バージョン 4.2.5
 —  TP モニタインターフェイス  —

IMS/TM 環境での Natural - コンフィグレーションマクロ

Natural IMS インターフェイスドキュメントのこのドキュメントでは、Natural IMS インターフェイスのコンフィグレーションマクロについて説明します。

次のトピックについて説明します。


NIMDRIV マクロパラメータ

NIMDRIV マクロは環境従属インターフェイス(ドライバ)を生成します。 NIMDRIV マクロで指定可能なパラメータについて、以下に説明します。

TYPE | LE370 | NIINAME | SUBPOOL | TRNCODE | THRELO

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
TYPE CON TYPE は、生成されるドライバのタイプを指定します。

"CONV" の場合には、ダイアログ指向の会話型の環境が生成されます。

なし なし
NONC ダイアログ指向の非会話型の環境が生成されます。
NTRD メッセージ指向の(非端末駆動の)環境が生成されます。
BMP バッチ指向でトランザクション指向の BMP 環境が生成されます。

DLIBATCH 環境でもこのインターフェイスを使用することができます。

SRVD サーバー環境が生成されます。
LE370 YES LE370 は、IMS 環境の Natural が IBM 言語環境を初期化するかどうかを指定します。

YES の場合には、IBM 言語環境は初期化され、Natural IMS フロントエンドが IMS プログラムコントローラに戻るまで、この状態が維持されます。

LE 準拠の 3GL プログラムが、LE 呼び出し規則に従って呼び出されます。 LE プログラムに制御がある間は、ユーザーが記述した条件ハンドラまたは言語固有の条件ハンドラが適用されます。

NO なし
AMODE24 YES の場合と同様に、IBM 言語環境が初期化されます。 ただし YES の場合とは違い、LE ランタイムオプション ALL31=(OFF)、STACK=(,,BELOW) は、AMODE(24) 3GL プログラムをサポートするように設定されています。 このオプションを使用すると、AMODE(24) 3GL プログラムを使用していて、LE ランタイムオプションのシステムデフォルトでは AMODE(24) 3GL プログラムの実行が許可されていない場合でも、IBM 言語環境で Natural を実行することができます(例えば REQUEST DOCUMENT ステートメントを使用)。
NO IBM 言語環境は初期化されません。 IBM 言語環境は LE プログラムコールごとに初期化されて終了します。
NIINAME xxxxxxxx 現在のドライバに使用される Natural IMS インターフェイスモジュールの名前を指定します。 8 文字までの任意の有効なモジュール名を使用することができます。 NIIINTFM なし
SUBPOOL n

STORAGE OBTAIN 要求に対して z/OS サブプール番号を指定します。 問題状況のプログラムに対して任意の有効な z/OS タスク関連のサブプール番号(0~127)を使用することができます。

注意:
同じ IMS/TM 依存リージョンで Natural IMS/TM インターフェイスの旧バージョンを操作する場合は、サブプール番号 126 および 127 を使用しないでください。

125  
TRNCODE YES オプションの TRNCODE パラメータが適用されます。 適用先は以下のとおりです。 NO  
NO TRNCODE パラメータは無視されます。
THRELO YES スレッドの再配置が有効になります。つまり、Natural スレッドは端末 I/O 後に異なる仮想アドレスに割り当てられる場合があります。 YES  
NO スレッドの再配置が無効になります。また、Natural スレッドは同じ仮想アドレスを維持します。 Natural スレッドのサイズは、スレッドを割り当てる最初の Natural セッションによって決定されます。 結果は次のようになります。
  • Natural/IMS THSIZE パラメータは、MPP の最初の Natural セッションを除くすべてのセッションで無視されます。

