SYSMAIN 機能は、メニューモードまたはコマンドモードで実行できます。
このセクションでは、SYSMAIN 機能を実行する場合に SYSMAIN メニュー、ダイレクトコマンド、および表示されるオプションを使用する方法について説明します。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
メニューモードでは、処理するオブジェクトタイプと実行する機能のコードを入力して、SYSMAIN 機能を実行します。 ファンクションコードを入力する代わりに、対応する PF キーを使用できます。
SYSMAIN メニュー機能を実行するには
SYSMAIN ユーティリティのメインメニューの[Object Code]フィールドに、必要なオブジェクトに対応する 1 文字のコード(次の例では、[Programming Objects]の「A
」)を入力し、[Function Code]フィールドに、必要な機能に対応する 1 文字のコード(次の例では、[Copy]の「C
」)を入力します。 ファンクションコードを入力する代わりに、機能に対応する PF キー(ここでは PF4)を使用できます。PF キーのリストも参照してください。
10:55:14 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Main Menu - Code Object Code Function A Programming ObjectsC Copy D Debug Environments D Delete E Error Message Texts F Find P Profiles L List R Rules M Move S DL/I Subfiles R Rename V DDMs ? Help ? Help . Exit . Exit Object Code .. A Function Code .. C Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3—PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren |
次に示す[Copy Programming Objects]メニューのように、該当するオブジェクトタイプ固有のメニューが表示されます。
17:28:52 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Copy Programming Objects - Code Function A Copy All/Individual Objects C Copy only Cataloged Objects S Copy only Saved Objects W Copy only Stowed Objects ? Help . Exit Code ...... A Sel. List ... Y Object Name ...... *________ Type ........ _______________ Set Number .. __ XREF .. N Source Library ... OLDLIB__ Database .... 10___ File .. 50___ Target Library ... NEWLIB__ Database .... 10___ File .. 60___ Options Replace ... N Criteria .... N Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren Fsec Fdic Fnat |
オブジェクトタイプ固有のメニューに表示されるフィールドは、実行する SYSMAIN 機能によって異なります。 特定の機能に適用されないフィールドは、それぞれの画面に表示されません。
フィールドを使用して、オブジェクト選択条件と処理オプションを指定します。 フィールドの詳細については、『SYSMAIN ユーティリティ』ドキュメントのオブジェクトタイプ関連のセクションを参照してください。
PF キーを使用して、SYSMAIN メニュー機能を実行できます。 メニュー内で無効な PF キーは、そのメニューで表示されません。 次の表に、PF キーの概要を示します。
PF キー | 名前 | 機能 |
---|---|---|
PF1 | Help | 現在のカーソル位置に応じてオンラインヘルプを表示します。
カーソルが[Object Code]フィールドまたは[Function Code]フィールドに置かれている場合、SYSMAIN 一般ヘルプが表示されます。 カーソルが別のフィールドにある場合、フィールド固有のヘルプが表示されます。 「SYSMAIN オンラインヘルプ」も参照してください。 |
PF2 | Menu | SYSMAIN ユーティリティのメインメニューを表示します。 |
PF3 | Exit | 前の画面に戻ります。 SYSMAIN ユーティリティのメインメニューで PF3 キーを押すと、SYSMAIN は終了します。 |
PF4 | Copy | 指定したオブジェクトの | 機能を実行します。
PF5 | Del | 指定したオブジェクトの | 機能を実行します。
PF6 | Find | プログラミングオブジェクト、エラーメッセージ、およびルールにのみ適用されます。
