUE に設定すると、ダイアログにステータスバーが組み込まれます。
属性には、以下の操作を行うことができます。
| 操作 | 結果 |
|---|---|
| クエリ | イベントハンドラコードでは、ランタイム時に属性の値をクエリできます。 例：#L:= #DLG$WINDOW.HAS-STATUS-BAR |
| 設定 |
イベントハンドラコードでは、ダイアログエレメントをダイナミックに作成する前に、属性をグローバル属性リストの値に設定できます。 例：#PUSH.STYLE:= 'O' PROCESS GUI ACTION ADD WITH #W PUSHBUTTON #PUSH |
| 変更 | イベントハンドラコードでは、ランタイム時に既存のダイアログエレメントの属性値を変更できます。 例：#PUSH.STYLE:= 'C' |
基本ダイアログは、アプリケーションのメインダイアログです。 基本ダイアログは、コマンド行から、またはオブジェクトリスト経由で開始します。 このダイアログを閉じると、アプリケーションの他のダイアログもすべて閉じられます。
ダイアログエレメントのタイプ。 例：編集エリアコントロール、プッシュボタンコントロール、リストボックスコントロール。
イベントドリブンアプリケーションでウィンドウとして表され、ウィンドウに直接関連付けられたすべてのイベントハンドラと属性を含む、マップやプログラムに類似した Natural オブジェクト。 ダイアログには、ウィンドウ、モーダルウィンドウ、ダイアログボックス、MDI
子ウィンドウ、および MDI フレームウィンドウがあります。 これらのウィンドウはハンドルで識別され、ダイアログ全体はシステム変数 *DIALOG-ID の値によって表されます。
アプリケーションで排他的に処理される、特別な種類のダイアログ。 このダイアログがアクティブな間は、アプリケーションの他のダイアログはすべて無効化され、どのようなユーザー入力も受け入れられません。 ダイアログが OPEN DIALOG ステートメントでダイアログボックスを呼び出すと、ダイアログボックスが閉じられるまで、制御は OPEN DIALOG ステートメントからダイアログに戻りません。 これにより、アプリケーションはダイアログボックスからダイアログにパラメータを返すことができます。
ダイアログを作成およびメンテナンスする Natural エディタ。
ほとんどの場合において、ダイアログエレメントは、エンドユーザーとイベントドリブンアプリケーションとの対話を可能にするウィンドウ内のグラフィック要素です。 ダイアログを作成して属性を設定した後に、プログラマはウィンドウ内にダイアログエレメントを配置します。通常、これはメニューコントロール、必要に応じてツールバー、およびその他の要素（プッシュボタンコントロールや入力フィールドコントロールなど）から構成されます。 要素には、コントロールと項目の 2 つのタイプがあります。
ユーザーがダイアログエレメントと対話するときに発生します。 また、コード（ユーザー定義イベント）内からイベントを送ることもできます。 例えば、CLICK イベントハンドラコードが定義されているプッシュボタンコントロールをユーザーが マウスでクリックすると、CLICK
イベントが発生します。 システム変数 *EVENT にはイベント名が設定されます。
ダイアログエレメントに関連付けられているプログラミングコードで、特定のタイプのイベントが発生すると起動されます。
ダイアログエレメントをコード内で識別するためのもので、ハンドル変数に格納されます。 例：#PB-1.
コントロールの一部である、ダイアログエレメントのタイプ。 例：選択ボックス項目は、選択ボックスコントロールの一部です。
アプリケーションによる、メインアプリケーションウィンドウ（MDI フレームウィンドウ）内での複数の異なるドキュメントまたは同じドキュメントの複数のビューの管理を可能にします。 これらのビューまたはドキュメントは、別々の MDI 子ウィンドウに表示されます。
MDI アプリケーションの MDI フレームウィンドウ内にドキュメントのビューを表示します。
MDI アプリケーションにおける、他のすべての子ウィンドウ（ドキュメント）に対する親ウィンドウ。
ダイアログで OPEN DIALOG ステートメントを使用してモーダルウィンドウを呼び出した場合はモーダルウィンドウが完全に開かれた時点で即座に制御が OPEN DIALOG ステートメントからダイアログに戻る点以外は、ダイアログボックスと同様です。
MDI アプリケーションとは対照的に、SDI アプリケーションは、ドキュメントウィンドウを格納する MDI フレームウィンドウを持っていません。 単一のドキュメントの単一のビューのみを表示します。
"ポップアップ" スタイルを持つダイアログはモードレスで、デスクトップの任意の位置に移動できます。
ウィンドウの基本タイプ。