  • RELO=FORCE が無効になります。

  • MPP が停止されるまで、Natural スレッドのストレージは割り当てられた状態を維持します。

注意:
このパラメータは、Con-form を使用している顧客以外は使用しないでください。

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NIMPARM マクロパラメータ

NIMPARM マクロは、NIIPARM パラメータモジュールに含まれるパラメータテーブルを生成します。

NIMPARM マクロで指定可能なパラメータについて、以下に説明します。 ENTRYNM パラメータは、現在のパラメータテーブルを識別します。

パラメータを、アルファベット順で以下に記載します。

ACTACTV | ACTAHDR | ACTARID | ACTLOG | BMPABER | BROACTV | CMBSIZE | COLPSCR | ENDMODN | ENTRYNM | ERRLHDR | HCBSIZE | HDENSDU | LINPSCR | MISIZE | MONACTV | MOSIZE | MSACTV | MSCMPTB | MSCRKEY | MSDBD | MSMAX | MSRSKEY | NSBNAME | PRTDRIV | ROLLSRV | ROLLFN | SPASIZE | SPATID | SUPNONC | TERMDB | TERMIPL | THBELOW | THSIZE | USERID

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A

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
ACTACTV YES ACTACTV は、アカウンティング機能をアクティブにするかどうかを指定します。

YES の場合には、アカウンティングレコードが端末 I/O ごとに書き込まれます。

NO ダイアログ指向の環境でのみ使用します。
NO アカウンティングレコードは書き込まれません。
ACTAHDR xxxxxxxx IMS ログファイルに書き込まれた場合にアカウンティングレコードのヘッダーを定義します。 8 バイトまでの任意の文字列を使用することができます。 SAG$$$$$ このパラメータは、ACTLOG パラメータが CMD に設定されている場合のみ評価されます。 アカウンティング機能にのみ使用します。
ACTARID

log code

または

SMF record type

ACTLOG パラメータの LOG または SMF 設定を使用してアカウンティングレコードが書き込まれる場合に、アカウンティングレコード ID を指定します。

なし アカウンティング機能にのみ使用します。
ログコード
A0~FF) 
ACTLOG パラメータ(以下を参照)が LOG に設定されている場合。
SMF レコードタイプ
128~255
ACTLOG パラメータが SMF に設定されている場合。
ACTLOG CMD ACTLOG は、アカウンティングレコードの書き込み方法を指定します。 CMD の場合には、アカウンティングレコードは CMD 呼び出しを使用して IMS ログファイルに書き込まれます。 CMD アカウンティング機能にのみ使用します。
LOG アカウンティングレコードは、LOG 呼び出しを使用して IMS ログファイルに書き込まれます。
SMF アカウンティングレコードは認可サービスマネージャを使用して SMF に書き込まれます。

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B~C

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
BMPABER YES

BMPABER は、Natural ランタイムエラーまたは Natural IMS インターフェイスに回復不可能なエラーが発生した場合に、BMP の実行をどのように終了するかを指定します。

YES の場合には、BMP の実行はユーザーアベンドコード U3521 で異常終了します。

NO なし
NO BMP の実行は正常に終了し、コンディションコードとして Natural 終了エラーが出力されます。 BMP の実行が回復不可能な Natural IMS エラーのために終了した場合は、コンディションコード 1024 が設定されます。
BROACTV YES ブロードキャスト機能を利用するかどうかを指定します。 NO ダイアログ指向の環境でのみ使用します。
NO
CMBSIZE xxxxx コマンドバッファのサイズをバイト単位で指定します。 16 MB までの任意の数値を指定することができます。 1024

コマンドバッファは、サービス API NIICMD および NIIGCMD、サービスモジュール CMCMMND およびアカウンティング機能によって使用されます。

コマンドバッファのサイズは、処理される IMS コマンドの最大長、およびユーザー拡張を含むアカウンティングレコードの最大長に適合している必要があります。

COLPSCR xx 画面ごとの列数を指定します。 任意の有効な画面幅(数値)に設定することができます。 80 なし

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E~H

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
ENDMODN xxxxxxxx Natural セッションが正しく終了した後に表示される画面を設定するための MOD 名を指定します。 8 文字までの任意の有効な MOD 名を指定することができます。 DFSMO2

Natural を顧客固有のメニューに含めることができます。

ENDMODN パラメータの値は、サービス API NIIEMOD およびサービスモジュール CMEMOD によって無効にすることができます。

Natural セッションがエラーで終了する場合は、適切な Natural エラーメッセージを発行するために DFSMO2 が常に使用されます。

ENTRYNM xxxxxxxx 現在のパラメータテーブルを識別します。 8 文字までの任意の文字列を使用することができます。 ENV00000 なし
ERRLHDR xxxxxxxx Natural IMS インターフェイスでエラーが発生したときに書き込まれる IMS ログレコードのヘッダーを指定します。 8 文字までの任意の文字列を使用することができます。 NIIERR$$