指定したオブジェクトの 機能を実行します。 |
PF7 | List | 指定したオブジェクトの | 機能を実行します。
PF8 | Move | 指定したオブジェクトの | 機能を実行します。
PF9 | Ren | DDM および DL/I サブファイルには適用されません。
指定したオブジェクトの 機能を実行します。 |
PF10 | Fsec | Natural Security がインストールされている場合、FSEC システムファイルの Adabas セキュリティ情報を指定するためのセキュリティ画面を呼び出します。 |
PF11 | Fdic | デバッグ環境、エラーメッセージ、およびプロファイルには適用されません。
プログラミングオブジェクト、ルール、および DDM にのみ適用されます。 FDIC システムファイルの Adabas セキュリティ情報を指定するためのセキュリティ画面を呼び出します。 Predict がインストールされている場合、プログラミングオブジェクトに 、 、 、または 機能を実行するときに Predict セットユーザーを指定することもできます。 |
PF12 | Fnat | ルール、DL/I サブファイル、および DDM には適用されません。
FNAT または FUSER システムファイル、あるいはその両方のシステムファイル情報を指定するためのセキュリティ画面を呼び出します。 |
このセクションでは、ダイレクトコマンドを使用するか、または SYSMAIN ユーティリティ内からシステムコマンドを発行して、SYSMAIN 機能を実行する方法について説明します。
ダイレクトコマンドは、オンラインモードまたはバッチモードで SYSMAIN 機能を実行するために使用します。
バッチモードでは、処理されたオブジェクトのステータスを示すレポートが自動的に表示されます。 このレポートはオンラインモードでも表示できます(「オンラインレポートモード」を参照)。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
ダイレクトコマンドは、パラメータを表すキーワードの文字列で構成されます。 ピリオド(.)は、コマンドの終わりを示します。 この文字がコマンド文字列内で検出されると、後続のデータはすべて無視されます。
ダイレクトコマンドの発行時に適用される構文の詳細については、『SYSMAIN ユーティリティ』ドキュメントのオブジェクトタイプ関連セクションを参照してください。 各キーワードと変数の詳細については、「ダイレクトコマンドのキーワードと変数」を参照してください。 ダイレクトコマンドの例は、オブジェクトタイプ関連セクション、SYSMAIN オンラインヘルプ、および[Selection]画面(「選択処理」の画面例を参照)に示されます。
ダイレクトコマンドをオンラインで発行するには
任意の Natural コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
SYSMAIN
続けてコマンド文字列を入力します。コマンド文字列の各キーワードは、デリミタの代わりに空白文字で区切ることができます。
または:
任意の SYSMAIN メニューのコマンド行に、ダイレクトコマンド文字列を入力します。コマンド文字列の各キーワードは、デリミタの代わりに空白文字で区切ることができます。
または:
Natural オブジェクト内から、ダイレクトコマンド文字列をパラメータとして MAINUSER サブプログラムを呼び出します。コマンド文字列の各キーワードは、デリミタの代わりに空白文字で区切ることができます。
ダイレクトコマンドをバッチで呼び出すには
SYSMAIN
コマンドを使用して、次のいずれかの方法でコマンド文字列を指定します。
SYSMAIN
コマンドの同じ入力行にコマンド文字列を続けます。コマンド文字列の各キーワードは、デリミタの代わりに空白文字で区切ることができます。
SYSMAIN
コマンドの次の入力行にコマンド文字列を続けます。コマンド文字列の各キーワードは、デリミタで区切る必要があります。空白文字で区切ることはできません。
ダイレクトコマンド文字列が 1 行よりも長い場合は、文字 CF
(『パラメータリファレンス』ドキュメントの「CF - 端末コマンドの文字」に記載されている CF
セッションパラメータも参照)を行の末尾に置き、次の行にダイレクトコマンドを続ける必要があります。
SYSMAIN
コマンドの後に他の Natural コマンドを実行する場合は、まずダイレクトコマンド END
または QUIT
を使用して、SYSMAIN コマンドを終了する必要があります。
任意の SYSMAIN メニューのコマンド行に、次のいずれかのコマンドを入力できます。
SYSMAIN 機能を実行するためのダイレクトコマンド。
SYSMAIN ユーティリティに対する特殊コマンド(「SYSMAIN に発行される特殊コマンド」を参照)。
システムコマンド。 コマンドがシステムコマンドとして一意に識別されない場合、先頭に 2 つのスラッシュ(//)を置く必要があります。 「MAINEX05 - ダイレクトコマンド検証用のユーザー出口ルーチン」の「注意」も参照してください。
SYSMAIN メニューで提供される機能またはダイレクトコマンドとして提供される機能については、次のセクションで説明します。 メニューで提供される機能ごとに、同じ名前の対応するダイレクトコマンドがあります。 例外:
