バージョン 4.2.5
 —  ユーティリティ  —

プロファイル設定

Natural には、現在のオブジェクトハンドラユーティリティ環境のデフォルト設定をカスタマイズするオプションが用意されています。 このために、Natural システムライブラリ SYSOBJH にはテキストメンバ PROFILE があります。 PROFILE は、フラグやオプションの環境固有のデフォルト値を指定するために使用します。これらは、対応するオブジェクトハンドラ画面を入力するときに表示されます。

Start of instruction set 個々のプロファイル設定を有効にするには

  1. テキストオブジェクト PROFILE を PROFILES という名前でライブラリ SYSOBJH に保存します。

  2. テキストオブジェクト PROFILES で必要なパラメータを設定し、変更内容を保存します。

  3. オブジェクトハンドラを起動して、PROFILES を有効にします。

    有効になると、「Defaults from SYSOBJH profile (PROFILES) read.」という Natural 確認メッセージが表示されます。

Start of instruction set 個々のプロファイル設定を無効にするには

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


PROFILES の編集

次のセクションでは、テキストオブジェクト PROFILES の編集に関する一般的な手順を示します。

アスタリスク(*)または /* で始まる空行はコメントとみなされるため、無視されます。

各行の長さは 90 バイト以内に制限されています。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。

一般的な設定およびユーザー固有の設定

すべてのユーザーに適用される一般的なプロファイル設定を指定したり、単一ユーザーにのみ適用される個々のプロファイル設定を指定したりできます。

一般設定に使用するパラメータは、[General-Start] および [General-End] で区切られたブロック内に入力します。

個々の設定に使用するパラメータは、任意の個数のユーザー固有ブロック内に入力します。各ユーザー固有ブロックは、[User-Start UID-EXAM] および [User-End UID-EXAM] で区切られ、UID-EXAM は Natural システム変数 *USER によって割り当てられるユーザー ID を表します(『システム変数』ドキュメントを参照)。 各ユーザー固有ブロックは、ブロックの区切り内で入力された ID を持つユーザーに対してのみ適用されます。

ユーザー固有ブロックで行ったパラメータ設定は、一般ブロックで行ったパラメータ設定よりも優先されます。

ユーザー固有ブロックの例

[User-Start SAG]
  Advanced-Mode             Y 
  Option-Write-Report       N
[User-End SAG]

上記の例では、一般ブロックで行った対応する設定に関係なく、ユーザー SAG に対しては、メインメニュー[Advanced mode]フィールドが有効である(選択されている)として表示され、オブジェクトハンドラの[Options]画面では[Write report]フィールドが無効である(選択されていない)として表示されます。

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パラメータ指定

下の表に、PROFILE に含まれるパラメータ、入力可能な値、およびパラメータが適用されるオブジェクトハンドラ機能を示します。 また、パラメータの簡単な説明または『オブジェクトハンドラ』ドキュメントの該当する参照セクションも示します。 デフォルトのパラメータ値は、下線付きで示しています。

パラメータ 設定可能値 機能

説明/
ドキュメントのセクション

Advanced-Mode

N(No)
または
Y(Yes)

アンロード
ロード
スキャン

機能」の「上級ユーザー

Display-Cmd-in-Advanced-Mode

N
または
Y

アンロード
ロード
スキャン

上級ユーザーモードで実行される機能用に生成されたオブジェクトハンドラコマンドを表示します。
Display-ExecutionMsg

N
または
Y

アンロード
ロード
スキャン

処理ステータスが表示されるウィンドウを有効にします。
Workplan-Library

WORKPLAN
または
他の任意のワークプランライブラリ

アンロード
ロード
スキャン
管理

ワークプラン」および
ワークプランライブラリの変更」(「管理」)

Workplan-Library-DBID

0(現在の FNAT/FUSER)
または
他の任意の Adabas データベース ID(DBID)

アンロード
ロード
スキャン
管理

「ワークプランライブラリの変更」

Workplan-Library-FNR

0(現在の FNAT/FUSER)
または
他の任意の Adabas ファイル番号(FNR)

アンロード
ロード
スキャン
管理

「ワークプランライブラリの変更」

TRACE

N
または
Y

アンロード
ロード
スキャン

ツール」の「トレース

TRACE-TARGET

S(Screen)
または
W(Work file)

アンロード
ロード
スキャン

「トレース」

Option-Replace

N
または
Y
または
O(Obsolete)
E(Except)

ロード

設定」の「置換オプション

Option-TRANSFER-FORMAT

N
または
Y

アンロード
ロード
スキャン

ワークファイル」の「ワークファイルフォーマット

Option-TR-INCLUDE-LINE-NUMBERS

N
または
Y

アンロード

転送オプション」の「Include line numbers

Option-TR-SUBSTITUTE

N
または
Y

アンロード

転送オプション」の「Substitute line numbers

Option-TR-TRANSLATE-TO-UPPER

N
または
Y

ロード

その他のオプションの設定」の「Translate to upper case

Option-TR-USE-CONVERSION-TABLE

N
または
S(System table)
または
U(User table)

アンロード
ロード

転送オプション」の「Use conversion table

Option-TR-CONV-TABLE-NAME-LOAD

OTNCONEA
または
ユーザー記述サブプログラム

ロード 「Use conversion table」
Option-TR-CONV-TABLE-NAME-UNLD

OTNCONAE
または
ユーザー記述サブプログラム

アンロード 「Use conversion table」
Option-Write-Report

N
または
Y

アンロード
ロード
スキャン

ツール」の「レポート

ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write report

Option-Write-Restart-Info

N
または
Y

ロード

ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write restart information

USE-OPTION-WORKPLAN

N
または
Y

アンロード
ロード
スキャン

「ワークプラン」
OPTION-WORKPLAN-Name

OPTIONWP
または
タイプ OPTION の他の任意のワークプラン

アンロード
ロード
スキャン

「ワークプラン」
USE-PARAMETER-WORKPLAN

N
または
Y

アンロード
ロード

「ワークプラン」
PARAMETER-WORKPLAN-Name

PARAWPLN
または
タイプ PARAMETER の他の任意のワークプラン

アンロード
ロード

「ワークプラン」
WORK-FILE-1-Name PC ファイルに使用されるワークファイル(ワークファイル 7)。

アンロード
ロード
スキャン

「ワークファイル」

適用されるのは、Entire Connection がインストールされている場合に限られます。

Report-File-Name レポートに使用される、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。

アンロード
ロード
スキャン

ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write report

Restart-File-Name 再スタート情報に使用される、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。 ロード

ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write restart information

Trace-File-Name トレースに使用される、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。 すべての機能

ツール」の「トレース

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