回復不可能な Natural IMS エラーが発生した場合にメッセージが IMS ログに書き込まれないようにするには、ERRLHDR パラメータを明示的に空値に設定します。つまり、ERRLHDR=, を指定します。

詳細については、「リカバリ処理」を参照してください。

HCBSIZE xxxxx ハードコピープリントバッファのサイズをバイト単位で指定します。 16 MB までの任意の数値を指定することができます。 1024 Natural ハードコピー機能を使用してプリンタの出力先に送信されるレコードはバッファされます。
HDENSDU YES Natural IMS エラーによって引き起こされたスナップダンプを高密度ダンプとして 3800 の印刷サブシステムに書き込むかどうかを指定します。 NO なし
NO

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L~N

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
LINPSCR xx 画面ごとの行数を定義します。 任意の有効な画面サイズ(数値)を設定することができます。 24 なし
MISIZE xxxxx 入力メッセージを含むバッファのサイズ(バイト単位)。 16 MB までの任意の数値を指定することができます。 4096 このエリアは、IMS/TM から受信する最大の入力メッセージと同じ大きさである必要があります。
MONACTV YES MONACTV は、モニタリング機能をアクティブにするかどうかを指定します。

YES の場合には、セッションステータスが端末 I/O ごとに SIP サーバーに書き込まれます。

NO ダイアログ指向の環境でのみ使用します。
NO セッションステータスは保持されません。
MOSIZE xxxxx 出力メッセージを含むバッファのサイズ(バイト単位)。 16 MB までの任意の数値を指定することができます。 4096 このエリアは、IMS/TM に送信する最大の出力メッセージと同じ大きさである必要があります。
MSACTV YES マルチセッション機能を利用するかどうかを指定します。 NO ダイアログ指向の環境でのみ使用します。
NO
MSCMPTB YES セッションを、Natural IMS インターフェイスバージョン 2.2 または IMS/TM 環境の Natural Advanced Interface バージョン 2.2 と互換性を持つモードに切り替えるかどうかを指定します。 NO マルチセッション機能にのみ使用されます。
NO
MSCRKEY NONE 新しいセッションを開始できる PF キーを指定します。 NONE マルチセッション機能にのみ使用されます。

MSCMPTB=YES の場合は、MSCRKEYNONE に設定する必要があります。

PF1PF24
MSDBD DBD-name マルチセッションデータベースの名前を指定します。 任意の有効な DBD 名を指定することができます。 なし マルチセッション機能にのみ使用されます。
MSMAX 2 - 9 端末ごとに可能な Natural 並列セッションの最大数を指定します。 9 マルチセッション機能にのみ使用されます。
MSRSKEY NONE 古いセッションを再スタートできる PF キーを指定します。 NONE マルチセッション機能にのみ使用されます。 MSCMPTB=YES の場合は、MSRSKEY を NONE に設定する必要があります。
PF1PF24
NSBNAME PSBNAME NSB 名を IMS/TM によって使用される PSB 名に設定します。 PSBNAME Natural for DL/I インターフェイスによって使用されます。
NIITRTAB NSB 名を、トランザクションコードテーブル NIITRTAB で、使用中のトランザクションコードに割り当てられた PSB 名に設定します。

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P

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
PRTDRIV 以下に示すドライバの表を参照してください。

SCS プリンタのドライバ
非 SCS プリンタのドライバ
JES API のドライバ

IMS/TM プリンタに直接書き込まれるレポートに使用されるプリントドライバを指定します。 SCS_S2 詳細については、「Natural WRITE (n) ステートメントのサポート」を参照してください。