ダイレクトコマンドの使用時に適用される構文の詳細については、『SYSMAIN ユーティリティ』ドキュメントのオブジェクトタイプ関連セクションを参照してください。
SYSMAIN ユーティリティに発行できる特殊コマンドの詳細については、「SYSMAIN に発行される特殊コマンド」を参照してください。
機能/コマンド | 説明 |
---|---|
Natural オブジェクトをソース環境からターゲット環境にコピーします。 オブジェクトはソース環境で変更されないまま維持されます。
コピーするオブジェクトと同じ名前のオブジェクト(エラーメッセージの場合は同じ番号)がターゲット環境にすでに含まれている場合、指定したオブジェクトはコピーされません。 置換オプション(「置換オプションの使用」を参照)を使用して、ターゲット環境内のオブジェクトを上書きできます。 |
|
Natural オブジェクトをソース環境から削除します。 オンライン自動処理中は(「機能処理とレポート」を参照)、確認ウィンドウが開き、機能を続行または終了するオプションが表示されます。
エラーメッセージでは、Natural Security がインストールされている場合、削除機能をシステムエラーメッセージに対して使用できません。 システムエラーメッセージを削除しようとすると、「 |
|
プログラミングオブジェクトとエラーメッセージにのみ適用されます。
ソース環境で 1 つ以上のプログラミングオブジェクトまたはエラーメッセージを検索します。 オンライン処理中、現在スキャンされているライブラリを示すウィンドウが表示されます。 メニューモードの検索機能には、ライブラリをリストして選択したり、選択リストに表示されるオブジェクトの数を減らしたりするオプションもあります。それぞれ「ライブラリのリストと選択」または「選択リストを短くするには」(「選択リストの使用」)を参照してください。 |
|
ソース環境内の Natural オブジェクトの範囲を表示します。
プログラミングオブジェクトの場合、デバッグ環境とエラーメッセージです。メニューモードのリスト機能には、ライブラリをリストして選択したり、選択リストに表示されるオブジェクトの数を減らしたりするオプションもあります。それぞれ「ライブラリのリストと選択」または「選択リストを短くするには」(「選択リストの使用」)を参照してください。 プログラミングオブジェクトの場合、バッチモードでは、ダイレクトコマンド |
|
Natural オブジェクトをソース環境からターゲット環境へ転送します。 オブジェクトはソース環境から削除され、ターゲット環境に追加されます。 移動するオブジェクトと同じ名前のオブジェクト(エラーメッセージの場合は同じ番号)がターゲット環境にすでに含まれている場合、指定したオブジェクトは移動されません。
オンライン自動処理中は、確認ウィンドウが開き、機能を続行または終了するオプションが表示されます。 置換オプション(「置換オプションの使用」を参照)を使用して、ターゲット環境内のオブジェクトを上書きできます。 |
|
DL/I サブファイルおよび DDM には適用されません。
次のいずれかのオプションを使用して、オブジェクトに新しい名前(エラーメッセージの場合は、新しい番号)を付けます。
名前の変更機能では、ソース環境内の元のオブジェクトが削除されます。このため、元のオブジェクトを保持するオプションを含むプロンプトが表示されます。 元のオブジェクトを保持することを選択すると、オブジェクトは削除されません。 名前を変更するオブジェクトと同じ名前のオブジェクト(エラーメッセージの場合は同じ番号)がターゲット環境にすでに含まれている場合、指定したオブジェクトの名前は変更されません。 置換オプション(「置換オプションの使用」を参照)を使用して、ターゲット環境内のオブジェクトを上書きできます。 自動処理を使用して名前を変更できるのは、1 つのプログラミングオブジェクト、環境、プロファイル、またはルールのみです。 プログラミングオブジェクト、環境、プロファイル、またはルールの範囲の名前を変更する場合は、選択処理(下記参照)を使用する必要があります。 エラーメッセージの場合、1 つの(ソース)ライブラリ内のエラーメッセージ範囲の番号を変更するときは、範囲の値が重複しないようにしてください。 例えば、エラー番号 1~6 を新しいエラー番号 5~10 として変更することはできません。 エラーメッセージの範囲は、自動処理(下記参照)を使用して変更できます。 広範囲のエラーメッセージを処理する場合、メッセージの処理に大きなリソースが必要となることがあります。 このような場合には、バッチモード処理をお勧めします。 |
|
SYSMAIN に関するヘルプ情報を表示します(「SYSMAIN オンラインヘルプ」を参照)。
ヘルプ機能は、SYSMAIN メニューでのみ使用できます。対応するダイレクトコマンドはありません。 |
|
SYSMAIN ユーティリティを終了します。
PF3 キー(Exit)をSYSMAIN ユーティリティのメインメニューで押した場合も、SYSMAIN が終了します。 |
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
