セッションプロファイルとは、ユーザー定義が可能なデフォルトの集合のことです。セッションプロファイルによって、SYSNCP 画面の表示方法または入力に対する SYSNCP の応答方法が決定されます。 セッションプロファイルでは、例えば、セッションに対するデフォルトのコマンドプロセッサ、または画面属性に割り当てる色を定義できます。 SYSNCP には、すべての新規ユーザーに発行される STANDARD という標準セッションプロファイルがあります。 必要に応じて、複数の異なるセッションプロファイルを作成し、有効にすることができます。
SYSNCP の管理者は、SYSNCP 内のどのセッションプロファイルでもアクセスおよび修正できます。 その他のユーザーもすべてのセッションプロファイルにアクセスできますが、修正できるのは自分のユーザー ID で作成されたセッションプロファイル、または自分のユーザー ID と同じ名前をもつセッションプロファイルのみです。
セッションプロファイルを定義または修正するには
[Processor Source Maintenance]メニューのコマンド行から PROFILE
コマンドを発行します。
3 つのセッションプロファイルメンテナンス画面のうちの最初の画面が表示されます。
以下に参考情報を示します。
標準プロファイル STANDARD またはシステム変数 *USER の値が、デフォルトのプロファイル名として使用されます。
新規セッションプロファイルを定義するとき、パラメータおよび属性はデフォルト値になっています。 必要に応じてこれらのデフォルト値を修正し、新しい名前を入力して PF5 キーを押すことで、これらの値を保存できます。
各プロファイル画面の[Session Profile Name]フィールドは、入出力フィールドになっています。 そのため、[Profile Name]フィールドに別のプロファイル名を入力して PF5 キーまたは PF4 キーをそれぞれ押すことで、これらのどの画面からでもそのプロファイルを定義、読み込み、または保存することができます。
最初のプロファイルメンテナンス画面では、以下のフィールドを修正できます。
フィールド | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|
Apply Terminal Control 1 | 起動時に SYSNCP によって発行される SET CONTROL ステートメントのパラメータを入力します。
例えば、このフィールドのいずれかに「Z」を入力すると、SYSNCP により |
||||
Apply Terminal Control 2 | |||||
Default Processor Name | このセッションで使用するデフォルトのコマンドプロセッサ名。 | ||||
Default Processor Library | コマンドプロセッサを保存するために使用する Natural ライブラリ。 | ||||
Cancel Reaction |
要求された修正を完了しないで CANCEL コマンドを発行した場合に必ず警告を発行するかどうかを指定します。
|
||||
Clear Key Allowed |
クリアキーの使用を許可するかどうかを指定します。
|
||||
Default Cursor Position |
カーソル位置を指定します。
|
||||
Exec/Display Last Command |
LAST コマンドで実行される処理を指定します。
|
2 番目のプロファイルメンテナンス画面では、さまざまな画面属性に色を割り当てることや、既存の色の割り当てを上書きすることができます。
以下のカラーコードを指定して、色を割り当てます。
コード | 色 |
---|---|
BL | 青 |
GR | 緑 |
NE | デフォルト色 |
PI | ピンク |
RE | 赤 |
TU | 空色 |
YE | 黄色 |
画面属性に対する色の割り当てについては、『端末コマンド』ドキュメントの端末コマンド %= も参照してください。
3 番目のプロファイルメンテナンス画面で指定できる属性は次のとおりです。
フィールド | 説明 |
---|---|
Message Line Position | メッセージを表示する行。 推奨値は 21 です。 詳細については、『端末コマンド』ドキュメントの端末コマンド %M も参照してください。 |
Text for PF5 Key | PF5 ファンクションキーは、グローバルな用途(セッション単位)のために予約されています。 PF キー行に表示される PF5 キーのテキストをこのフィールドに入力できます。 |
Command for PF5 Key | PF5 ファンクションキーは、グローバルな用途(セッション単位)のために予約されています。 PF5 キーを押したときに実行されるコマンドを、このフィールドに入力できます。 |
また、画面には、このプロファイルを最後に修正した日付およびユーザーも表示されます。