機能の説明

次の表では、メニューモードまたは MAINUSER サブプログラムのコマンドとして使用できる SYSMAIN の機能について説明します。メニューモードで使用できる機能には、それぞれ同じ名前の対応コマンドがあります。例外:Terminate

機能/コマンド 説明
List 指定したライブラリの Natural オブジェクトまたはオブジェクトの範囲をリストして、これらのオブジェクトのソースを表示するオプションを提供します。また、この機能を使用すると、現在の Natural システム環境に含まれるライブラリのリストも作成できます。
Find 単一ライブラリまたはライブラリの範囲にある Natural オブジェクトまたはオブジェクトの範囲を検索およびリストして、これらのオブジェクトのソースを表示するオプションを提供します。
Copy Natural オブジェクトをソースライブラリからターゲットライブラリにコピーします。ソースライブラリのオブジェクトは何も変更されません。

コピーされるオブジェクトと同じ名前のオブジェクトがすでにターゲットライブラリに含まれている場合、指定したオブジェクトはコピーされません。ターゲットライブラリのオブジェクトを上書きする場合は、置換オプション(「置換オプションの使用」を参照)を使用します。

Move Natural オブジェクトをソースライブラリからターゲットライブラリに転送します。オブジェクトはソースライブラリから削除され、ターゲットライブラリに追加されます。

コピーされるオブジェクトと同じ名前のオブジェクトがすでにターゲットライブラリに移動されている場合、指定したオブジェクトは移動されません。ターゲットライブラリのオブジェクトを上書きする場合は、置換オプション(「置換オプションの使用」を参照)を使用します。

Delete Natural オブジェクトをソースライブラリから削除します。

メニューモードでは、確認オプションを使用して、削除を確定するか、または取り消すことができます。

Rename 次のいずれかの方法を使用して、オブジェクトに新しい名前を付けます。
  1. ソースライブラリでオブジェクトまたはオブジェクトの範囲の名前を変更します。

  2. オブジェクトまたはオブジェクトの範囲をソースライブラリからターゲットライブラリにコピーして、ターゲットライブラリで名前を変更します。

名前が変更されるオブジェクトと同じ名前のオブジェクトがすでにライブラリに含まれている場合、もともと存在するオブジェクトの名前については変更されません。もともと存在するオブジェクトを上書きする場合は、置換オプション(「置換オプションの使用」も参照)を使用します。

Import インポート機能を使用して、外部ソースから Natural ライブラリにオブジェクト(ファイル)をコピーします。または、オブジェクトハンドラ(関連ドキュメントを参照)のアンロード機能とロード機能を使用することもできます。

オブジェクトをインポートする前に以下の点を考慮する必要があります。

FILEDIR.SAG :

FILEDIR.SAG には、オブジェクト名、プログラミングモード(ストラクチャードまたはレポーティング)、オブジェクトの種類(ソースオブジェクトおよびカタログ化オブジェクトのいずれかまたはその両方)、およびユーザー ID など、Natural で必要な内部ライブラリ情報が含まれています。オブジェクトをインポートすると、ターゲットライブラリのファイルディレクトリ FILEDIR.SAG が自動的に更新され、新たにインポートしたオブジェクトの情報が含まれるようになります。

Natural 以外の機能を使用してオブジェクトを Natural ライブラリにコピーした場合、Natural ではファイルディレクトリ FILEDIR.SAG が更新されないことに注意してください。したがって、このライブラリに含まれるオブジェクトにアクセスすることはできません。

SYSMAIN でインポートするオブジェクトは、Natural で作成しておく必要があります。

Terminate SYSMAIN ユーティリティを終了します。

メニュー機能を使用するか、または MAINUSER サブプログラムで SYSMAIN に発行されるコマンドを使用して、SYSMAIN 機能を実行する手順については、このドキュメントの関連するセクションを参照してください。プログラミングオブジェクトの処理と DDM の処理は似ているため、メニュー機能の手順ではプログラミングオブジェクトの選択についてのみ説明します。