ニュークリアスレスポンスコード

このドキュメントでは、Adabas ニュークリアスが出力するレスポンスコードについて説明します。

Adabas コマンドの処理中にエラーが発生した場合、次に示すようなレスポンスコードが返されます。

メッセージの概要

RESPONSE 0 | RESPONSE 1 | RESPONSE 2 | RESPONSE 3 | RESPONSE 9 | RESPONSE 16 | RESPONSE 17 | RESPONSE 18 | RESPONSE 19 | RESPONSE 20 | RESPONSE 21 | RESPONSE 22 | RESPONSE 23 | RESPONSE 24 | RESPONSE 25 | RESPONSE 26 | RESPONSE 28 | RESPONSE 29 | RESPONSE 40 | RESPONSE 41 | RESPONSE 43 | RESPONSE 44 | RESPONSE 45 | RESPONSE 46 | RESPONSE 47 | RESPONSE 48 | RESPONSE 49 | RESPONSE 50 | RESPONSE 51 | RESPONSE 52 | RESPONSE 53 | RESPONSE 54 | RESPONSE 55 | RESPONSE 56 | RESPONSE 57 | RESPONSE 60 | RESPONSE 61 | RESPONSE 62 | RESPONSE 63 | RESPONSE 72 | RESPONSE 73 | RESPONSE 74 | RESPONSE 75 | RESPONSE 76 | RESPONSE 77 | RESPONSE 78 | RESPONSE 79 | RESPONSE 83 | RESPONSE 85 | RESPONSE 86 | RESPONSE 87 | RESPONSE 88 | RESPONSE 98 | RESPONSE 99 | RESPONSE 113 | RESPONSE 114 | RESPONSE 132 | RESPONSE 144 | RESPONSE 145 | RESPONSE 146 | RESPONSE 147 | RESPONSE 148 | RESPONSE 149 | RESPONSE 150 | RESPONSE 151 | RESPONSE 152 | RESPONSE 153 | RESPONSE 154 | RESPONSE 162 | RESPONSE 165 | RESPONSE 166 | RESPONSE 167 | RESPONSE 170 | RESPONSE 172 | RESPONSE 173 | RESPONSE 176 | RESPONSE 177 | RESPONSE 182 | RESPONSE 196 | RESPONSE 200 | RESPONSE 201 | RESPONSE 202 | RESPONSE 204 | RESPONSE 210 | RESPONSE 211 | RESPONSE 212 | RESPONSE 215 | RESPONSE 224 | RESPONSE 230 | RESPONSE 241 | RESPONSE 242 | RESPONSE 243 | RESPONSE 245 | RESPONSE 246 | RESPONSE 247 | RESPONSE 250 | RESPONSE 251 | RESPONSE 252 | RESPONSE 253 | RESPONSE 255

RESPONSE 0
説明

正常なレスポンスです。


RESPONSE 1
説明

結果として返された ISN の数が多すぎるか、非ディスクリプタの検索中に FDT の対応するフィールド長よりも大きい値が見つかった、または返された ISN の数と実際に見つかったレコードの数が一致しないことが理由で、ISN リストをソートできません。

S9 コマンドの場合は、追加の一時ワークスペースに使用できるスペースがないことを意味します。S2 コマンドの場合は、単なる警告を示し、S2 と S1 は同じ結果になります。

対処

一時ワークスペース用の十分なディスクスペースを提供するか、FDT を実際のフィールド長に合わせます。


RESPONSE 2
説明

要求された機能が完全には実行されませんでした。コマンドオプション 2=E を指定した OP コマンド、または RE コマンドの場合は、指定されたレコードバッファ長が読み込まれた ET データの長さより短かったため、レコードバッファは一部切り捨てられました。

A1//N1/N2 コマンドの場合、TR オプションを持つディスクリプタ値は 1144 バイトより大きくなります。この場合には、最初の 1144 バイトだけがインデックスに格納されます。検索処理では、最初の 1144 バイトだけが評価されるので、切り捨てられた値に対する処理が不正確になる可能性があります。アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトには切り捨てられたディスクリプタ値の数が示され、3~4 バイト目には、切り捨てられたディスクリプタ値のフィールド名が示されます。

S1/S2/S4/S9 コマンドの場合、ISN 結果リストが正確な結果を示していない可能性があります。これは、検索値とデータベースの値の 1144 バイト以降が、S1/S2/S4 コマンドの検索処理中または S2/S9 コマンドのソート処理中に切り捨てられたためです。

対処

OP または RE コマンドの場合、レコードバッファ長を大きくするか、警告を無視します。

S1/S2/S4/S9 コマンドの場合、完全なフィールド値を使って選択の後処理を実行するか、完全なフィールド値を使って独自のソート処理を実行するか、または警告を無視します。


RESPONSE 3
説明

エンドオブファイルまたはエンドオブリスト条件が検出されました。


RESPONSE 9
説明

次のいずれかの状態が発生しました。

  • 最後のユーザートランザクションが、Adabas(ET ロジックユーザーのみ)または排他制御ユーザー(非 ET ユーザー)によってバックアウトされました。または、アクセスオンリーユーザーが非アクティビティタイムリミットを超過しました。

  • オペレータによってユーザーセッションが異常終了され、ユーザーがコマンドを発行しました。

  • プロテクションログエリア(= WORK コンテナ)不足により、内部的に BT が発行されました。

コントロールブロック内のアディション 2 フィールドには、次のような情報が含まれています。

先頭 2 バイト 3 番目および 4 番目のバイト 説明
0 TT

トランザクションタイムアウト

1 TN

非アクティビティタイムアウト

2 ST

STOP ユーザー

3 LP

WORK オーバーフロー

5 SE

セキュリティ

6 DL

デッドロック

8 OP

オープントランザクション

9 OR

オープンが必須

10 RR

レプリケーションの記録に失敗

レプリケーションを記録するために発行された内部 Adabas コマンドの 1 つが、予期しないレスポンスコード(77 など)を受け取りました。このレスポンスコードは、フィールド ACBXSUBR のコントロールブロックに含まれ(ACBX インターフェイスを使用している場合のみ)、ニュークリアスログの RPLIRSP メッセージに表示されます。

最初の 2 バイトの情報は整数で、3~4 バイト目の情報は英数字で表されます。

対処

該当する理由を確認します。Adabas ニュークリアスが OPEN_REQUIRED オプションなしで開始されていて、レスポンスコード 9 の原因が非アクティビティタイムアウトまたは STOP ユーザーだった場合、次のような状況の OP コマンドでセッションを開始したユーザーは再度 OP コマンドを発行する必要があります。

  • ユーザー ID をセットした場合

  • 制限されたファイルリストを指定した場合

  • ユーザー固有のタイムアウト値を持っていた場合

  • ET ユーザーではなかった場合

WORK のオーバーフローが原因でトランザクションが頻繁にバックアウトされる場合、WORK コンテナのサイズを拡張する必要があります。

セキュリティエラーが原因でトランザクションがバックアウトされた場合は、セキュリティ違反が発生しています。

  • Adabas Security のパスワードを確認して修正します。

  • セキュリティバッファの内容が変更されていないことを確認します。

  • アクティブなセッション中にユーザー資格情報が変更されないようにします。


RESPONSE 16
説明

サブコマンドの処理中に MC コールでエラーが発生しました。サブコマンドのコントロールブロックに、エラーコードおよび追加情報が表示されています。アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトには、サブコマンドの番号がバイナリ形式で示されます。アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目には、MC コールの際のレコードバッファに指定したサブコマンドコントロールブロックのオフセットがバイナリ形式で示されます。失敗したサブコマンドより前のサブコマンドはすべて実行されました。

対処

必要に応じて、失敗したサブコマンドを修正し、そのサブコマンドから再発行を開始します。


RESPONSE 17
説明

ファイル番号が無効です。アディション 2 フィールドの右端 2 バイトの値が 2 バイトのバイナリ形式で理由を示しています。

  • 値 = 2:権限のないシステムファイルにアクセスしました。

  • 値 = 4:ファイル番号が 0 か、許可されている最大値を超えています。

  • 値 = 5:ファイルがロードされていません。

  • 値 = 6:作成するファイルはすでに存在します。

  • 値 = 8:制限ファイルリストおよび ACC = ファイル番号を指定した ET ユーザーが UPD コマンドを発行しようとしたか、制限ファイルリストを指定したユーザーがそのファイルリストにないファイルにアクセスしようとしました。