コピー、移動、または名前を変更するオブジェクトと同じ名前のオブジェクトがターゲット環境にすでに含まれている場合、指定したオブジェクトは処理されず、処理は次のオブジェクトに進みます。 置換オプションを使用して、このデフォルトの機能を上書きし、ターゲット環境のオブジェクトを上書きすることができます。
プログラミングオブジェクトを置き換えた場合、そのプログラミングオブジェクトは Natural バッファプールからも削除されます。Predict がインストールされている場合は、既存のクロスリファレンスレコードもすべて削除されます。
置換オプションをコマンドモードでアクティブにするには
コマンド文字列で、キーワード REPLACE
を指定します。
置換オプションをメニューモードでアクティブにするには
SYSMAIN メニューの[Replace]フィールドで、「Y
」を入力します。
機能を実行します。 [Sel. List](選択リスト)オプションが N
に設定されている場合、ウィンドウが表示され、実行する前にすべての置換オプションを確認するかどうかを選択できます。各置き換えを確認するには「Y
」を入力し、確認しないで処理を続行するには Enter キーを押します。
「Y
」を入力して置き換えを確認する場合、置き換えるオブジェクトごとにウィンドウが表示され、次のいずれかの文字を入力できます。
Y
の場合、ウィンドウに示されたオブジェクトが置き換えられます。
N
の場合、ウィンドウに示されたオブジェクトは置き換えられません(デフォルト設定)。
ピリオド(.)によって、機能処理が終了します。 または、PF3 キーを使用することもできます。
このオプションは、プログラミングオブジェクト、デバッグ環境、およびエラーメッセージにのみ適用されます。
リスト機能を使用する場合、指定したオブジェクトを含むライブラリの選択リストを呼び出すことができます。 指定したオブジェクトが複数のライブラリに含まれている場合、選択リストの呼び出しは検索機能にも適用されます。
プログラミングオブジェクトのライブラリのリストを呼び出すには
[List]メニューの[Library]フィールドにライブラリ名の範囲を入力し(「名前の範囲の指定」も参照)、[Name]フィールドにオブジェクト名または名前の範囲を入力します。
[Library]フィールドにアスタリスク(*)を入力した場合(リスト機能のみ)、指定したシステムファイル内で使用可能なすべてのライブラリのリストが表示されます。
次に示す[Library Selection]画面の例では、LIB
で始まる名前を持つすべてのライブラリが選択されます。
21:23:03 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Library Selection - LIST ALL * IN LIB* WHERE DBID 10 FNR 32 C Library S/C C Library S/C C Library S/C C Library S/C - -------- --- - -------- --- - -------- --- - -------- --- _ LIB1 S/C _ LIB2 S/C _ LIB3 C _ LIB4 S/C _ LIB5 S _ LIB6 S/C _ LIB7 S/C _ LIB8 S/C _ LIB9 S/C _ LIB10 S/C _ LIB11 S/C _ LIB12 S/C _ LIB13 S _ LIB14 S/C _ LIB15 C _ LIB16 S/C _ LIB17 S/C _ LIB18 S/C _ LIB19 S/C _ LIB20 S/C Object Start Value: * Enter options (above), or '?' (Help) or '.' (Exit): _ Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren Canc |
[Library]列には、指定した範囲に一致するすべてのライブラリが表示されます。 [S/C]列は、保存(ソース)オブジェクトまたはカタログ化オブジェクト、あるいはその両方がライブラリに含まれるかどうかを示します。
[Library Selection]画面で使用可能な行コマンドのリストの詳細については、「プログラミングオブジェクトの選択リスト」を参照してください。
検索機能を使用するとき、指定したオブジェクトが複数のライブラリにある場合は、[Library Selection]画面が表示されます。
[Library Selection]画面は、PF3 キー(Quit)を押して[Find Selection]または[List Selection]画面を終了した場合にも表示されます。
デバッグ環境のライブラリのリストを呼び出すには
[Debug Environments]メニューでの操作:
[Code]フィールドに「L
」を入力し、[Environment Name]フィールドにデバッグ環境の名前または名前の範囲を入力し、[Source Library]フィールドにライブラリ名の範囲を入力します(「名前の範囲の指定」を参照)。
[Environment Name]と[Source Library]にアスタリスク(*)を入力した場合、指定したシステムファイル内のデバッグ環境を含むすべてのライブラリのリストが表示されます。
次に示す[Library Selection]画面の例では、L