SCS プリンタのドライバ

ドライバ 目的
SCS_B1 レポートの開始および終了でフォームフィード。1 行目からページを開始します。
SCS_B2 レポートの開始および終了でフォームフィード。2 行目からページを開始します。
SCS_E1 レポートの終了でフォームフィード。1 行目からページを開始します。
SCS_E2 レポートの終了でフォームフィード。2 行目からページを開始します。
SCS_N1 レポートの開始または終了でフォームフィードしません。1 行目からページを開始します。
SCS_N2 レポートの開始または終了でフォームフィードしません。2 行目からページを開始します。
SCS_S1 レポートの開始でフォームフィード。1 行目からページを開始します。
SCS_S2 レポートの開始でフォームフィード。2 行目からページを開始します。

非 SCS プリンタのドライバ

ドライバ 目的
NSCS_B1 レポートの開始および終了でフォームフィード。1 行目からページを開始します。
NSCS_B2 レポートの開始および終了でフォームフィード。2 行目からページを開始します。
NSCS_E1 レポートの終了でフォームフィード。1 行目からページを開始します。
NSCS_E2 レポートの終了でフォームフィード。2 行目からページを開始します。
NSCS_N1 レポートの開始または終了でフォームフィードしません。1 行目からページを開始します。
NSCS_N2 レポートの開始または終了でフォームフィードしません。2 行目からページを開始します。
NSCS_S1 レポートの開始でフォームフィード。1 行目からページを開始します。
NSCS_S2 レポートの開始でフォームフィード。2 行目からページを開始します。

JES API のドライバ

ドライバ 目的
JES この場合、JES に対して次のデータセット処理オプションが、対応する NTPRINT マクロパラメータまたは DEFINE PRINTER ステートメントオプションから取られます。
JES NTPRINT DEFINE PRINTER
CLASS CLASS CLASS
COPIES COPIES COPIES
DEST DEST OUTPUT
FORMS FORMS FORMS
NAME NAME NAME
OUTDISP DISP DISP
PRTY PRTY PRTY

生成される JES API パラメータ文字列は次のとおりです。

IAFP=A0M,PRTO=..OUTDI(disp),DES(dest),
CLA(class,COP(copies),
FORMS(forms),NAME(name),
PRTY(prty)

注意:
NTPRINT/DEFINE PRINTER パラメータ/オプションは、指定しなければ無視されます。

JES xxxxx この場合、JES に対するデータセット処理オプションは、名前が JESxxxxxOUTPUT JCL ステートメントから取られます。

生成される JES API パラメータ文字列は次のとおりです。

IAFP=A0M,OUTN=JESxxxxx

OUTPUT JCL ステートメントは、次のようになります。

JESxxxxx OUTPUT OUTDISP=WRITE,DEST=dest,
CLASS=A,COPIES=1,FORMS=form,...

注意:
OUTPUT JCL ステートメントがジョブストリームに見つからない場合は、エラーが報告されます。

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R~S

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
ROLLSRV YES ROLLSRV は端末の出力と入力間の Natural スレッドを保存する媒体を指定します。 ROLLSRV=YES の場合は、Natural ロールサーバーが使用されます。 YES

ダイアログ指向の環境でのみ使用します。

IMS/TM 環境での Natural - コンポーネント」の「ロールファイルおよびロールサーバー」も参照してください。

NO ロールファイルが使用されます。以下の ROLLFN を参照してください。
ROLLFN 1 - 5 ROLLSRV=NO の場合は、使用するロールファイルの数を指定します。 1 ダイアログ指向の環境でのみ使用します。
SPASIZE xxxxx スクラッチパッドエリアを含むバッファのサイズをバイト単位で指定します。

16 MB までの任意の数値を指定することができます。

1024 非会話型の環境では、これは SIP サーバーに書き込まれるシミュレートされた SPA のサイズでもあります。
SPATID xxxx 非会話型のドライバの SPA を保存するために使用する認可サービスマネージャの Natural サブシステム ID を指定します。 4 文字までの任意の文字列を使用することができます。   この値はすべてのパラメータテーブルで同じであり、NIMPIXT マクロの SPATID に指定した値と同じである必要があります。
SUPNONC YES 端末指向の非会話型環境から会話型環境に切り替え可能にするかどうかを指定します。 NO ダイアログ指向の会話型環境でのみ使用します。
NO

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T~U

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
TERMDB YES PSB で指定された DL/I データベースのいずれかを利用できない場合に、Natural セッションを終了する必要があるかどうかを指定します。 NO

