バージョン 4.2.5
 —  Unicode およびコードページのサポート  —

Natural アプリケーションの入力/出力処理

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


Unicode データの表示および入力

Unicode データを表示または入力する場合は、次の点に注意してください。

注意:

  1. Windows で Unicode 対応の出力インターフェイスを使用している場合でも、現在選択しているフォントによってサポートされている Unicode 文字のみが表示されます。
  2. Unicode データは 3270 端末では表示できません。

端末エミュレーションまたは 3270/3279 のようなメインフレーム端末を経由して Natural を実行する場合、ページはデフォルトコードページ(システム変数 *CODEPAGE の値)に変換されてから表示されます。デフォルトコードページに含まれていないすべての文字は、置換文字で置き換えられます。 同様に、入力はコードページフォーマットでのみ可能であり、Unicode フォーマットに変換されてから U フォーマットフィールドに割り当てられます。 置換文字は ICU 変換テーブルによって定義されると考える必要があります。 この文字によっては、端末エミュレーションでガーベッジが表示される場合があります。 UNIX および OpenVMS プラットフォームでは、プロファイルパラメータ SUBCHAR を設定することによって、この置換文字を変更できます。 ただし、デフォルトコードページに含まれていない文字を表示するときは、Natural Web I/O インターフェイスを使用することを強くお勧めします。 リモート Windows セッションを実行しているときは、どのような場合にも Natural Web I/O インターフェイスが使用されます。

コードページ指向のメインフレーム端末では、適切なコードページを選択することが重要です。 Natural のデフォルトコードページ、端末のコードページ、さらには端末で使用されるフォントによって、特定の文字を正しく表示する機能が決定されます。

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Natural Web I/O インターフェイスクライアント

Natural Web I/O インターフェイスクライアントは、Unicode 文字を含む非 GUI 情報を表示するために使用されます。 次の環境で使用できます。

SPoD 環境

Natural Web I/O インターフェイスクライアントは、Natural for Windows を使用していて、リモート開発環境(SPoD)で Natural Studio を使用している場合に呼び出すことができます。Natural for Windows ドキュメントに含まれる『SPoD を使用したリモート開発』の「Web I/O インターフェイスクライアント」を参照してください。

Natural Web I/O インターフェイスクライアントを使用している場合、リモート UNIX、OpenVMS、またはメインフレーム環境では、Unicode 対応ではない端末エミュレーションウィンドウの代わりに、またはリモート Windows 環境では出力ウィンドウの代わりに、Web I/O ウィンドウが表示されます。

次の図に、UNIX、OpenVMS、およびメインフレームでの、Unicode アプリケーションと Natural 開発サーバー(NDV)の SPoD 環境を示します。

SPoD environment

Natural Web I/O インターフェイスクライアントを呼び出せるように、Natural 開発サーバーを次のように設定する必要があります。

ランタイム環境

Natural Web I/O インターフェイスクライアントは、Natural for UNIX、Natural for OpenVMS、Natural for Mainframes、または Natural for Windows でアプリケーションを実行するときに表示されます。 このクライアントは、Web/アプリケーションサーバーで実行されます。

次の図に、Unicode アプリケーションのランタイム環境を示します。

Runtime environment

Natural では、セッションが Natural Web I/O インターフェースクライアントから起動されたか、端末エミュレーションから起動されたかを自動的に認識します。

Natural Web I/O インターフェイスクライアントを使用するための前提条件は、次のとおりです。

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