で始まる名前を持つすべてのライブラリが選択されます。
09:55:08 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Library Selection - LIST DEBUG * IN LIB* FROM DBID 10 FNR 32 C Library C Library C Library C Library - -------- - -------- - -------- - -------- _ LIB1 _ LIB5 _ LIB9 _ LIB11 _ LIB20 Object Start Value ... * Enter options (above), or '?' (Help) or '.' (Exit): _ Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren Canc |
[Library]列には、指定したデバッグ環境を含むすべてのライブラリが表示されます。 [Library Selection]画面で使用可能な行コマンドのリストの詳細については、「デバッグ環境の選択リスト」を参照してください。
エラーメッセージのライブラリのリストを呼び出すには
次のいずれかの方法を選択します。
[List]メニューの[No. From]フィールドにエラーメッセージ番号(次の例では 1
)を入力するか、または番号の範囲を指定(開始番号を[No. From]フィールドに、終了番号を[No. To]フィールドに入力)します。
[Library]フィールドに、ライブラリ名の範囲を入力します(「名前の範囲の指定」も参照)。
次のような[Library Help]ウィンドウが表示されます。
14:02:47 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - List Error Message Texts - +---------------------------+ ! --- Library Help --- ! Code Fun ! - Source - ! ! ! A Lis ! 1 system messages ! E Lis ! 2 LIB1 ! S Lis ! 3 LIB2 ! ? Hel ! 4 LIB3 ! . Exi ! 5 LIB4 ! ! 6 LIB5 ! Code ...... A ! 7 LIB6 ! ! 8 LIB7 ! Error No. From .. 1___ ! ! Source Library ... LIB*_ ! ! 0___ FNR .. 32___ ! Enter selection or ! ! '.' to Exit: 8_ ! +---------------------------+ Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren Fsec Fnat |
ウィンドウで、必要なライブラリに対応する番号を入力してライブラリを選択します。上記の例では、「8
」を入力して LIB7
を選択しています。 正しい FNAT システムファイルを指定した場合、システムエラーメッセージも選択できます。 必要に応じて、Enter キーを押してリストの最後までスクロールします。
[Find]メニューの[Number]フィールドにエラーメッセージ番号を入力し、[Library]フィールドにライブラリ名の範囲を指定します(「名前の範囲の指定」も参照)。
指定したライブラリの範囲(ここでは「LIB*
」)について次のような[Find Selection]画面が表示されます。
19:09:34 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Find Selection - FIND ERR 1 TYPE A FROM LIB* LANG * WHERE DBID 10 FNR 32 C Library Error Message Text(s) for Error number: 1 Type - -------- --------------------------------------------------------- ---- _ LIB1 Short message of Error 1: wrong input value. S _ LIB2 Short message of Error 1: incorrect syntax. S _ LIB3 Short message of Error 1: undefined variable. S _ LIB4 Short message of Error 1: timeout error. S _ LIB5 Short message of Error 1: initialization failed. S/E _ LIB6 Short message of Error 1: invalid format. S/E _ LIB7 Short message of Error 1: wrong password. S/E _ LIB8 Short message of Error 1: input missing. S/E _ LIB9 Short message of Error 1: undefined keyword. S/E _ LIB10 Short message of Error 1: invalid command. S Enter options (above), or '?' (Help) or '.' (Exit): __ Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del List Move Ren Canc |
