このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
デバッガの全機能を使用できるようにするには、パラメータ SYMGEN
を "ON" に設定する必要があります。 このパラメータは以下のいずれかの方法で設定できます。
Natural の起動時にダイナミックに設定
セッションパラメータを変更して現在のセッションにのみ設定
コンフィグレーションユーティリティを使用してパラメータファイルに設定
オブジェクトをカタログ化または格納し、SYMGEN
を "ON" に設定すると、生成プログラムの一部としてシンボルテーブルが生成されます。 このテーブルには、このオブジェクトに対して有効な変数に関連する情報が含まれているため、SYMGEN
を指定せずに変数にアクセスすることはできません。ただし、オブジェクトをデバッグすることはできます。
注意:
メインフレーム上の SPoD 環境でデバッグしている場合は、パラメータ SYMGEN
の設定は不要です。
デバッガは、格納またはカタログされた Natural プログラムおよびダイアログで使用できます。 ローカル環境でもリモート環境でも使用可能です。
システムコマンド DEBUG
の説明も参照してください。
デバッガを開始するには
デバッグ対象のオブジェクトのエディタを開きます。
または:
目的のオブジェクトをライブラリワークスペースで選択します。
メニューで を選択します。
または:
Ctrl キーを押したまま F7 キーを押します。
または:
[デバッグ]ツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
または:
ライブラリワークスペースでオブジェクトを選択したら、コンテキストメニューを表示し、 を選択します。
選択したオブジェクトのエディタがそれまで開いていなかった場合は、これで開きます。
ダイアログのダイアログソースは別ウィンドウに表示されます。
デバッガが開始されると、Natural スタジオウィンドウで追加要素が使用可能になります。 詳細については、「デバッガの要素」を参照してください。
デバッグセッションを再スタートすると、デバッガの位置はアプリケーションの先頭に戻りますが、ブレイクポイント、ウォッチポイント、およびウォッチ変数の現在の設定はすべて保持されます。 このため、デバッグに関連する設定を指定せずにアプリケーションを再実行する場合は、デバッグセッションの再起動が役に立ちます。
デバッガを再スタートするには
メニューで を選択します。
または:
Ctrl + Shift + F7 キーを押します。
または:
[デバッグ]ツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
アプリケーションがエラーなしに終了すると、デバッガは自動的に終了します。 デバッガは、自動終了する前に停止させることもできます。以下の説明を参照してください。
注意:
エディタウィンドウを閉じてもデバッガは終了しません。
デバッガを終了または停止すると、ブレイクポイント、ウォッチポイント、およびウォッチ変数の設定が自動的に保存されます。 これらすべての設定は、デバッガを次回開始したときに復元されます。
エラーがあった場合は、該当するソースが表示され、トレース位置によってエラー発生行が示されます。 メッセージウィンドウに、適切なエラーメッセージと、デバッグセッションを継続するか終了するかの選択肢が表示されます。 アプリケーションにエラー処理(エラートランザクションを含む)が含まれている場合や、デバッグセッションを終了する前に変数の内容を表示する場合などには、デバッグセッションの継続が有効なことがあります。
デバッガを停止するには
メニューで を選択します。
または:
Shift キーを押したまま F7 キーを押します。
または:
[デバッグ]ツールバーが表示されたら、次のツールバーボタンを選択します。
デバッグセッションが終了し、制御が Natural に戻ります。