ダイアログ指向の環境でのみ使用します。

TERMDBNO に設定し、データベースの 1 つにアクセスしたときにそれを利用できない場合は、Natural トランザクションコードが IMS/TM によって中断されます。

NO
TERMIPL YES IPL が現在のトランザクション手順とセッション開始時の間に発生したときに、Natural セッションを終了してエラーメッセージを出力するかどうかを指定します。 NO ダイアログ指向の環境でのみ使用します。
NO
THBELOW YES Natural スレッドの割り当て場所を指定します。 YES の場合、Natural スレッドは 16 MB 境界より下に割り当てられます。 YES バッチメッセージの処理については、スレッドは常に 16 MB 境界より下に割り当てられます。
NO Natural スレッドは、16 MB 境界より上に割り当てられます。
THSIZE   Natural スレッドのサイズを指定します。 100000 以上の任意の 8 の倍数を指定することができます。 300000 これはユーザーセッションに関連する Natural バッファがすべて含まれるエリアです。
USERID YES システム変数 *INIT-USER の値を決定する方法を指定します。 YES の場合、*INIT-USER で指定される Natural ユーザー ID は、セキュリティパッケージがアクティブな場合はセキュリティアクセスコントロールブロックから、またはジョブカードの USER パラメータから取られます。 NO BMP ドライバにのみ使用されます。
NO *INIT-USER で指定される Natural ユーザー ID は、ジョブ名から取られます。

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NIMTRNTG マクロパラメータ

NIMTRNTG マクロは、関連するパラメータで指定されたトランザクションコードを含むトランザクションコードテーブル NIITRTAB にエントリを生成します。 Natural トランザクションコードごとに、トランザクションコードテーブルにエントリを含める必要があります。 NIITRTAB の詳細については、「トランザクションコードテーブル NIITRTAB」を参照してください。

NIMTRNTG マクロで指定できるパラメータを、以下にアルファベット順に記載します。

ALTPCB | HCPCB | MSGPCB | MSPCB | NIIPENT | NRASTART | PSBNAME | TRANCODE | TYPE | WRKPCBS

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
ALTPCB 1 - 255 ALTPCB は、サービスモジュール CMQUEUECMQUEUEXNIIDQUMS、および NIIDPURG に対して使用する代替 TP PCB を指定します。 1 NIMTRNTG マクロで指定された代替 TP PCB の数は、サービスモジュールによって上書きすることができます。
HCPCB SYSPCB HCPCB は、ハードコピー機能に使用する PCB を指定します。

SYSPCB の場合は、1 つ目の代替 TP PCB が使用されます。

SYSPCB なし
WRKPCB 追加の代替 TP PCB のいずれかが使用されます。 これによりエクスプレス TP PCB をハードコピー機能に使用することができます。
MSGPCB SYSPCB MSGPCB は、非端末指向の環境において、およびサーバードライバに対して、エラーメッセージおよび標準出力を出力するときに使用する PCB を指定します。

SYSPCB の場合は、1 つ目の代替 TP PCB が使用されます。

SYSPCB 非端末指向の環境およびサーバードライバに対してのみ関係します。
OWNPCB 2 つ目の代替 TP PCB が予約および使用されます。 これによりエクスプレス TP PCB をメッセージの送信に使用することができます。
MSPCB NO MSPCB は、マルチセッションデータベース PCB の数を指定します。

NO を指定すると、マルチセッション機能は使用されません。

NO マルチセッション機能に対してのみ関係します。
1 - 255 マルチセッションデータベースの PCB。
NIIPENT xxxxxxxx トランザクションコードテーブルでこのエントリに対して使用される Natural IMS パラメータテーブルの名前を指定します。 空白文字以外で 8 文字までの文字列を使用することができます。 ENV00000 なし
NRASTART offset value スクラッチパッドエリア内に Natural Reserved Area(NRA)のオフセットを定義します。 14 より大きい任意の数値を指定することができます。 16 現在の NRA の長は 157 バイトです。 NRA の長さは Natural IMS インターフェイスのバージョンによって異なる場合があります。

非 Natural トランザクションに渡すために SPA に独自の情報を保存する場合は、バージョンの互換性を維持するために NRA の前にデータを保存することをお勧めします。