  • 値 = 14:アクセス先が、関連付けられた基本ファイルではなく、LOB ファイルでした。

  • 値 = 16:ファイルが ADAOPR によってロックされています。

  • 値 = 21:255 を超えるファイル番号をサポートしていない下位バージョンのデータベースに対して、2 バイトのファイル番号が使用されました。

  • 値 = 22:FCB が無効です(破損しています)。


RESPONSE 18
説明

ファイル番号の使用方法が正しくありません。連続した Lx/Sx コール間でファイル番号が変更されました。

対処

ファイル番号を修正します。


RESPONSE 19
説明

読み込みアクセス用にオープンされているファイルまたは読み込みアクセスでしかオープンできないファイルを更新しようとしました。

対処

ありません。


RESPONSE 20
説明

コマンド ID 値として、次のような無効な値が指定されました。

  • バイナリのゼロ

  • 空白

  • 上位バイトに 16 進値の FF が含まれるが、コマンド ID が自動生成されない

  • 上位 3 バイトに ASCII の SYN を含んでいる

対処

コマンド ID を修正します。


RESPONSE 21
説明

無効な CID 値が検出されました。アディション 2 フィールドの先頭から 2 バイトの値(2 バイトバイナリ形式)に、原因が示されています。具体的な値は次のとおりです。

  • 値 = 1:L1/L4 コマンドの GET NEXT オプションで指定されたコマンド ID が見つかりませんでした。または、コマンド ID が見つからず、L3/L6 コールがイニシャルコールではありませんでした。

  • 値 = 3:L3/L6 コマンドに指定されたコマンド ID が別の Lx コマンドに割り当てられています。または、L9 コマンドに指定されたコマンド ID が別の Lx コマンドに割り当てられています。

  • 値 = 4:Lx コマンドで使用されているコマンド ID のフォーマットバッファが L9 コマンドで作成されていて、互換性がありません。

  • 値 = 5:L9 コマンドで使用されているコマンド ID のフォーマットバッファが、Lx コマンドで作成されていて、互換性がありません。

  • 値 = 6:S8 コマンドに指定されたコマンド ID 値が見つかりません。

  • 値 = 8:S8 コマンドに指定されたコマンド ID 値で識別される ISN リストが ISN シーケンスに含まれていません。

対処

コマンド ID を修正します。


RESPONSE 22
説明

コマンドコードまたはコマンドオプションが無効です。アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目の値(2 バイトバイナリ形式)に、原因が示されています。ACBX コールの場合、値は ACBXERRC フィールドにも格納されます。

  • 値 = 1:無効なコマンドコードが検出されました。

  • 値 = 2:アクセスオンリーユーザーによって更新コマンドが発行されました。

  • 値 = 3:読み取り専用データベースセッションに対して更新コマンドが発行されました。

  • 値 = 4:事前に OP コマンドを発行せずに特権コマンドが発行されました。

  • 値 = 5:このコマンドは非特権ユーザーには無効です。

  • 値 = 6:コマンドはユーザー出口 1 によって拒否されました。この場合、アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトに、ユーザー出口のレスポンスコードが示されています。

  • 値 = 15:マルチフェッチオプションが指定された L1/L4 コマンドに、I または N オプションが指定されていません。

  • 値 = 19:コマンドオプション S が指定された ET または BT が発行されましたが、OP オプションでコマンドオプション S を指定して現在の Adabas ユーザーセッションでサブトランザクションが有効化されていません。

  • 値 = 21:非 ET ロジックユーザーによって BT コマンドが発行されました。

  • 値 = 22:MC シーケンス内で許可されないコマンドです。

  • 値 = 23:最後の MC サブコマンドが ET ではありません。

  • 値 = 24:ユーザーデータを指定した ET コマンドまたは CL コマンドによるデータベースの読み取り専用アクセスは許可されません。

  • 値 = 33:アディション 4 フィールドが空白以外の場合は、S9 コマンドにコマンドオプション S を指定できません。

  • 値 = 34:コマンドはユーザー出口 11 によって拒否されました。

  • 値 = 35:ニュークリアスパラメータ NT が 1 の場合には、このコマンドは実行できません。

  • 値 = 36:このコマンドには、降順オプション D は指定できません。

  • 値 = 37:共有ホールド状態リクエスト(コマンドオプション 3 が C、Q、または S)は、非 ET ユーザーには許可されていません。

  • 値 = 38:順次読み込みコマンド(コマンドオプション 3 が Q)の共有ホールド状態リクエストは、N オプションが指定されていない L4 コマンドでは許可されません。また、コマンド ID(CID)なしの S4 コマンドや、ISN バッファ長が 4 バイト以外の S4 コマンドでも許可されません。

  • 値 = 39:順次読み込みコマンド(コマンドオプション 3 が Q)の共有ホールド状態リクエストは、マルチフェッチが指定されたコマンド(コマンドオプション 1 が M または O)では許可されません。

  • 値 = 40:共有ホールド状態を保つリクエスト(コマンドオプション 3 が H)は、マルチフェッチが指定された ET または BT コマンド(コマンドオプション 1 が M)では許可されません。

  • 値 = 41:LOB 値の次の部分の読み込みリクエスト(コマンドオプション 2 が L)は、マルチフェッチが指定された L1/L4 コマンド(コマンドオプション 1 が M または O)では許可されません。

  • 値 = 42:コマンドオプション 2 に T が指定された A1 コマンドの場合、現在の時間は、データベース内の SY=TIME が指定されたフィールドの値と同じままになります。

対処

コマンドコード、コマンドオプション、または前の OP コマンドを修正します。


RESPONSE 23
説明

L2/L5 コマンドシーケンスに対して、無効な開始 ISN が指定されました。

  • そのファイルのレコードには、ISN が割り当てられていません。

  • ISN がファイルに対する MAXISN を超えています。

対処

ISN を修正します。


RESPONSE 24
説明

ISN バッファで、0 と等しい ISN、または最初の未使用 ISN と等しいかそれ以上の番号の ISN が見つかりました。アディション 2 フィールドには無効な ISN が 4 バイトのバイナリ形式で示されます。

対処

ISN バッファを修正します。


RESPONSE 25
説明

後続の S1/S4 コマンドまたは S2/S9 コマンドに対して ISN 下限で指定された ISN が見つかりません。

対処

ISN 下限を修正します。


RESPONSE 26
説明

S9 コマンドに対する ISN バッファ長が無効です。ソート対象の ISN 数が 0 です。


RESPONSE 28
説明

L3/L6/L9 コマンドまたは S2/S9 コマンドで、アディション 1 フィールドの最初の 2 バイトに指定されたディスクリプタが正しくありません。アディション 2 フィールドの 1~2 バイト目の値(2 バイトバイナリ形式)に、原因が示されています。具体的な値は次のとおりです。

  • 値 = 1:指定されたフィールドがディスクリプタではありません。

  • 値 = 2:そのディスクリプタの使用はサポートされていません(例:フォネティックディスクリプタ)。

  • 値 = 3:連続コールの間にディスクリプタが変更されました。

  • 値 = 4:アディション 1 フィールドとサーチバッファのディスクリプタ名が一致していません。

  • 値 = 5:L3 または L6 の初期コールでアディション 1 フィールドの末尾に空白がありません。

対処

アディション 1 フィールドを修正します。


RESPONSE 29
説明

L3/L6 コマンドで、値による再位置決めが試行されましたが(アディション 1 フィールドの 3~8 バイトは空白)、コマンドオプション 2 のフィールドには、A、D、または V が指定されていませんでした。

対処

アディション 1 フィールドまたはコマンドオプション 2 フィールドを修正します。


RESPONSE 40
説明

フォーマットバッファに構文エラーが検出されました。

  • フォーマットバッファの終わりにピリオドがありません。

  • フォーマットバッファの先頭にピリオドが指定されていますが、これは N1 コマンドと N2 コマンドだけに適用されます。

  • 長さ/フォーマットに範囲定義が指定されています。

  • 無効な要素が検出されました。

  • フィールドセグメント表記が正しくありませんでした。(byte-number,length) または (byte-number,length,length-2) として指定する必要があります。ここで、byte-number は '*' または 10 進数、length と length-2 は 10 進数になっている必要があります。これらの数値は 2,147,483,648 未満になっている必要があります。

