バージョン 6.3.3
 —  デバッガ  —

デバッガの開始と終了

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


デバッガの使用準備

デバッガの全機能を使用できるようにするには、パラメータ SYMGEN を "ON" に設定する必要があります。 このパラメータは以下のいずれかの方法で設定できます。

オブジェクトをカタログ化または格納し、SYMGEN を "ON" に設定すると、生成プログラムの一部としてシンボルテーブルが生成されます。 このテーブルには、このオブジェクトに対して有効な変数に関連する情報が含まれているため、SYMGEN を指定せずに変数にアクセスすることはできません。ただし、オブジェクトをデバッグすることはできます。

注意:
メインフレーム上の SPoD 環境でデバッグしている場合は、パラメータ SYMGEN の設定は不要です。

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デバッガの開始

デバッガは、格納またはカタログされた Natural プログラムおよびダイアログで使用できます。 ローカル環境でもリモート環境でも使用可能です。

システムコマンド DEBUG の説明も参照してください。

Start of instruction setデバッガを開始するには

  1. デバッグ対象のオブジェクトのエディタを開きます。

    または:
    目的のオブジェクトをライブラリワークスペースで選択します。

  2. [デバッグ]メニューで[開始]を選択します。

    または:
    Ctrl キーを押したまま F7 キーを押します。

    または:
    [デバッグ]ツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。

    Toolbar button

    または:
    ライブラリワークスペースでオブジェクトを選択したら、コンテキストメニューを表示し、[デバッグ]を選択します。

    選択したオブジェクトのエディタがそれまで開いていなかった場合は、これで開きます。

    ダイアログのダイアログソースは別ウィンドウに表示されます。

    デバッガが開始されると、Natural スタジオウィンドウで追加要素が使用可能になります。 詳細については、「デバッガの要素」を参照してください。

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デバッガの再スタート

デバッグセッションを再スタートすると、デバッガの位置はアプリケーションの先頭に戻りますが、ブレイクポイント、ウォッチポイント、およびウォッチ変数の現在の設定はすべて保持されます。 このため、デバッグに関連する設定を指定せずにアプリケーションを再実行する場合は、デバッグセッションの再起動が役に立ちます。

Start of instruction setデバッガを再スタートするには

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デバッガの終了

アプリケーションがエラーなしに終了すると、デバッガは自動的に終了します。 デバッガは、自動終了する前に停止させることもできます。以下の説明を参照してください。

注意:
エディタウィンドウを閉じてもデバッガは終了しません。

デバッガを終了または停止すると、ブレイクポイント、ウォッチポイント、およびウォッチ変数の設定が自動的に保存されます。 これらすべての設定は、デバッガを次回開始したときに復元されます。

エラーがあった場合は、該当するソースが表示され、トレース位置によってエラー発生行が示されます。 メッセージウィンドウに、適切なエラーメッセージと、デバッグセッションを継続するか終了するかの選択肢が表示されます。 アプリケーションにエラー処理(エラートランザクションを含む)が含まれている場合や、デバッグセッションを終了する前に変数の内容を表示する場合などには、デバッグセッションの継続が有効なことがあります。

Start of instruction setデバッガを停止するには

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