このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
スライダコントロールは、サウンドミキサーやグラフィックイコライザによくあるようなスライダに似ています。 よく「サム」と呼ばれるスライダがあり、これが直線のトラック上を移動します。
SLIDER 属性は、サムの位置の設定または照会に使用できます。サムの位置は、コントロールの現在値を表します。有効値はスライダの範囲内の任意の整数値で、範囲はコントロールの MIN 属性と MAX 属性で定義されます。 このため、スライダの範囲は、可能なスライダ位置の数も規定します。 サムを動かせるようにするには、ゼロではないスライダ範囲を定義する必要があります。
サムのトラックは、STYLE に "垂直（v）" が指定されていると縦方向になり、そうでない場合は横方向になります。 サムを動かすには、サムをドラッグするか、サムのいずれかの側のスライダトラックをクリックするか、カーソル、Page Up キー、または Page Down キーを使用します。 STYLE に "位置情報（p）" が指定されていると、サムがドラッグされたときに、現在位置を示すツールヒントウィンドウが表示されます。 それ以外の場合は、LINE 属性と PAGE 属性を使用して、さまざまな移動方法でサムの移動先となる位置の数を指定できます。
目盛は、コントロールの STYLE に対する "サイドティック 1（1）" フラグや "サイドティック 2（2）" フラグの設定に応じて、まったく表示されない場合と、スライダトラックの片側または両側に表示される場合があります。 トラック両端の目盛は常に表示されます。 STYLE に "自動ティック（a）" が設定されると、目盛（表示される場合）は、SPACING 属性の指定（デフォルトは 1 で、可能なすべての位置に目盛が表示される）に従い、自動的に等間隔で表示されます。 このスタイル指定がない場合、目盛は（範囲の両端に暗黙で表示される目盛を除き）、必要に応じて、SET-TICKS アクションを使用して手動で設定する必要があります。 この目盛は、CLEAR-TICKS アクションを使用して後で削除できます。
スライダを動かすと、Change イベントが発生し（抑制されていない場合）、動かされたコントロールの MODIFIED 属性が暗黙で設定されます。
| 属性名 | 照会 | 設定／変更 | 属性 ウィンドウ |
|---|---|---|---|
| CLIENT-DATA | X | X/X | |
| CLIENT-HANDLE | X | X/X | |
| CLIENT-KEY | X | X/X | |
| CLIENT-VALUE | X | X/X | |
| CONTEXT-MENU | X | X/X | X |
| DIL-TEXT | X | X/X | X |
| ENABLED | X | X/X | X |
| FIRST-CHILD | X | -/- | |
| FOLLOWS | X | X/X | |
| HAS-TOOLTIP | X | X/- | X |
| HELP-ID | X | X/X | X |
| LAST-CHILD | X | -/- | |
| LINE | X | X/X | X |
| MAX | X | X/X | X |
| MIN | X | X/X | X |
| MODIFIED | X | X/X | |
| MODIFIED-SUCCESSOR | X | -/- | |
| OWNER | X | X/- | |
| PAGE | X | X/X | X |
| PARENT | X | X/- | |
| PREDECESSOR | X | -/- | |
| RECTANGLE-H | X | X/X | X |
| RECTANGLE-W | X | X/X | X |
| RECTANGLE-X | X | X/X | X |
| RECTANGLE-Y | X | X/X | X |
| SLIDER | X | X/X | X |
| SPACING | X | X/X | X |
| STYLE | X | X/- | X |
| SUCCESSOR | X | X/- | |
| SUPPRESS-CHANGE-EVENT | X | X/X | |
| SUPPRESS-CONTEXT-MENU-EVENT | X | X/X | |
| TYPE | X | X/- | |
| VISIBLE | X | X/X | X |
Change イベント、Context-Menu イベント（すべてのイベントが抑制される場合があります）。