  • MU フィールドの範囲またはピリオディックグループ内のフィールドの範囲に対して、フィールドセグメント表記が指定されました。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がフォーマットバッファの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。

  • 3~4 バイト目には、エラーの検出時に処理中だったフィールドの名前が格納されます。

対処

フォーマットバッファを修正します。


RESPONSE 41
説明

フォーマットバッファでエラーが検出されました。

  • 指定されたフィールド名は、編集マスク用に予約されています。

  • インデックスがゼロです。

  • 指定された長さ、または FDT 標準長から取得した長さが、要求されたフォーマットの最大長を超えています。

  • nnnX に 253 を超える nnn が指定されました。

  • 253 文字を超えるリテラルが指定されました。

  • Adabas バージョン 5.1 未満の場合のみ:MU または PE の親フィールド、フォネティックディスクリプタ、ハイパーディスクリプタ、または照合ディスクリプタを持つ、サブディスクリプタまたはスーパーディスクリプタが指定されました。

  • フォネティックディスクリプタ、ハイパーディスクリプタ、または照合ディスクリプタが指定されました。

  • 指定されたフィールドがファイルに存在しません。

  • ピリオディックグループ名にインデックスの指定がありません。

  • 長さ/フォーマットが、グループ表記に使用されています。

  • ピリオディックグループのフィールドに、インデックスの指定がありません。

  • 最初のエレメントまたは最後のエレメントとしてグループ名またはマルチプルバリューフィールドを持つ範囲が指定されました。

  • ピリオディックグループに含まれるマルチプルバリューフィールドのカウントが参照されましたが、ピリオディックグループのオカレンスを示すインデックスがありません。

  • オプション HE を持つ照合ディスクリプタが L9 コマンドに指定されました。

  • マルチプルバリューフィールドでもピリオディックグループフィールドでもないフィールドに、カウントが指定されました。

  • ピリオディックグループ内の非マルチプルバリューフィールドに対してカウントが指定されました。

  • ピリオディックグループ表記に、長さ指定/フォーマット指定が使用されました。

  • マルチプルバリューフィールドを含むグループ(通常グループかピリオディックグループのどちらか)が指定されました。

  • インデックスの使用方法が誤っています。

  • 降順のインデックス範囲が指定されました。

  • 非ピリオディックフィールドにダブルインデックスが使用されました。

  • インデックス指定のあるマルチプルバリューフィールドとインデックス指定のないマルチプルバリューフィールドが使用されました。

  • 指定されたフォーマット(READ コマンド)または FDT 標準フォーマット(UPDATE コマンド)に値を変換できません。

  • S エレメントが、NC オプションを持たないフィールドに適用されました。

  • NC オプションを持つフィールドが S エレメントとともに複数回使用されました。

  • 追加オプションはフォーマット/長さに対応していません。

  • 文字セットの指定が無効です。

  • フィールドに許可されていない編集マスク付きでフィールドが指定されました。

  • フィールドセグメント表記 (byte-number,length) または (byte-number,length,length-2) が正しくありませんでした。byte-number + length は、最大値 length + 1 以下で、length-2 は length と等しくなっている必要があります。LB フィールドの最大値は 2,147,483,643、LA フィールドの最大値は 16381 、その他の値の最大値は 253 バイトです。

  • セグメント表記は、フォーマット A の値にのみ許可されます。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がフォーマットバッファの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。

  • 3~4 バイト目には、エラーの検出時に処理中だったフィールドの名前が格納されます。

対処

フォーマットバッファを修正します。


RESPONSE 43
説明

L9 コマンドに誤りがあります。フォーマットバッファに指定されたディスクリプタ値が、サーチバッファに指定されたディスクリプタ値と一致しません。

対処

フォーマットバッファまたはサーチバッファを修正します。


RESPONSE 44
説明

次の状況のいずれかが発生しました。

サブコード 説明
1
  • フォーマットバッファは、次のような場合に、UPDATEコマンド(A1)または ADD コマンド(N1/N2)とともに使用できません。

    • フォーマットバッファに GL1-3、GL2-4 のような重複したフィールドがある

    • フォーマットバッファに GL1-N のような 1-N エレメントがある

    • L エレメントと、* の長さを持つ後続の対応エレメントとの関係が 1:1 になっていない

  • READ コマンドが使用しているフォーマットプール内のフォーマットバッファが、更新コマンドまたは追加コマンドによってすでに使用され、無効な変換を含んでいます。

12 L オプションが指定されていますが、フォーマットに *-position の LOB セクションがありません。
13 コマンドオプション 2 に T が指定された A1 コマンドのフォーマットバッファに、last-update-timestamp システム生成フィールドが含まれていませんでした。

注意:
レスポンス 44 に関連付けられたサブコードは、アディション 2 フィールド(ACB)の最初の 2 バイトおよびエラーサブコードフィールド(ACBX)に格納されます。

対処

フォーマットバッファを修正するか、読み込み/更新コマンドに対して別のコマンド ID を使用します。


RESPONSE 45
説明

フォーマットバッファで更新処理に N 接尾辞を使用したとき、マルチプルフィールドまたはピリオディックグループがオーバーフローしました。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がレコードの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。

  • 3~4 バイト目には、エラーの検出時に処理中だったフィールドの名前が格納されます。

対処

マルチプルフィールドまたはピリオディックグループの限界に達したため、アプリケーションを再設計する必要があります。


RESPONSE 46
説明

指定されたコマンド ID に対するフォーマットバッファの使用方法が間違っています。

  • グローバル ID フォーマットバッファのコマンド ID がフォーマットプールに見つかりました。このコマンド ID は、呼び出し元によって指定されたファイルとは異なるファイル番号を持っています。

  • このファイル番号は、同じ通常コマンド ID またはグローバルコマンド ID を持つ後続の Adabas コールで変更されました。

対処

コマンド ID の使用方法を確認します。


RESPONSE 47
説明

NISNHQ パラメータに対する最大値を超過しました。

対処

次のいずれかの方法で NISNHQ パラメータの値を大きくしてください。

  • ニュークリアス起動ファイルの該当値を修正します。

  • ADAOPR を使用します。


RESPONSE 48
説明

要求されたデータベース操作は許可されていません。アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目の値(2 バイトバイナリ形式)に、原因が示されています。具体的な値は次のとおりです。

  • 値 = 2:指定ファイルに要求された使用方法は、他のユーザーまたは Adabas ユーティリティの現在の使用方法と競合しています。

  • 値 = 8:OP コマンドに指定されたユーザー ID は、すでに別のユーザーに割り当てられています。

  • 値 = 11:ユーティリティオンリーステータスのニュークリアスに非特権ユーザーが OP コマンドを発行しました。

  • 値 = 17:指定ファイルのデータはアクセスできません。これは、ユーティリティが異常終了したか、自動再スタートが失敗した場合に発生します。

  • 値 = 18:指定ファイルのインデックスはアクセスできません。これは、ユーティリティが異常終了したか、ADAREC REGENERATE や自動再スタートによってインデックスが無効にされた場合に発生します。

該当するファイル番号が、アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトにバイナリ形式で返されます。ただし、値 8 の場合は 3~4 バイト目に返されます。値 0 はデータベース全体を示しています。

対処

次のユーザー対処が有効です。

  • 他のユーザーまたはユーティリティが終了するのを待って、再実行します。

  • ファイルをすべてのユーザーが使用できるようにします(3 バイト目と 4 バイト目に値 16 が発生した場合)。

  • ファイルをリストアまたはロック解除します(3 バイト目と 4 バイト目に値 17 が発生した場合)。

  • ファイルのインデックスを再構築します(3 バイト目と 4 バイト目に値 18 が発生した場合)。

  • アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目の値が 8 で、ニュークリアスが OPEN_REQUIRED オプション付きで開始されていた場合、ユーザーはすぐに OP コマンドを再発行することができます。これにより、同じユーザー ID の非アクティブユーザーが停止します。

