バージョン 6.3.3
 —  オペレーション  —

プロファイルパラメータの使用方法

Natural プロファイルパラメータは、操作環境の外観とレスポンスに影響します。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。

パラメータの詳細については、『パラメータリファレンス』を参照してください。


パラメータの階層

Natural パラメータの値は、さまざまなソースから取得されます。 パラメータの優先順位は次のとおりです。

  1. スタティックな割り当て
    最も低い優先順位。 スタティックな割り当ては、Natural パラメータファイル NATPARM に指定されたパラメータによって行われます。

  2. ダイナミックな割り当て
    ダイナミックな割り当ては、Natural の起動時に代替パラメータファイルや個別のパラメータを指定することによって行われます。

  3. ランタイム割り当て
    最も高い優先順位。 ランタイム割り当ては、セッションパラメータを指定することによってセッション中に行われます。

各タイプの割り当ての詳細については、このセクションで後述します。

注意:
Natural Security がアクティブな場合は、特定のパラメータの使用が制限されることがあります。

次の図は、パラメータ階層を示したものです。

Parameters

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パラメータ値のスタティックな割り当て

デフォルトでは、パラメータファイル NATPARM のパラメータ指定は Natural 環境の特性を決定するために使用されます。 初期状態では、このファイルには Software AG が提供するデフォルト値が含まれます。 この値は、コンフィグレーションユーティリティを使用して変更できます。

ヒント:
デフォルトのパラメータファイル NATPARM を変更することはお勧めしません。 Natural にデフォルト値以外のパラメータ値を使用する場合は、ユーザー独自のパラメータファイルを作成してください(次のセクションも参照)。

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パラメータ値のダイナミックな割り当て

ダイナミックパラメータを使用することによって、Natural の起動時に独自の環境を設定できます。 セッションが開始されると、オペレーティングシステムはダイナミックパラメータの値を Natural に渡します。

ダイナミックパラメータは、現在の Natural セッションに対して有効です。 これらは、デフォルトのパラメータファイル NATPARM に指定されているスタティックな割り当てを上書きします。

コンフィグレーションユーティリティを使用して、独自のパラメータファイルを作成することもできます。 独自のパラメータファイルを使用するには、Natural の起動時にその名前を指定する必要があります。

Start of instruction setダイナミックパラメータ値を使用して Natural を起動するには

特殊文字

カッコやアスタリスクなどの特殊文字は、オペレーティングシステムによって解釈されます。 そのため、これらの特殊文字を使用するパラメータは二重引用符で囲む必要があります。 例えば、次のようになります。

natural "FNAT=(99,30) FUSER=(99,32)"

このルールの例外として、パラメータ FNATFDICFSECFDDM、および FUSER は、カッコなしで指定して引用符の使用を避けることもできます。 例えば、次のようになります。

natural FNAT=99,30 FUSER=99,32

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パラメータ値のランタイム割り当て

ランタイム割り当ては、セッションパラメータを設定することによってセッション中に行われます。 セッションパラメータ値は、スタティックおよびダイナミックな割り当てを上書きします。

Natural スタジオを使用する場合は、ウィンドウでセッションパラメータを設定できます(これは、パラメータなしにシステムコマンド GLOBALS を発行することに相当します)。 『Natural スタジオの使用』ドキュメントの「セッションパラメータの使用」を参照してください。

セッションパラメータは、システムコマンド GLOBALS で設定することもできます。 例えば、次のようになります。

GLOBALS SA=ON,IM=D

レポーティングモードでは、セッションパラメータをプログラムの SET GLOBALS ステートメントで設定することもできます。 例えば、次のようになります。

SET GLOBALS SA=ON,IM=D

注意:
セッションパラメータは、セッションレベルでの設定(上記参照)の他に、プログラム、ステートメント、またはフィールドレベルで設定することもできます。 詳細については、『パラメータリファレンス』の「セッションパラメータについて」を参照してください。

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