C5 コマンド(PLOG にユーザーデータ書き込み)

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


機能および使用

C5 コマンドは、Adabas データプロテクションログにデータを書き込むために使用します。

C5 コマンドは、Adabas データプロテクションログにデータを書き込むために使用します。これらのデータは、Adabas 監査証跡ユーティリティ ADAATU を使用することで、プロテクションログから取り出すことができます。

書き込まれたデータは、Adabas リカバリ処理には影響を及ぼしません。ADAREC ユーティリティは、C5 コマンドによりデータプロテクションログに書かれた全データを無視します。

graphics/c5.png

C5 Command, Procedure Flow

コントロールブロック

Field フォーマット  
コールタイプ B F/U
予約(内部使用)   -/-
コマンドコード A F/U
コマンド ID B -/-
File Number B F/U (1)
Response Code B F/A (1)
レコードバッファ長(ACB のみ) B F/U
アディション 2 A、B -/A
コマンドタイム B -/A
ユーザーエリア   F/U

バッファエリア

バッファ  
フォーマットバッファ */–
レコードバッファ F/U
サーチバッファ –/–
バリューバッファ –/–
ISN バッファ –/–
フォーマット:
A 英数字
B 2 進数
x/y Adabasコール前/後 - xとyは、値を取ることができます。
A Adabas によって設定
F ユーザーによって設定
U Adabas コール後も変更なし
- 使用しません
* 使用せず。ただし、コールステートメントのパラメータリストに含まれていなければならない。

(1)このフィールドの意味は、Call タイプに指定された値によって異なります。詳細については、「Adabas の呼び出し」の「コントロールブロック」を参照してください。

コントロールブロック

コマンドコード

C5

Response Code

このフィールドには、コマンドに対するレスポンスコードが返されます。レスポンスコード 0 は、このコマンドが正しく実行されたことを示します。

レコードバッファ長(ACB のみ)

このフィールドに指定したバイト数が、Adabas データプロテクションログに書き込まれます。

指定可能な最大長は 2,000 バイトです。

アディション 2

このフィールドには、一部のレスポンスコードについて詳細情報が返されます。詳細については、『メッセージおよびコードマニュアル』 を参照してください。

レコードバッファ

このバッファには、データプロテクションログに書き込む情報が格納されます。

データプロテクションログのフォーマットは、英数字です。

Adabas データプロテクションログに、情報 "ULRR0422 UPDATES FOR JANUARY" を書き込みます。

コントロールブロック

Command Code          C5
Record Buffer Length  28

バッファエリア

Record Buffer         ULRR0422 UPDATES FOR JANUARY