  • ユーティリティ以外のユーザーがまだアクティブなことが理由でユーティリティがレスポンス 48 を受け取った場合は、ADAOPR LOCK でファイルをロックできます。この ADAOPR コマンドは、ファイルがロック解除されるまで、ユーティリティ以外のすべてのユーザーからのファイルアクセスを停止し、ユーティリティユーザーのみがファイルにアクセスできるようにします。


RESPONSE 49
説明

圧縮レコードがデータストレージディスクデバイスに対して長すぎます。アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトには、圧縮レコードの長さがバイナリ形式で示されます。

対処

十分なブロックサイズ(ブロックサイズ >= 圧縮レコードサイズ + 8)を持つ新しい DATA エクステントを追加します。または、OPTIONS=AUTO_EXPAND を指定してニュークリアスを起動します。これにより、Adabas ニュークリアスは自動的に十分なブロックサイズを持つ新しい DATA エクステントを作成します。


RESPONSE 50
説明

OP コマンドの処理中に、レコードバッファで構文エラーが検出されたか、無効な文字セットが指定されているか、無効なタイムゾーンが指定されています。アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がレコードバッファの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。

タイムゾーンの問題が発生した場合は、ACB のアディション 2 フィールドの右端の 2 バイトにサブコードが含まれます。ACBX では、エラーサブコードフィールドにサブコードが含まれます。

サブコード 説明
31 指定したタイムゾーンが ADATZDIR ディレクトリ内で見つかりませんでした。タイムゾーンが正しく指定されていることを確認します。正しく指定されている場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。
32 タイムゾーンプールがいっぱいです。問題が解決しない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。
対処

レコードバッファを修正してやり直します。


RESPONSE 51
説明

OP コマンドの処理中、レコードバッファにエラーが検出されました。キーワード EXU、UPD、ACC、または WCHARSET のいずれかが重複しています。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。
  • 最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がレコードバッファの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。

  • 3~4バイト目には失敗したオープンモード(ACC=1、UPD=2、EXU=4、WCHARSET = 128)が示されます。

対処

レコードバッファを修正します。


RESPONSE 52
説明

レコードバッファまたはバリューバッファの処理中にエラーが発生しました。

  • G フォーマットフィールドの値が浮動小数点型になっていません。

  • P フォーマットフィールドの値がパック 10 進数になっていません。

  • U フォーマットフィールドの値がアンパック 10 進数になっていません。

  • 可変長フィールドに、長さパラメータが指定されていません。

  • SQL 空値インジケータ(S エレメント)の値が -1 未満です。

  • NN オプションが指定されたフィールドに SQL 空値が強制されています。

  • 結果の値が、フォーマット F で 4 バイト(ロングワード)を超えているか、最大(フォーマット依存)長を超えています。

  • 指定された ADAM キーを持つレコードがありません。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がレコード/バリューバッファの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。NN オプションを指定したにもかかわらず、SQL 空値になっているフィールドがある場合、この値は -1 です。

  • 3~4 バイト目には、エラーの検出時に処理中だったフィールドの名前が格納されます。

対処

フォーマット/レコード/バリューバッファを修正します


RESPONSE 53
説明

レコードバッファが小さすぎるか、ISN バッファが指定したマルチフェッチコマンドに対して小さすぎます。コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトには予期されたバッファサイズが 2 バイトのバイナリ形式で格納されます。コマンドが最大レコードサイズを超えた場合、この値は -1 です。

  • 3 バイト目と 4 バイト目には小さすぎるバッファの名前(RB または IB)が含まれます。ハイパー出口を使用しているときにエラーが発生した場合、ハイパー出口の名前がここに格納されます。

対処

レコードバッファサイズを大きくするか、マルチフェッチに対して ISN バッファサイズを大きくします。


RESPONSE 54
説明

レコードバッファが大きすぎます(C5 コマンドまたは ET コマンド)。

対処

レコードバッファサイズを小さくします。最大長は 2000 バイトです。


RESPONSE 55
説明

レコードバッファまたはバリューバッファのフィールド値を処理しているときに、フォーマットエラー、長さ変換エラー、または切り捨てエラーが発生しました。

  • FI フィールドの値が大きすぎます。

  • 結果の値が FI フィールドの境界を超えています。

  • 数字フィールドで切り捨てエラーが発生しました。

  • ADANUC で OPTIONS=TRUNCATION が許可されている場合を除いて、英数字フィールドの切り捨て、または英数字に変換される数字フィールドの切り捨てはエラーです。

  • 可変長の LA または L4 オプションなしで定義された値が 253 バイトを超過しています。これは、Unicode フィールドを別のエンコードに変換した後に発生する可能性があります。

  • 文字長が固定されている文字セットの Unicode フィールドに指定された長さが、文字長の倍数になっていません。具体的には、UTF-16 ベースの文字セットの長さは 2 の倍数、UTF-32 ベースの文字セットの長さは 4 の倍数になっている必要があります。

  • 指定された値は、有効な日付/時刻の値ではありません。

  • 有効な日付/時刻の値が、フィールドに含まれていません。これは、値が日付/時刻編集マスクなしで格納された場合に発生する可能性があります。

  • フォーマットまたは検索バッファで、オプション TZ が指定された日付/時刻フィールドが指定されましたが、現在の Adabas ユーザーセッションの OP コマンドにはタイムゾーンが指定されていません。

  • 互換性のないデータフォーマットまたはその他の互換性の問題が原因で、フォーマット変換を実行できませんでした。

次の情報は、アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトで返されます。ACBX の場合は、ACBXERRC フィールドでも返されます。

サブコード 説明
0 変換エラー。
1 切り捨てエラー。
2 内部構造エラー。
5 内部エラーです。
20 サポートされていない DATETIME 変換。
21 日付/時刻の値が有効範囲外。有効な範囲は、フォーマットまたは検索バッファで使用されている date-time 編集マスクと FDT によって異なります。
22 標準時間から夏時間に切り替えるときのギャップに、日付/時刻の値を指定しました。
24 月が 1~12 の範囲にありません。
25 日付が 1~n の範囲にありません。ここで、n は指定した月の日数です。
26 時間が 0~24 の範囲にありません。
27 分が 0~59 の範囲にありません。
28 秒が 0~59 の範囲にありません。
30 内部エラー:タイムゾーンでの変換のためのタイムゾーンエレメントがありません。
31 日付/時刻とタイムゾーンに対して、無効な夏時間オフセットが指定されました(fldD)。

フィールド名は、アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目に返されます。ACBX の場合は、フィールド ACBXERRB で返されます。

ACBX コールの場合は、さらに次の情報が返されます。

  • ACBXERRA のレコードまたはバリューバッファのオフセット。

  • ACBXERRD のバッファのタイプ(レコードバッファのエラーの場合は R、バリューバッファのエラーの場合は V)。

対処

理由によって異なります。

  • フォーマット、レコード、バリューバッファを修正します。

  • レコード構造エラーが示された場合、該当ファイルに対して ADAVFY FIELD を実行します。これによってエラーが発生した場合、ファイルをアンロード、圧縮解除、再圧縮、再ロードする必要があります。

  • OP コマンドのタイムゾーン仕様が欠落している場合は、適切な OP コマンドを実行します。

  • サブコード 2 と 5 は発生しないはずのサブコードです。これらのサブコードが返された場合は、サポートセンターに連絡してください。コマンドログのコピーと、アクセスしたファイルのエクスポートコピーやバックアップは、問題の分析に役立ちます。


RESPONSE 56
説明

ディスクリプタ値が大きすぎます。ディスクリプタ値は 1144 バイトに制限されます。

対処

格納する値を小さくします。または、ディスクリプタ値がインデックスに格納される前に大きなディスクリプタ値を切り捨てる TR オプションをディスクリプタに指定します。TR オプションを指定すると、検索結果が不正確になる可能性があることに注意してください。これは、最初の 1144 バイトが同一の値は、互いに等しいとみなされるためです。


RESPONSE 57
説明

L9 コマンドにおいて、サーチバッファに指定されているディスクリプタが無効です。

  • 指定されたフィールド名はディスクリプタの名前ではありません。

  • 指定されたディスクリプタはフォネティックディスクリプタです。

  • 指定されたディスクリプタはオプション HE を持つ照合ディスクリプタです。

対処

サーチバッファを修正します。


RESPONSE 60
説明

サーチバッファで構文エラーが検出されました。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。
  • 最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がサーチバッファの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。

