バージョン 4.2.5
 —  Installation  —

BS2000/OSD 環境での Natural のインストール

このドキュメントでは、BS2000/OSD オペレーティングシステム環境で Adabas システムファイルを使用して Natural をインストールする方法を順を追って説明します。

以下のトピックについて説明します。

Unicode およびコードページサポートのインストール関連情報については、『Unicode およびコードページのサポート』ドキュメントの「Unicode/コードページ環境の設定と管理」を参照してください。

vrs または vr の表記について:このドキュメントでは、vrs または vr は、対応するバージョン、リリース、およびシステムメンテナンスレベル番号を表します。 製品バージョンの詳細については、『用語集』の「バージョン」を参照してください。


前提条件

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BS2000/OSD 環境での Natural のインストールテープ

インストールテープには、以下の表に挙げられているデータセットが収録されています。 データセットの収録順、データセットタイプ、必要なライブラリブロック数、データセットごとに必要なディスクスペースについては、インストールテープに付属の「テープ作成レポート」を参照してください。

データセット名 内容
NATvrs.LICS Natural ライセンスキーファイル。 ライセンスキーファイル、ライセンスキーファイルのインストール、製品ライセンスチェック、および製品ライセンスチェックの FAQ については、「Natural のライセンス」を参照してください。

ライセンスキーファイルが電子メールの添付ファイルで提供される場合は、「FTP による PC からホストへのライセンスキーファイルの転送」を参照してください。

NATvrs.SYSF 空の Natural システムファイル
NATvrs.ERRN Natural エラーメッセージ
NATvrs.MOD Natural モジュールライブラリ
NATvrs.SRC Natural ソースモジュール
NATvrs.MAC Natural マクロ
NATvrs.JOBS サンプルインストールジョブ
NATvrs.LDEL バージョン 4.1 の Natural システムオブジェクトの削除手順
NATvrs.INPL Natural システムオブジェクト
NATvrs.EXPL Natural サンプルオブジェクト

注意:
データセット NATvrs.JOBS は、テープからディスクにコピーされるときに自動的に LMS ライブラリに変換されます。

BS2000/OSD ディスクへのテープ内容のコピー

If you are not using System Maintenance Aid (SMA), use the procedure described below. In this procedure, the values specified below must be supplied.

To copy the datasets from tape to disk, perform the following steps:

1. Copy the Library SRVvrs.LIB from Tape to Disk

This step is not necessary if you have already copied the library SRVvrs.LIB from another Software AG installation tape. For further information, refer to the element #READ-ME in this library. The library SRVvrs.LIB is stored on the tape as a sequential file named SRVvrs.LIBS containing LMS commands. The current version vrs can be obtained from the Report of Tape Creation. To convert this sequential file into an LMS-library, execute the following commands:

/IMPORT-FILE  SUPPORT=*TAPE(FILE-NAME=SRVvrs.LIBS,       -
/   VOLUME=volser, DEV-TYPE=tape-device)
/ADD-FILE-LINK  LINK-NAME=EDTSAM, FILE-NAME=SRVvrs.LIBS, -
/   SUPPORT=*TAPE(FILE-SEQ=3), ACC-METH=*BY-CAT,                -
/   BUF-LEN=*BY-CAT, REC-FORM=*BY-CAT, REC-SIZE=*BY-CAT
/START-EDT 
@READ  '/'
@SYSTEM 'REMOVE-FILE-LINK  EDTSAM'
@SYSTEM 'EXPORT-FILE  FILE-NAME=SRVvrs.LIBS'
@WRITE  'SRVvrs.LIBS'
@HALT
/ASS-SYSDTA  SRVvrs.LIBS
/MOD-JOB-SW  ON=1
/START-PROG  $LMS
/MOD-JOB-SW  OFF=1
/ASS-SYSDTA  *PRIMARY

where:

tape-device is the device-type of the tape, for example: TAPE-C4
volser is the VOLSER of the tape (see Report of Tape Creation)

2. Copy the Procedure COPY.PROC from Tape to Disk

To copy the procedure COPY.PROC to disk, call the procedure P.COPYTAPE in the library SRVvrs.LIB:

/CALL-PROCEDURE  (SRVvrs.LIB,P.COPYTAPE), -
/   (VSNT=volser, DEVT=tape-device)

If you use a TAPE-C4 device, you may omit the parameter DEVT.