[Library]列には、指定したエラーメッセージ(ここでは 1
)を含むすべてのライブラリが表示されます。 [Type]列は、指定したオブジェクトにショート(S
)エラーメッセージおよび拡張(E
)エラーメッセージがあるかどうかを示します。
[Find Selection]画面で使用可能な行コマンドの詳細については、「エラーメッセージの選択リスト」を参照してください。
SYSMAIN 機能を実行する場合、選択処理と自動処理の 2 種類の処理を使用できます。
このセクションでは、2 種類の機能処理、および機能処理に関するステータスレポートを取得する方法について説明します。
自動処理は、コマンドモードでオンライン操作する場合のデフォルトタイプの処理です。 バッチモードでは、自動処理は標準タイプの処理です。
自動処理は、中間の選択リストを表示せずにオブジェクトを処理するオンラインまたはバッチの機能です。 この場合、機能の選択後に端末 I/O はほとんど、またはまったく必要ありません。
自動処理をオンラインで使用した場合、個々のオブジェクトのステータスは表示されませんが、処理の完了時に該当するメッセージが表示されます。 次のいずれかの Natural システムエラーメッセージが表示された場合、指定したオブジェクトの一部またはすべてが処理されていません。
4867:この選択条件では何も見つかりません。
4810:選択条件により全データが拒否されました。
4893:処理が正常終了しましたが、一部のデータは処理されませんでした。
エラー NAT4810 の拡張(ロング)メッセージテキストでは、オブジェクトが処理されなかった理由が表示されます。 オブジェクトが処理されない理由については、「処理ステータスとエラー通知」セクションでも説明しています。
バッチモードまたは選択処理は、各オブジェクトの処理後にステータスを確認する必要がある場合に使用します。
オンラインで処理する場合、必要に応じて、すべてのオブジェクトの処理ステータスを含むバッチレポートを取得できます(「オンラインレポートモード」を参照)。
選択処理は、メニューモードで操作する場合のデフォルトタイプの処理です。
選択処理は、指定した選択条件に一致するすべてのオブジェクトのリストを表示するオンライン機能です。 選択リストには次のオプションがあります。
さらに処理する 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。
オブジェクトを処理する前に、追加機能(ソースコードの表示など)を実行します(「選択リストの使用」を参照)。
各オブジェクトの処理ステータスに関する個々のメッセージを取得します(Moved
や Copied
など)。
SYSMAIN メニューに入力した入力値に対応するダイレクトコマンドを表示します(次の選択画面の例を参照)。 このオプションは、メニュー機能の代わりにダイレクトコマンドを使用する場合に役立つことがあります。
このセクションでは、1 つまたは複数のオブジェクトの処理を続行するために選択リストを呼び出す方法について説明します。 また、このセクションでは、リスト機能または検索機能を使用する場合に選択リストを短くする方法についても説明します。 このオプションは、大きいライブラリで表示するオブジェクトの数を制限する場合に役立ちます。
メニューモードの場合、SYSMAIN メニューの[Sel. List]フィールドに「Y
」(デフォルト設定)を入力して、選択処理をアクティブにします。 「N
」を入力すると、選択処理は非アクティブになります。
または:
コマンドモードの場合、ダイレクトコマンドの with-clause にキーワード HELP
を含めるか、またはオブジェクト名の直後に疑問符(?)を入力します(『SYSMAIN ユーティリティ』ドキュメントのオブジェクトタイプ関連セクションの構文図も参照)。
選択処理をアクティブにすると、次のような[Selection]画面が表示されます。
11:05:22 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Copy Selection - COPY ALL * WITH XREF N FROM OLDLIB WHERE DBID 10 FNR 50 TO NEWLIB WHERE DBID 10 FNR 60 C Name Type S/C Message C Name Type S/C Message - -------- ------ --- ------------ - -------- ------ --- ------------ _ AA Copycd S/C _ G0000001 Global S _ G0000002 Global S/C _ G0000003 Global S/C _ L0000001 Local S/C _ L0000002 Local S/C _ L0000003 Local S _ M0000001 Map S _ M0000002 Map