  • 3~4 バイト目には、エラーの検出時に処理中だったフィールドの名前が格納されます。

対処

サーチバッファを修正します。


RESPONSE 61
説明

S8 コマンドの実行中か、サーチバッファまたはバリューバッファで、次のエラーが検出されました。

  • ISN LIST 処理に指定されたコマンドオプション 2 が無効です(S8 コマンド)。

  • エレメントまたはエレメントの順序が無効。

  • 指定されたフィールドが、ディスクリプタ、サブディスクリプタ、スーパーディスクリプタ、フォネティックディスクリプタのいずれでもありません。

  • ピリオディックグループ内のディスクリプタに対して、無効な部分条件の組み合わせまたは異なるインデックスが使用されました。

  • フォネティックディスクリプタの使用方法が正しくありません。

  • ピリオディックグループのインデックスが無効です。

  • インデックスの使用方法が誤っています。

  • ディスクリプタ値の長さが、253 バイトまたは指定されたフォーマットが許容する長さを超えています。

  • フォーマットタイプが無効です。

  • ファイル番号の指定が正しくありません。

  • S 演算子の使用方法が正しくありません。FROM 値が TO 値より大きくなっています。

  • N 演算子の使用方法が正しくありません。BUT NOT 値が先行する FROM-TO 値の範囲外にあります。

  • 比較演算子の指定が正しくありません。

  • バリューバッファ内の値はフィールドの FDT フォーマットに変換できません。

  • A1 コマンドまたは E1 コマンドに V オプションが使用されていますが、指定されたファイル名が ADAM キーではありません。

  • A1 コマンドまたは E1 コマンドに V オプションが使用されていますが、バリューバッファに指定された値が無効です。

  • C オプションの使用が無効です。このオプションは照合ディスクリプタにだけ指定可能です。

  • フィールドに許可されていない編集マスクでフィールドが指定されました。

S8 コマンド以外の場合には、コントロールブロックのアディション 2 フィールドに次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトには、エラーの検出箇所がサーチバッファの先頭から何バイト目なのかがバイナリ形式で格納されます。

  • 3 バイト目が 0 の場合、エラーについての詳細情報は 4 バイト目に示されます。

    • 4 バイト目が 1 の場合は、長さが無効です。

    それ以外の場合、エラーが検出されたときに処理されていたフィールドの名前が、3~4 バイト目に示されます。

対処

サーチ/バリューバッファを修正します。


RESPONSE 62
説明

サーチバッファ長フィールドおよびバリューバッファ長フィールドに指定された長さでは、指定された検索条件を収容できません。

対処

サーチ/バリューバッファを修正します。


RESPONSE 63
説明

サーチバッファに無効なコマンド ID が使用されました。アディション 2 フィールドの先頭から 2 バイトの値(2 バイトバイナリ形式)に、原因が示されています。具体的な値は次のとおりです。

  • 値 = 1:サーチバッファに指定されたコマンド ID 値が見つかりませんでした。

  • 値 = 2:関連付けられた ISN リストが ISN 順にソートされていません(ISN リストは S2/S9 コマンドによって生成されました)。

  • 値 = 3:このコマンド ID は、SAVE ISN LIST オプションを指定した前回の FIND では使用されませんでした。

対処

サーチバッファのコマンド ID を確認してください。


RESPONSE 72
説明

ユーザーキューでオーバーフローが発生しました。

対処

DBA の場合は、NU パラメータの値を大きくします。


RESPONSE 73
説明

一時的なワークスペースに空きスペースがないため、ISN 結果リストを格納できません。データベースが読み取り専用の場合は、一時ワークスペースの場所の明示的な指定(環境変数 TEMPLOCn、または DBnnn.INI ファイルの TEMPORARY_LOCATION のエントリ)がある場合にのみ、そのスペースが作成されます。データベースが読み取り専用でない場合は、Adabas バッファプールのスペースのみが、ISN リストの格納に使用されます。

対処

必要な分だけの一時ワークスペースを確保するようにします。データベースが読み取り専用の場合には、一時ワークスペースの場所を明示的に指定します。それ以外の場合には、ADANUC の LBP パラメータを使って Adabas バッファプールのサイズを大きくします。

注意:
ISN リストの処理は、Adabas バージョン 5.1 で変更されています。Adabas バージョン 3 データベースでこのエラーが発生した場合は、Adabas バージョン 3 のドキュメントを参照してください。


RESPONSE 74
説明

WORK データセット上に、複合的な FIND コマンドを処理するためのスペースがありません。

対処

WORK データセットのサイズを大きくします。


RESPONSE 75
説明

ファイルに対してアソシエータまたはデータストレージのエクステント追加が要求されましたが、FCB 内ではすでに最大のエクステントまで割り当て済みです。最後のエクステントは、バックアウトされているコマンドおよび AUTORESTART や ADAREC REGENERATE に対してのみ割り当てられます。アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトには有効な最大エクステント番号がバイナリ形式で示されます。3~4 バイト目はオーバーフローが発生した場所を示します。表示される値は次のとおりです。"DS"(データストレージ)、"AC"(アドレスコンバータ)、"NI"(ノーマルインデックス)、"UI"(アッパーインデックス)。

対処

ファイルをアンロードし、適切な初期割り当てを行ってから再ロードします。


RESPONSE 76
説明

インバーテッドリストインデックスがオーバーフローしました。

対処

アソシエータに対して適切なパディングファクタを指定して、ファイルをアンロード/再ロードします。


RESPONSE 77
説明

要求されたアソシエータまたはデータストレージエクステントに十分なスペースがありません。この場合、アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目に "AS"(アソシエータ)または "DS"(データストレージ)が示されます。アソシエータエクステントまたはデータストレージエクステントの RABN を明示的に指定した場合、指定した RABN に、必要なだけの空きスペースがなければ、レスポンスコード 77 が返されることもあります。

Adabas では、インデックスブロックに 16 KB 未満のものと、16 KB 以上のものの 2 種類があるので注意が必要です。つまり、アソシエータブロックに十分な空きスペースがあったとしても、アソシエータブロックのサイズが誤って認識されれば、レスポンスコード 77 が返される可能性があるということです。

対処

ADADBM を使ってデータベースに ASSO/DATA エクステントを新しく追加するか、または必要なだけの空きスペースがある RABN を指定します。

注意:
オンラインモードの場合は、ニュークリアスパラメータ OPTIONS=AUTO_EXPAND を指定して、データベース自動拡張の実行を有効にしておくと、レスポンスコード 77 が返されないこともあります。


RESPONSE 78
説明

ASSO/DATA のフラグメントによってフリースペーステーブル(FST)にオーバーフローが発生したか、DSST エクステントの最大値がすでに割り当てられています。

対処

FST の障害が発生した場合は、データベースを再編成します。特定のユーティリティのコンテキストで発生する DSST 障害の場合は、DSSTALL メッセージで詳細を確認してください。


RESPONSE 79
説明

ニュークリアスでハイパー出口をロードできませんでした。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。
  • 最初の 2 バイトには、ハイパー出口の番号が格納されます。

  • 3~4 バイト目の値は、ハイパーディスクリプタの名前です。

対処

ハイパー出口を作成または再コンパイルして、ニュークリアスを再起動します。


RESPONSE 83
説明

ハイパー出口ルーチンが無効な ISN を返しました。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトに、指定された ISN バッファの無効な ISN のオフセットがバイナリ形式で示されます。

  • 3~4 バイト目の値は、ハイパーディスクリプタの名前です。

対処

ハイパー出口ルーチンを修正し、ニュークリアスを再起動します。


RESPONSE 85
説明

更新コマンドでエラーが発生しました。ディスクリプタバリューテーブルに必要なスペースを割り当てることができなかったか、L4/LA オプションセットが指定されたディスクリプタの長さが 1144 バイトを超えていました。

