Adabas コマンド

このドキュメントでは、Adabas の各コマンドの詳細について説明します。各コマンドは、参照しやすいようにアルファベット順で記述しています。

Adabas コマンドの結果として返される、すべてのレスポンスコードの詳細については、『メッセージおよびコードマニュアル』を参照してください。

ここで説明する内容は、次のような項目に分かれています。

A1 コマンドレコードの更新 1 件以上のレコードを更新します(ホールドオプションあり)。
BT コマンド:トランザクションのバックアウト ET ロジックユーザーのデータベース更新を元に戻します。
C1 コマンドチェックポイントの書き込み チェックポイント ID、データプロテクションログ番号、およびブロック番号を書き込みます。
C5 コマンドPLOG へのユーザーデータの書き込み PLOG にユーザーデータを書き込みます。
CL コマンド:ユーザーセッションのクローズ ET セッションを終了し、データベースを更新します。
E1 コマンドレコードの削除/ファイルのリフレッシュ レコードを削除したり、ファイルをリフレッシュしたりします。
ET コマンド:エンドトランザクション 現在のトランザクションを終了し、保存します。
HI コマンド:レコードのホールド 他のユーザーがレコードを更新できないようにします。
L1/L4 コマンド:レコードの読み込み 指定 ISN のレコードを読み込みます。
ホールドオプション付きで読み込みます。
L2/L5 コマンド:物理順に読み込み レコードを物理順に読み込みます。
ホールドオプション付きで物理順に読み込みます。
L3/L6 コマンド:論理順に読み込み レコードをディスクリプタ値の順に読み込みます。
ホールドオプション付きでディスクリプタ値順に読み込みます。
L9 コマンドディスクリプタ値の読み込み 指定されたディスクリプタの値を読み込みます。
LF コマンド:フィールド定義の読み込み ファイルの全フィールドの定義を読み込みます。
MC コマンド:マルチコール Adabas データベースとそのアプリケーションプログラムの間のプロセス間通信を減らします。
N1/N2 コマンド:レコードの追加 Adabas が割り当てた ISN で新しいデータベースレコードを追加します。
ユーザーが割り当てた ISN で新しいデータベースレコードを追加します。
OP コマンド:ユーザーセッションの開始 ユーザーセッションの開始
RC コマンド:コマンド ID またはグローバルフォーマットバッファ ID の解放 コマンドを発行するユーザーに対して、1 つ以上のコマンド ID またはグローバルフォーマットバッファ ID を解放します。
RE コマンド:ET ユーザーデータの読み込み このユーザー、他のユーザー、または全ユーザーの ET データを読み込みます。
RI コマンド:レコードの解放 ホールドされたレコードと ISN を解放します。
ユーザーが現在ホールドしている全レコードを解放します。
S1/S2/S4 コマンドレコードの検索 検索条件を満たしているレコードの個数および ISN を返します。
ユーザー指定の順序でレコードおよび ISN の個数を返します。
S8 コマンドISN リストの処理 集合演算(AND、OR、NOT)を使用して、同じファイルからの 2 つの ISN リストを結合します。
S9 コマンドISN リストのソート ISN リストを ISN の昇順またはディスクリプタ指定の順番でソートします。

該当するコマンドに関連するコントロールブロックフィールドのみが、コントロールブロックに表示されることに注意してください。また、Software AG では、Adabas の新バージョンとの互換性を維持するために、すべての未使用のコントロールブロックフィールドをデフォルト値に設定することを強く推奨しています。

ACBX インターフェイスの使用中にエラーが発生した場合、Adabas は ACBXERRx フィールドに追加情報を返すことがありますが、この追加情報はコマンドドキュメントに記載されていません。この追加情報の詳細については、『メッセージおよびコードマニュアル』の「ニュークリアスレスポンスコード」を参照してください。

バッファ仕様を必要とする ACBX インターフェイスを使用して Adabas コールが行われた場合は、フォーマットバッファ長、レコードバッファ長、サーチバッファ長、バリューバッファ長、ISN バッファ長には、ACB フィールドの代わりに Adabas バッファ記述(ABD)を使用する必要があります。