S/C _ M0000003 Map S/C _ P0000001 Progrm S _ P0000002 Progrm C _ P0000003 Progrm S/C _ P0000004 Progrm S/C _ P0000005 Progrm S _ P0000006 Progrm S/C _ P0000007 Progrm S/C _ S0000001 Subpgm S/C _ S0000002 Subpgm S/C _ S0000003 Subpgm S _ T0000001 Text S _ T0000002 Text Listed Library: OLDLIB Enter options (above), or '?' (Help) or '.' (Exit) _ Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren Canc |
リストには指定したオブジェクトの名前とタイプが含まれ、保存オブジェクト(S
)およびカタログ化オブジェクト(C
)が存在するかどうかが示されます。
上記の例で強調表示されている選択リスト上部の行には、メニューフィールドに入力した入力値に対応する SYSMAIN ダイレクトコマンドが表示されます。
このコマンドは、コマンドモードで作業する場合に適用されるコマンド構文に対応します。ただし、SYSMAIN ドキュメントのオブジェクトタイプ関連セクションの構文図に示されているように、一部のキーワードはオプションです。
処理を続行する 1 つ以上のオブジェクトを選択します。目的のオブジェクトの横の[C](コマンド)列に、『SYSMAIN ユーティリティ』ドキュメントのオブジェクトタイプ関連セクションに記載されている行コマンドのいずれかを入力します。
Enter キーを押して、1 つ以上の行コマンドを実行します。
行コマンドは、指定したオブジェクト名のアルファベット順に実行されますが、削除などの SYSMAIN メンテナンス機能を実行するコマンドは、常に最後に実行されます。
ソースコードの表示などの SYSMAIN メンテナンス機能がいずれのオブジェクトでも実行されなかった場合は、任意のオブジェクトに行コマンドを再度入力できます。 ただし、SYSMAIN メンテナンス機能がいずれかのオブジェクトに実行されると、[C]列のフィールドは入力できなくなります。
行コマンドが実行されると、次の例に示すように、処理されたオブジェクトのステータスが[Message]列に表示されます。
11:05:22 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Copy Selection - COPY ALL * WITH XREF N FROM OLDLIB WHERE DBID 10 FNR 50 TO NEWLIB WHERE DBID 10 FNR 60 C Name Type S/C Message C Name Type S/C Message - -------- ------ --- ------------ - -------- ------ --- ------------ _ AA Copycd S/C Copied _ G0000001 Global S Copied _ G0000002 Global S/C Copied _ G0000003 Global S/C Copied _ L0000001 Local S/C Copied _ L0000002 Local S/C Copied _ L0000003 Local S Replaced _ M0000001 Map S Replaced _ M0000002 Map S/C Replaced _ M0000003 Map S/C Replaced _ P0000001 Progrm S _ P0000002 Progrm C _ P0000003 Progrm S/C _ P0000004 Progrm S/C _ P0000005 Progrm S _ P0000006 Progrm S/C _ P0000007 Progrm S/C _ S0000001 Subpgm S/C _ S0000002 Subpgm S/C _ S0000003 Subpgm S _ T0000001 Text S _ T0000002 Text Listed Library: OLDLIB Enter options (above), or '?' (Help) or '.' (Exit) _ Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren Canc |
表示されるステータスメッセージのリストについては、「処理ステータスとエラー通知」セクションの「ステータスメッセージ」を参照してください。
[List Selection]画面または[Find Selection]画面の[Reposition to]フィールドに、オブジェクトの名前を入力するか、または名前の範囲を指定して(「名前の範囲の指定」を参照)、Enter キーを押します。
名前を指定した場合、リストは指定した名前から始まります。 名前の範囲を指定した場合、リストにはその範囲内のオブジェクトのみが表示されます。
[Reposition to]オプションは、オンラインモードでのみ有効です。 このオプションはリスト機能の選択条件ではありません。
