SYSNCP には、コマンドプロセッサの管理機能が用意されています。 Natural Security で定義されたシステム管理者のみが、これらのサービスにアクセスする権限を持ちます。
管理者サービスにアクセスするには
[Processor Source Maintenance]メニューで、ファンクションコード「A」(Administrator Services)を入力します。
Enter キーを押します。
[Administrator Services]画面が表示されます。
09:49:11 ***** NATURAL SYSNCP UTILITY ***** 2000-05-04 User SAG - Administrator Services - Code Function S Select Processor C Copy Processor Source D Delete Processor Source P Print Source/Object/NCP-Buffer U Unload Processor to Work File 3 L Load Processor from Work File 3 F Freeze Processor Source R References from Natural Security ? Help . Exit Code .. _ Name .. SAGTEST_ Library .. SYSNCP__ Command ===> Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Cmd Exit Last List Flip Canc |
注意:
Natural Security がインストールされていない場合、すべてのユーザーが管理者ステータスになることに注意してください。
以下に参考情報を示します。
「プロセッサの選択」を参照してください。
プロセッサソースのコピーでは、プロセッサ全体をコピーするか、または選択したソース(ヘッダー、キーワード、機能、ランタイムアクション定義)のみをコピーするかを選択できます。
コマンドプロセッサをコピーするには
[Administrator Services]メニューで、ファンクションコード「C」を入力します。
Enter キーを押します。
[Copy Processor Source]ウィンドウが開き、ソースおよびターゲット情報が表示されます。
Copy Processor Source Source Target Name ........ SAGTEST_ ________ Library ..... SYSNCP__ SYSNCP__ DBID ........ 10___ 10___ FNR ......... 32___ 32___ Password .... Cipher Key .. Replace ..... NO_ |
[Source]側のフィールドに、コピーするプロセッサの名前、プロセッサが保存されているライブラリ、データベース ID(DBID)、およびファイル番号(FNR)を入力します。 デフォルト値は[Administrator Services]メニューで指定したプロセッサです。
[Target]側のフィールドには、コピー先のプロセッサの名前、コピーしたプロセッサを保存するライブラリ、データベース ID(DBID)、およびファイル番号(FNR)を入力します。
ソースファイルやターゲットファイルがパスワードとサイファキーの両方またはいずれかで保護されている場合には、[Cipher Key]フィールドに適切なパスワードとサイファキーの両方またはいずれかを入力します。
ターゲット環境のプロセッサを上書きする場合は、[Replace]フィールドに「YES
」を入力します。 このフィールドのデフォルトは NO
です。
Enter キーを押します。
ソースを選択するための次のようなウィンドウが表示されます。
Copy Processor Source Mark Copy Source Target ---- ----------------------------- ------ ------ _ Header ...................... yes no _ Keywords .................... yes no _ Functions ................... yes no Runtime Action Definitions .. no no Source Name SAGTEST Library SYSNCP DBID 10 FNR 32 Target Name TEST2 Library SYSNCP DBID 10 FNR 32 Replace ... NO |
該当する[Mark]フィールドに任意の文字を入力して、コピーするソースを選択します。
Enter キーを押します。
この機能は、プロセッサソースを削除するために使用します。
コマンドプロセッサを削除するには
[Administrator Services]メニューで、ファンクションコード「D」を入力します。
Enter キーを押します。
[Delete Processor Source]ウィンドウが表示されます。
削除するプロセッサの名前、プロセッサが保存されているライブラリ、データベース ID、およびファイル番号を指定します。 ファイルがパスワードとサイファキーの両方またはいずれかによって保護されている場合、適切なパスワードとサイファキーの両方またはいずれかを入力する必要があります。
Enter キーを押します。
削除するソースを選択するための次のようなウィンドウが表示されます。
Delete Processor Source Mark Delete Available ---- ----------------------------- --------- _ Header ...................... yes _ Keywords .................... yes _ Functions ................... yes _ Runtime Action Definitions .. yes Name SAGTEST Library SYSNCP DBID 10 FNR 32 |
各プロセッサソース(ヘッダー、キーワード、機能、ランタイムアクション定義)の右側にあるフィールドは、ソースが存在するかどうかを示しています。 コマンドプロセッサの作成は累積的な処理であるため、あるソースを削除する場合、そのソースをベースにしているソースもすべて削除する必要があります。 例えば、上の画面で、機能のソースを削除する場合は、ランタイムアクション定義のソースも削除する必要があります。
[Available]と示されている各ソースを選択するには、該当する[Mark]フィールドに任意の文字を入力します。
Enter キーを押します。
プロセッサソースの他に、プロセッサオブジェクトおよび NCP バッファもプリントできます。
コマンドプロセッサ項目をプリントするには
[Administrator Services]メニューで、ファンクションコード「P」を入力します。
ENTER キーを押します。
[Print Source/Object/NCP-Buffer]ウィンドウが表示されます。