対処

L4/LA オプションが設定されたディスクリプタを短くするか、TR オプションを使用します。

これを実行しても問題が解決されない場合は、サポートセンターに連絡してください。


RESPONSE 86
説明

ハイパーディスクリプタ出口で次の原因によるエラーが発生しました。

  • パックディスクリプタ値に作成された符号が正しくありません。

  • 無効な長さバイトの値が返されました。

  • ISN が UPDATE コマンドによって変更されました。

コントロールブロックのアディション 2 フィールドには、次の情報が返されます。

  • 最初の 2 バイトには、値が格納されます。値の内容は次のとおりです。

    1 ハイパーディスクリプタプールがニュークリアスバッファプールを超過しています。
    2 ハイパー出口が返したポインタ、長さ、またはカウントの値が無効です。
    3 ユーザー定義フォーマットバッファ内のエレメントが、ハイパーディスクリプタの親フィールドではありません。
    4~255 Adabas レスポンスコード
    >255 ハイパー出口ルーチンのユーザー定義エラー
  • 3~4バイト目には、ハイパーディスクリプタ名または親フィールド名が格納されます。


RESPONSE 87
説明

照合ディスクリプタキー値の作成中にエラーが発生しました。これには次の理由が考えられます。

  • 照合ディスクリプタキー値の作成対象の値が無効です。

  • 現在の Adabas バージョンでサポートされていない ICU バージョンを使用して、異なる Adabas バージョンで照合ディスクリプタが作成されています。

    例えば、Adabas バージョン 6.5 の照合ディスクリプタを、ICU バージョン 5.4 を使用して作成したとします。データベースを変換して Adabas バージョン 6.4 に戻し、その照合ディスクリプタの値が作成される Adabas コマンドを実行すると、レスポンス 87 が返されます。これは、Adabas バージョン 6.4 では、ICU バージョン 3.2 のみがサポートされ、ICU バージョン 5.4 はサポートされないことが理由です。

対処
  • 照合ディスクリプタキーの作成対象として有効な値を指定します。

  • 現在の Adabas バージョンでサポートされていない ICU バージョンが原因のエラーを回避するには、Adabas バージョンを変更した後で、サポートされていない ICU バージョンで作成された照合ディスクリプタを再インバートする必要があります。

注意:
メインフレームデータベースでは、レスポンス 87 の意味は異なります。


RESPONSE 88
説明

1 ユーザーのみがアクティブな状態で、十分なワークプールスペースを確保できないか、ソートワークスペースが小さすぎます。

対処

ワーキングストレージ割り当てに関するパラメータ値を検証してください。DBA に、LWP パラメータまたは LS パラメータの値を大きくするように依頼します。


RESPONSE 98
説明

サブトランザクションがアクティブ化されていない格納/更新中に、またはサブトランザクションの終了時に、ユニークディスクリプタの一意性違反が検出されました。アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目に格納されたディスクリプタ名がユニークではありません。

対処

ディスクリプタ値を確認します。


RESPONSE 99
説明

I/O エラーが発生しました。アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトにバイナリ形式でエクステント番号が示されます。3~4 バイト目にコンテナタイプ(ASSO の場合は "AS"、DATA の場合は "DS"、WORK の場合は "WO")が示されます。

対処

オフラインになっているディスクデバイスがないかどうか確認します。または、エラーログをチェックしてハードウェアエラーが発生していないかどうか調べます。


RESPONSE 113
説明

指定した ISN が無効です。

  • ISN が 0 の状態で HI コマンドが発行されました。

  • ISN が 0 または対象ファイルに有効な MAXISN より大きい値で、N2 コマンドが発行されました。

  • N2 コマンドが発行されましたが、指定された ISN は対象ファイルの別のレコードに割り当てられています。

  • 存在しない ISN に対して、L1/L4、E1、A1、S1/S2/S4(フォーマットバッファ指定)のいずれかのコマンドが発行されました。

  • L3/L6 コマンドで、アドレスコンバータに存在しないインデックス内の ISN が検出されました。

  • 現在のトランザクションで更新されたレコードに対して、RI コマンドが発行されました。

対処

ISN を修正します。


RESPONSE 114
説明

E1 コマンド(ISN が 0 の状態)を指定してファイルのリフレッシュ機能を使用したときに、次のいずれかの状況が発生しました。

  • リフレッシュ対象のファイルに PGM_REFRESH を指定していない。

  • ユーザーセッションが ET ステータスになっていない。

対処

E1 コマンドの ISN を指定しなかった場合、または ET ステータスになっていない状態でコマンドを発行した場合には、プログラムを修正します。問題のファイルに PGM_REFRESH を指定していなかった場合は、ADADBM を使用して、そのファイルに PGM_REFRESH を指定します。


RESPONSE 132
説明

更新処理が他の更新処理と重なったため、LOB データの処理でエラーが発生した可能性があります。LOB データの処理を再試行しても失敗した場合は、レスポンスコード 132 が返されます。

対処

サブコード(ACBX 内のフィールド ACBXERRC)が下記のいずれのサブコードでもなく、かつアクセス先の LOB フィールドが更新されていなくてもレスポンスコード 132 が再現される場合は、サポートセンターにお問い合わせください。

次のいずれかのサブコードが発生した場合は、Adabas コールを実行しているプログラムを変更する必要があります。このレスポンスコードのサブコードが 297 の場合、ラージオブジェクト(LB)フィールドに対してまだサポートされていない機能(LB フィールド値の文字コード変換など、今後サポート予定の機能)を実行しようとしています。

297

ラージオブジェクト(LB)フィールドで予定されている機能(LB フィールド値の文字コード変換など)は、まだサポートされていません。

300

現時点では、サブトランザクションによって実行される参照整合性および一意性チェックは、LOB 値を変更するコマンドと互換性がありません。


RESPONSE 144
説明

次のいずれかが発生しました。

  • A1 コマンドで指定された ISN が、そのユーザー用にホールド状態にされていませんでした。

  • マルチフェッチ ET に使用される ISN バッファの ISN がホールド状態にされていませんでした。この場合、アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトに ISN バッファの ISN のオフセットがバイナリ形式で示されます。

対処

A1 コマンドまたはマルチフェッチ ET コマンドを使用する前に ISN をホールド状態にします。


RESPONSE 145
説明

次のいずれかが発生しました。

  • ホールド状態の ISN を N2 コマンドに指定して、レコードを挿入しようとしました。

  • 他のユーザー用にホールド状態にある ISN をホールドしようとしましたが、R オプションが指定されています。この場合、アディション 2 フィールドにはバイナリの 0 が含まれます。

  • ホールドキューがオーバーフローしました。この場合、アディション 2 フィールドの値は 0 以外になります。

    注意:
    このホールドキューオーバーフローエラーは、Adabas がバージョン 5.1 よりも古い場合にのみ発生します。


RESPONSE 146
説明

Adabas インターフェイスルーチンによって、または MC コールで、無効なバッファ長が検出されました。または、マルチフェッチコマンドで次のいずれかのエラーが発生しました。

  • バッファヘッダーが無効です(オフセットが両方とも設定されています)。

  • 少なくとも 1 つの ISN バッファのオフセットが 4 で割り切れません。

  • 開始オフセットがマルチコールバッファの範囲外になっています。

  • レコードバッファが、サブコマンドコントロールブロックをすべて格納するのに十分な大きさではありません。

アディション 2 フィールドの値によってバッファが特定されます。次の表のように、最初の 2 バイトにはバッファ番号がバイナリ形式で示され、最後の 2 バイトにはバッファ名が示されます。

                  Bytes 1-2        Bytes 3-4
                     1             FB (format buffer)
                     2             RB (record buffer)
                     3             SB (search buffer)
                     4             VB (value buffer)
                     5             IB (ISN buffer)
対処

バッファ長を修正します。


RESPONSE 147
説明

Adabas インターフェイスルーチンでユーザーバッファにアクセスできません。

対処

コントロールブロック、フォーマットバッファ、バリューバッファ、レコードバッファ、および ISN バッファに有効なアドレスと長さが設定されているかどうか確認します。コントロールブロック、ISN バッファ、レコードバッファに書き込み保護が設定されているかどうかを確認します。