オンラインレポートモードを使用すると、オンラインで選択リストではなく、SYSMAIN バッチレポートを取得できます。 オンラインバッチレポートには、SYSMAIN 機能によって影響を受けるすべてのオブジェクトが表示され、それらの各オブジェクトに対して実行されるアクションが示されます。
バッチレポートをオンラインで使用するには
SYSMAIN メニューの[Sel. List](選択リスト)フィールドに「N
」を入力して自動処理をアクティブにします。
コマンド行で、次のいずれかのダイレクトコマンドを入力します。
BATCH
または
BAT
バッチモードがアクティブにされたことを確認するメッセージが表示されます。
必要に応じて、次の端末コマンドを入力して、レポートのハードコピーを取得できます
%H
(『端末コマンド』ドキュメントの「%H - ハードコピー出力」も参照)。
SYSMAIN 機能を実行します。 SYSMAIN では、バッチモードの場合と同様に機能が処理されます。 このため、次の例に示すように、各アクションの結果のみがレポートタイプ形式で表示されます。
10:50:30 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Copy Function - COPY ALL * WITH XREF N FROM TESTLIB1 WHERE DBID 10 FNR 30 TO TESTLIB2 WHERE DBID 10 FNR 40 Saved Progrm TEST1 has now been Copied Saved Progrm TEST2 has now been Copied Saved Progrm TEST3 has now been Copied Stowed Progrm TEST4 has now been Copied Stowed Progrm TEST5 has now been Copied Stowed Progrm TEST6 has now been Copied Stowed Progrm TEST7 has now been Copied Saved Record TEST8 has now been Copied Saved Text TEST9 has now been Copied Cataloged Progrm TEST10 has now been Copied Saved Progrm TEST11 has now been Copied Stowed Progrm TEST12 has now been Copied MORE Stowed Progrm TEST13 has now been Copied Cataloged Progrm TEST14 has now been Copied Stowed Progrm TEST15 has now been Copied |
必要に応じて、MORE プロンプトでシステムコマンドか端末コマンドを入力して、機能処理を中断できます。 中断しない場合、リストの最後に達するまで Enter キーを押して SYSMAIN メニューに戻り、機能が正常に実行されたことを示すメッセージを確認します。
SYSMAIN オンラインヘルプ機能では、ダイレクトコマンド構文の詳細な説明とダイレクトコマンドの例を含む、SYSMAIN で利用できるすべての機能に関する情報が提供されます。
ヘルプ機能に加えて、SYSMAIN では、SYSMAIN 画面で使用できるすべての入力フィールドに関する個々の情報が提供されます。
SYSMAIN ヘルプトピックを呼び出すには
SYSMAIN ユーティリティのメインメニューで、[Object Code]フィールドまたは[Function Code]フィールドにカーソルを置き、PF1 キー(Help)を押すか、または疑問符(?)を入力します。
次のようなヘルプトピックのリストが示された SYSMAIN ユーティリティの[Help Menu]が表示されます。
15:54:28 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Help Menu - Help Name SHT-0001 Code Topic A SYSMAIN General Overview C Command Mode E Environment Definition F Functions / Commands S Security Environment . Exit Code ... _ Select a function code. Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Menu Exit Canc |
[Code]フィールドに、目的のヘルプトピックに対応する 1 文字のコードを入力します。
Enter キーを押します。
選択したヘルプトピックに関する情報が示された結果画面が表示されるか、または検索の絞り込みに役立つより詳細なヘルプトピックが示された別のメニューが表示されます。
入力フィールドでヘルプを呼び出すには
問題のフィールドにカーソルを置き、PF1 キー(Help)を押すか、または疑問符(?)を入力し、Enter キーを押します。
フィールド固有の説明が表示されたウィンドウが開き、該当する場合は、有効な入力値のリストが表示されます。