PSBNAME PSB-name 現在のトランザクションコードに対応する PSB 名を指定します。 任意の有効な PSB 名を指定することができます。 なし 非メッセージ駆動型バッチメッセージ処理およびバッチ処理環境に対してトランザクションコードテーブルのエントリを識別するために使用します。
TRANCODE transaction-code-name トランザクションコードテーブル内の各エントリの識別子を指定します。 任意の有効なトランザクションコード名を指定することができます。 なし 非メッセージ駆動型 BMP およびバッチ処理環境の両方に影響がありません。
TYPE CONV TYPE は、Natural トランザクションコードのタイプを指定します。 CONV の場合には、トランザクションコードは会話型の Natural セッション用になります。 CONV なし
NONC トランザクションコードは、非会話型の Natural セッション用になります。
WRKPCBS 0 WRKPCBS は、1 つ目の TP PCB に、また該当する場合は MSGPCB に追加を出力するために利用できる代替 TP PCB の数を指定します。

0 の場合には、IMS プリンタは利用できません。

0 以下の例を参照してください。
1 - 32 1 つ目の TP PCB に、また該当する場合は MSGPCB に追加を出力するために使用される代替 TP PCB の数。

例 1

次のように指定します。

MSGPCB=SYSPCB
WRKPCBS=2

PSB は 3 つの代替 TP PCB を含んでいる必要があります。

例 2

次のように指定します。

MSGPCB=OWNPCB
WRKPCBS=2

PSB は 4 つの代替 TP PCB を含んでいる必要があります。 2 つ目の代替 TP PCB は、非端末指向の環境のエラーメッセージおよび標準出力のために予約されています。

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NIMLPCB マクロパラメータ

NIMLPCB マクロは、オプションとしてトランザクションコードテーブルの NIMTRNTG エントリの後に続けることができます。

NIMLPCB マクロで指定できるパラメータを、以下にアルファベット順に記載します。

NAME | NUM

パラメータ 設定可能値 説明 デフォルト コメント
NAME xxxxxxxx PCB の論理名を指定します。 空白文字以外で 8 文字までの文字列を使用することができます。 なし なし
NUM PCB-positional-number PSB での PCB の位置番号を指定します。 任意の整数を指定することができます。 なし NUM を指定しないと、NIMLPCB マクロの位置番号が使用されます。

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NIMMSGT マクロパラメータ

NIMMSGT マクロは、Natural IMS インターフェイスモジュールの一部であるメッセージテキストモジュール NIIMSGT の各エントリを生成します。 生成された各エントリは、発生する可能性のある各 Natural IMS エラー番号に対してメッセージテキストを提供します。

NIMMSGT マクロは、次の 2 つの方法のいずれかを使って指定します。

  Nerror-number [*] NIMMSGT  message-text

この場合、IMS/TM 環境の Natural は定義されたメッセージテキストを表示します。 メッセージテキストの最大長は 72 文字です。

  Xerror-number [*] NIMMSGT message-text

この場合、IMS 環境の Natural は現在のメッセージテキストにエラー固有の理由コードを追加します。 メッセージテキストの最大長は 64 文字です。

エラー番号の後にアスタリスク(*)を付けると、エラーが発生したときにスナップダンプが生成されます。 メッセージテキストは、独自の要件に適合させることができます。 また、特定のエラー番号の DUMP オプションを追加または削除することができます。 エラー番号、およびエラー番号の前にある N または R の文字は変更しないでください。