プリントするプロセッサの名前、プロセッサが保存されているライブラリ、データベース ID、およびファイル番号を指定します。 ファイルがパスワードとサイファキーの両方またはいずれかによって保護されている場合、適切なパスワードとサイファキーの両方またはいずれかを入力する必要があります。
Enter キーを押します。
プリントする項目を選択するための次のようなウィンドウが表示されます。
Print Source/Object/NCP-Buffer Mark Print Available ---- ----------------------------- --------- _ Header ...................... yes _ Keywords .................... yes _ Functions ................... yes _ Runtime Action Definitions .. yes _ Processor Object ............ yes NCP-Buffer .................. no Printer ..................... ________ Name SAGTEST Library SYSNCP DBID 10 FNR 32 |
各プロセッサソース(ヘッダー、キーワード、機能、ランタイムアクション定義)の右側にあるフィールドは、項目が存在するかどうかを示しています。
[Printer]フィールドに入力できる値は、論理プリンタ ID、VIDEO、または SOURCE です。『ステートメント』ドキュメントの DEFINE PRINTER も参照してください。
該当する[Mark]フィールドに任意の文字を入力してプリントする項目を選択し、[Printer]フィールドに論理プリンタ名、あるいは「VIDEO」または「SOURCE」を入力します。
Enter キーを押します。
コマンドプロセッサをアンロードするには
[Administrator Services]メニューで、ファンクションコード「U」を入力します。
Enter キーを押します。 [Unload Processor to Work File 3]ウィンドウが表示されます。
Unload Processor to Work File 3 Source Target Name ........ SAGTEST_ Library ..... SYSNCP__ SYSNCP__ DBID ........ 10___ FNR ......... 32___ Password .... Cipher Key .. Report ...... NO_ |
[Source]側のフィールドに、アンロードするプロセッサの名前、プロセッサが存在するライブラリ、データベース ID、およびファイル番号を入力します。デフォルト値は[Administrator Services]メニューで指定したプロセッサです。 ファイルがパスワードとサイファキーの両方またはいずれかで保護されている場合は、適切なパスワードとサイファキーの両方またはいずれかを入力します。
レポートを出力する場合は、[Report]フィールドに「YES
」を入力します。 デフォルトは NO
です。 ファイル拡張子を使用する必要はありません。 拡張子を使用する場合は、ファイル拡張子 ".sag" を使用する必要があります。
Enter キーを押します。
プロセッサをアンロードすると、すべてのプロセッサソース(ヘッダー、キーワード、機能、ランタイムアクション定義)がワークファイル 3 に書き込まれます。
注意:
あるハードウェアプラットフォームから別のハードウェアプラットフォームにコマンドプロセッサを転送するには、オブジェクトハンドラを使用します。
コマンドプロセッサをロードするには
[Administrator Services]メニューで、ファンクションコード「L」を入力します。
Enter キーを押します。
プロセッサをワークファイル 3 から Natural ライブラリにロードするための[Load Processor from Work File 3]ウィンドウが表示されます。
Load Processor from Work File 3 Replace existing processors .. N Produce load report .......... NO_ |
ロードするプロセッサで同じ名前を持つ既存のプロセッサを置き換えるかどうかを、[Replace existing processors]フィールドに「Y」または「N」(デフォルトは N)を入力して指定します。
レポートを出力する場合は、[Produce load report]フィールドに「YES
」(デフォルトは NO
)を入力します。
Enter キーを押します。
注意:
プロセッサ名とプロセッサのロード先のライブラリはワークファイルから取得されます。
プロセッサを現在の状態でフリーズして、ユーザーがこれ以上修正できないようにすることができます。
コマンドプロセッサをフリーズするには
[Administrator Services]メニューで、ファンクションコード「F」を入力します。
Enter キーを押します。 [Freeze Processor Source]ウィンドウが表示されます。
フリーズするプロセッサの名前、プロセッサが保存されているライブラリ、データベース ID、およびファイル番号を指定します。 ファイルがパスワードとサイファキーの両方またはいずれかによって保護されている場合、適切なパスワードとサイファキーの両方またはいずれかを入力する必要があります。
Enter キーを押します。
次に表示されるウィンドウで、プロセッサソースの修正を許可するかまたは禁止するかを Y または N で指定します。 デフォルトは Y です。
Enter キーを押します。
この機能は、Natural Security が稼働している環境でのみ有効です。 この機能を使用して、Natural Security から機能のセキュリティの参照を削除します。
Natural Security でプロセッサに対する機能のセキュリティを定義すると、自動的に参照が作成されます。 これらの参照はプロセッサソースとともに、FSEC ではなく、FNAT/FUSER システムファイルに保存されます。
Natural Security 機能から参照を呼び出すには
[Administrator Services]メニューで、ファンクションコード「R」を入力します。
Enter キーを押します。
[Delete References]ウィンドウが表示されます。
プロセッサの名前、プロセッサが保存されているライブラリ、データベース ID、およびファイル番号を指定します。 ファイルがパスワードとサイファキーの両方またはいずれかによって保護されている場合、適切なパスワードとサイファキーの両方またはいずれかを入力する必要があります。
Enter キーを押します。
次に表示されるウィンドウで、主参照、機能参照、および補助参照を削除できます。
コマンドプロセッサの機能のセキュリティの詳細については、『Natural Security』ドキュメントの「機能のセキュリティ」を参照してください。