3. Copy all Product Files from Tape to Disk

To copy all Software AG product files from tape to disk, enter the procedure COPY.PROC:

/ENTER-PROCEDURE  COPY.PROC, DEVT=tape-device

If you use a TAPE-C4 device, you may omit the parameter DEVT. The result of this procedure is written to the file L.REPORT.SRV.

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FTP による PC からホストへのライセンスキーファイルの転送

ライセンスキーファイルが電子メールの添付ファイルで提供された場合は、添付されたライセンスキーファイル natvr.xml を PC からメインフレームに転送する必要があります。ネイティブ FTP コマンドを使用します。

注意:
ライセンスキーファイルの転送にネイティブ FTP コマンドではなくユーティリティを使用すると、ライセンスキーが破損し、後で Natural を実行できない場合があります。 これは、本来のバイナリファイル転送ではない、特定の文字を変換する 3270 端末エミュレーションに基づくファイル転送などに該当します。

ライセンスキーファイルを PC からメインフレームに転送するには、次の手順に従います。

  1. 電子メールの添付ファイルで提供された製品ライセンスキーファイルを PC のハードディスクに保存します。

  2. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。 コマンドプロンプトウィンドウで、製品ライセンスキーファイルが保存されているディレクトリに移動します。

  3. BS2000/OSD ホストと通信する FTP セッションを開始します。

    ftp host-name

    host-name は BS2000/OSD ホストの名前です。

  4. BS2000/OSD ホストのログイン User および Password を入力します。

  5. BS2000/OSD ホストの Account を入力します。

  6. ライセンスキーファイルを FCBTYPE=SAM および RECFORM=V で書き込む必要があることを指定します。

    ftp>Literal file NATvrs.LICS,FCBTYPE=SAM,RECFORM=V
  7. バイナリデータモードに切り替えます(転送中、ライセンスファイルの ASCII フォーマットを維持する必要があるため)。

    ftp>bin
  8. ライセンスをメインフレームシステムにファイルとして書き込みます。

    ftp>put natvr.xml NATvrs.LICS

    このコマンドにより、NATvrs.LICS というファイルが作成されます。

    ファイルセットは RECFORM=V に設定され、そのファイルセットに含まれるライセンスキー情報は ASCII フォーマットで保存されます。

  9. 以下のコマンドを入力して、FTP セッションを停止します。

    ftp>quit

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BS2000/OSD 環境での Natural のインストール手順

命名規則

以降の説明で、JOBLIB は以下を表します。

注意:
Software AG では、ライブラリ JOBLIB のソース要素に以下の命名規則を使用しています。

A<product-code><function> = アセンブラソース
L<product-code><function> = TSOSLNK/BINDER の命令

例:ANATFRNTANATRENTANATSTUBLNATFRNT など

手順 1: ライセンスキーファイルの変換

  1. PROGRAM NATLICAB を使用してデータセット NATvrs.LICS をアセンブラ入力ファイルに変換します。

    (ジョブ I010、手順 0100)

    ライセンスキーファイル(NATvrs.LICS)を変換します。

  2. ライセンスキーモジュールをアセンブルします。 このモジュールが Natural ニュークリアスとリンクされます(ジョブ I060)。

    (ジョブ I010、手順 0101)

    ANATLIC(Natural BS2000/OSD モジュール NATLIC

手順 2: FNAT システムファイルのロード

手順 3: FUSER システムファイルのロード

手順 4: FDIC システムファイルのロード

手順 5: FSEC システムファイルのロード

手順 6: スクラッチパッドファイルのロード

手順 7: Natural BS2000/OSD スタブモジュールおよびバッチドライバのアセンブル

手順 8: パラメータモジュールの作成

手順 9: Natural ニュークリアスのリンク

手順 10: すべてのプールの開始

手順 11: Natural システムオブジェクトの削除

手順 12: システムプログラムのロード

手順 13: エラーメッセージのロード

手順 14: サンプルのロード

手順 15: エディタワークファイルの割り当てとフォーマット

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BS2000/OSD 環境での Natural のインストール確認

基本 Natural については、特別なインストール確認手順はありません。 インストールの最後の手順が正常に完了したら、以下の事項を確認します。

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