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NIMPIXT マクロパラメータ

NIMPIXT マクロは物理的な入力編集ルーチンを生成します。

NIMPIXT マクロで指定できるパラメータを、以下にアルファベット順に記載します。

PIXTE | SIPSE | SPATID | WTO | USER

パラメータ 有効な値 説明 デフォルト コメント
PIXTE 1 - 999 物理的な入力編集ルーチンによってエラーが検出された場合のエラー番号の開始値を指定します。 400 この値は、物理的な入力編集ルーチンによって設定されたリターンコードに追加されます。 この結果、ユーザーメッセージテーブル DFSCMTU0 の IMS/TM エラーメッセージ番号が得られます。
SIPSE 1 - 999 認可サービスマネージャによってエラーが検出された場合のエラー番号の開始値を指定します。 500 この値は、認可サービスマネージャによって設定されたリターンコードに追加されます。 この結果、ユーザーメッセージテーブル DFSCMTU0 の IMS/TM エラーメッセージ番号が得られます。
SPATID xxxx 非会話型のドライバで SPA の保存に使用される認可サービスマネージャの Natural サブシステム ID を指定します。 4 文字までの任意の文字列を使用することができます。 なし このパラメータの値は、NIMPARM マクロの SPATID パラメータで指定された値と同じである必要があります。
WTO YES 認可サービスマネージャが失敗した場合に WTO メッセージを発行するかどうかを指定します。 NO なし
NO
USER xxxxxxxx

NIMPIXT マクロで SPA が見つからない場合に、ユーザー固有の物理的な入力編集ルーチンを呼び出すかどうかを指定します。

ユーザー固有の入力編集ルーチンを呼び出す場合は、ルーチンの名前を指定します。

NO なし
NO

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NIMBOOT マクロパラメータ

NIMBOOT マクロは、メッセージ指向の環境によって使用されるブートストラップモジュール、またはサーバー環境によって使用されるサーバーコールインターフェイスを生成します。

NIMBOOT は、次のパラメータを含みます。

TYPE | DRIVERN | ENVTNAM | TRNCODE | DYNPARM | SERVERN

パラメータ 設定可能値 デフォルト コメント
TYPE SERVER Empty

TYPE は、生成されるインターフェイスモジュールのタイプを指定します。

TYPE=SERVER を指定すると、サーバーコールインターフェイス NIIBOOTS が生成されます。

Empty 何も指定しないと、メッセージ指向の環境によって使用されるブートストラップモジュールが生成されます。
DRIVERN 任意の有効な z/OS モジュール名 なし

このパラメータは、フロントエンドモジュールの名前を指定します。

TYPE=SERVER を指定する場合は、フロントエンドモジュールがサーバー環境に対して生成されている必要があります(NIMDRIV パラメータ TYPE=SRVD)。 TYPE を指定しない場合は、フロントエンドモジュールがメッセージ指向の環境に対して生成されている必要があります(NIMDRIV パラメータ TYPE=NTRD)。

ENVTNAM 任意の有効な z/OS モジュール名 なし

このパラメータは、メッセージ指向の環境に対するブートストラップモジュールによってのみ使用されます(TYPE は空)。

このパラメータは、環境テーブルの名前を指定します。 このパラメータはオプションです。 指定しないと、環境テーブルは、使用されるトランザクションコードに対応するトランザクションコードテーブルのエントリによって決定されます。

TRNCODE    

このパラメータは、メッセージ指向の環境に対するブートストラップモジュールによってのみ使用されます(TYPE は空)。

このパラメータは、Natural IMS インターフェイスによって内部的に使用されるトランザクションコードの名前を指定します。 このパラメータはオプションで、TRNCODE=YESNIMDRIV マクロでコード化されている場合のみ適用されます。 このパラメータを指定しない場合、または TRNCODE=YESNIMDRIV マクロで指定されていない場合は、IMS/TM INQY 呼び出しによって返されたトランザクションコードが使用されます。

トランザクションコードは、トランザクションコードテーブル NIITRTAB のエントリを決定するために使用されます。

DYNPARM 80 文字までの任意の文字列。 なし

このパラメータは、メッセージ指向の環境に対するブートストラップモジュールによってのみ使用されます(TYPE は空)。

このパラメータは、Natural ダイナミックパラメータに 80 文字までの有効な文字列を定義するために使用されます。

SERVERN 任意の有効な z/OS モジュール名 NIIBOOTS このパラメータは、サーバーコールインターフェイスによってのみ使用されます(TYPE=SERVER)。

このパラメータは、サーバー環境の名前を指定します。 同じリージョンで複数の Natural サーバーを使用する場合のみ関係します。 この場合、複数のサーバーコールインターフェイスを生成し、それぞれに対して SERVERN を使って一意の名前を指定する必要があります。 「特別な機能」の「サーバー環境」を参照してください。

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