RESPONSE 148
説明

コマンドが発行されたとき、Adabas ニュークリアスがアクティブになっていなかったか、Adabas ニュークリアスにコールが送信されませんでした。

アディション 2 フィールドの 3~4 バイト目に、2 バイトのバイナリ形式で理由を示す値が返されることがあります。

  • 値 = 0:ローカルまたはリモート環境で、アクティブなデータベースサーバーが見つかりません。

  • 値 = 3:ニュークリアスはシャットダウン処理の実行中であり、新規ユーザーや新規トランザクションを受け付けません。

  • 値 = 21:NET-WORK ACCESS コミュニケーションが失敗しました。アディション 2 フィールドの先頭から 2 バイトには、エラー番号が格納されます。

  • 値 = 22:Adabas IPC ドライバに問題があります。アディション 2 フィールドの先頭から 2 バイトには、エラー番号が格納されます。

  • 値 = 23:Adabas IPC ドライバの共有メモリのアタッチに問題があります(ADABAS V3.1 のみ)。

  • 値 = 24:ADALNK 共有ライブラリを正しくロードすることができません。

  • 値 = 26:オープン処理中に IPC の問題が発生しました(共有メモリを割り当てできないなど)。

  • 値 = 27:メッセージキューの読み込み中に IPC の問題が発生しました。

  • 値 = 28:メッセージキューの書き込み中に IPC の問題が発生しました。

  • 値 = 29:IPC リソースは存在しますが、データベースサーバーがアクティブではありません(UNIX プラットフォームのみ)。

対処

対処はアディション2フィールドの3および4バイト目に返された値に依存します。

  • 値 = 0:ニュークリアスを開始してコマンドを再発行します。

  • 値 = 3:ニュークリアスのシャットダウンが完了したら、再スタートしてコマンドを再発行します。

  • 値 = 21:Entire Net-Work マニュアルで詳細を確認してください。

  • 値 = 22、23:ニュークリアスがアクティブな場合はシャットダウンし、再スタートします。それでもエラーが発生する場合は、コマンド "showipc -kd <dbid>" を実行してから、ニュークリアスを再スタートし、コマンドを再発行します。

  • 値 = 24:ADALNK 共有ライブラリの場所とアクセス権限を確認してください。

  • 値 = 26、27、28:このメッセージが出力された原因の一つに、IPC リソースが削除されたことが考えられます。その場合は、アクティブなニュークリアスをシャットダウンし、再スタートします。それでもエラーが発生する場合は、コマンド "showipc -kd <dbid>" を実行してから、ニュークリアスを再スタートし、コマンドを再発行します。別の原因として、IPC リソースが不足している可能性があります。その場合は、IPC リソースを増やすか、IPC リソースが依存するニュークリアスパラメータの値を減らすか、IPC リソースを消費する他の処理を停止します(IPC リソースの詳細については、『インストール』ドキュメントの「System V IPC リソースの増加」を参照)。

  • 値 = 29:"showipc -kd <dbid>" コマンドを実行し、ニュークリアスを再スタートして、コマンドを再実行します。


RESPONSE 149
説明

コミュニケーションエラーが発生しました。アディション 2 フィールドに、エラーの原因となったシステムサービス完了コードが示されます。

対処

アディション 2 フィールドを確認します。


RESPONSE 150
説明

同時に使用しているデータベースニュークリアスが多すぎます。アディション 2 フィールドには同時に実行可能なニュークリアスの最大数が示されます。

対処

単一プログラムで、アディション 2 フィールドに示された値を超える数のデータベース ID を使用することはできません。


RESPONSE 151
説明

コマンドキューでオーバーフローが発生しました。

対処

DBA の場合は、NC パラメータの値を大きくします。または、コマンドアクティビティが低レベルのときに、このコマンドを発行します。


RESPONSE 152
説明

内部ユーザーバッファが、ユーザーバッファエリアを格納するのに、十分な大きさではありません。

対処

担当のサポートセンターにお問い合わせください。


RESPONSE 153
説明

最初の "CALL Adabas" の処理中に、次の "CALL Adabas" を発行しました。

対処

コールは一度に 1 回だけ発行します。


RESPONSE 154
説明

Adabas コールがユーザーによってキャンセルされました。

対処

必要ありません。


RESPONSE 162
説明

Adabas バッファプールに追加スペースがありません。

対処

LBP パラメータの値を大きくします。バッファプールのオーバーフローは、通常、バッファプール内にディスクへの書き込み待機中のブロックが多すぎるために生じます。このため、WRITE_LIMIT パラメータの値を低く指定することを推奨します。


RESPONSE 165
説明

ディスクリプタ名が無効か、ディスクリプタバリューテーブルに存在しません。このエラーは、次のような場合に ADAREC よる再生成を実行していると発生することがあります。

  • 間違った FDT を指定してファイルをロードした場合

  • SYNP チェックポイントでの停止後に ADAINV を再実行しなかった場合

アディション 2 フィールドの 3~4 バイトには、エラーが発生したディスクリプタの名前が格納されます。

対処

このエラーが操作の誤りによるものでない場合は、ADAVFY の INDEX オプションを実行し、サポートセンターに連絡してください。


RESPONSE 166
説明

インバーテッドリストインデックス内にエラーが検出されました。削除処理中にディスクリプタ値が見つかりませんでした。

アディション 2 フィールドの 3~4 バイトには、エラーが発生したディスクリプタの名前が格納されます。

対処

  • ユーザーコントロールブロックのアディション 2 フィールドを確認して、エラーが発生したディスクリプタを特定します。

  • このディスクリプタに対して VERIFY オプションの ADAINV を実行し、その出力を保存します。

  • ディスクリプタを再インバートします。

  • 必要に応じて、データベースを再スタートします(可能な場合)。

  • 担当のサポートセンターに次の情報を送付します。

    • VERIFY オプションの ADAINV の出力

    • 存在する PLOG すべて

    • エラーが発生しているファイルの FDT

    • クラッシュディレクトリ(ニュークリアスがクラッシュした場合)


RESPONSE 167
説明

インバーテッドリストインデックス内にエラーが検出されました。挿入処理時にディスクリプタ値がすでに存在しています。

アディション 2 フィールドの 3~4 バイトには、エラーが発生したディスクリプタの名前が格納されます。

対処

次の手順に従います。

  • ユーザーコントロールブロックのアディション 2 フィールドを確認して、エラーが発生したディスクリプタを特定します。

  • このディスクリプタに対して VERIFY オプションの ADAINV を実行し、その出力を保存します。

  • ディスクリプタを再インバートします。

  • 必要に応じて、データベースを再スタートします(可能な場合)。

  • 担当のサポートセンターに次の情報を送付します。

    • VERIFY オプションの ADAINV の出力

    • 存在する PLOG すべて

    • エラーが発生しているファイルの FDT

    • クラッシュディレクトリ(ニュークリアスがクラッシュした場合)


RESPONSE 170
説明

コマンドに必要な Adabas RABN が見つかりません。アディション 2 フィールドには、4 バイトバイナリ形式で無効な RABN が格納されます。

対処

ファイルに対して、ADAVFY の LOST、INDEX、DATA の各オプションを実行し、サポートセンターに連絡してください。


RESPONSE 172
説明

ファイルの最大 ISN に達したか、これ以上 ISN を割り当てることができません。

対処

ファイルのレコードの件数が 232 件よりも著しく少ない場合は、ADAULD でファイルをアンロードし、それを ADAMUP を使って USERISN なしで再ロードする必要があります。ただし、ISN を独自に定義している場合は、問題が生じる可能性があることに注意してください。例えば、このファイルのレコードを参照するために ISN を使用している場合は、これらの参照についても同時に再編成が必要になります。

データをアンロード/再ロードする代わりに、データを複数のファイルに分割し、それに応じてアプリケーションを変更することもできます。


RESPONSE 173
説明

無効なデータストレージ RABN が検出されました。アディション 2 フィールドには、4 バイトバイナリ形式で無効な RABN が格納されます。

対処

ファイルに対して ADAVFY の DATA オプションを実行し、サポートセンターに連絡してください。


RESPONSE 176
説明

インバーテッドリスト内に矛盾が検出されました。アディション 2 フィールドには、4 バイトバイナリ形式で矛盾している RABN が格納されます。

対処

自動再スタートまたは ADAREC REGENERATE によってインデックスが無効になったかどうかを確認します。そうでない場合、問題のファイルに対して ADAVFY の INDEX オプションを実行します。INDEX オプションがエラーを示した場合、ADAINV REINVERT ALL を使用してインバーテッドリスト全体を作成し直すか、サポートセンターに連絡してください。


