Natural には、現在のオブジェクトハンドラユーティリティ環境のデフォルト設定をカスタマイズするオプションが用意されています。 このために、Natural システムライブラリ SYSOBJH にはテキストメンバ PROFILE があります。 PROFILE は、フラグやオプションの環境固有のデフォルト値を指定するために使用します。これらは、対応するオブジェクトハンドラ画面を入力するときに表示されます。
個々のプロファイル設定を有効にするには
テキストオブジェクト PROFILE を PROFILES
という名前でライブラリ SYSOBJH に保存します。
テキストオブジェクト PROFILES で必要なパラメータを設定し、変更内容を保存します。
オブジェクトハンドラを起動して、PROFILES を有効にします。
有効になると、「Defaults from SYSOBJH profile (PROFILES) read.
」という Natural 確認メッセージが表示されます。
個々のプロファイル設定を無効にするには
テキストオブジェクト PROFILES をライブラリ SYSOBJH から削除します。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
次のセクションでは、テキストオブジェクト PROFILES の編集に関する一般的な手順を示します。
アスタリスク(*)または /*
で始まる空行はコメントとみなされるため、無視されます。
各行の長さは 90 バイト以内に制限されています。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
すべてのユーザーに適用される一般的なプロファイル設定を指定したり、単一ユーザーにのみ適用される個々のプロファイル設定を指定したりできます。
一般設定に使用するパラメータは、[General-Start]
および [General-End]
で区切られたブロック内に入力します。
個々の設定に使用するパラメータは、任意の個数のユーザー固有ブロック内に入力します。各ユーザー固有ブロックは、[User-Start UID-EXAM]
および [User-End UID-EXAM]
で区切られ、UID-EXAM は Natural システム変数 *USER
によって割り当てられるユーザー ID を表します(『システム変数』ドキュメントを参照)。 各ユーザー固有ブロックは、ブロックの区切り内で入力された ID を持つユーザーに対してのみ適用されます。
ユーザー固有ブロックで行ったパラメータ設定は、一般ブロックで行ったパラメータ設定よりも優先されます。
[User-Start SAG] Advanced-Mode Y Option-Write-Report N [User-End SAG]
上記の例では、一般ブロックで行った対応する設定に関係なく、ユーザー SAG に対しては、メインメニューで[Advanced mode]フィールドが有効である(選択されている)として表示され、オブジェクトハンドラの[Options]画面では[Write report]フィールドが無効である(選択されていない)として表示されます。
下の表に、PROFILE に含まれるパラメータ、入力可能な値、およびパラメータが適用されるオブジェクトハンドラ機能を示します。 また、パラメータの簡単な説明または『オブジェクトハンドラ』ドキュメントの該当する参照セクションも示します。 デフォルトのパラメータ値は、下線付きで示しています。
パラメータ | 設定可能値 | 機能 |
説明/ |
---|---|---|---|
Advanced-Mode |
|
アンロード |
「機能」の「上級ユーザー」 |
Display-Cmd-in-Advanced-Mode |
|
アンロード |
上級ユーザーモードで実行される機能用に生成されたオブジェクトハンドラコマンドを表示します。 |
Display-ExecutionMsg |
|
アンロード |
処理ステータスが表示されるウィンドウを有効にします。 |
Workplan-Library |
|
アンロード |
「ワークプラン」および |
Workplan-Library-DBID |
|
アンロード |
|
Workplan-Library-FNR |
|
アンロード |
|
TRACE |
|
アンロード |
「ツール」の「トレース」 |
TRACE-TARGET |
|
アンロード |
|
Option-Replace |
|
ロード |
「設定」の「置換オプション」 |
Option-TRANSFER-FORMAT |
|
アンロード |
「ワークファイル」の「ワークファイルフォーマット」 |
Option-TR-INCLUDE-LINE-NUMBERS |
|
アンロード |
「転送オプション」の「Include line numbers」 |
Option-TR-SUBSTITUTE |
|
アンロード |
「転送オプション」の「Substitute line numbers」 |
Option-TR-TRANSLATE-TO-UPPER |
|
ロード |
「その他のオプションの設定」の「Translate to upper case」 |
Option-TR-USE-CONVERSION-TABLE |
|
アンロード |
「転送オプション」の「Use conversion table」 |
Option-TR-CONV-TABLE-NAME-LOAD |
|
ロード | 「Use conversion table」 |
Option-TR-CONV-TABLE-NAME-UNLD |
|
アンロード | 「Use conversion table」 |
Option-Write-Report |
|
アンロード |
「ツール」の「レポート」 「ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write report」 |
Option-Write-Restart-Info |
|
ロード |
「ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write restart information」 |
USE-OPTION-WORKPLAN |
|
アンロード |
「ワークプラン」 |
OPTION-WORKPLAN-Name |
|
アンロード |
「ワークプラン」 |
USE-PARAMETER-WORKPLAN |
|
アンロード |
「ワークプラン」 |
PARAMETER-WORKPLAN-Name |
|
アンロード |
「ワークプラン」 |
WORK-FILE-1-Name |
PC ファイルに使用されるワークファイル(ワークファイル 7)。 |
アンロード |
「ワークファイル」
適用されるのは、Entire Connection がインストールされている場合に限られます。 |
Report-File-Name |
レポートに使用される、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。 |
アンロード |
「ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write report」 |
Restart-File-Name |
再スタート情報に使用される、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。 | ロード |
「ワークファイルオプション/レポートオプション」の「Write restart information」 |
Trace-File-Name |
トレースに使用される、ワークプランライブラリに保存されたテキストメンバの名前。 | すべての機能 |
「ツール」の「トレース」 |