このセクションでは、SYSMAIN ユーティリティをオンラインまたはバッチで、あるいはアプリケーションプログラミングインターフェイスを使用して呼び出し、終了する方法について説明します。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
次に、ダイレクトコマンド(オンラインまたはバッチ)あるいはメニュー機能を使用して SYSMAIN ユーティリティを呼び出す方法について説明します。
SYSMAIN をオンラインで呼び出すには
任意のライブラリから、次の Natural システムコマンドを入力します。
SYSMAIN
または:
Natural メインメニューの[Maintenance and Transfer Utilities]メニューを呼び出し、[Transfer Objects to Other Libraries]を選択します。
次のような SYSMAIN ユーティリティのメインメニューが表示されます。
10:39:24 ***** NATURAL SYSMAIN UTILITY ***** 2005-08-10 User SAG - Main Menu - Code Object Code Function A Programming Objects C Copy D Debug Environments D Delete E Error Message Texts F Find P Profiles L List R Rules M Move S DL/I Subfiles R Rename V DDMs ? Help ? Help . Exit . Exit Object Code .. A Function Code .. _ Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Copy Del Find List Move Ren |
システム変数 *LIBRARY-ID
の現在の設定が SYSMAIN に渡され、プログラミングオブジェクトとデバッグ環境を処理するためのデフォルトのソースライブラリとして使用されます。
SYSMAIN をバッチで呼び出すには
次のダイレクトコマンドを使用します。
SYSMAIN
この後に 1 つ以上のコマンド文字列が続きます。 「ダイレクトコマンドの発行」も参照してください。
MAINUSER は、一種のアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)です。MAINUSER を使用すると、SYSMAIN を呼び出す通常の手順を実行することなく、任意のユーザー記述オブジェクト(サブルーチン、プログラム、サブプログラムなど)から直接 SYSMAIN 機能を実行できます。
SYSMAIN 機能の処理完了時にユーティリティは終了し、制御は、要求を発行したプログラム、サブプログラム、またはサブルーチンに返されます。
MAINUSER は、SYSMAIN システムライブラリ内のサブプログラムタイプのカタログ化オブジェクトとして提供されます。 MAINUSER は、オンラインモードでもバッチモードでも使用することができます。
注意:
MAINUSER をユーザーライブラリに置くことはできません。 このため、MAINUSER を FNAT または FUSER システムファイルの SYSTEM ライブラリ、あるいはアプリケーションの steplib である任意の SYS 接頭辞を持つライブラリにコピーする必要があります。
MAINUSER は、CALLNAT
ステートメントおよびその関連するパラメータを使用して呼び出します(「Natural ステートメント」の「CALLNAT」も参照)。 MAINUSER を SYSMAIN ライブラリ内から呼び出すことはできません。
MAINUSER を呼び出すには
次の構文要素を指定して CALLNAT
ステートメントを発行します。
CALLNAT 'MAINUSER' command error message
library
ここでの各変数値は次のパラメータを表します。
パラメータ | Natural データフォーマット/データ長 | 説明 |
---|---|---|
command | A250 | SYSMAIN で実行するダイレクトコマンド文字列。 |
error | N4 | 処理の最後に SYSMAIN によって発行される、処理の正常終了またはエラーを示すリターンコード。 |
message | A72 | オンラインでのエラーに対応したメッセージ。 |
library | A8 | SYSMAIN を含むライブラリ。 指定しない場合、デフォルトは SYSMAIN です。 |
呼び出し可能なルーチンの例として、SYSMAIN ライブラリの MAINCALL プログラムがあります。
SYSMAIN を終了するには
任意の SYSMAIN 画面のコマンド行に、次のいずれかのダイレクトコマンドを入力します。
.
(ピリオド)
または
END
または
QUIT
または:
必要に応じて、PF3 キー(終了)を繰り返し押します。
または:
バッチモードで、次のいずれかのダイレクトコマンドを使用します。
END
または
QUIT
「メニュー機能とコマンドの使用」の「ダイレクトコマンドの発行」も参照してください。
重要:
環境が正しくリセットされない場合があるため、SYSMAIN ユーティリティは端末コマンド %%
で終了しないでください。