RESPONSE 177
説明

データストレージブロック内に、アドレスコンバータによって指定されたレコードがありません。

対処

ファイルに対して ADAVFY の AC オプションを実行し、サポートセンターに連絡してください。


RESPONSE 182
説明

該当する WORK ブロックに必要な ET データが見つかりません。

対処

WORK1 を保存し、自動再スタートを保留にしている理由を明記して担当のサポートセンターに送付します。また、可能であれば、ダンプディレクトリと PLOG も併せて送付してください。次に、データベースをリストアし、再生成します。


RESPONSE 196
説明

参照整合性違反が発生しました。

アディション 2 フィールドの 3~4 バイトには、違反した制約の名前が格納されます。

アディション 2 フィールドの 1~2 バイトには、理由が 2 バイトのバイナリ値で格納されます。

説明
1 要求した ISN は他のユーザーによってホールドされています
3 1 人のユーザーがホールドする ISN の最大数に達しました
5 整合性チェックの不一致です。チェック中に必要な値が見つかりませんでした
7 カスケード内のレコードに対する二重更新が検出されました
8 スタックされたコマンドの制限に達しました
対処

参照整合性違反を処理します。例えば、エラーメッセージを記述します。


RESPONSE 200
説明

セキュリティ違反が検出されると、アディション 2 フィールドの右端の 2 バイトにサブコードが含まれます。ACBX コールの場合は、エラーサブコードフィールドにもサブコードが含まれます。

説明
0 セキュリティ違反が検出されました。
31 外部セキュリティシステムでの認証チェックに失敗しました。
対処
説明
0

正しいパスワードを指定してください。

ファイルのアクセスまたは更新プロテクションレベルに対して、このパスワードに関連付けられている権限レベルを照合します。

現在のファイルのセキュリティバイバリュー条件のパスワードを確認します。

31 認証用の有効な資格情報を入力します。

RESPONSE 201
説明

指定されたパスワードが見つかりませんでした。

対処

正しいパスワードを指定してください。


RESPONSE 202
説明

ユーザーが権限のないファイルを使用しようとしました。

対処

正しいパスワードを指定してください。


RESPONSE 204
説明

指定したパスワードはすでに使用されています。

対処

パスワード名を既存のパスワードと同じものにすることはできません。


RESPONSE 210
説明

NETRDI 内で受信バッファが失われました。

対処

DBA の場合は、ターゲットノードの NETRDI で NAB パラメータまたは NC パラメータの値を大きくします。


RESPONSE 211
説明

データベースに OPTIONS = LOCAL_UTILITIES が設定されているため、リモートユーティリティを実行できません。

対処

リモートデータベースの DBA に連絡します。


RESPONSE 212
説明

ターゲットアーキテクチャに機能が実装されていません

対処

ターゲットノード上で対象ユーティリティを実行します。


RESPONSE 215
説明

アプリケーションプログラムが使用する Adabas インターフェイス(adalnkx、adalnk、adalnknc)、または使用しているバージョンの Entire Net-Work が、Adabas ニュークリアスでサポートされていません。例えば、Adabas ニュークリアスのバージョンが 6.1 のときに、バージョン 5.1 の Adabas インターフェイスは使用できません。32 ビット版と 64 ビット版の Adabas が混在している環境では、64 ビット対応のニュークリアスは、32 ビット版の Adabas インターフェイスをサポートしません。32 ビット版のアプリケーションは、64 ビット版の 32 ビットモードの Adabas インターフェイスを使用する必要があります。

注意:
Entire Net-Work のバージョンと Adabas のバージョンの対応関係は、リリースノートに記載されています。

対処

互換性がないバージョンの Entire Net-Work を使用している場合は、互換性があるバージョンにアップグレードします。Windows の場合は環境変数 PATH、UNIX の場合は環境変数 LD_LIBRARY_PATH の定義が正しいかどうかを確認します。UNIX 環境で S ビットを使ってアプリケーションとリンクする場合は、$SAG = /opt/softwareag を指定して、互換性のある Adabas インターフェイスをインストールしておく必要があります。


RESPONSE 224
説明

Entire Net-Work で Adabas コマンドがタイムアウトになりました。

対処

ノードまたはリモートデータベースを確認するか、データベース管理者に連絡します。


RESPONSE 230
説明

X/Open XA 指定で定義したプロトコルに違反があります。これは、例えば、ユーザーが XA トランザクションに対して、ET コールを発行しようとしたときに発生します。

対処

XA の指定に従います。


RESPONSE 241
説明

指定したユーザー出口共有ライブラリまたはダイナミックロードライブラリをシステムにロードできないか、指定した機能がこの共有ライブラリやダイナミックロードライブラリに存在しません。機能が共有ライブラリやダイナミックロードライブラリに存在しない場合、アディション 2 フィールドのバイト 1~2 にシステムのエラー番号がバイナリ形式で示されます。それ以外の場合は、これらの 2 バイトには 0 が示されます。アディション 2 フィールドのバイト 3~4 には失敗した ADALNK ユーザー出口番号がバイナリ形式で示されます。

対処

ユーザー出口に対して正しい環境変数を使用していることを確認してください。


RESPONSE 242
説明

ファイル間、またはファイルとフリースペーステーブルとの間で、割り当てが重複しています。

対処

オプションなしで ADAVFY を実行し、ファイルのどの部分に影響があるか調べます。ADAVFY を出力し、サポートセンターに連絡してください。


RESPONSE 243
説明

ファイルに対して、無効な FCB エクステントが検出されました。

対処

担当のサポートセンターにお問い合わせください。


RESPONSE 245
説明

UCB 内に保留のユーティリティエントリがあります。

対処

RESET=UCB を使用して対象エントリを削除してから、RECOVER を実行します。このとき、UCB エントリを含む対象ユーティリティが実行中でないことを確認してください。


RESPONSE 246
説明

ユーティリティコミュニケーションブロック(UCB)がオーバーフローしました。

対処

対象ユーティリティが実行されていない場合は、ADADBM の RESET 機能を実行して、ユーティリティコミュニケーションブロックから未使用エントリを削除します。


RESPONSE 247
説明

ユーティリティコミュニケーションブロック内に正しい ID が見つかりません。

対処

ユーティリティはそのままでは再起動できません。ユーティリティのコミュニケーションブロックエントリを削除してから、ユーティリティを再起動します。


RESPONSE 250
説明

機能が実装されていません。

対処

Adabas の次バージョンを使用してください。


RESPONSE 251
説明

ユーティリティコールが無効です。バージョンが一致していません。

対処

ユーティリティとデータベースニュークリアスが同じバージョンかどうかを確認します。担当のサポートセンターにお問い合わせください。


RESPONSE 252
説明

サブルーチンコールが無効です(コーディングエラー)。このレスポンスは、NET-WORK が正しくインストールされていない場合、Adaset Timeout による NET-WORK のタイムアウト設定に対して返されることもあります。

対処

担当のサポートセンターにお問い合わせください。


RESPONSE 253
説明

システムファイルがロードされていないか、矛盾を含んでいます。

対処

ADAVFY を実行して、システムファイルをチェックします。


RESPONSE 255
説明

Adabas ニュークリアスまたはオペレーティングシステムのリソースが十分でないため、Adabas コマンドを処理できません。アディション 2 フィールドの最初の 2 バイトの値には、2 バイトのバイナリ形式で原因が示されます。

対処
値 = 1

アタッチドバッファに利用可能なスペースがありません。LAB(アタッチドバッファの長さ)を大きくしてください。

値 = 2

クライアント ID テーブルに利用可能なスペースがありません。NCL(クライアントスレッド数)パラメータを大きくしてください。

値 = 3

メッセージキューを生成できません。対応するオペレーティングシステムパラメータを増やしてください(詳細については『インストール』マニュアルを参照してください)。

値 = 4~6

内部エラー:システム機能からの予期しないレスポンスコードです。担当のサポートセンターにお問い合わせください。

値 = 7(ADALNKX のみ)

実行可能な ADAMPLNK をロードできません。このモジュールを利用可能にしてください。

値 = 8

拡張アタッチドバッファに利用可能なスペースがありません。LABX(拡張アタッチドバッファの長さ)パラメータの値を大きくします。